
エンジニアの残業はどれくらい?残業が少ない職種や企業の選び方を解説
「エンジニアは残業が当たり前」という認識がある一方で、実はエンジニアの中にも残業が少ない職種や企業があります。
この記事では、残業を減らしたい人向けに、残業が少ないエンジニア職種や企業の選び方を詳しく解説します。
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エンジニアの平均残業時間【職種別】
エンジニアの残業は「多い」と一括りにされがちですが、実際は職種で2倍以上の差があります。まずは自分の位置を、他職種と並べて確かめてみましょう。
全職種平均は月20.6時間で、職種による差が大きいのが実態です。エンジニア系では組み込みエンジニアが29.3時間と多め、社内SEやWebエンジニアは平均前後かそれ以下です。
| 職種 | 月間平均残業時間 |
|---|---|
| 組み込みエンジニア | 29.3時間 |
| インフラコンサルタント | 22.7時間 |
| 社内SE・Webエンジニアなど | 全職種平均前後〜以下 |
| ― 全職種平均 ― | 20.6時間 |
| 総合商社の営業(参考) | 29.8時間 |
| 販売/接客(参考) | 11.9時間 |
| 一般事務(参考) | 11.0時間 |
| 医療事務(参考) | 10.5時間 |
ITコンサル・SIer上流・組み込み系は残業が多め
- ITコンサル・インフラコンサル:IT戦略や要件定義など上流工程を担当
- 組み込みエンジニア:家電や自動車などの機器を動かすソフトを開発
残業が多いのはコンサル系や組み込み系です。dodaの2025年調査でも組み込みエンジニアが月29.3時間、インフラコンサルタントが22.7時間と高めでした。
ITコンサルタントやSIerの上流工程も、繁忙期は月30時間を超えることがあります。
理由は、クライアントが納期を決め、仕様変更も無料で対応する慣行が業界に根づいているからです。
工数が読みにくい構造の中で、プロジェクト末期はバグ対応とドキュメント整備が積み重なります。リリース前後の2〜3ヶ月は、深夜残業が常態化することもあります。

SIerや受託開発の残業がなくならない根っこは「人月単価で売る」ビジネスモデルにあります。
投じた工数がそのまま売上になるので、会社としては残業を減らす動機が働きにくいんですよね。
ここを本気で変えたいなら、職種か会社そのものを変えるのが現実的な手段です。
SIerやサーバーエンジニアの仕事内容やキャリアパスについては、こちらも参考にしてください。
アプリ・Web・バックエンドは全職種平均前後
- アプリケーションエンジニア:業務システムやアプリを設計・開発
- Webエンジニア:Webサイトやサービスを開発
アプリやWeb系のエンジニアは残業時間が比較的落ち着いており、全職種平均(月20.6時間)前後かそれ以下に収まることが多いです。
自社サービスを持つ企業は開発スケジュールを自分たちで調整でき、突発的な長時間残業が起きにくいためです。
ただしスタートアップや急成長中の会社は例外で、機能開発が増える時期は残業も膨らみます。

Webエンジニアは残業が少ないイメージですが、シリーズAからBへ伸びる成長フェーズは開発量が急増するので一概には言えません。
求人票を見るときは、会社の規模と設立年数もあわせて確認しておくと入社後のギャップを防げます。
社内SEとインフラ系は残業が少ない部類
- 社内SE:自社の社内システムの導入・運用を担当
- インフラエンジニア:サーバーやネットワークを構築・運用
社内SEは全職種平均を下回る部類です。
クライアントが社内の従業員に限られるため、外部からの無理な要求や突発的な仕様変更が起きにくく、業務の流れが安定しやすい環境です。
インフラエンジニアは担当フェーズで変わります。夜間メンテナンスが残るオンプレミス環境か、クラウド中心かで残業時間が大きく変わるため、転職先がどちらの環境かを事前に確認しておくのがおすすめです。
エンジニアの残業時間の目安と危険水準
エンジニアの残業が「多いだけ」なのか「危険水準」なのかは、法律の基準や統計の見方で判断できます。自分の状況を正しく測るための目安を整理します。
何時間からが危険水準か(36協定・過労死ライン)
残業が危険水準かどうかは、労働基準法の36協定が判断の基準になります。残業の上限は原則で月45時間・年360時間です。
これを超えられるのは特別条項がある場合だけで、それでも月100時間未満、複数月の平均で80時間以内、年720時間以内という上限があります。
とくに月80時間は「過労死ライン」と呼ばれ、健康を害するリスクが一気に高まる水準です。月の残業が45時間を超える状態が続くなら、一度立ち止まって続けるかどうかを考えるサインだと思っておいてください。

求人票の「みなし残業20時間」で安心する人は多いですが、あれは上限ではなく「20時間までは残業しても給料が変わらない」という意味です。
本当に見るべきは36協定の特別条項です。月100時間近い残業が契約上できてしまわないか、面接で必ず確認しましょう。
統計に出ない「サービス残業」に注意
同じ「残業時間」でも、出どころで数字が変わります。厚生労働省の毎月勤労統計調査では、情報通信業の所定外労働は月15.8時間ほどでした。これは給料として支払われた残業だけを数えたものです。
一方、doda調査の20.6時間は働く人の自己申告なので、サービス残業も含まれます。この差に、記録に残らないただ働きが表れている可能性があります。
求人票の平均残業時間が短くても、それが申告ベースの短さではないかを疑う視点を持っておくと安心です。
エンジニアの残業が多くなる理由
なぜエンジニアの残業はなくならないのか。個人の努力や会社の方針だけでは説明しきれない、業界構造の問題があります。
プロジェクト型業務の「山場集中」で残業が増える
エンジニアの残業は「常に多い」のではなく、開発の山場に集中するのが特徴です。要件定義や設計は落ち着いていても、開発後半に工数が一気に増えます。
SIerではリリース3ヶ月前から月60〜80時間になることもあります。見積もりの段階でバッファを積んでおくと、残業を抑えやすくなります。

「繁忙期とそれ以外の落差が激しくて体力が持たない」という相談は、SIerのエンジニアから本当によく受けます。
山場が読めるなら事前に上長と交渉できますが、それが通らない文化なら環境を変えたほうが根本解決に近いことが多いです。
IT人材不足で1人が複数の役割を担わされる
慢性的な人手不足も残業を押し上げます。経済産業省のIT人材需給に関する調査では、2030年には国内のIT人材が最大で約79万人不足すると試算されています。
この不足が、開発もテストもドキュメント整備も1人でこなす状況を生みます。とくに中小のIT企業やSES会社では、採用が追いつかない分だけ既存社員への負荷が高まります。
転職前に、その会社が同じ職種の中途採用をどのくらいの頻度で出しているかを調べておくと、入社後のしわ寄せリスクを減らせます。

「エンジニアの募集を常に出している会社」は、席が埋まらないくらい人が足りていないサインです。
求人サイトで同じポジションの募集を過去1〜2年さかのぼって、ずっと出しているなら「なぜ埋まらないのか」を面接で聞いてみてください。
受託開発・SESはクライアント要求に逆らえない構造
受託開発やSESでは、納品物の評価も支払いもクライアントが握っています。この力関係が、仕様変更や緊急対応を断りにくい立場を生みます。
「仕様変更は無料」「本番直前の機能追加」「休日の緊急バグ対応」といった慣行が続くのは、この構造が理由です。
最も効果的な対策は、自社サービス企業や変更管理のルールが整った会社へ移り、契約外の要求に「NO」と言える環境を選ぶことです。

客先常駐のSESから自社開発企業へ移って「残業が半分以下になった」という声はよく聞きます。
ただ仕事の進め方が根本から変わるので、転職エージェントに事前に文化の違いを確認しておくのがおすすめです。
エンジニアの残業がなくならない根っこは、SIerや受託、SESの業界構造にあります。その構造ごと変えられるのが職種や会社の変更です。
残業の少ない職場への転職実績が豊富なエージェントに、まずは相談してみてください。
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エンジニアが残業を減らす方法
構造的な問題を理解した上で、実際に取れる手段を4つ紹介します。現職での改善策から、最終手段の転職まで順番に整理しました。
タスク工数を「見える化」して上流で交渉する
残業の多くは、最初から無理な見積もりで仕事を受けた結果です。JiraやBacklogなどで実際にかかった工数を記録しておきましょう。
そのうえで「前回の似たタスクがX時間かかったので今回も同程度必要です」と数字で示せると、交渉の土台になります。
見積もりにバッファを20%含める提案を習慣にすると、突発作業を吸収する余力が生まれます。

工数交渉がうまい人に共通するのは「感情ではなく数字で話す」点です。
「先月の似たタスクで32時間かかりました。今回の見積もり16時間は2倍以上の負荷です」と言えると、上長も無視しにくくなります。
生成AIツールで定型業務の時間を削る
GitHub Copilotやコード生成AIを使うと、定型的なコーディングを短縮できるケースが増えています。
ドキュメント作成、単体テストの自動生成、議事録の下書きなど「時間はかかるが頭を使わない作業」から試すと効果を感じやすいです。
ただし、空いた時間にすぐ別のタスクが詰め込まれる文化の職場では、個人の工夫だけでは限界があります。

AIツールを使い始めて最初にぶつかる壁は「空いた時間に別の仕事が入ってきた」という状況です。
効率化の成果が全部会社に持っていかれる文化なら、職場そのものを変えない限り残業は減りません。
残業しない先輩・同僚の立ち回りを観察する
残業を減らすヒントは、身近な「定時で帰る人」の動き方にあります。急ぎでない依頼をすぐ引き受けない、依頼が重なったら優先度を相手と合意してから動く、といった工夫が効いています。
一方で、会社全体が「残業は美徳」という文化なら、個人の努力には限界があるのも事実です。

定時で帰れている人の多くは、仕事量を減らしているのではなく「仕事の流れ込み口を絞っている」ことが多いです。
何でも引き受ける姿勢が残業を呼び込むのは、エンジニアに限らずよく見られます。
職種または会社を変える「転職」が根本解決
現職での改善が限界に来たなら、転職が最も確実な手段です。月40時間の残業は年間で480時間。仮に時給3,000円で換算すると、年間144万円分の時間が残業に消えている計算になります。
残業の少ない職種や自社サービス企業への転職で、この状況は変えられます。ただし1つ注意点があります。残業から逃げることだけを目的に年収の高さで会社を選ぶと、かえって前より長時間労働になることがあります。
何を減らして何を得たいのかを整理してから動くのが、失敗しないコツです。

「もう少し頑張ってから」と転職を先延ばしにする人は多いですが、会社の構造から来る残業は個人の頑張りでは変わりません。
残業が多い状態が続くほど転職活動に使うエネルギーも削られるので、迷っているなら早めに動くことをおすすめします。
残業を根本から変えたいなら、現職での個人努力よりも職種や会社選びの見直しが効きます。まずはエンジニア専門のエージェントに相談して、自分に合った選択肢を確認してみてください。
エンジニアに特化した転職エージェントの選び方は、こちらでまとめています。
残業が少ないエンジニア職種
転職先として選びやすく、かつ残業が少ない職種を6つ紹介します。どこに移るかは、今のスキルや経験をもとに判断すると失敗しにくくなります。
| 職種 | 残業の傾向 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 社内SE | 少なめ(全体平均を下回る) | 外部の締め切りから離れたい人 |
| テストエンジニア・QA | 仕様があれば定時退社しやすい | 開発経験を活かしたい人 |
| 運用保守・ヘルプデスク | ルーティンで予測しやすい | 残業を読める働き方がしたい人 |
| クラウドエンジニア | 自動化で夜間作業が激減 | 年収も上げたい人 |
| インフラエンジニア | 設計フェーズは少なめ | 分業体制の会社を選べる人 |
| セキュリティエンジニア | 平常時は少なめ・緊急対応あり | 専門性で市場価値を高めたい人 |
社内SE(外部圧力が少なく残業が少なめ)
残業が少ない職種として最初に挙がるのが社内SEです。全職種平均を下回る水準で働けることが多いです。
クライアントが社内の従業員に限られるため、外部からの無理な要求や突発的な仕様変更が起きにくいのが理由です。
ただし注意点もあります。システム全体を1〜2人で維持する中小企業に入ると、障害対応で休日出勤が発生することもあります。IT部門の人数規模も確認しておきましょう。

社内SEでも、システム刷新や大型のDXプロジェクトが進行中の会社に入ると、初年度から残業が急増することがあります。
「今どのフェーズか」は面接で必ず確認したいポイントです。
テストエンジニア・QA(仕様があれば定時退社できる)
テストエンジニアやQAエンジニアは開発の後工程を担当するため、要件定義や設計フェーズの残業に巻き込まれにくいのが特徴です。
仕様書が固まっていれば、テスト設計と実行はスケジュール通りに進みやすくなります。
注意点は、開発が遅れてQAに充てる時間が圧縮されたとき、一時的に残業が集中することです。QA工程を独立して管理できる会社かどうかが、職場選びのポイントになります。

QAエンジニアへの転職は、開発経験を活かしながら残業を減らしたい人に向いています。
テスト自動化のスキルがあるとアピールしやすく、求人の選択肢も広がります。
運用保守・ヘルプデスク(ルーティンで残業が予測できる)
運用保守やヘルプデスクは、日次や週次の定型業務が中心です。そのため残業の見通しが立てやすく、突発的な長時間残業が起きにくい環境になります。
ただし、大規模障害やセキュリティインシデントが起きたときは深夜対応が発生します。障害対応のオンコール体制と手順書がどこまで整っているかは、入社前に確認しておくのがおすすめです。

「運用保守はスキルが伸びない」と思われがちですが、AWSやDatadogの実務経験が積めるクラウド運用のポジションも増えています。
残業を減らしながらスキルアップしたい人にとって、選択肢の1つになります。
クラウドエンジニア(インフラ自動化で夜間作業が激減)
AWSやGCP、Azureへのクラウド移行が進んだ職場では、サーバー変更がコマンド1本ででき、従来型の夜間メンテナンス作業が大きく減ります。オンプレミス中心の現場との差が出やすい職種です。
クラウドエンジニアは転職市場での需要も高く、AWS認定資格の保有者は書類選考の通過率が上がる傾向があります。
インフラエンジニアからクラウドスキルを身につけると、残業削減と年収アップを同時に狙えるルートになります。

クラウドエンジニアを目指すなら、まずAWS SAAの取得から始めるのをおすすめします。
独学3〜6ヶ月で取れる難易度で、書類選考の通過率に目に見えた差が出ます。
クラウドエンジニアの仕事内容や将来性については、こちらもあわせてご覧ください。
インフラエンジニア(設計フェーズは残業が少なめ)
インフラエンジニアはフェーズで残業時間に大きな差が出ます。設計フェーズは落ち着いた作業が多く残業は少なめですが、構築や移行の本番フェーズは深夜作業が発生することがあります。
転職するなら「今どのプロジェクトフェーズか」を必ず確認してください。設計、構築、運用を分業している企業のインフラポジションは、残業が少ない傾向があります。

インフラエンジニアの夜間作業は「変更管理プロセス」が整った会社ほど少ないです。
面接で「変更申請から本番適用までの手順はどう整備されていますか」と聞くと、会社の成熟度が分かります。
インフラエンジニアへの転職方法や必要なスキルは、こちらで解説しています。
セキュリティエンジニア(専門性は高いが緊急対応がある)
セキュリティエンジニアは専門性が高い一方、インシデント対応で残業が読みにくい面があります。
需要が急速に増え年収も高い傾向ですが、インシデント発生時の緊急対応は深夜や休日を問いません。
残業を抑えながらセキュリティのキャリアを積みたいなら、インシデント対応よりも脆弱性診断やセキュリティ設計を担当するポジションを選ぶのが現実的です。

セキュリティエンジニアへの転職は、情報処理安全確保支援士などの資格取得から始めると市場での評価が上がります。
待遇改善とスキルアップを同時に狙うなら、今後のキャリアに合わせて検討する価値があります。
セキュリティエンジニアの仕事内容やキャリアについては、こちらもご確認ください。
残業の少ない会社へ転職するチェックポイント
職種を変えるだけでなく、同じ職種でも会社によって残業時間は大きく変わります。入社後に「聞いていた話と違う」とならないための確認ポイントを3つ紹介します。
求人票の残業時間は「繁忙期の上限」を確認する
求人票で本当に見るべきは、繁忙期の上限です。「固定残業代20時間分を含む」は上限ではなく、その20時間が最低ラインになっている会社もあります。
確認すべきは、36協定の特別条項による時間外労働の上限です。月100時間未満・年720時間以内と書かれていれば、繁忙期に月100時間近い残業が契約上は可能ということです。
面接で「繁忙期と閑散期で残業時間はどのくらい違いますか」と直接聞くのが、入社後のギャップを防ぐ最も確実な方法です。

求人票の平均残業時間は「良い月」を示していることがあります。
採用担当に聞くと、平均は10時間でも繁忙期は60〜80時間というケースは珍しくありません。
平均値より「上限と下限の幅」を聞くほうが、入社後のギャップを防げます。
口コミサイトのワークライフバランス評点3.5以上が1つの目安
会社選びの目安になるのが、口コミサイトの評点です。エン カイシャの評判や転職会議のワークライフバランスで、エンジニア職種は3.5以上が残業の少ない目安です。
口コミを見るときは、直近1〜2年の投稿に絞って読みましょう。「残業」「有休」「働き方」のキーワードで絞り込むと傾向をつかみやすくなります。
ネガティブな口コミが残業に集中している会社は、構造的に改善されにくい場合が多いです。

口コミは「不満のある人が書く傾向」があるので、ネガティブコメントの量より「内容の一致度」で判断します。
複数の人が同じ残業の問題を指摘しているなら、会社の構造的な問題として受け取ったほうがいいです。
エンジニア専門エージェントなら非公開の残業実態を持っている
転職エージェントは採用担当者と継続的なつながりを持っているため、求人票や口コミには出てこない情報を把握していることがあります。
とくにエンジニアの採用は人事ではなく現場のマネージャーが直接見るケースが多く、現場と直接つながっているエージェントほど、実際の残業や職場の雰囲気を正確に教えてくれます。
「平均残業時間の実態」「有給消化率」「開発チームの離職率」といったデータを持つエージェントに相談すると、入社後のミスマッチを大きく減らせます。
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エンジニアの残業に関するよくある質問
エンジニアの残業について、検索でよく見られる疑問をまとめました。自分の状況と照らし合わせてみてください。
システムエンジニアはなぜ残業が多いのですか?
納期をクライアントが決め、仕様変更に無料で対応する受託の商習慣が主な理由です。工数が読みにくく、開発後半に作業が集中するため、リリース前に残業が偏ります。
残業が月40時間はホワイト企業ですか?
36協定の原則上限は月45時間なので、40時間はぎりぎり原則内です。全職種平均の20.6時間と比べると多めで、ホワイトとは言い切れません。繁忙期に何時間まで増えるかを確認しましょう。
残業が月80時間や年720時間はきついですか?
月80時間は過労死ラインと呼ばれ、健康リスクが高まる水準です。年720時間は36協定の特別条項の上限にあたります。この状態が続くなら、転職も含めて環境を変えることを検討したほうがいいです。
残業が本当に少ないエンジニア職種はどれですか?
社内SEが代表格です。テストエンジニアやQA、運用保守、クラウドエンジニアも残業が読みやすい職種です。いずれも外部の締め切りに振り回されにくいのが共通点です。
未経験でIT業界に転職すると残業は多いですか?
入社直後は学習に時間がかかり残業が増えがちですが、職種選び次第で抑えられます。運用保守や社内SEなど定型業務が中心の職種から入ると、残業を抑えながら経験を積みやすくなります。
まとめ
エンジニアの残業時間は、コンサル系の月30時間前後から社内SE・Webエンジニアの20時間前後まで、職種によって大きく異なります。
最新の2025年調査では全職種平均が20.6時間まで下がり、エンジニア全体が極端に多いわけではありません。
「エンジニアは残業が多い」はSIerや受託開発、SES系には当てはまりやすい話ですが、自社サービス企業や社内SE、クラウドエンジニアといった職種では全職種平均以下で働けるケースも十分あります。
現職での改善に限界を感じているなら、職種か会社を変える転職が、その状況を変える最も確実な手段です。エンジニア専門のエージェントに相談して、残業の少ない職場を一緒に探してみてください。
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