【フリーターの就職】就活のやり方から就職成功の必勝法を解説!

フリーター 就職

    フリーター就職の心構えや実際の就活のやり方を聞かれても、具体的に答えられる人はほとんどいないと思います。

    そこでこの記事では、正社員就職における失敗させない3箇条や内定までのステップ・年代別就職サービスなどフリーターの就職をトータルで解説します!

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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フリーター就職の3箇条

早速ですが、フリーターの就職においてこれが最も重要!という3箇条をお伝えします。

フリーター就職の3箇条

  • 企業が抱く、フリーターへの懸念を払拭する
  • 1歳でも若く、1日でも早いうちに始める
  • 自分の気持ちと向き合うことから始める

この3つが、フリーターの就職におけるベースになります。

詳細はフリーターの就活のやり方で解説します。

フリーターの就職は難しい

フリーターの就職は、はっきり言って難しいです。

というのも、フリーターは企業から以下のような懸念を持たれているからです。

・努力や苦労を避けて楽をするためにフリーターを選んできたのではないか?

・そのような動機だとしたら、本当に正社員としてやっていけるのか?

残念ながら企業はフリーターのことを、

「楽をしてきたために社会人としての努力や忍耐、責任に対する耐性がなく、雇っても折れてしまうのではないか」

と思っています。

すぐ辞められてしまうリスクがあるくらいなら、わざわざフリーターを採用しない、と考えるのが自然ですよね。

これがフリーター就職における最も大きな壁であり、このような企業側の不安を選考で払拭することがマストになります。

フリーターの就活のやり方

皆さんは今、具体的にフリーターの就活はどうすればいいのか、フリーターの就活のやり方がわからない状態だと思います。

まずは冒頭のフリーターの就活の3箇条に沿って解説していきます。

実際の就活手順や選考などのステップが知りたい人は、フリーターの就活手順 を読んでください。

企業が抱く、フリーターへの懸念を払拭する

フリーターの就職は、「簡単に辞めなさそうだから採用しよう」と思ってもらう、つまり「フリーターは簡単に辞めそうだから採用は慎重に」という懸念を打ち破ることが最大のポイントです。


具体的には、

・どのような目的意識を持ってフリーターを卒業する決意をしたのか

・これから(例えば10年後)どうなっていたいか

・そのためにどんな経験を積んでどう貢献するか


上記の3点を考えて企業に伝えることが重要です。


そうすれば、「この人は正社員になって苦労を買ってでも成し遂げたいことがある」、「苦労に負けずに頑張ってくれそうだから採用してみよう」と思ってもらえます。

1歳でも若く、1日でも早いうちに始める

フリーターから正社員に転職する際は、年齢もポイントになってきます。


具体的には27~28歳までがボーダーでしょう。


というのも、27~28歳までは未経験採用をしてもらえるからです。経験よりも、若手人材ならではの適応力、コミュニケーション力などのポテンシャルを重視してもらえます。


逆に30歳を超えると、経験やスキルはあって当たり前、さらにはマネジメントを前提とした経験者採用に切り替わり、未経験のフリーターを採る理由はなくなります。


よって、1歳でも若いうちに就職活動を始めるべきなのです。

自分の気持ちと向き合うことから始める

いきなり企業に応募したり転職エージェントに登録するのは、ハードルが高く感じるかもしれません。


先程企業の不安を払拭するために目的意識や将来どうなっていたいかを考える、とお伝えしましたが、これが「自分の気持ちと向き合うこと」です。


まずはこれをぼんやりでも考えて、メモに書き出すなどしてみましょう。


このアクションのことを就職活動において「自己分析」といいます。


自分と向き合う作業が自己分析の一歩であり、それが企業の不安を払拭することに繋がるのです。

フリーターの就活手順

フリーターの就職における基本的な考え方を学んだところで、実際にどのような手順で就活をするのか見ていきましょう。

フリーターの就活の流れは大きく分けて以下の4ステップに分かれています。

基本的にフリータの就活は約3ヶ月〜6ヶ月かかることが多いです。そのため、3〜6ヶ月後に入社することから逆算してこれから何をすればいいのか考えるようにしましょう。

自己分析

先程も言った通り、自己分析とは自分の気持ちと向き合うことであり、それが最終的に企業からの評価に繋がる大切な作業です。

具体的な自己分析の手順は以下の通りです。

  1. これまでなぜフリーターとして過ごしてきたのか
  2. 今回なぜ就職しようと思ったのか
  3. 就職して実現したいことは何か
  4. 就職先の選定基準を3つ挙げるとしたら何か。またその理由
  5. 就職先を選ぶ上でどういった観点・方向性で企業・仕事を探しているのか。その理由

これができていることで、企業が抱くフリーターへの懸念を払拭することが出来ます。

また、自己分析が不十なせいで将来の目標などが曖昧だと、就職後にミスマッチが生じ、すぐに辞めてしまうことが多いです。

そのため、まずは就活を進める上で土台となる自己分析から始めて、その後企業探しや履歴書の記入に移るようにしましょう。

応募書類の作成

自己分析が済んだら次は履歴書職務経歴書の作成に移ります。

フリーターが履歴書・職務経歴書を書く際は以下の3点を意識しておきましょう。

  • 第一印象は履歴書で決まる
  • ネット上のテンプレ通りに書かない
  • 自分の経歴について細かく調べる

職務経歴書に関しては持参するように指定されていない場合がありますが、書くことによって企業側から「この人はこんなビジネススキルがあるんだ」とアピールすることができます。

フリーターの就活でありがちなミスなのですが書類を書く際にネットなどで調べたテンプレート通り書くのはNGです。

これまで何人もの面接をおこなってきた企業の人事は書類内容がテンプレートかどうかすぐ見分けることができるので、必ず自分の言葉で記入するようにしましょう。

情報収集・求人探し

自己分析で明らかになった就職理由や今後の目標をもとに、自分が就職したい業界や企業の情報を集めて求人を探していきます。

求人探しは自分で直接気になる企業の公式サイトに行って探すこともできますが、就職エージェントや就職サイト(求人サイト)、ハローワークなど就職支援サービスで探す方が条件を絞れるので効率的です。

特に就職エージェントはフリーター就活のプロであるキャリアアドバイザーが、現在フリーターの求職者からヒアリングした内容を踏まえておすすめの求人を紹介してくれるのでおすすめですね。

フリーターにおすすめの就職支援サービスについては「4.【年齢別】内定獲得につながる就職支援」で紹介していますのでぜひ参考にしてください。

応募・面接

フリーターが就活の面接を通過するためのポイントを3つご紹介します。

何度もお伝えしているように、どのような目標を持ってフリーター卒業を決めたのか、その決意の固さを面接官は1番重視しています。

将来の目標を明確にし、応募企業で「将来的にどうなりたいのか」をしっかりと話せれば、仕事に対する熱意が面接官に伝わりやすいので、自己PRの意味も含めてしっかり準備してから面接に臨みましょう。

【年齢別】内定獲得につながる就職支援

フリーターの人が就職する際に、自分にはどの就職支援サービスが合っているのか、わからなくて悩んでしまう人もいると思います。

ここでは年齢別に適切な就職支援サービスや、それを活用したを転職活動のやり方を紹介します。

【20代】就職エージェント・就職サイト

20代は就職エージェントを中心に活動することをおすすめします。

就職支援エージェントは、フリーターのキャリア設計をはじめ、求人紹介や面接対策・企業とのスケジュール調整までキャリアアドバイザーが一貫して支援してくれるサービスです。

20代のうちは若手として、会社への馴染みやすさやコミュニケーション力、仕事を覚えてからの伸びしろ等を重視されるので、求人も豊富でエージェントのサポートも受けやすいのです。

特にフリーターの就職に特化した就職エージェントでは業界・職種未経験歓迎の求人を豊富に取り扱っているので、20代フリーターの方でも就職しやすい企業を見つけやすいです。

以下で20代フリーターの就職サポートに特化したおすすめの就職エージェントをまとめてますので、ぜひ参考にしてください。

転職サイトについては、次項の【30代】就職サイト・ハローワークにまとめています。

UZUZ マイナビジョブ20's ハタラクティブ キャリアスタート
求人数 非公開 求人多数 2,000件以上 一部非公開
特徴 20代
手厚いサポート
IT・Web
20代・既卒
手厚いサポート
全業界
20代
手厚いサポート
メーカー・人材
20代・既卒
手厚いサポート
Web・人材
対象年齢 20代〜30代前半 20代 18〜29歳 20代
2023年5月時点の求人数

ただし、それぞれの就職エージェントごとに得意領域が異なるので、より自分の希望に近い求人を探すには2〜3社を複数登録すると良いですね。

UZUZ

UZUZ

UZUZは、ニート・フリーターをはじめとした20代の就職に特化したエージェントです。

創業者が元既卒で苦労した経験があり、新卒至上主義を覆したいという想いから就職サポートがスタートしています。過去に就活で挫折したり、短期離職を経験したアドバイザーが多く在籍しているため、フリーターと同じ目線で真摯に向き合ってくれます。

また、就職エージェントを利用しないフリーターの内定率が34%〜45%であるのに対し、UZUZの内定率は79.1%と非常に高く、本気でフリーターから正社員を目指している人におすすめです。

ポイント

  • 平均12時間をかけた丁寧なサポート
  • ビジネスマナー研修などの講座あり
  • IT・Web業界への転職が得意
  • 採用成功率79.1%、入社後の定着率96.8%%、利用満足率83.6%と非常に高い
運営会社 株式会社UZUZ
公式サイト:https://uzuz.jp/
求人数 非公開
対応職種 ITエンジニア/接客・販売/営業/製造エンジニア/その他
取引社数 2,300社以上
内定獲得期間 平均1ヶ月程度
早いと1週間程度
対応エリア
拠点
首都圏/関西
拠点:東京/神奈川/千葉/埼玉/大阪
2023年5月時点の取引社数

こんな人におすすめ

・未経験からチャレンジしたい人
・未経験からエンジニアを目指したい人
・正社員経験がなく、経歴に自信がない20代ニート
・長い時間かけて、より丁寧なサポートを受けたい人

登録はこちら
(公式サイト)

マイナビジョブ20’s

マイナビジョブ20's

マイナビジョブ20'sは新卒領域で業界No.1の実績を誇るマイナビグループが運営する20代向け就職エージェントです。

20代の就職事情に精通したキャリアアドバイザーによるサポートだけでなく、世界中で数千万人が受検する適性診断も受けられるので、自分に合った企業が見つかりやすく転職定着率は93%を超えています。

また、マイナビジョブ20'sの取り扱い求人は全て20代が対象でその内70%が未経験OKの求人ですので、これまでの経歴に自信がないフリーターにはおすすめです。

ポイント

  • 20代の就職定着率93.6%
  • マイナビグループのノウハウを活用
  • 数千万人が受検した適性診断を実施
運営会社 株式会社マイナビワークス
公式サイト:https://mynavi-job20s.jp/
対応職種 IT・通信系/機械/電気・電子/素材/経営企画/営業職/クリエイティブ
取引社数 多数
内定獲得期間 平均2ヶ月
対応エリア
拠点
全国
拠点:東京/神奈川/大阪/兵庫/愛知

こんな人におすすめ

・初めての就職でプロに相談したい第二新卒
・マイナビグループのノウハウを活用したい人
・自己分析に役立つ適性診断を受けたい人

登録はこちら
(公式サイト)

ハタラクティブ

ハタラクティブ

ハタラクティブは、ニートなどの正社員経験が少ない20代向けの就職サポートを得意としている就職エージェントです。

大手人材会社レバレジーズが運営していることもあり、20代未経験向けの求人数は業界トップクラスで多く、常に約3,000件保有しています。

面接対策から履歴書・職務経歴書の添削など、内定獲得までフリーターの就職活動を徹底的にサポートしてくれるので、初めて就職活動をするフリーターにもおすすめです。

ポイント

  • 求人の80%以上が正社員未経験でOK
  • 大企業への内定率86.5%
  • 40種類以上の職種と幅広い業界の求人あり
  • 最短2週間で内定獲得
運営会社 レバレジーズ株式会社
公式サイト:https://hataractive.jp/
求人数 2,000件以上
対応職種 接客・販売/営業/ITエンジニア/製造エンジニア/その他
取引社数 非公開
内定獲得期間 最短2週間
対応エリア
拠点
首都圏/東海/関西/九州
拠点:渋谷/立川/池袋/秋葉原/さいたま/千葉/横浜/名古屋/大阪/神戸/福岡
2023年5月時点の求人数

こんな人におすすめ

・キャリアに自信がない20代フリーター
・正社員になりたいフリーター、ニート、既卒、高卒
・首都圏や関西圏の求人を見つけたい人

登録はこちら
(公式サイト)

キャリアスタート

キャリアスタート

キャリアスタートは設立以来既卒・フリーターなど20代若手の就職支援を専門としてきた就職エージェントです。

10年以上に渡って20代若手のサポートをしてきたキャリアコンサルタントによる模擬面接や独自ツールを用いた自己分析・適性検査によって内定率は86%、入社後定着率は92%を誇っています。

他にもキャリアスタートでは、1万人以上の転職支援から生まれた「転職成功BOOK」の配布や新型コロナウイルスの影響で内定取り消し・失業となった20代向けの支援サービスなど、既卒・フリーターの就職活動を多角的にサポートしてくれます。

ポイント

  • マンツーマンによる徹底された選考対策
  • 10年以上の支援から生まれた独自の自己分析を実施
  • 「転職交流会」にて同じ境遇の方と交流可能
運営会社 キャリアスタート株式会社
公式サイト:https://careerstart.co.jp/
対応職種 IT・Web/販売/人材/介護/管理/営業職/エンジニア
取引社数 多数
内定獲得期間 最短2~3週間
対応エリア 東京/神奈川/埼玉/千葉/大阪/愛知/福岡/北海道

こんな人におすすめ

・自分に向いてる仕事を見つけたい人
・新生活に向けた準備もサポートしてもらいたい人
・同じ境遇の仲間と繋がりたい人

登録はこちら
(公式サイト)

【30代】就職サイト・ハローワーク

30代は就職サイトとハローワーク活動することをおすすめします。

なぜなら、フリーターに特化したエージェントは20代〜30代前半までしかサポート対象とならないことが多いからです。

30代以降は経験者採用になるため、30代未経験で通用する求人は望めず、就職エージェントに登録したとしてもサポートを断られてしまうことが多くなります。

ですが求人サイトやハローワークであれば中小企業と地元の求人が多く、それらは未経験でも応募可能なものがほとんどとなっています。

では、20~30代におすすめの就職サイトを紹介していきます。

doda

doda

dodaは人材業界大手のパーソルキャリアが運営している転職サイトです。

大手総合型転職サイトとして首都圏はもちろんのこと、地方の大手企業・中小企業まで幅広い業界・職種の求人を多数保有しています。

20代の若手から40代以上の管理職など、年代や属性に関係なく利用できるのが大きな魅力となっています。

また、リクナビNEXTと比較をして、未経験歓迎の求人が集まりやすいです。

さらに、転職診断や自己PR発掘診断・職務経歴書作成ツールなど、無料で利用できる診断ツールも多数用意されていますよ。

ポイント

  • 業界大手の転職サイトで求人数が豊富
  • 全業界・職種の求人を多数扱っている
  • 年収査定ツールで自身の市場価値がわかる
  • 転職エージェントサービスもあり
運営会社 パーソルキャリア株式会社
公式サイト:https://doda.jp/
求人数 230,080件(公開求人+非公開求人)
対応職種 ・SE/ITエンジニア
・営業職
・機械/電気
・建設/不動産
内定獲得期間 -
対応エリア
拠点
対応エリア:全国
拠点:北海道・東北・首都圏/関東(丸の内・大手町・南青山・紀尾井町・浅草橋・西新宿)・神奈川・群馬・中部・関西・中国/九州
2023年5月時点の求人数

こんな人におすすめ

・少しでも多くの求人をチェックしたい人
・就職に役立つツール・サービスを利用したい人
・業界大手の転職サイトを利用したい人

登録はこちら
(公式サイト)

リクナビNEXT

リクナビネクスト

リクナビNEXTは人材業界最大手のリクルートグループが運営している転職サイトです。転職サイト・転職エージェント一体型のdodaと比較すると求人数は少ないほうですが、転職サイト単体での求人数・掲載企業数はトップを誇っています。

また、リクナビNEXTだけの限定求人が約85%となっており、全業界・職種の求人を扱っているため年代に関係なく利用できます。

無料で利用できるツールには独自開発をした「グッドポイント診断」というものがあります。選択式の質問に回答していくだけで、自分のアピールポイントを客観的に知ることができます。

ポイント

  • 業界最大手が運営する転職サイト
  • 転職者の8割が利用
  • 転職サイトの中で圧倒的な掲載社数
  • リクナビNEXTだけの限定求人が約85%
  • 独自開発したグッドポイント診断あり
運営会社 株式会社リクルート
公式サイト:https://next.rikunabi.com/
求人数 102,370件
対応職種 ・ITエンジニア
・営業
・建築/土木技術職
・エンジニア
・事務/管理
内定獲得期間 -
対応エリア
拠点
対応エリア:全国
拠点:-
2023年5月時点の求人数

こんな人におすすめ

・転職を検討している人
・多くの求人を確認・比較したい人
・初めて転職サイトを利用する人
・どこの転職サイトを利用すれば良いか迷っている人

登録はこちら
(公式サイト)

ペースボックス

ペースボックス

ペースボックスは、フリーター・第二新卒などの若手人材や未経験領域への転職支援に強みを持つオファー型の転職サイトです。

登録して待つだけで、希望と一致する企業からオファーが来るため「今の仕事が忙しい」「良い求人があれば転職したい」といった人には特におすすめしたい転職サイトですね。

特徴

  • 登録するだけでオファーが届く
  • 応募書類の作成サポートあり
  • 困った時は転職支援のプロに相談できる
得意領域 業界問わず未経験OK求人多数
求人数 非公開
対象年齢 20代〜30代
2023年5月時点の求人数

また、ペースボックスには転職支援のプロであるキャリアアドバイザーも所属しています。「プロフィールをどう書いたら良いのか分からない」「自分に向いている仕事が知りたい」と感じた時には、手厚くサポートをしてくれます。

そのため、今後の転職を少しでも考えているフリーターの方にはまず登録してもらいたい転職サイトです。

こんな人におすすめ

・自分のタイミングで転職活動がしたい
・困った時はプロにじっくり相談したい
・転職活動を考えているがまだ迷っている

フリーターにおすすめの業界職種

ここからはフリーターから正社員に就職しやすいおすすめの業界・職種を紹介していきます。

「まだ志望業界ややりたい仕事が決まってないけど、とりあえず就職はしたい!」と考えているフリーターの方はぜひ求人を探す際の参考にしてください。

それぞれ詳しく解説していきます。

フリーターの就職におすすめの業界

フリーターの就職先としておすすめなのは現在人手不足の業界です。

というのも人手不足の業界は人数確保を優先しているので、その他の業界よりも採用ハードルがやや下がる傾向にあります。

そこで厚生労働省が発表した一般職業紹介状況(令和4年2月分)を参考に、現在人手不足の業界を一覧にまとめてみました。

  • 建築業界(有効求人倍率:5.75倍)
  • 医療(介護)業界(有効求人倍率:3.55倍)
  • 製造(金属)業界:(有効求人倍率:3.25倍)
  • 飲食業界(有効求人倍率:2.41倍)
  • IT業界:(有効求人倍率:2.3倍)

有効求人倍率とは求職者1人あたりに対する求人数の比率を算出したものです。そのため、有効求人倍率が高いということはその業界での求人が多い=その業界は現在人手不足であることがわかります。

転職エージェント末永 末永

上記の結果より建築業界や医療(介護)業界は現在人手不足となっているので、特に業界にこだわりがない方はこれらの業界を一度検討してみてください。

フリーターの就職におすすめの職種

フリーターの就職におすすめの職種は以下の4職種です。

  • 営業職
  • 接客職
  • 事務職
  • インフラエンジニア

営業職や接客職はポテンシャルで採用している企業が多く、未経験からでもチャレンジできる職種です。コミュニケーションスキルや人柄を重視される傾向にあるので就職できる可能性が高いですね。

また、事務職やインフラエンジニアも就職が可能な職種ですが、これらの職種は経験・スキルを問われます。

いきなり正社員になるというのは難しいですが、派遣社員やアルバイトとして必要なスキルを身につければ正社員として就職することは可能です。

転職エージェント末永 末永

今後キャリアアップも目指していきたい人には営業職、特に無形商材の法人営業がおすすめです。


営業職の中では難易度が高い仕事ですが数値達成の意識や課題発見力、提案力など他の業界・職種でも活用できるスキルが身につくので、自分の市場価値を上げることができます。

フリーターの就職を失敗させないポイント

それではここで、フリーターの就職に苦戦したり失敗に終わらせないためのポイントをお伝えします。

意欲と強い意志をアピールする

しつこいようですが、フリーターの就職で最も大切なのは、企業の懸念を払拭することです。

そのために、すぐ辞めてしまえる程度の決意ではないこと、責任を持って真面目に勤め続けられるアピールが最も有効です。

そのために、なぜ正社員として一歩踏み出す決断に至ったのか、これまでの自分にどういう問題があってそこからどう脱却したいのか、しっかり考えて伝えましょう。

「自分の人生をこう変えていきたいんです!」くらいの熱意が伝わることが好ましいです。

礼儀やマナーをしっかりする

実は礼儀やマナーをしっかり学んでアピールすることがフリーターの大きなポイントといえます。

フリーターは正社員経験がほぼないた、めビジネスマナーや礼儀が乏しいと判断されています。

そこで、正しい敬語、面接時のマナー、企業と連絡を取るときのレスポンスの速さなど、社会人としての基礎的なスキルがあることを知ってもらえると、かなりのプラス要素になるのです。

これは正社員経験のあるライバルにはないアドバンテージなので、必ず身につけておきましょう。

企業研究もしっかりする

企業研究をしっかりすると、本気で就職したい意思の表れとして評価してもらえます。

そして、求める人物像や仕事内容などの企業研究の結果に、あなたのこれまでの経験を結びつけて語ることができれば、就職の意欲のみならず仕事で貢献する姿勢も評価してもらえます。

また企業研究の過程で、ある程度社風や会社の制度などを知ることになるので、入社後のミスマッチを防ぐきっかけにもなります。

これらの観点から、転職者の企業研究の有無は採用する上で重要な判断基準となるので、しっかり準備しましょう。

フリーターの就職で必須の質問回答集

フリーターには、選考時に間違いなく聞かれると言ってもいい定番質問があります。

回答例とともに紹介しますので、自分の志向や経験と照らし合わせながら参考にしてください。

どうしてこれまでフリーターだったのか

大学卒業後、就職せずにフリーターとなりました。


内定を獲得することが出来ず自信を喪失し、なんとなくアルバイトをしてズルズルとフリーターを続けてきました。


ですが、何も動かずにフリーターを続けてきたこと、努力をしなかったことをとても反省しています。


これからは正社員として一生懸命働き、経験・スキルを身に付け、お客様や関わる人の役に立てる人になりたいと考えております。

そのほか様々なパターンの回答例も、以下の記事から読めます。

なぜ今正社員を目指そうと思ったのか

正社員に就職したい理由はこれから正社員として長く活躍し、スキル・経験を身に付け自立したいと考えているからです。


きっかけは、アルバイト先の雑貨屋で納品される商品の多様さから、提案営業の仕事に興味を持ったことです。


これまで就職活動における過去の失敗にとらわれ、社会的責任の軽いフリーターに逃げてきましたが、いつまでもそのままでは胸を張って生きることができないと思い続けていました。


なのでこれを機に一歩踏み出して、これまでと違うやりかたでお客様に貢献したいと思いました。

志望動機

私が貴社を志望した理由は、10年後にまた、現在のアルバイト先に貴社の営業部長として商品の提案を行いたいと思ったからです。


貴社の求人やコーポレートサイトを拝見した際、取り扱う商材の幅広さに魅力を感じたのと同時に、お客様のために一生懸命になって胸を張れる企業だと感じ、志望致しました。


まずは貴社で基本的なビジネスのマナーや商材、取引先を覚えて、すべてのお客様に最適な商材を提案できる人材を目指します。


未経験ではありますが努力を惜しまず、謙虚に先輩や上司のみなさんのアドバイスを実践し、成長・活躍していきたいと考えております。

そのほか様々なパターンの志望動機や詳しい書き方のコツは、以下の記事から読めます。

就職できないフリーターへ

この記事を読んでいる人の中には、「全然就職できない…」「もうどうすればいいのかわからない…」と思い悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

うまくいかない原因は以下の中にあるかもしれないので、目を通してみましょう。

正社員になりたい理由が明確でない

正社員になると、フリーターの頃にはなかった苦労が待っています。

「フリーターのままじゃ将来の生活が…」とか「みんな正社員だから」という弱い動機では結局辞めてしまいそうと思われます。

なので、それを打開して採用されるためには、正社員になりたい理由や正社員になって成し遂げたいこと、将来像を明確にすることがカギになります。

「苦労を知ってでも正社員になりたい」というような明確な自分の意志が必要なのです。

そうすれば「この人はビジョンが明確だから簡単には辞めなそう」と思ってもらえます。

自信がない

自信がないと、表情や声色の暗さが滲み出てしまい、マイナスポイントです。

フリーターは未経験な分だけ明るさやコミュニケーションで評価されます。

何度も不採用が続くと自信がなくなり諦めの気持ちになるのもわかりますが、面接の際は表情を明るく保つように心がけましょう。

求人を選り好みしている

はっきり言いますがフリーターがいきなり大手企業や有名企業に就職することは不可能です。

待遇や福利厚生、給与条件などで応募を渋るのも、正社員就職を遠ざけます。

なぜなら、正社員経験をしっかり積んできた同年代がライバルになるのでスキル面で太刀打ちできないからです。

まずは中小企業などから、希望の企業に就職するためのステップを踏む必要があります。

礼儀作法・ルールやマナーが悪い

明るい頭髪、スーツの着崩し、敬語が使えないなどは、ぶっちゃけ「やっぱりな」と思われ落とされます。

就職するにあたって身だしなみや言葉遣いを整えるのは当然のことです。

正社員経験に乏しいフリーターにとって、身だしなみや礼儀作法は完璧にしておくと大きな加点ポイントとなるので、きちんと勉強しましょう。

資格さえあればうまくいくと思っている

資格を取得したという努力の姿勢は、やる気があると評価してもらえることもあります。

ただ、応募する仕事と関係のない資格を取得したり、資格を実務で活かしたことがないと評価されないことが多いです。

そのため、なぜその資格を取得するのか、その資格をどう活かして成長したいのかなどキャリアを考えた上で、取得することが大切です。

フリーターと正社員の大きな格差

フリーターでいることはたしかに、時間の融通がききやすいことなどメリットはあります。

しかし歳を重ねるにつれ、そのメリットとは比べものにならないような、経済的困窮というデメリットが待っています。

ではフリーターで居続けることのどういった要素が経済的困窮を招くのか、ここで勉強しておきましょう。

正社員との賃金格差が大きい

正社員とフリーターでは、生涯年収に約1億円もの差が生じます。

実際に、独立行政法人労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2020」と「民間給与実態統計調査結果(令和元年分)」を参考に、表・グラフを作成してみました。

正社員 フリーター
男性 2億9,000万円 1億5,000万円
女性 2億4,000万円 1億2,000万円

上記の表を見てみると、フリーターを含む非正社員と正社員の生涯年収に大きな差があるとわかりますよね。

さらに平均年収についても、フリーターを含む非正社員と正社員とでは、大きな差が生じていることが以下に挙げたグラフからわかります。

正社員と非正社員の年収差

こういった低水準の賃金や、後述する雇用の不安定さから、ローンの審査が通りにくくなるなどの弊害もあります。

雇用が安定しない

フリーターを含む非正規雇用者は、期間の定めなく労働契約を結ぶ正社員と違い、契約期間の更新が無ければ収入を失います。

契約期間内である限り非正規雇用だからと簡単に解雇されるわけではありませんが、先に雇用調整の対象になるのはフリーターなど非正規雇用者です。

解雇予告があるとはいえ、すぐに次の就職先が決まるとも限りません。

保障が弱い

フリーターを含む非正規雇用者には、保障があまりありません。

社会保険の加入を自分自身でしなければならないケースもあり、受けられる福利厚生は正社員よりも少ないです。

弊害が大きい例だと、病気や怪我で働けなくなっても、傷病手当金などの保障を受け取ることができません。

通院や治療費の支払いを考えると、経済的に困窮することは避けられないでしょう。

年齢を重ねると再就職が難しい

ある程度歳を重ねてから再就職を目指しても、苦戦を強いられるでしょう。

フリーターでもある程度就労先があるのは、若手としての戦力やポテンシャルが認められている間だけです。

傷病による離職や派遣の契約終了などは、非正規雇用では十分にありえることです。

年齢を重ねてから再就職を強いられるというリスクについて、今のうちから考えておきましょう。

【Q&A】フリーターの就職でよくある質問

最後に、フリーターの就職によくある質問をいくつか紹介します。

フリーターの就活が分からない

人物 相談者

結論フリーターの就活ってどうすればいいんですか?

転職エージェント末永 末永

フリーターの就職は、自分の気持ちと向き合うことが最短ルートです。

具体的には、なぜフリーターを脱出しようと思ったのか、フリーターを脱出して就職したらどんな力をつけて、将来的にどう貢献したいのか、の3つをまとめることです。

これらを企業に伝えることができれば、「この人は元フリーターでも簡単に辞めることなく頑張ってくれそう」と思ってもらえます。

女性のフリーターの就職事情が知りたい

人物 相談者

フリーターの女性ですが就職できるでしょうか?

転職エージェント末永 末永

フリーターであっても、女性だからといって特に就職の難易度が上がるわけではありません。

ですが結婚による早期の退職や、入社まもなく育休産休に入るのではないか、と企業から懸念を持たれることが多いです。

その懸念を払拭するために、「長期的に働いていく中で自分の目標を達成したい」という自分の考え方をアピールし、長く働き続ける意思を見せることが大切です。

高卒フリーターの就職事情がしりたい

人物 相談者

高卒フリーターですが、なにか就職のポイントはありますか?

転職エージェント末永 末永

高卒フリーターの就職のポイントは、若さや社会人経験の少なさです。

たとえば明るくはつらつと振る舞い、コミュニケーションも柔軟に取れればそれだけで若手のエネルギーとして評価されます。

また、身だしなみや敬語、面接時のマナーがしっかりしていれば、社会人経験が少ない高卒フリーターにとって大きな加点要素になります。

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