
フリーターになった理由と面接での答え方|例文5選と3つのコツ
フリーターになった理由を面接でどう答えるか迷っている人へ。現役キャリアアドバイザーが、理由別に内定につながる答え方と例文テンプレートを紹介します。
正直に話すべき理由・面接を通過する3つのコツも解説しています。
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フリーターになった5つの理由
フリーターになる理由は人それぞれですが、よく見られるパターンは5つに分類できます。まず自分がどのケースに当てはまるかを整理することが、面接対策の第一歩になります。
最多は「自由な時間に働きたいから」
総務省統計局「令和2年労働力調査詳細集計」によると、非正規雇用を選んだ理由の1位は「自分の都合のよい時間に働きたいから」で、全体の31%を占めています。
自由な時間に働きたいという理由は、そのまま伝えると「就業意欲が低い」という印象になりかねません。
大切なのは「その自由な時間に何をしていたか」をセットで話すことです。アルバイト以外に取り組んでいたことがあれば、それが面接でのエピソードになります。

「自由な時間が欲しかった」という理由の裏には、勉強・資格取得・夢追求など具体的な背景があるケースがほとんどです。
その背景を掘り起こすことで、面接で話せるエピソードが必ず見つかりますよ。
夢や目標に向けた準備期間として
俳優・音楽・スポーツなど、特定の夢を追いながらアルバイトで生活費を稼いでいた人も多くいます。この理由は面接官から「本気で取り組んだ姿勢」として評価されやすい側面があります。
重要なのは「なぜ今、正社員を目指すのか」を明確に話せるかどうかです。夢への取り組みで気づいた「仕事へのやりがい」を紐づけることで、説得力のある回答になります。

夢を追っていた期間は、努力・継続力・自己管理能力を培った時間です。
「諦めた」ではなく「ここで学んだことを仕事に活かしたい」という視点で話すと、印象がガラリと変わります。
就職活動がうまくいかなかった
新卒就活での内定が得られなかった、採用の厳しい時期に社会に出たなど、環境的な要因でフリーターになるケースも少なくありません。この場合は「その後どう動いたか」を伝えることが重要です。
アルバイトを通じて得たスキルや社会経験を正直に話すと、誠実さが面接官に伝わりやすくなります。「就活失敗=ダメな人」という評価にはなりません。
家事・育児・介護との両立のため
家族のケアが必要な状況から、正社員ではなくアルバイトを選んだ人もいます。この理由は面接官にとって最も理解されやすいカテゴリです。
現在は状況が改善されて就職活動に踏み出せた、という事実をセットで伝えれば、面接官の納得感は高まります。
「なんとなく」のままフリーターになった
就職活動を意識しないうちにアルバイト生活が続いた、というケースも実際には多くあります。これは「理由がない」のではなく「自己分析が不十分だった」と正直に振り返ることが大切です。
面接では、その経験を通じて気づいたことや、今どんな仕事がしたいかを話せるように準備しておきましょう。自己分析の進め方については、こちらの記事でも解説しています。
面接でフリーターだったことを聞かれる理由
「なぜフリーターだったのですか?」という質問は面接の定番です。この質問の裏にある面接官の意図を理解しておくと、答え方が変わります。
面接官が確認したい3つのこと
面接官がこの質問で確認しているのは、1つ目が継続性、2つ目が主体性、3つ目が今後の意欲の3点です。
継続性については、正社員として長く働き続けられるかどうかを確認しています。フリーター期間が長くても、一つのアルバイトを続けた実績があれば積極的に伝えましょう。
主体性については、フリーターという選択が「流されただけ」なのか「自分で考えた結果」なのかを見ています。受け身な印象にならないよう、理由に自分の意思や判断を含めることが大切です。
今後の意欲については、将来の目標を具体的に語れると面接官の印象は大きく変わります。

面接官は「フリーターだったこと」自体を否定的に見ているのではありません。
「この人は自分のキャリアを考えて動ける人か」を見極めようとしているだけです。
うそをつかず、ポジティブに言い換える
フリーターだった期間の空白をごまかしたり、アルバイトを正社員だったように見せたりするのは厳禁です。採用後に発覚すれば信頼関係が崩れ、内定取り消しや解雇につながるリスクがあります。
ポジティブに言い換えることと、うそをつくことはまったく別物です。事実は正直に話しながら、伝え方を工夫することで印象は大きく変えられます。

「正直に話したら不利になる」と感じる場合ほど、就職エージェントへの相談が効果的です。
エージェントは同じ状況のフリーターを多く支援してきているため「この理由はこう伝えよう」という具体的なアドバイスをもらえます。
フリーター期間の伝え方を一人で悩んでいると、どうしても「うまく言えるか」という不安が先に立ちます。
就職エージェントに相談すると、同じ状況から正社員になった事例をもとに、具体的な答え方を一緒に考えてもらえます。
面接での答え方と例文テンプレート
フリーターになった理由別に、面接での答え方と例文を紹介します。自分に当てはまる理由を選んで、内定につながる伝え方を参考にしてください。
自由な時間に働きたかった場合
面接で伝えることは「何をしていたか」「何を目指していたか」そして「その熱意を仕事へ向けたい」の3点です。この3点がそろうと、面接官に「この人は本気で取り組める人だ」と伝わります。
以下の例文を参考に、自分の状況に合わせて言葉を置き換えてみてください。
答え方のポイント
3点を盛り込んで回答を組み立てましょう。
自由な時間に何をしていたか
そこで何を学んだか・気づいたか
その熱意をどう仕事に活かすか
例文テンプレート
高校時代から演劇に取り組み、舞台俳優を目指してアルバイトをしながら稽古を続けていました。
しかし、俳優として成功できるのは一握りであることを実感し、アルバイト先でお客様の笑顔を引き出す仕事に大きなやりがいを感じるようになりました。
人の感情を動かすという意識を、接客や提案の仕事で全力でぶつけていきたいと考えています。

面接官が聞きたいのは「過去の言い訳」ではなく「これからの可能性」です。
アルバイト期間に何かに本気で取り組んでいた経験があれば、必ず伝わるエピソードに変えられます。
家計補助のためだった場合
家族の扶養範囲内で働くためにアルバイトを続けていた場合、正直に伝えることで面接官から理解を得やすいケースがほとんどです。「現状が変わった経緯」も添えることで、後ろ向きな印象を避けられます。
答え方のポイント
当時の状況と現状の変化をセットで伝えましょう。
なぜ当時そうせざるを得なかったか
現在は状況が変わったこと
だから今、正社員として働きたいという意欲
例文テンプレート
これまで家庭の事情からアルバイトで生活を補いながら働いていました。
家族の状況が改善されて自分のキャリアと向き合える環境になったタイミングで、このままではいけないと感じ、就職活動を始めました。
家族への責任感が自分を動かした経験から、長く安定して働きキャリアを積み上げていくことへの強い意欲があります。

家庭の事情は面接官も十分に理解できます。隠さず話す誠実さが信頼感につながることも多いです。
「状況が変わった今、何を目指したいか」を具体的に話せるよう準備しておきましょう。
正社員求人が見つからなかった場合
「正社員になれなかった」ではなく「アルバイトを通じてやりがいを見つけた」という視点で話すと、前向きな印象になります。アルバイト期間に身につけたスキルや成果があれば積極的に伝えましょう。
答え方のポイント
アルバイト経験から得たものを、応募先の仕事につなげましょう。
アルバイト期間に学んだこと・成果
なぜこの職種・会社に応募したのか
例文テンプレート
就職活動では希望する分野への就職がうまくいかず、アルバイトを続けながら就職先を探していました。
ゲーム会社でのアルバイトを続ける中で、自分が関わったコンテンツをお客様が楽しんでいる場面に大きな達成感を感じるようになりました。
より深く専門性を高めたいと考え、正社員として長期的にキャリアを積む決意をしました。
家事・育児・介護との両立のため
家族のケアという理由は、面接官から最も納得されやすいカテゴリです。「現在は状況が変わり、フルタイムで働ける環境になった」ことを明確に伝えましょう。
答え方のポイント
当時の事情と現在の状況変化を明確に伝えましょう。
当時の状況(介護・育児など具体的に)
現在は状況が改善された事実
例文テンプレート
家族の介護が必要な状況にあったため、時間の融通が利くアルバイトという形で働いていました。
リハビリの成果もあり、現在は家族が日常生活を自分でできるようになりました。
今後は家族への感謝も込めて自立したキャリアを築きたいと考え、正社員として腰を据えて働く決意をしました。

育児や介護でキャリアが途切れることは珍しいことではありません。
「その経験でどんな視点やスキルを身につけたか」を話せると、強みとして伝わります。
夢・目標への準備期間だった場合
夢への挑戦期間は、継続力・自己管理・情熱を示せる経験です。「諦めた」のではなく「別の形で情熱を活かせる仕事に進む」という前向きな転換として伝えましょう。
答え方のポイント
夢への取り組みを仕事に活かせると気づいた経緯を具体的に話しましょう。
夢に向けて取り組んだこと(具体的に)
仕事に活かせると気づいたこと
例文テンプレート
アルバイトをしながらフリーランスのデザイナーを目指し、スキルアップに取り組んできました。
様々な案件を通じて経験を積む中で、一社に深く関わりながら長期的に成果を出す仕事に魅力を感じるようになりました。
個人では限界のあった専門性を、正社員として組織の中で高め続けていきたいと考えています。
もし「どの例文も自分の状況にぴったり当てはまらない」と感じているなら、まずはキャリアアドバイザーに状況を話してみてください。自分に合った伝え方が必ず見つかります。
フリーターが面接を通過する3つのコツ
面接でフリーターだった理由を聞かれたとき、どんな理由であっても内定につながる伝え方にするための3つのコツを紹介します。
ネガティブな理由をポジティブに言い換える
「〜できなかった」「なんとなく」という表現は、どんな理由でもそのまま使わないことが基本です。事実を変える必要はなく、フレームを変えることで印象は大きく変わります。
例えば「就職活動がうまくいかなかった」は「アルバイトを通じてやりたい仕事が見えてきた」に言い換えられます。
「なんとなくアルバイトを続けていた」は「いくつかの職場で経験を積みながらやりがいを探していた」に変えられます。

ポジティブな言い換えは「うそをつく」ことではなく「本質を正確に伝える」ことです。
面接官が知りたいのは「その経験からどう成長したか」です。
なぜ正社員を目指すのかを言語化する
「なんとなく安定したいから」という答えは、面接での熱意不足につながります。What(何を目指すか)と How(なぜその会社なのか)の2軸で準備することが重要です。
例えば「5年後にチームリーダーとして〇〇に携わりたい。そのためにこの会社の〇〇事業での経験が必要だと考えた」という形で、自分の目標と会社が結びついている回答を準備しましょう。
就職後の目標を具体的に話せるようにする
フリーターから正社員を目指す場合、職歴がない分「入社後のモチベーション」が重要視されます。具体的な目標を話せると「この人は長く働いてくれそう」という安心感を面接官に与えられます。
数年後のキャリアイメージと、それが応募先でどう実現できるかを言語化する作業を、面接前に必ず行っておきましょう。

目標が漠然としているときは、就職エージェントに相談するのが一番の近道です。
カウンセリングを通じて「自分が本当に何をしたいか」が明確になるケースは非常に多いです。
フリーターから正社員を目指す最初の一歩
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面接でのフリーター期間の伝え方についても、具体的なアドバイスをもらえます。
フリーターにおすすめの転職エージェントについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
フリーターにおすすめの転職サイト・エージェントを比較した情報は、以下の記事もあわせてご確認ください。
よくある質問
フリーター期間が5年以上ある場合、正直に言うべきですか?
正直に伝えることが基本です。期間が長くなるほど「なぜ長くなったか」への説明が重要になりますが、アルバイト期間の経験・スキル・成果を整理しておけばマイナスを最小限に抑えられます。
一人で準備が難しい場合は、就職エージェントに相談して伝え方を一緒に考えることをおすすめします。
履歴書のフリーター期間はどう書けばいいですか?
アルバイト先が1社であれば職歴として記載できます。複数のアルバイトを掛け持ちしていた場合は、主なものを記載する形で問題ありません。
空白期間が生じる場合は「就職活動のため」「家族の介護のため」など、理由を簡潔に書き添えましょう。
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