エンジニアの残業はどれくらい?残業が少ない職種や企業の選び方を解説
エンジニアは常に最新の技術を勉強する必要もあるので、できるだけ残業を減らしたい人も多いのではないでしょうか?
「エンジニアは残業が当たり前」という認識がある一方で、実はエンジニアの中にも残業が少ない職種や企業があります。
この記事では、残業を減らしたい人向けに、残業が少ないエンジニア職種や企業の選び方を詳しく解説します。
この記事を読んで自分の理想的な働き方に近づくために必要なことを理解しましょう!
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【職種別】エンジニア職種の平均残業時間
「残業が当たり前」という印象のあるエンジニアですが、エンジニア全体では平均残業時間が40時間程度と言われています。
しかし、実際はエンジニアの中でも職種や企業によって平均残業時間が大きく異なります。
そこでここではdodaの「平均残業時間ランキング【91職種別】」を参考に、職種別の平均残業時間と残業が発生する要因について解説していきます。
これからエンジニア職種への転職を検討している人は参考にしてみてくださいね。
※上記の残業時間は2023年時点
Webエンジニア
Webエンジニアの平均残業時間は15〜35時間です。
Webエンジニアはプロジェクトの締切対応やバグの修正、仕様変更や機能追加など、一定期間作業が集中したり、急な対応が必要な時に残業が発生します。
末永
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアの平均残業時間は20〜40時間程度です。
サーバーエンジニアの残業はサーバーの障害時に迅速な対応が必要な場合や深夜にメンテナンスをする際に発生します。
末永
サーバーが止まってしまうとサービスが利用できなくなるため、サービスの利用頻度が少ない夜間にメンテナンス作業がおこなわれます。
サーバーエンジニアの場合、夜間対応がある分残業が増えてしまうんですね。
サーバーエンジニアに興味がある人は下記の記事も参考にしてみてくださいね。
ネットワークエンジニア:22.1時間
ネットワークエンジニアの平均残業時間は20〜40時間程度です。
ネットワークエンジニアはネットワークの保守や障害対応など、緊急事態への対応が求められるなど突発的に残業が発生します。
末永
ネットワークエンジニアはネットワークの設計や構築、運用を担当する職種で、業務が安定している場合は残業が少ないことが多いです。
ただ障害対応やシステムを拡張する際には夜間対応が必要なため、その場合は残業が発生します。
ネットワークエンジニアについて詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてくださいね。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアの平均残業時間は20~30時間程度です。
セキュリティエンジニアはサイバー攻撃やシステムの脆弱性が検知された場合に迅速な対応が求められることや、24時間体制での監視が必要な場合があり、深夜や週末にシフトが組まれることがあります。
末永
またシステムの脆弱性を測るテストを実施する際は深夜や稼働時間外に実施することが多く、その際に残業が発生します。
セキュリティエンジニアについて詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてくださいね。
エンジニアの残業時間が多くなる理由
エンジニアの残業時間が多くなる理由は主に以下の3つが考えられます。
エンジニアの残業時間が多くなる理由
- IT業界全体の慢性的な人材不足
- プロジェクトの特性
- IT業界特有の多重下請構造
まずIT業界全体で慢性的な人材不足のため、一人当たりの業務量が多くなり、残業を余儀なくされるといった実態があります。
実際に経済産業省の発表によると、2030年までに約79万人のIT人材が不足すると言われています。
また、プロジェクトの特性に関してはシステム開発において急な仕様変更や予期せぬバグの修正など予定外の作業が生じやすい性質が残業の多さに起因しています。
さらにIT業界特有の多重下請構造も残業を助長する要因となっています。
上流から下流へと厳しい納期が課されることで、それに応えるために長時間労働になりやすくなっているんですね。
末永
このように業界特有の構造的な問題や業務の特性が複雑に絡み合って、残業の多さにつながっている考えられます。
エンジニアが残業を減らす方法
エンジニアが残業を減らす方法は以下の5つです。
エンジニアが残業を減らす方法
- 自身の業務効率を見直す
- チーム内でのコミュニケーションを密にする
- スキルアップを心がける
- 残業の少ない企業や職種に転職する
エンジニアが残業を減らすには、まず自分の業務効率を上げられないか検討するのが大事ですね。
タスク管理ツールを使用したり、集中力が高い時間とそうでない時間でタスクの種類を変えたりしながら生産性を上げる工夫をしましょう。
次にチーム内でのコミュニケーションを密にして業務を円滑に進めるための情報共有や進捗確認をマメにおこなうことで、作業の無駄を減らします。
さらに仕事への向き合い方やタスク処理の仕方を変えるだけでなく、スキルアップも大切です。
というのも、新しい技術や効率的な開発手法を学ぶことで、作業時間を短縮できる可能性があるからです。
末永
ここまでは自分の努力次第で残業を減らせる部分でしたが、業務の特性上残業が減らない場合には、転職を検討するのも1つの手段です。
末永
とはいえ、残業が少ない会社や職種を見極めるのが難しいと感じる人は、転職のプロである転職エージェントに相談するのがおすすめです。
転職エージェントなら志向性や経験に合わせてあなたにあった求人を紹介してくれます。
特にエンジニアの転職ならIT業界特化の マイナビIT AGENT・レバテックキャリア・Geekly(ギークリー)などがおすすめです。
働き方を改善したいけど、具体的にどういう風に企業を選んだらいいかわからないという人は一度エージェントに相談してみましょう。
エンジニアにおすすめ転職エージェント
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その他エンジニアの転職に強い転職エージェントについて詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
残業が少ないエンジニア職種
ここでは残業が少ない傾向にあるエンジニア職種と残業が比較的少ない理由について解説していきます。
以下の職種がエンジニア職種の中でも比較的残業が少ないと言われる職種になります。
末永
ただ、残業が「多い少ない」は企業の風土やプロジェクトの性質、職位によって大きく左右されるので、あくまで参考程度に捉えてください。
またエンジニア未経験の場合はワークライフバランスよりも実務経験を取った方が良いこともあるので、自分の状況に応じて重視するポイントを選択しましょう。
インフラエンジニア
インフラエンジニアはネットワークやサーバー、データベースなどの基盤を構築・運用する職種です。
システムが安定的に稼働している場合は日常業務がルーティーン化されていて、残業が少ない傾向があります。
末永
ただし、トラブルが発生した場合や夜間のシステムメンテナンスが必要な時は、残業や深夜作業が発生することもあります。
インフラエンジニアへの転職方法や、仕事内容など詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてくださいね。
社内SE
社内SEは、自社内で使用するシステムの開発・運用・保守を担当します。
クライアントが外部の取引先ではない分、契約に関連した納期のプレッシャーが少なく、業務のスケジュールも柔軟に設定できるため、残業が少ないことが多いです。
末永
ただし、社内のシステムトラブル時には迅速な対応が求められる場合もあります。
また、社内だからこそ急な依頼も断りづらく残業が発生しやすくなるケースもあります。
テストエンジニア
テストエンジニアは、ソフトウェアやシステムが正しく動作するかを確認するためのテスト作業を専門的におこないます。
業務の性質上スケジュールが予測しやすいため、残業が少ない傾向があります。
末永
ただし、テストエンジニアは開発の最終段階で仕事をするため、プロジェクトが遅れると、調整のために残業が発生する可能性もあります。
運用・保守エンジニア
運用・保守エンジニアは、システムが導入された後、そのシステムが正常に稼働しているかをチェックする仕事です。
通常業務が定期的な監視やメンテナンスであるため、業務時間が比較的安定しています。
末永
運用・保守エンジニアはシステムトラブルがなければ、残業はほとんど発生しません。
一方で、業務が単純になりやすいのでエンジニアとしての経験を積むために転職しようと考える人も多いですね。
クラウドエンジニア(運用系)
クラウドエンジニアは、クラウド上でシステムを設計・構築し運用する仕事です。
クラウドエンジニアの中でも、運用・管理系のポジションは、定期的なメンテナンスや運用がメインの業務になります。
そのためシステムが安定している場合には残業が少ないです。
末永
ただし、システムがダウンした場合に緊急対応で残業が発生することもあります。
クラウドエンジニアについて詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてくださいね。
ヘルプデスクエンジニア
ヘルプデスクエンジニアは、クライアントからの技術的な問い合わせに対応するのが仕事です。
シフト制で決まった時間内で対応することが多く残業が発生しづらいです。
末永
ヘルプデスクエンジニアは直接的に開発に携わることが少ないので、プロジェクトのように納期に追われることがないのが残業が少ない大きな要因ですね。
エンジニアが残業の少ない企業を選ぶコツ
エンジニアが残業の少ない企業を選ぶコツは3つあります。
残業が多いか少ないかは企業の業態によるものが大きいので、しっかりとポイントを抑えて残業が少ない企業を選べるようにしましょう。
自社開発がメインの企業、受託開発でも元請け企業を選ぶ
エンジニアが残業が少ない企業を選ぶなら自社開発の企業、もしくは受託開発でも元請け企業を選ぶようにしましょう。
なぜなら残業が多くなるかどうかは企業がどういう風に案件を獲得しているかに大きく影響を受けるからです。
自社開発の場合は外部のクライアントではないため、納期の融通が効きやすい傾向があります。
一方で受託業務になると下請けの企業ほど残業が多くなりやすい傾向があるので注意が必要です。
末永
ただし、自社開発や受託の元請け企業に転職するには、高いレベルでの専門スキルやマネジメント経験が求められるので、エンジニアとして一定の経験が求められます。
そのため、全くのエンジニア未経験でいきなり自社開発や元請け企業に転職するのはかなりハードルが高いです。
全くの未経験の場合は下請けから経験を積んでいく意識を持つようにしましょう。
人員の大量募集や頻繁に求人が出ている企業は選ばない
エンジニアが残業を少ない企業を選ぶには、人員を大量募集している企業や頻繁に求人を見る企業は避けましょう。
というのも、大量募集や継続的に求人が出ている企業は人員不足である可能性が高いからです。
末永
これは会社の規模感に限らず起こり得ることなので、大手だから残業が少ないといったことはないので注意しましょう。
信頼できる情報源を活用する
エンジニアが残業が少ない企業を選ぶには、信頼できる情報源を活用しましょう。
具体的には実際の残業時間が記載されている口コミサイトや転職エージェントを活用するのがおすすめです。
末永
口コミサイトは残業時間などが数値で見れるものがおすすめです。
というのも、口コミサイトは人の解釈によって書かれるものだからです。
あくまで主観による評価なので、実際にどのような働き方になるのかは企業の案件の受注方法やプロジェクトの進め方などを詳しく確認するようにしましょう。
とはいえ、1社1社の情報を調べるのには限界がありますよね。
そんな時は転職エージェントを活用するのもおすすめです。
末永
転職エージェントは企業から依頼を受けて求人を出し、転職者の入社が決まったら企業から紹介手数料をもらうビジネスモデルです。
企業との取引を継続させるためには信頼関係が重要なので、ミスマッチな人材を紹介しないように企業の採用要件や内情に詳しいです。
その点あなたの転職目的が果たせるかどうかを企業の目線でも考えてくれるので、転職エージェントを使えば効率よく情報収集できますよ。
特に転職エージェントの中でもIT・Web業界に特化していてエンジニアの転職支援の実績が豊富なマイナビIT AGENT・レバテックキャリアGeekly(ギークリー)がおすすめです。
まずは複数登録して今の仕事での悩みや転職に関する悩みを相談するところから始めてみましょう。
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