
フリーターの月収は?稼ぐコツや正社員との収入差を徹底比較!
フリーターの月収は正社員と比べて低いというイメージがありますよね。
そこで現役のプロが実際の平均月収や正社員との差に触れながら、収入を増やせる方法を紹介します。
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フリーターの平均月収と手取りの実態
フリーターの月収が「実際のところいくらなのか」を知りたい人は多いですが、一言では答えにくい部分もあります。フルタイムと週3〜4日勤務では月収が大きく異なるからです。
ここでは、フルタイム勤務を前提にした実態と、手取り額の計算方法を整理します。
フリーターの平均月収はいくら?最新データで解説
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、正社員・正職員以外(パートタイマー・アルバイト含む)の平均月収は全体で約18〜20万円とされています。令和7年度の最低賃金(全国加重平均1,121円)でフルタイム(1日8時間・月173時間)を計算すると、月収の最低ラインは約19.4万円になります。
ただし、これはあくまで最低賃金ベースの試算です。時給1,100〜1,400円帯で働くフリーターも多く、月収は地域や職種によって19〜22万円になることもあります。
月収から引かれる税金・社会保険料の内訳
フリーターは企業の社会保険に加入しないケースが多く、国民健康保険と国民年金を自分で支払う必要があります。月収18万円の場合の概算は以下の通りです。
月収18万円の手取り試算
- 所得税: 約3,000〜5,000円(年収によって変動)
- 住民税: 約5,000〜8,000円(翌年課税)
- 国民健康保険: 約8,000〜15,000円(市区町村・所得により差あり)
- 国民年金: 16,980円(令和6年度)
これらを合計すると月3〜4万円が差し引かれ、手取りは約14〜15万円になる計算です。手取り率は75〜80%が目安と考えておきましょう。
時給別・月収シミュレーション早見表
1日8時間・月160時間勤務を前提に、時給別の月収と手取りの目安を示します。
| 時給 | 月収(額面) | 手取り(約80%) |
|---|---|---|
| 1,121円(最低賃金) | 17万9,360円 | 14万3,000円 |
| 1,100円 | 17万6,000円 | 14万1,000円 |
| 1,200円 | 19万2,000円 | 15万4,000円 |
| 1,300円 | 20万8,000円 | 16万6,000円 |
| 1,400円 | 22万4,000円 | 17万9,000円 |
| 1,500円 | 24万0,000円 | 19万2,000円 |
※令和7年度最低賃金(全国加重平均1,121円)をベースに算出
年代別フリーターと正社員の月収差
「今は大して差がないから大丈夫」と感じている人も、年代別のデータを見ると意識が変わることが多いです。正社員とフリーターの月収差は、年齢とともに急速に広がっていきます。
20代のフリーターと正社員の月収差
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、20代の正規・非正規の月収差はまだ比較的小さい状態です。
| 年代 | フリーター平均月収 | 正社員平均月収 | 差 |
|---|---|---|---|
| 20〜24歳 | 約19万円 | 約22万円 | 約3万円 |
| 25〜29歳 | 約21万円 | 約26万円 | 約5万円 |
出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
月3〜5万円なら「なんとかなりそう」と感じる人もいるかもしれません。しかし、正社員にはこのほかにボーナスが年間1〜2ヶ月分支給されるケースが一般的で、年収ベースの差はさらに大きくなります。
フリーターの年収をさらに詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
30代・40代で開く収入格差の構造
年齢が上がると、正社員は昇給・昇格によって月収が伸びますが、フリーターは時給制のため基本的には横ばいのままです。
| 年代 | フリーター平均月収 | 正社員平均月収 | 差 |
|---|---|---|---|
| 30〜34歳 | 約22万円 | 約29万円 | 約7万円 |
| 40〜44歳 | 約22〜23万円 | 約34万円以上 | 約12万円以上 |
出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
正社員の月収が上がり続ける一方、フリーターの月収はほぼ変わらない。この構造的な差が積み上がっていくことが、収入格差の正体です。
転職支援の現場では「30代に入ってから差に気づいた」という人が本当に多い。20代前半はまだ差が小さいから焦りにくいんですよね。
でも、そこで動けるかどうかが後の生活を大きく変えます。
生涯年収で約1億円の差が生まれる仕組み
独立行政法人「労働政策研究・研修機構」が公表しているユースフル労働統計によると、正規雇用と非正規雇用の生涯年収の差は約1億円に上ります。
この差の主な内訳は、月収の差だけでなく、次の3つが積み重なった結果です。
- ボーナス(夏・冬各1〜2ヶ月分)の有無
- 退職金(平均1,000〜2,000万円)の有無
- 厚生年金 vs 国民年金の受給額差(月数万円×20年以上)
月3〜5万円の差に見えても、長期で見ると取り返しのつかない差になっていくのが生涯年収データが示している現実です。
フリーターから正社員への転職を検討しているなら、まずは就職エージェントに相談するのがおすすめです。
正社員経験が少ない人におすすめエージェント
フリーターを続けることで老後にどんなリスクが生じるか、詳しく確認したい方は以下の記事も参考にしてください。
フリーターで月収を増やす3つの方法
フリーターのまま月収を上げたいなら、やみくもに働くより戦略を持つことが大切です。特に効果的な3つの方法を解説します。
時給の高い仕事・夜勤シフトを選ぶ
時給を上げる最も確実な方法は、高時給の職種に絞って応募することです。一般的なコンビニバイト(時給1,000〜1,100円)より、以下の職種は時給が高い傾向があります。
高時給バイトの職種例
- 工場・製造ライン: 時給1,200〜1,500円
- 倉庫作業(深夜・早朝): 時給1,300〜1,600円
- IT系データ入力・テスト: 時給1,300〜1,800円
- 警備スタッフ(深夜): 時給1,400〜1,700円
また、22時〜5時の深夜勤務は労働基準法により通常時給の1.25倍以上が義務付けられています。時給1,200円の仕事なら深夜は1,500円相当になる計算です。
フリーターにおすすめの高時給バイトの詳細は、以下の記事も参考にしてください。
掛け持ち(ダブルワーク)で月収30万を目指す
複数のバイトを掛け持ちすれば、単純計算では月収30万円以上も不可能ではありません。ただし、現実には次の点に注意が必要です。
- 休息が取れず体を壊すリスクが高い
- 扶養を外れると社会保険料・税金の負担が増える
- 副業収入は確定申告が必要(20万円以上の場合)
掛け持ちを長期間続けられる人は少なく「短期間で稼ぐ手段」として割り切るのが現実的です。
月収30万円は「数字上は可能」でも、1年以上続けている人はかなり少ないです。
体力・精神的な限界が来やすいので、安定的に稼ぐなら時給の高い1つの職場で長く働く方が合理的です。
「年収の壁」を理解して損しない働き方
フリーターで月収を増やそうとするときに知っておくべきなのが「年収の壁」です。壁を越えると税金・社会保険料が増え、手取りが逆に減るケースもあります。
主な年収の壁の目安
- 106万円の壁: 従業員51人以上の企業で条件を満たすと社会保険加入義務が発生
- 130万円の壁: 親や配偶者の扶養から外れ、自分で国民健康保険・国民年金を支払う必要が生じる
- 150万円の壁: 配偶者の配偶者特別控除が満額から段階的に減少し始める
いずれの壁も「越えたら即損」ではなく状況次第で扱いが変わります。
現在の就業状況・扶養の有無・勤務先の規模によって最適な調整ラインが異なるため、年末に向けて収入を調整する場合は早めに計算しておきましょう。
もし「フリーターのままでいいのか」と感じているなら、一度キャリアの相談をしてみるのがおすすめです。
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フリーターで一人暮らしは可能か
「フリーターでも一人暮らしできるのか」は月収の話でよく出てくる疑問です。結論として、フルタイム勤務であれば地域次第では可能ですが、余裕のある生活は難しいのが現実です。
都内一人暮らしに必要な最低月収の目安
東京23区内で1Kの物件に住む場合、家賃の相場は7〜9万円程度です。生活費を加えた月々の最低限の出費の試算は以下の通りです。
| 費目 | 月額目安 |
|---|---|
| 家賃 | 7〜9万円 |
| 食費 | 3〜4万円 |
| 光熱費 | 1〜1.5万円 |
| 通信費 | 0.5〜1万円 |
| 交通費 | 0.5〜1万円 |
| 合計 | 12〜16.5万円 |
最低賃金(1,121円)フルタイムでの手取りは約14.3万円。生活費合計12〜16.5万円の下限はギリギリカバーできますが、余裕はほぼゼロです。時給1,300円以上を確保して初めて安定した一人暮らしのラインに乗ってくる計算になります。
都内でフリーターが一人暮らしをすると、数字上は「ギリギリ可能」に見えることもあります。
でも突発的な支出(病院代・引越し費用など)に対応できない状態が続くので、貯金ゼロが積み重なるリスクが高い。これが長期的に一番怖い部分です。
地方なら一人暮らしできるか
地方(東北・山陰・北陸等)なら家賃3〜5万円の物件も多く、生活費全体が都市部より1〜3万円低くなります。
時給は都市部より下がる傾向がありますが、生活コストも低いため可処分所得は地方の方が確保しやすいことがあります。
ただし、地方フリーターは求人数が少なく、バイト先が少ない分、交通費がかかる立地になりがちです。総合的に見ると「地方の方が一人暮らしはしやすいが、収入を上げる選択肢が少ない」という構造があります。
フリーターの生活費や月収について整理できたら、次のステップとして正社員転職も視野に入れてみましょう。
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フリーターのまま生きていくと将来どうなるか、より詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
月収を本質的に上げるなら正社員転職
月収を稼ぐコツを知った上で正直に言うと、フリーターのまま月収を大幅に増やし続けるには限界があります。
時給制である以上、働く時間を増やさない限り収入は伸びません。正社員転職は月収を根本的に変えるために最も現実的な選択肢です。
フリーターから正社員になると月収はいくら上がるか
未経験から正社員転職した20代フリーターの場合、転職後の初任給は月収20〜24万円になることが多いです。
それまでフルタイムフリーターで18〜19万円だったとすると、月収ベースで2〜5万円のアップになります。
さらにボーナスが加わると、年収ベースでは50〜80万円以上の差になるケースも少なくありません。福利厚生(交通費支給・健康保険・厚生年金への加入)を含めると、実質的な待遇差はさらに大きくなります。
20代フリーターが正社員転職を成功させるポイント
フリーター期間が長くなるほど、転職活動では「なぜフリーターを続けてきたか」の説明が求められます。
20代のうちであれば未経験・フリーター歴があっても採用に積極的な企業は多いため、動くなら早いほど有利です。
転職を進める際に就職エージェントを使うメリットは3点あります。
就職エージェントを使う3つのメリット
フリーターから正社員を目指す際、就職エージェントを活用すると以下のサポートが受けられます。
未経験・フリーター歓迎の非公開求人にアクセスできる
応募書類と面接対策を無料でサポートしてもらえる
フリーターからの就職を多数支援してきたアドバイザーに相談できる
フリーターから正社員に転職した人の多くが「もっと早く動けばよかった」と言います。
20代前半と後半では企業の採用姿勢が変わるケースもあります。動けるうちに1歩踏み出すことが、将来の月収を大きく変えます。
フリーターに将来性はあるのか、正社員転職とどちらが得かを詳しく確認したい方は以下の記事もご覧ください。
フリーターの就職に強いエージェント2選
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フリーター向け転職エージェントをさらに詳しく知りたい方は以下を参考にしてください。
フリーターの将来性と正社員転職について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
フリーターを辞めて正社員を目指したい方は、以下の記事も参考にしてください。
ハローワークを活用した就職活動も検討している方は以下の記事もご覧ください。
フリーターの月収に関するよくある質問
フリーターで月収30万円は可能ですか?
掛け持ちや深夜勤務を組み合わせれば数字上は可能ですが、体への負担が大きく長期継続は難しいのが現実です。時給の高い職場1つで長く働く方が安定的に稼げます。
30代・40代フリーターの月収は上がりますか?
時給制の構造上、年齢で自動的に上がることはほぼありません。スキルや資格を取得して高時給の職種に移るか、正社員転職によって昇給の仕組みがある環境に移ることが現実的な解決策です。
月収8万円でフリーターが一人暮らしをするのは無理ですか?
都市部では家賃だけで収入の大半が消えてしまうため、実質的に一人暮らしは困難です。実家暮らしを続けながら時給の高い仕事や複数掛け持ちで収入を増やすか、正社員転職を目指す方が現実的です。
フリーターと正社員の月収の差はいくらですか?
20代前半は月3〜5万円程度ですが、30代では7万円超、40代では12万円超に広がります。ボーナス・退職金・年金を含めた生涯収入差は約1億円に上るデータもあります(労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計」)。
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フリーターの月収が正社員に比べて「必ずしも極端に低いわけではない」というのは事実です。特に20代前半では差は小さい。
でも、時給が積み上がらない構造は変わらないので、年を重ねるにつれて差が開いていきます。