大学中退したら人生終了?中退後のキャリアや就職を成功させる方法も解説!
大学を中退しても人生は終了しません!
この記事では、大学中退後の進路や就職を成功させる方法を解説しています。
中退をするメリットとデメリットに関しても解説しているので、後悔のない決断ができるように参考にしてみてくださいね。
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大学を中退しても人生は終了しない
大学を中退すると、その後の人生がうまくいかなくなってしまうと考える人も多いかと思います。しかし、大学を中退しても人生は終了しません。
前提として、大学は人生において必須ではありません。文部科学省によると、2024年の大学進学率は59.1%です。大学に進学しなくても立派に生活している人が大勢います。
しかし、もちろん大学を中退することには、メリットとデメリットがあります。大学を中退するかどうかは、メリットとデメリットを踏まえて慎重に判断しましょう。
大学を中退するメリット
ここでは、大学を中退するメリットを4つ紹介します。
学費の支払いが不要になる
まず、学費の支払いが不要になります。
大学に通うには、高額な費用がかかっています。
文部科学省によると、国立大学と私立大学の学費はそれぞれ平均約242万5000円、平均約469万円となっています。
交通費やテキスト代を考慮すると、より多くの費用が掛かっています。大学を中退すると、このような費用を支払う必要がなくなります。
他のことに専念する時間ができる
大学を中退すると他のことに専念する時間が出来ます。
例えば、2年で公認会計士の資格を取りたいと考えたとします。
公認会計士の資格取得に必要な勉強時間は、3500時間と言われています。この場合2年間1日も休まず勉強したとして、1日に必要な勉強時間は、約4.7時間です
一方で大学生活は、授業や課外活動やアルバイトなどで忙しくなることも珍しくありません。
大学中退を選択することで、勉強時間を確保できるというメリットもあるでしょう。
時間の使い方や作業効率を見直すことも必要ですが、大学を中退することで、自分の専念したいことに余裕を持って取り組めるという利点があります。
早い時期から社会経験が積める
大学を中退することで早い時期から社会経験が積めるというメリットもあります。
なぜなら、人脈形成、キャリア形成を早いうちからすることができるからです。
将来起業したいといったビジョンがある人には、有効な場合があります。
ただし、数年社会に出ることを早めることがメリットになりうるのかは要検討するべきです。なぜなら、大学を中退すると、大卒と比較して就職活動の際に不利になるからです。
応募できる求人数に差があること等が原因ですが、大学中退が就活で不利になる理由が詳しく知りたい人は、この記事内の「中退の理由等、都合の悪い経歴の伝え方を工夫する」という項目を参照してみてください。
大学でのストレスから解放される
大学を中退することで大学でのストレスから解放されます。
河合塾のグループ会社が316校の大学を対象におこなった調査では、85%の大学がメンタルヘルスに問題を抱える学生が増加していると回答しています。
大学は、人間関係や学業等ストレスを抱えやすい環境でもあります。大学を中退することで負担が軽減することはあるでしょう。
ただし、大学を中退することで、孤独といった新たなストレスを抱える可能性もあります。現状の環境で、ストレスを軽減する方法がないのかよく検討してみましょう。
大学を中退するデメリット
これまで大学を中退するメリットを紹介してきましたが、ここからは大学を中退するデメリットを5つ紹介します。
最終学歴が高卒になる
まずは、最終学歴が高卒になることがあげられます。
最終学歴が大卒から高卒になると生涯賃金が下がってしまう可能性があるからです。 労働政策研究・研修機構によると、大卒と高卒の生涯年収は、それぞれ約1億7610万円、2億2270万円とされています。
このような賃金の差が生じてしまう理由には、最終学歴が高卒だと就職の際に応募できる企業の幅が異なることや、同じ会社でも大卒と高卒で待遇を分けていることがあげられます。
もちろん高卒が悪いというわけではありませんが、高い所得を得たいと考えている人にとってはデメリットになるでしょう。
就活が不利になる
大学を中退すると就活で不利になる可能性があります。
独立行政法人労働政策研究・研修機構によると、大卒、大学中退、高卒の正社員雇用率はそれぞれ80.9%、26.4%、44.3%です。大学中退者の正社員雇用率が最も低いことが分かります。
原因としては、企業側から早期離職を懸念されていることがあげられます。しかし、大学を中退した理由を上手に説明することで、正社員になる可能性を高められます。
詳しく知りたい人は、この記事の「中退の理由等、都合の悪い経歴の伝え方を工夫する」を参考にしてみてくださいね。
周囲の理解が得られないことがある
大学中退は周囲の理解が得られないことがあります。
文部科学省によると、大学中退率は約2%です。極めて少数であるために、周囲が納得してくれない可能性があります。
また、少数派であるがゆえに、大学を中退する際・就職の際・日常生活等で中退の理由を説明することが求められます。理由を説明すること自体にストレスを感じる人もいるでしょう。
大学のサービスが利用できなくなる
大学を中退すると、大学のサービスが利用できなくなります。
大学は学生に、多種多様なサービスを提供しています。図書館や運動場といった施設はもちろん、キャリアや語学力をサポートするシステムが整っている大学も多いです。
また、学外でも学割といった大学生向けのサービスが多数存在しています。
学割を提供している施設
テーマパーク、映画館、水族館、動物園、カラオケ、ボーリング、コンサート、交通機関、宿泊施設など
このように、大学生には様々な特権があります。大学を中退するとこのようなサービスが利用できなくなり、日常生活で不便を感じてしまう可能性があります。
社会とのつながりが希薄になる可能性がある
大学を中退すると、社会的なつながりが希薄になる可能性があります。
大学に所属していると授業や課外活動等で人と出会う機会が多くあります。同年代の人との出会いが多いので友人をつくりやすいと感じる人もいるでしょう。
一方で、大学に所属していないとコミュニティに入る為に、より自発的な行動が必要になります。さらに、大学で出来た友人と会いにくくなることも懸念されます。
大学中退後の進路
ここからは、大学中退後の進路を紹介していきます
正社員になる
安定した収入が得られることから、正社員の道を目指す人も多いでしょう。
残念ながら、大学中退者は大卒や高卒と比較して、正社員として採用される割合が最も低いです。しかし、準備をすれば、正社員になれる可能性はあります。
大学中退後から正社員を目指す方法の詳細を知りたい人は、この記事の「大学を中退しても就活を成功させる方法」の項目を参考してください。
また、準備を1人でする自信がない方は、転職エージェントを利用してみるのもよいでしょう。
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非正規雇用として働く
また、非正規雇用として働くという進路もあります。
基本的に、非正規社員は正社員と比較して就活のハードルが低いです。また、非正規社員として高い評価が得られれば、そのまま、正社員として採用される場合もあります。
しかし、正社員と比較して給与が安定しないという問題点があります。さらに、高度なスキルを身に着ける機会が少ないので、就職・転職で不利になることがあります。
仕事に必要なスキルを身に着ける
仕事に必要なスキルを身に着けて就職に備えるという選択肢もあります。
例えば、一般用医薬品(かぜ薬や鎮痛剤など)の販売が可能になる資格である登録販売者の資格を取得すれば、調剤薬局・ドラッグストア・製薬会社での就職に有利です。
自力でスキルを身に着けるのが難しい人は専門学校に入るのも一つの手段です。
ただし、やみくもに資格を取るのはNGです。資格によっては、就活で大きく有利には働かず、やる気を示す程度のものもあります
参考までに、仕事に役立つ資格をまとめてみました。業種よって必要な資格やその資格の効力は異なるので、あなたのキャリアプランに沿ってご自身でも調べてみてくださいね。
就活に有利な資格
- 仕事に必須の資格
…地方公務員(試験)、保育士資格 - 持っていれば有利な資格
…簿記(2級以上)、宅地建物取引士、登録販売者、通関士、中小企業診断士
公務員試験に合格すれば、公務員として働けます。
ほとんどの公務員試験は高卒程度、短大・専門卒程度、大卒程度の区分に分かれています。
しかし、これは試験問題の難易度を示すものであって、実際の学歴は不問です。大学中退者でも、大卒程度の区分で受験できます。
就活に有利な資格について詳しく知りたい人は下の記事も参考にしてみてくださいね。
さらに、専門的な技能を身につけてフリーランスとして働く人もいます。資格がなくてもフリーランスになれますが、持っておくと有利になる資格があります。
どの分野のフリーランスになるかによって、必要な技能が大きく異なります。その技能を身に着けるために必要な資格の数も膨大なので、分野ごとに有利に働く資格を抜粋してまとめてみました。
フリーランスに有利な資格
- プログラマー
…PHP技術者認定初級試験、Javaプログラミング能力認定試験、基本情報技術者試験 - Webデザイナー
…ウェブデザイン技能検定、Photoshop®クリエイター能力認定試験、Illustrator®クリエイター能力認定試験 - Webマーケター
…Webアナリスト検定、ウェブ解析士、統計検定、Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)
大学に編入・再入学・留学をする
大学に編入・再入学・留学をするという進路もあります。
編入・再入学・留学の特徴に関してまとめました。
編入
他大学に編入すると新たな環境で学業に励むことができます。また、この場合大卒の資格が手に入ります。
一方で、費用や試験を受ける労力がかかります。試験は、一般的には面接・英語・小論文が課されますが、大学や学部によって傾向が大きく異なるので十分な対策が必要です。
再入学
中退した大学に再入学するという選択肢もあります。一般的には、再入学が可能な期間内に書類審査と面接に合格する必要があります。
条件を満たしていても退学理由によっては認められないこともあります。また、在学時に取得した単位を引き継げる制度のある大学もあります。
大学によって再入学の制度が大きく異なるので、興味のある方は、自分の学校の制度を調べてみましょう。
留学
留学をするという選択肢もあります。主に、語学留学・ワーキングホリデー・正規留学の3つの形態に分けられます。
語学留学…海外の語学学校に通って語学を学ぶこと。
ワーキングホリデー…海外で就労をしながら生活することができる制度のこと。
正規留学…海外の大学に入学して学士や修士の取得を目指すこと。
大学で留学制度が整えられている場合も多いので、留学のために中退を考える場合には、大学の留学サービスをよく調べてからにしましょう。
起業する
起業するという選択肢もあります。
起業をすると自分に合った仕事が出来ます。
しかし、起業に失敗すると大損害を被る場合があるので、十分に準備をしましょう。具体的には、市場調査や資金計画と収益モデルの作成等をおこなう必要があります。
また、起業のために大学を中退する必要はあるのかという点についても考える必要があります。
在学中に起業をする人もいます。大学との両立を頑張ってみるのもよいでしょう。
もちろん、大学を卒業してから起業をする人も大勢います。大学卒業後に社会経験を積んだ後では遅いのかといったことも検討してみましょう。
フリーターになる
定職に就かず、アルバイトとして稼ぐのも選択肢の一つです。
しかし、アルバイトでは安定した生活を送るのが難しいです。時給制で福利厚生も整っていない場合が多いからです。病気やケガや業績の悪化で収入が大きく変動してしまいます。
また、アルバイトが職歴として認められない場合もあります。空白の期間は短い方が就職に有利なので、フリーターをしながら定職に就くための活動をすることをすすめます。
大学を中退すると就職に不利な理由
大学を中退すると就活が不利になってしまうのには理由があります。
ここでは就活が不利になる4つの理由を紹介します。
応募できる企業が減る
大学を中退すると、応募できる企業が減ってしまいます。
大学を中退すると学歴が高卒となります。そのため、応募要件を最終学歴が大卒以上としている求人には申し込めなくなります。この求人形態は、銀行の総合職などによく見られます。
さらに、同じ企業でも大卒と高卒で待遇に差を設けて設けている」がいいかな[/Fb]
例えば、大手自動車会社のトヨタ自動車も学歴によって給与形態に差を設けています。
下の画像は、トヨタ自動車の新卒採用の募集要項です。

出典:トヨタの採用ページ
このようなことが原因で、厚生労働省によると高卒と大卒の初任給の平均は、それぞれ約16万円と21万円となっています。
企業側への印象が悪い
大学を中退すると企業側への印象が悪くなってしまう可能性があります。
大学を中退していると「会社もすぐに辞めてしまうのではないか」と早期離職を疑われてしまうからです。
しかし、大学中退者自身の特質と早期離職には相関がないという研究結果があります。つまり、大学中退者が早期離職しやすいというのは偏見です。
ですから、自信をもって、大学を中退した理由と仕事は続ける力があることを面接で伝えられれば大丈夫です。コツは、正直に、ポジティブに、志望動機を交えて伝えることです。
詳しく知りたい人はこの記事内の「中退の理由等、都合の悪い経歴の伝え方を工夫する」という項目を参照してみてくださいね。
新卒ではなく中途採用の区分になる場合がある
大学を中退すると、新卒枠・中途採用枠・第二新卒枠のいずれかの区分で採用される可能性があります。企業によって異なりますが、中途採用の区分になることが多いです。
ですが、厚生労働省は既卒3年以内の人を新卒扱いするように企業側に要請しています。そのため、高校卒業から3年以内の人は高校新卒として応募できる場合もあります。
新卒・既卒・第二新卒の違い
- 新卒
大学や専門学校、高校を卒業後すぐに企業へ入社する学生のこと。 - 既卒
高校、専門学校、大学などの学校を卒業後、一度も就職したことがない人のこと。卒業後1~3年の人を指すことが多い。 - 第二新卒
高校、専門学校、大学などの学校を卒業後、一度は就職し、社会人経験がある人のこと。既卒同様、卒業後1~3年の人を指すことが多い。
- 中途採用枠になる場合
基本的に中途採用になります。 - 新卒枠になる場合
厚生労働省は、既卒3年以内の人を新卒扱いするように企業側に要請しています。
高校を卒業して3年以内の人は、高校新卒として採用してくれる企業もあります。 - 第二新卒枠になる人
大学中退後、新卒で職に就いた後、2〜3年で転職をする場合に認められることがあります。
しかし、極めて少数です。
企業側は、スキルを持った人を中途採用で採用したいと考える傾向があります。そのため社会経験を積んだ年齢層の人の応募が多い中途採用の枠では、大学中退者は不利になってしまいます。
就活を1人で進めることになる
大学に所属していると、大学の就活支援サービスが受けられます。
また、大学の仲間とともに就活に挑めるので、情報収集やモチベーションの維持がしやすいです。さらに、OB・OG訪問も大学に所属していた方がやりやすいです。
大学を中退すると、自力で就活を進めなくてはいけない環境になりやすいです。
自己分析・業界研究・面接対策等、就活準備で必要なことはたくさんあります。
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大学を中退しても就活を成功させる方法
大学を中退すると、就活で不利になってしまうことがありますが、就活を成功させる方法はあります。
独立行政法人労働政策研究・研修機構によると、大学中退者の4人に1人は正社員として雇用されています。
コツを抑えて正しい方法で就活を進めれば、就活を成功させることは可能です。
大学を中退しても就活を成功させるコツを5つに分けて紹介します。
下の記事でも大学中退後に就活を成功させるコツに関して解説しているので、合わせて読んでみてください。最適な時期に就職活動をする
大学中退者が就活をするべき時期は、中退して出来るだけすぐと、1~3月、6月、9~10月です。
まず、中退して出来るだけすぐに就活を始めたほうが良い理由について説明します。
スキルがない場合、若い人ほど就職しやすいためです。企業は、若い人の方が柔軟性が高く教育しやすいと考えています。
また、就職していない状態に慣れると就活のモチベーションが上がらないことや空白期間の説明が必要になることも中退してすぐに就職活動を始めたほうが良い理由です。
次に、1~3月、6月、9~10月が大学中退者にとって有利な理由に関して説明します。
1~3月は、4月入社に向けて、求人数が最も多い時期です。また、未経験歓迎の求人も多いです。
6月も新卒採用が落ち着き、中途採用を積極的に取り始める時期です。また、早期退職をした新入社員の代わりを探す時期でもあり、未経験歓迎の求人が見られます。
9~10月も新規プロジェクトが動き始める時期であり、人手不足になる企業が続出します。採用を急いでいる場合もあり、スピーディーに内定を出してもらいやすいです。
幅広い求人を視野に入れる
学歴重視ではなく、人柄や成長可能性を重視した求人を探すと就活がうまくいきやすいです。
まず、大企業よりも中小企業の方がそのような傾向が強いです。そのため、大企業だけでなく中小企業の求人も見るようにしましょう。
他にも「未経験歓迎」「学歴不問」「ポテンシャル採用」の記載がある企業は、ねらい目です。
さらに「大学中退可」と記載がある企業もあるので見てみましょう。
自己分析・企業研究に力を入れる
大学を中退した人以外にも当てはまることではありますが、やはり、自己分析・企業研究に力を入れると就活が成功しやすいです。
自己分析・企業研究をすることで自分に適性のある職種が分かります。また、志望動機が明確になることで面接対策にもなります。
逆に、自己分析や企業研究が疎かになってしまうと、「企業のイメージや仕事内容が自分の思っていたものと違った」といった理由から早期離職につながってしまうことがあります。
大学中退の上に早期離職をした場合、逃げ癖が疑われ、転職しづらくなります。そのため、企業選びは慎重におこないましょう。
また、自己分析の際には、大学を中退した理由について深堀りしてみるとよいでしょう。
大学中退は、あなたの人生の中で大きな決断のはずです。自身の特性が見えてくるかもしれません。
中退の理由等、都合の悪い経歴の伝え方を工夫する
大学を中退した理由の伝え方を工夫すると就活が成功しやすいです。
大学中退の理由はほぼ確実に面接で聞かれます。逆に、しっかりと対策をすればアピールチャンスとすることができます。
採用担当者は早期離職を疑っています。大学中退の理由を上手に伝え、仕事の持続力があることを証明する必要があります。
具体的には、3つのポイントがあります。
1つ目は、嘘をつかないことです。大学中退は、あなたの仕事における持続力を否定するものではありません。堂々と真実を上手に伝えましょう。そのためには、話す内容を事前にしっかりと決め、口に出す練習が大切です。
2つ目は、失敗から学んだというポジティブな伝え方にすることです。他責にならないように注意しましょう。大学を中退した経緯をしっかりと振り返り、反省点を見つけましょう。
3つ目は、志望動機も交えることです。大学中退という挫折経験を次の行動に生かす姿勢を示すことで、企業に力強い印象を与えることができます。
例えば、「経済的な事情で退学し、悔しい思いをしました。それがきっかけで、知識を幅広い層に提供したいと考え、出版業界に興味を持ちました。」などと言えます。
必要に応じて資格を取得する
必要に応じて資格を取得することも有効です。
資格必須の業界に入りたい場合は、該当する資格を取得しましょう。また、必須でない業界でも、志望業界に合ったものを持っていれば、就職に有利なことがあります。
また、資格取得を目指すことで中退後もメリハリのある生活が送れるというメリットもあります。
ただし、あくまでもやる気を示す程度の効力の資格もあるので、時間を使って取得する価値があるかは自分のキャリアプランに合わせて、情報収集を入念におこないましょう。
参考までに、就活に役立つ資格をまとめてみました。キャリアによって必要な資格やその資格の効力は異なるので、情報収集を欠かさずおこないましょう。
就活に有利な資格
- 仕事に必須の資格
…地方公務員(試験)、保育士資格 - 持っていれば有利な資格
…簿記(2級以上)、宅地建物取引士、登録販売者、通関士、中小企業診断士 - やる気は示せる(業種によっては有利)
…ITパスポート、医療事務認定実務者、TOEIC、MOS、簿記、FP技能検定
就活に役立つ資格についてより詳しく知りたい人は、下の記事も読んでみてくださいね。
就職支援サービスを利用する
就職支援サービスを利用すると就活を効率的にすすめることができます。
主な就職支援サービスとしては、ハローワーク、転職エージェント、求人サイトがあげられます。
無料で使えるものがほとんどです。
- ハローワーク
メリット…地元の職場が見つけられる
デメリット…採用情報の提出にお金がかからないので人気のない求人多いことがある。都市部にこの傾向が強い - 求人サイト
メリット…採用条件を比較しやすい
デメリット…応募が殺到した場合、面接に進めない可能性がある - 転職エージェント
メリット…企業の質がある程度保障されている。選考のサポートが受けられる
デメリット…内定が出やすい人でないとサポートが受けにくい
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ハローワークは地元の求人が多く、転職エージェントでは幅広い求人が見られます。これらを併用することもおすすめです。
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