フリーターに将来性はある?正社員になる方法やメリットを紹介!
フリーターに将来はある?と現状に悩んでいる人向けに、現役の転職エージェントがお答えします。
その他、生涯年収についてやメリット、正社員になる方法、ブラック企業の見分け方、体験談についても紹介しています。
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フリーターには将来性がないと言われる理由6点
「自分の将来はどうなってしまうんだろう」と、現状フリーターでいることを不安に思う人も多いと思います。
なぜ「フリーターには将来性がない」と言われてしまうのか、その理由を以下で紹介していきます。
フリーターには将来性がないと言われる理由
貯金しづらい
国税庁の「令和2年分民間給与実態統計調査」によると、非正規雇用と呼ばれるフリーターの平均年収は176万円で、正規雇用と呼ばれる正社員の平均年収は496万円となっています。
月収に換算するとフリーターは約15万円、正社員はボーナスが年に2回支給されることが多いため、ボーナスを給料1ヶ月分として換算し、14ヶ月で割ると約35万円です。
賃貸・部屋探し情報のCHINTAIネットによると、フリーターの生活費は約15万円となっています。
正社員は生活にゆとりがあるため、切り詰めなくても月に5万円の貯金ができ、お金をあまり使わない人であれば10万円の貯金もできます。
しかし、フリーターは月に1万、2万貯金できるかどうかです。
正社員とフリーターの生涯年収の違いについては以下で紹介しますので、読みたい場合はこちらをタップしてください。
また、フリーターがお金を稼ぐコツについて知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
結婚しづらい
総務省発表の平成29年就業構造基本調査によると、男性のフリーターほど有配偶者率が低いと指摘されています。
上記は「年齢階層別にみた有業・無業状況、個人年収別有配偶率」という資料です。
上記の資料によると、正社員は、30代前半から有配偶者率が57.2%まで高まっていますが、フリーターは12.0%と低いままです。
具体的な年収でいうと、30代以上で年収200〜299万、20代であれば150〜249万円だと有配偶者率が低いです。
どの年代も年収が高いほど有配偶者率が高くなっているので、年収が低いフリーターは結婚がしづらいことがわかります。
実際にこの記事を読んでいるフリーターの男性も「彼女との結婚を考えているけれどフリーターだから踏み出せない」という人が多いのではないでしょうか?
「結婚したら子供も…」と考えている人もいると思いますが、一般的に子供1人あたりの養育費が2500〜4000万円と言われており、フリーターのままだと自分や配偶者だけでなく、子供の未来も不安なのが現状です。
歳を増すごとに仕事がツライ
20代、30代は体力もあるので、キツイ仕事でも頑張って働けますが、40代や50代になると同じような働き方はできません。
20代なら朝から晩まで複数のアルバイトを掛け持ちすることができますが、20年、30年続けることは体力的に厳しいです。
また、病気や怪我などによって働けない期間が出てきてしまうと、その分収入が減ってしまいます。
働いても毎月の生活がギリギリのフリーターは、しっかりと療養することもできず、体を壊しながら働くことになるかもしれません。
さらに、老後に関しても退職金や厚生年金もないため、余裕を持って生活することは難しくなります。
20代だと、老後のことはまだまだ先のことで考えられないかもしれませんが、自分の将来・未来を考えるのであれば少しでも老後のことを頭に入れておくべきです。
フリーターのまま老後を迎えるリスクについては、以下の記事も参考にしてください。
雇用が安定しない
フリーターは、雇用主から一方的に雇用を解雇される可能性があります。なぜなら、フリーターの雇用は会社の経営状態や景気に左右されやすいからです。
会社の業績が悪化した場合、真っ先にフリーターが解雇の対象となってしまうのが現状です。また、契約が満了しても更新できず、そのまま解雇されてしまうケースもあります。
社会的信用が低い
フリーターは、雇用が安定していないため社会的信用度が低いです。ちなみに、社会的信用度が低いと以下のようなデメリットがあります。
社会的信用度が低いことで起こるデメリット
- 住宅や自動車を購入する際にローンが組めない
- クレジットカードの審査が通りにくい
- 賃貸契約で信用会社を利用する必要がある
正社員は会社に所属して働き続けているので、社会的信用度は高く、上記のようなデメリットも起こりません。
フリーターから抜け出せない
20代のうちは正社員として就職しやすいですが、フリーターのまま30代に入ってしまうとなかなか抜け出せなくなります。
フリーターから抜け出すのが難しい理由としては、30代フリーターは20代フリーターよりも将来的な成長が期待できないので、ポテンシャルで採用しにくいと考えている企業が多いからです。
また、求人企業は30代以上に即戦力として活躍できるスキル・経験・マネジメント能力を求めているので、30代以降で未経験OKの求人は少なくなっています。
そのため一生フリーターでいることはかなりのリスクがあり、悲惨な末路へとつながる恐れもあるのです。
そんなリスクや解決方法について以下の記事で詳しく書いています。是非参考にしてください。
フリーターと正社員の生涯年収は1億円以上の差が出る
ユースフル労働統計の「2018年度労働統計加工指標集」によると、フリーターと正社員の生涯年収の差は学歴にもよりますが、約1億円以上の違いがあります。
約1億円以上もの差が生じる理由として、正社員にはボーナスや退職金があるからです。また、昇給制度によって年収が上がるチャンスがあります。
詳しい年収の違いは、以下の表でご紹介します。
フルタイムのフリーターを続けた場合の生涯年収 | ||
---|---|---|
男 | 中卒 | 1億4千万円 |
高卒・高専・短大卒 | 1億3千万円 | |
大学・大学院卒 | 1億6千万円 | |
女 | 中卒・高卒 | 1億円 |
高専・短大卒 | 1億1千万円 | |
大学・大学院卒 | 1億2千万円 |
正規雇用の生涯年収 | ||
---|---|---|
男 | 中卒 | 2億円 |
高卒・高専・短大卒 | 2億1千万円 | |
大学・大学院卒 | 2億7千万円 | |
女 | 中卒 | 1億4千万円 |
高卒 | 1億5千万円 | |
高専・短大卒 | 1億8千万円 | |
大学・大学院卒 | 2億2千万円 |
フリーターと正社員の年収や、ぶっちゃけどちらがラクなのかについて、詳しく知りたい人は以下の記事も読んでみてください。
フリーターのままでいるメリット
フリーターのままでいることは、デメリットばかりではありません。
以下のようなメリットもあります。
フリーターのままでいるメリット
- 精神的に仕事がラク
- 気軽にジョブチェンジできる
- 時間を自由に使える
- たくさん働くほど収入が増える
仕事上のトラブルやクレーム対応は基本的に正社員がするので、仕事へのプレッシャーが少なく、精神的にラクというメリットがあります。
また、アルバイト先にもよりますが、履歴書を提出して面接を受けて、採用されればジョブチェンジができるので、簡単でリスクが少ないです。
アルバイトのシフトは自由で融通が効く場合が多いので、趣味や勉強に時間を使ったりできます。
時給制のアルバイトがほとんどなので、労働時間を増やせば収入を増やせますし、掛け持ちも可能です。
フリーターのメリットについてもっと詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
フリーターが正社員になる方法【年代別】
フリーター
末永
なぜなら、年齢によって就職難易度が大きく変わってくるからです。
フリーターとして働き続ける覚悟があればいいですが、ほとんどの人はそのような覚悟はありませんよね。
収入がなくなった際、頼りになる年金や生活保護はどんどん支給額が減っており、将来受給できるかもわからない状態なので、今すぐ行動しましょう!
末永
20代なら就職エージェントがおすすめ
20代は、フリーターの就職支援に特化したエージェントを利用する方法があります。
フリーターの就職に強いエージェントは、今まで多くのフリーターを正社員にしてきた実績があります。
実績に基づいたノウハウでサポートしてくれるため、内定獲得率は80%を超えています。
就職エージェントでは、以下のようなサポートが受けられます。
- ブラック企業を徹底排除した求人の紹介
- 履歴書・職務経歴書の作成アドバイス
- 応募企業に合わせた面接対策
- ビジネスマナー講座などを受けられる
- 面接などのスケジュール調整
- 入社後のアフターフォロー
世の中にはたくさんの就職エージェントがありますが、以下はとくにフリーターにおすすめの3社です。
フリーターのままだと将来が不安だと感じている人は、無料で相談できるので利用してみるのもアリです。
正社員経験が少ない人におすすめエージェント
30代以上なら公的就労支援を利用する
30代前半であれば、上記で紹介した就職エージェントでもサポートしてもらえる可能性はありますが、30代後半以降は厳しくなるので、ハローワークや職業訓練校を利用したほうが正社員になりやすいです。
ハローワークでは相談員が将来のキャリアや希望を聞いてくれたり、面接を受けるための紹介状を用意してくれます。
求人は無料で掲載できるため、取り扱い数でいうと就職エージェントよりも多いです。ただ、ブラック企業の求人も混ざっているので、情報収集しながら見極める必要があります。
ちなみに職業訓練校では、就職に必要なスキルや知識・経験の取得を支援しており、業界や職種別に希望する講座を受講することができます。
時間をかけてでも、まずは自分自身がどの業界や職種を目指しているのかを明確にしましょう。
ハローワークの利用方法などについて、詳しく知りたい人は以下の記事も読んでみてください。
フリーターが気になるブラック企業の見分け方
フリーター
どうやったらブラック企業とホワイト企業を見分けられますか?
末永
企業の知名度はなかったとしても、優良な企業へ就職できます。ブラック企業へ就職したくないフリーターの人向けに、求人情報からブラック企業を見分ける3つのポイントをご紹介します。
以下の3つのうち、2つ以上当てはまるようであれば、ブラック企業の可能性が高いです。
- 相場より給与が異様に高い
- 募集期間が長く、従業員の数に対して求人が多い
- 未経験歓迎、学歴・職歴不問など応募条件がゆるい
末永
ハローワークはブラック企業の求人も掲載している場合があるので、ハローワークを利用する際は上記のポイントを意識するようにしてくださいね。
ブラック企業の見分け方について、もう少し詳しく知りたい人は以下の記事もおすすめです。
フリーターから正社員になった人の体験談
実際にフリーターから正社員になった人は、どう思っているのか体験談をまとめました。
正社員を目指そうか悩んでいる人、正社員に少しでも不安な気持ちがある人は参考にしてください。
【フリーター 男性】
僕は高卒でフリーターをやっていましたが、親に心配をかけたくないという気持ちから正社員を目指し、無事に内定をいただきました。
僕のように、中卒や高卒で正社員になるのは難しいんじゃないかと諦めている人もいると思いますが、正社員は目指せます。
確かに大卒の人と比べると肩書きでは劣ってしまうかもしれませんが、いかに自分を上手くアピールするかが勝負です!
出典:Yahoo!知恵袋
【フリーター 女性】
「女だからいつか結婚するし正社員にならなくていい」と思っていたのですが、20代半ばになって自分の未来が不安になってきたので、フリーターから抜け出すために就職活動を始めました。
学歴には自信がないし、資格も持っていないし、自分みたいな人が正社員として働けるのかがとても不安でした。
アルバイトだとしても、同じ職場で5年以上頑張ってきたことをアピールしたら正社員として採用が決定したので、フリーターの人は今やっているアルバイトで頑張っていることなどをアピールしてみると良いかもしれません。
出典:Yahoo!知恵袋
フリーターからのQ&A
フリーターの人からの質問に回答していますので、参考にしてみてください。
フリーターの人数は?
相談者
末永
自由な働き方が増えつつありますが、実はフリーターは年々減少傾向にあり、昨年比で2万人減っています。
ただし、総務省統計局の調査は若年層が対象となっているので、35歳以上の人を含めると、もう少し増えるかと思います。
面接で作り話はしていいの?
相談者
末永
自分がどうしてフリーターでいるのか、現状を分析して、事実ベースで採用担当者に話してください。
作り話をすると話の辻褄が合わず、採用担当者からの質問に悩んでしまい「この人を正社員として採用するのは厳しい」と判断されて、お見送りになってしまいますよ。
将来を考えてフリーターを卒業したいと思った人へ
この記事を読んで「やっぱりフリーターのままは将来が不安」「このままフリーターから抜け出せないのはイヤだ」と思った人がいるかと思います。
自分がやりがいを感じながら楽しく働ける企業や、自分とマッチした企業で働きたいのであれば、就職エージェントを利用してプロの手を借りるのもアリです。
就職エージェントは、これまで何人ものフリーターをサポートし、正社員にしてきた実績があります。
以下は私が厳選した、フリーターの人におすすめしたい就職エージェントです。
無料で気軽に相談できるので、フリーターから抜け出したいと思った人は利用してみてください。
既卒・正社員経験が少ない人向けの転職エージェント
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