
【元社員が解説!】サイバーエージェントが激務でやばい?転職のプロが噂を徹底検証
「サイバーエージェントって激務でやばいの?」と不安に感じている人も多いですよね。その噂の真相や転職難易度、中途採用の評判まで、元社員の私が正直にお話しします。
結論からお伝えすると、サイバーエージェントは市場価値が上がりやすく、若いうちに貴重な経験を積める会社です。特に第二新卒にはおすすめです。
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サイバーエージェントは激務?事業部別の実態

サイバーエージェントは事業部にもよりますが、一般的に「激務」と思われる働き方をすることも多い会社です。
理由はシンプルで、モチベーションの高い人が多く、仕事量も多いからです。新卒・中途問わず成し遂げたいことが明確な人が集まるので、自然と業務時間が長くなります。
まず、残業の目安を数字で押さえておきましょう。
残業時間の目安
- 新卒採用サイトで公表されている平均残業時間は31時間
- 23年新卒の初任給は80時間の固定残業代込みで42万円
(=80時間働かせる前提ではなく先払いの仕組み) - 繁忙期は80時間を超えることもある
残業時間は事業部・職種でかなり変わります。主要3事業部の働き方を、忙しさの目安(★が多いほど多忙)とあわせて見てみましょう。
広告事業本部|忙しさ ★★★
サイバーエージェントの創業事業であり、社内で最も歴史がある部署です。
同時に、最も忙しい部署でもあります。私自身ここに所属していましたが、月60〜70時間の残業が平均的で、予算の大きいクライアントを担当すると月100時間を超えることもありました。
これは広告代理店に共通する構造です。取扱高の15%前後を手数料とするビジネスなので、いかに大きな予算・多くのクライアントを扱うかが勝負になります。
加えて差別化の難しい商材のため、レポート作成や数値分析まで期待値以上に応え続ける必要があり、作業量が膨らみます。
ゲーム事業部|忙しさ ★★
広告事業本部とメディア事業部の中間程度の忙しさと推測します。メディアより競合が多い一方、広告代理事業ほどではないためです。
日々リアルタイムで数値を見ながら複数イベントを走らせるので、それなりに忙しい印象です。なお、エンジニアやデザイナーは裁量労働制の部署もあり、労働時間を抑えやすい傾向があります。
メディア事業部|忙しさ ★
3事業部の中では比較的労働時間の融通が利きやすい部署です。AmebaブログやABEMAなど自社商品を扱うため、クライアントの納期に追われにくいのが理由です。
ただし営業などフロントの職種は、この限りではありません。

働き方は事業部・職種でかなり変わるので、選考対策も本来はそれぞれで変わってきます。
弊社すべらないキャリアエージェントには元サイバー社員が在籍しており、どの事業部・職種を受けるかを踏まえた、具体的な選考の話ができます。
サイバーエージェントは「やばい」「ブラック」?噂を検証
「サイバーエージェント」を調べると「やばい」「ブラック」「気持ち悪い」「潰れる」といったネガティブなワードが目につきます。
参考:Google検索画面
ですが、その中身は働き方や文化に関するもので、それを知ったうえで受け入れられる人には、むしろ相性の良い会社というのが元社員の私の結論です。
ここでは、実際にサイバーエージェントで働く社員・元社員の口コミ(エンゲージ 会社の評判)をもとに、1つずつ検証していきます。
サイバーエージェントは新卒がやばい?
「新卒 やばい」と言われる最大の理由は、新卒の初任給が42万円と高給だからです(80時間の固定残業代込み)。
もう1つは、1〜2年目で子会社社長や新規事業を任される抜擢文化。要は「新卒なのに給料も責任も破格=やばい」という意味です。
ネガティブな意味に聞こえますが、固定残業代は80時間働かせる前提ではなく先払いの仕組みで、平均残業は31時間。抜擢も、若手が市場価値を一気に上げられるチャンスです。実際の口コミを見てみましょう。

長時間になりがちな背景には、会社の仕組みもあります。「2駅ルール」でオフィス2駅圏内に住むと家賃補助が出るので、三軒茶屋あたりに社員が集まり、近くで飲んだり遊んだりしながら自然と仕事にのめり込むんです。
加えて皆が優秀で仕事の回転が速く、次々と案件が出てくる。非効率でダラダラ長いのとは真逆の忙しさです。強制ではなく、好きでやっている面が大きいですね。
基本的に社員は三茶か代々木、目黒あたりに住んでいます。部署にもよりますが23時以降はタクシーが無料(法人契約)で、会社関連の飲み会は経費が出るので出費はほとんどなく助かります。
要するに新卒のやばさは、悪い意味ではなく「20代で、普通なら30代で積む経験を積める」という意味です。成長したい人には最高、着実に育ちたい人には過酷。合うかどうかの問題です。
サイバーエージェントは気持ち悪い?
結論、「気持ち悪い」と感じるかどうかは、独特のカルチャー(あだ名文化・勤務時間外の交流・あした会議など)に違和感を持たず、楽しい・良いと思えるかで決まります。感覚的には、部活のような熱量を持って仕事中心の生活を楽しめるかどうか、ですね。
元社員として言えば、これを気持ち悪いと感じる人が一定数いるのは事実です。合わない人にはつらい環境なので、そう感じる人には転職をおすすめしません。逆に受け入れられる人には、成長しやすい環境が整っています。
あした会議
サイバーエージェントのあした(未来)につながる新規事業や課題解決を提案・決議する会議です。約1ヶ月かけて練られ、30程度の提案から15〜20案が決議されます。ここから実際に新しい事業が生まれたり、経営課題が解決されたりしています。
ミスマッチ制度
社員評価の下位5%をD評価とし、1回でイエローカード、2回目でレッドカード(部署異動または退職勧奨)となる制度です。パフォーマンスだけでなく、価値観・文化の合わない人が対象になります。
サイバーエージェントはブラック?
結論、ブラック企業ではありません。激務な部署はありますが、サービス残業の常態化・使い捨て・高い離職率といったブラックの典型に当てはまらないからです。
ブラックに当てはまらない理由
- 固定80時間分の残業代が給与に含まれ、超過分も支給される(サービス残業ではない)
- 勤務時間モニタリングや産業医面談など、是正策が整備されている
- 離職率は9.1%で、全国平均14.2%より低い
成果を出していれば休暇は取りやすいです。上司のパワハラなどは一切なく、プライベートの事情も考慮してくれて働きやすい。リモート・時短・副業も可能で、柔軟な働き方を推進してくれます。
ただし、口コミには「退職金の条件が厳しく、30代以降も働き続ける会社ではないと感じる」という声もあります。退職金の手厚さを重視する人は、この点は理解しておきましょう。

正確には「ブラック」ではなく「ハードワークな会社」です。やらされる激務はしんどいだけですが、ここは成長のために前のめりで働く人が多い。受け身で手厚く育ててほしい人には合いませんが、自走して成長したい人には最高の環境ですよ。
サイバーエージェントは潰れる?

断言はできませんが、今すぐ潰れるリスクはそれほど大きくありません。むしろ業績は好調です。
2025年9月期の通期決算は、売上高8,740億円(28期連続増収・過去最高)、営業利益717億円(前年比78.9%増)と大幅増益でした。
「潰れる?」という不安の多くは、長年赤字だったABEMAへの巨額投資に向けられていました。しかし、そのABEMA中心のメディア事業が10年ぶりに黒字化し、懸念は大きく後退。ゲーム事業も大型ヒットで増益となっています。広告・メディア・ゲームと多角化しているため、一つの事業が傾いてもすぐ経営が揺らぐ構造ではありません。
サイバーエージェントは辞めたい社員が多い?(離職率)
「辞めたい」が検索に出るのは、口コミサイトの投稿が上位表示されているだけと考えられます。数字を見ると、離職率は9.1%(2025年9月末公表)で、厚労省の全国平均14.2%より低い水準です。広告代理店の離職率がやや高めなことを考えると、決して高くありません。
「離職率 なぜ」と気になる人向けに補足すると、辞める理由は激務で潰れたよりこの会社の動き方に合わなかったケースが中心です。実際の退職理由の口コミを見てみましょう。
事業や組織の成長スピードが非常に速い一方、役割や責任範囲が短期間で変化するため、中長期的なキャリア設計が難しいと感じる場面がありました。安定性を重視する人には負担になる可能性があります。
つまり、成果主義・ハードワークの動き方に馴染めない人や、安定を重視する人が離れる一方、合う人は定着する。機会は平等に用意されるぶん、自分から取りに行き自立して成果を出す必要がある会社です。指示待ちタイプや手厚く育ててほしいタイプには合いにくい、という構図ですね。
サイバーエージェントは年収が高すぎる?
有価証券報告書(2025年9月期)によると、平均年収は914万円で、ネット広告業界の平均を大きく上回ります。新卒初任給42万円もあり、高年収のイメージが「やばい」と言われる一因です。
ただし914万円は役員なども含めた全社平均です。中途で入社した場合に狙える水準は職種で異なり、実際の求人ではおおむね500〜750万円で提示されます。
それでもサイバーエージェントが人気な理由
激務な面はありつつも、サイバーエージェントは入社が難しい会社ランキングで163位に入るほどの人気企業です(新卒データ)。なぜ多くの人が惹かれるのか、転職するメリットとあわせて紹介します。
若手が圧倒的に成長できる(抜擢文化)
最大の魅力は「抜擢文化」です。入社数年目、場合によっては内定者でさえ、子会社社長や新規事業を任され、会社の資金で事業を立ち上げる経験を積めます。子会社社長ほどの大抜擢でなくても、経験が浅いうちからマネジメントを任されるなど、チャンスが多く巡ってきます。
若手にも大きな裁量が与えられ、挑戦を後押しする文化が根付いています。自ら手を挙げれば新規事業や大きなプロジェクトにも関われますし、成果を正当に評価してもらえる実力主義の制度です。人間関係もよく、たとえ合わないと感じても上司に相談すればチームを変えてもらえます。
市場価値の高い経験が積める
私が転職者に広告事業本部を一番おすすめするのは、激務でも市場価値が上がりやすいからです。広告営業は無形商材の法人営業で、営業職の中で最も市場価値が高い職種です。
| 有形商材 | 売れ行きは製品の値段・スペックや組織的交渉力に左右される |
|---|---|
| 無形商材 | 売れ行きが営業担当者のヒアリング力・課題解決力・専門性に左右される |
| 個人営業 | 決裁額が低い |
| 法人営業 | 高額かつ決裁者が複数いることも多く、論理的な提案力が求められる |
売れ行きが商材でなく担当者に依存するぶん、転職市場でスキルを評価されやすい。しかも失敗をチャレンジとして評価する風潮があるので、中途入社でも挑戦した上での失敗はきちんと評価されます。激務でも成長できる環境だからこそ、経験して損のない職種です。
とはいえ、いまの自分の経験がサイバーエージェントのような環境でどこまで通用するのかは、一人だと判断が難しいものです。まずは転職市場での自分の現在地を知ることが、後悔のない選択の第一歩になります。
自分の市場価値を診断してもらう(無料)多角的な事業展開
サイバーエージェントは、メディア・広告・ゲームの3事業に限らず、tappleやWINTICKETなど関連子会社100以上を展開しています。そのため転職せずに多くの事業を経験できる可能性があるのが魅力です。
社内異動制度「キャリチャレ」も整備されており、応募者の約7割の希望が実現しているとされます。ジェネラリストとして幅広い事業を経験したい人には魅力的な環境です。
失敗しても見放されない社風
サイバーエージェントのビジョンには「挑戦した敗者にはセカンドチャンスを。」という一文があります。全力で取り組んだ末の失敗は、次に活かせる経験として再びチャンスが与えられます。会長の藤田氏が、失敗を怖がると萎縮して挑戦できなくなる、と考えているためです。
一方で、事業ごとの撤退基準を明確化した「CAKK制度」があり、全社に影響する大きな失敗は事前に防げます。だからこそ、安心して挑戦できるのです。
サイバーエージェントの残業・長時間労働への対策
激務なイメージのあるサイバーエージェントですが、会社として長時間労働の是正にも取り組んでいます。主な制度を紹介します。
リモデイ
2020年6月から、特定の曜日をリモートワークとする「リモデイ」を導入。出社とリモートを併用するハイブリッド型の働き方で、心身のリフレッシュとチームワークの両立を図っています。
全社棚卸会議
チーム全員で業務を可視化し、捨てる・やめる・形を変える業務を決める会議です。組織課題も同時に洗い出し、個人とチームのストレス軽減とパフォーマンス向上を目指します。
雪かき会議
チームリーダーが健康推進室とともに、メンバーの労働時間を可視化する会議です。一部に負荷が偏っていれば原因を分解し、平準化する方法を考えます。
勤務時間モニタリング
カードキーやオンライン出勤簿で勤務時間を毎日モニタリング。長時間化の傾向があれば本人と上長に連絡し、一定時間を超えた場合は産業医面談を設定します。
メンタルヘルス
随時、専属産業医との面談を実施。月に一度、希望者は臨床心理士のカウンセリングを受けられます(相談内容は会社に共有されません)。新入社員には初年度に年2回の面談も設けられています。
GEPPO
毎月1回、パフォーマンスやチームの状態を「晴れ・曇り・雨」で答えるアンケートです。フリーコメントで相談もでき、閲覧は役員と人事のみ。課題を抱える個人や部署の早期発見に使われます。
女性の健康(macalon)
女性の活躍を推進する制度「macalon(マカロン)」には、妊活や女性特有の不調を専門家に相談できる「妊活コンシェル」や、用途がわからない形で取得できる特別休暇「エフ休」が含まれます。
サイバーエージェントの基本情報
基本情報をまとめました。転職を考えているなら、創業者で代表取締役会長の藤田晋(ふじたすすむ)さん、2025年に社長へ就任した山内隆裕(やまうちたかひろ)さんの名前は覚えておきましょう。
| 会社名 | 株式会社サイバーエージェント CyberAgent, Inc. |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都渋谷区宇田川町40番1号 Abema Towers |
| 設立 | 1998年3月18日 |
| 資本金 | 7,654百万円(2025年9月末現在) |
| 代表者 | 代表取締役会長 藤田晋 代表取締役社長 山内隆裕 |
| 上場証券取引所 | 東京証券取引所 プライム市場(証券コード4751) |
サイバーエージェントの働き方に関する口コミ
最後に、判断の一助となるよう、良い口コミも悪い口コミも紹介します。
ポジティブな口コミ
ネガティブな口コミ
中立な口コミ
いずれも真正面から受け止めすぎないことが大切です。口コミを投稿する人はその会社に強い感情を抱いていることが多く、極端な事例や誇張が含まれる場合もあります。
迷っているなら応募するのもアリ

迷うなら、まず選考を受けてみるのも一つの手です。選考は会社と転職者のマッチングの場なので、途中で「合わない」と感じたら辞退すればいいだけです。
逆に、選考の場で「この会社に転職したい」と確信できる出会いもあるかもしれません。ただ、どれだけ情報を集めても「入社してから合わなかったらどうしよう」という不安は残るものです。
そしてサイバーエージェントの選考では、その不安の裏返しでもある「文化・風土への理解」が合否を大きく左右します。優秀な人が多く、仕事への向き合い方やノリも独特で良い会社なので、そこを理解できているかがしっかり見られます。しかも面接官は、新卒からの生え抜きや、その文化をくぐってきた人が務めることが多い。だからこそ、表面的な志望動機では響かないのです。
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