営業職からのキャリアチェンジ|キャリアにならないってホント?

営業職からのキャリアチェンジ|キャリアにならないってホント?

    営業からのキャリアチェンジは可能なのかどうか、可能なら何が必要なのかを転職のプロが徹底解説します。

    また、営業からキャリアチェンジする際のよくある理由やキャリアチェンジの種類、営業職としてのキャリアアップ方法についても併せて紹介します。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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営業からのキャリアチェンジは可能?

そもそも営業から異業種にキャリアチェンジできるのか不安の人も多いでしょう。

結論、営業から異業種にキャリアチェンジすることは可能です。

ですが、これから説明する2つの前提条件に当てはまっていないと、営業から異業種へのキャリアチェンジの難易度がぐっと上がります。

  • 20代であること
  • 自身のポテンシャルや営業職で残した結果をアピールできる

転職エージェント末永 末永

まず未経験職種へのキャリアチェンジは、20代(特に25歳以下)以外は難しいと考えてください。


前提として、転職先の企業は人材育成になるべくコストをかけたくないと考えており、せめて人材の将来の伸びを考えるとしたら20代にかけると相場が決まっているからです。

2点目は、経験者を取らずにわざわざ未経験者を取ろうと思わせるほどの秀でたポテンシャルや営業職での実績を持っているかどうかです。

採用者側の目線に立つと、そもそも転職で職種ポストを用意しているのはその道の経験者が欲しいからです。

そのため未経験転職では、面接官に対しいかに入社後活躍できるイメージを抱かせるかが重要になります。

また営業職の場合では、現場で培った数値感覚、マネジメントスキル、業務設計力などのスキルは、営業以外の職種でも必要となることが多く、異職種に転職する際でも即戦力として重宝されます。

よくある営業からのキャリアチェンジ理由

次に営業職からキャリアチェンジしたいという人に多い理由をいくつか紹介していきます。

自分はどのような理由に当てはまっているのか、ぜひ参考にしてください。

営業からのキャリアチェンジの理由としては主に以下の3点があげられます。

営業の仕事がつらいからキャリアチェンジ

営業職の仕事は、自社の製品を購入してもらうために、テレアポ、飛び込みなどあらゆる方法を使って顧客、また潜在的顧客と接点を持つことが重要なミッションです。

それはエネルギーを使う上、そのような状況の中でノルマを課されることはガッツが必要となります。

そのような状況についていけないという人、今は何とかやっていけるけど、将来的に厳しいと考える人が営業職からのキャリアチェンジを考えてます。

提案の幅が狭いからキャリアチェンジ

営業職の仕事というのは、会社の製品をもって顧客の課題を解決し、お金をもらうお仕事です。

しかし、その提案は会社の製品力・サービス力が前提となります。

いくら自分が頑張ったとしても、製品・サービスの能力が発揮できないことに対して苛立ちを感じ、コンサルタントや会社の経営企画などのポジションに目を向ける人もいるようです。

ライフスタイルを変えるためキャリアチェンジ

結婚を意識したり、実際に結婚した場合、家庭に比重を置けるような仕事にしようとする女性の人も少なくありません。

その結果、営業事務職といった事務系職種を希望する傾向にあります。

また、男性においても、家庭と仕事を両立させるために営業職から別の職種に就きたいと考える人も多くいるようです。

転職エージェント末永 末永

ここではよくある理由を3つご紹介しましたが、転職後に後悔しないためには、キャリアチェンジを考えている明確な理由を見つける必要があります


なぜなら、明確な理由がないと転職軸が定まらないので、自分の理想の転職先を見つけることができないからです。


営業からのキャリアチェンジを考えている理由を明確にして、転職軸を定めるためには自己分析に加えて業界・職種理解も欠かせません。

しかし、現職での業務をこなしながら自己分析や業種・職種理解を並行して進めるのは、かなり難易度が高く、内容も薄くなりがちです。

そこで、転職のプロであり各職種・業界への理解が深い転職エージェントを活用することを強くおすすめします。

特に弊社のすべらないキャリアエージェントでは徹底的な自己理解に力を入れており、約10時間、日数にして2〜3日を自己分析に使います

そのためすべらないキャリアエージェントを使っていただければ、転職軸が明確に決まり自分の理想の職場、職種に転職できる可能性が大いに高まります。

せっかくの営業職からの転職を成功させるためにも、ぜひ一度弊社にご相談ください。

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営業からキャリアチェンジの種類

では、営業からキャリアチェンジするにはどのような方法があるのでしょうか。

具体的には以下の3つの方法があります。

社内転職

営業職に限らず、社外転職より社内転職のほうが低リスクです。

なぜなら会社という組織は、スペシャリストより、ゼネラリストを育て、会社の事業を総合的に守ってくれる人材を育成したいと考えているからです。

そのため社内公募や社内異動という形で同じ会社にいながら別の職種にチャレンジできる制度を構築している会社が多くあります。

そして、この形のほうがあなたの職歴を汚さないという観点、またあなたが1番知っている会社の仕事をできるという観点からも低リスクでキャリアチェンジ・職種転換を実現することができます。

クライアント側への転職

二つ目にクライアント側に転職する方法もあります。

例えば、営業職から新製品の開発・改善をおこなうプロダクトマネージャーへのキャリアチェンジなどが存在します。

このようにクライアント側にキャリアチェンジするという方法も考えられます。

クライアント側は、ユーザーの心理や業界の知識を持っている人を欲しいと思ってます。そのため、その会社が欲しい人材により近いほど、採用したいと思うでしょう。

実際、転職エージェントでも、担当クライアントから引き抜かれてその会社の人事として活躍している人も大勢います。

あなたが営業職として働いているメリットを十分に生かした転職で職種転換もできます。

成長している企業に転職

創業間もない企業はとにかく人が足りていません。

そのため、カルチャーや志向性とマッチしていれば、該当職種での経験がなくてもあなたのスキルや前職での経験が評価され、採用される可能性が高くなります。

また、業務の細分化も進んでいないため、職種に縛られず、幅広い経験ができます。

職種転換を伴うキャリアチェンジを有利に進めるにはベンチャー企業などの成長している企業をターゲットにすることも1つの方法です。

営業から転職しやすい職種に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので興味のある人はぜひご覧ください。

営業職のまま転職するプラン

転職エージェント末永 末永

ここまで営業職から他職種のキャリアチェンジについてお話をさせていただきました。


ですが、キャリアチェンジを考えている人は再度立ち止まって考えてみましょう。

あなたが今、営業職として働いているのは適性があったから配属されたという可能性もあり、企画職・マーケティング職にキャリアチェンジして後悔したという事例も実際に少なくありません。

また、ある業界の営業として働き、その仕事が合わないからと言って、営業職そのものの適性がないとは限りません。

そのため、仮に現場に不満を抱えているのであれば、これまでの職種経験の棚卸しをにおこない、不満要因を徹底的に考えることをおすすめします。

  • 現職の何に不満を抱いているのか
  • その項目は営業からキャリアチェンジしないと変えられないのか?

主に考えるポイントは上記の2点です。とてもシンプルですが、しっかりと言語化しましょう!

無形商材の法人営業職がおすすめ!

営業職のまま転職するなら無形商材の法人営業職に転職するのがおすすめです。

理由は以下の5つです。

  • 専門性を身につけやすい
  • 他社からの引き合い、選択肢を増やしやすい
  • やりがいを感じやすい
  • 中長期的に給与・年収を上げやすい
  • 物売り的な要素が少ない

無形商材とは簡単に言うと、形のない商材・サービスを扱う職種の事で、扱う業界としては、IT・Web業界やコンサル、金融、広告、人材が挙げられます。

また無形商材は「商材が売れるかどうか」が、製品のスペックや外部要因よりも、営業担当者自身のヒアリング能力やコミュニケーションスキル、問題解決能力のほうが重要になってきます。

また無形商材の法人営業では、キャリアチェンジの理由として挙げられる「提案の幅が狭い」ということもかなり解消できます。

なぜなら無形商材の営業では目に見えないものを売り込まないといけないので、自分の提案力を最大限に活かした営業をおこないます。そのため有形商材に比べて提案の幅も広がります。

転職者無形商材の営業職の魅力はわかったのですが、難易度が高そうです…。

自分でも転職できるのでしょうか?

転職エージェント末永 末永

確かに、無形商材の営業の選考難易度は非常に高いです。


実際に無形商材の法人営業の仕事では、非常に高いレベルの課題解決力を求められるので、どのように優れた営業をしてきたか?という点を効果的に伝えられないとお見送りになってしまいます。

いかに優れた経験や実績を持っていても、効果的にアピールして入社後に活躍できるイメージを与えることができないと面接で落とされてしまいます。

効果的なアピール方法や活躍するイメージの与え方を鍛えるには、模擬面接等の場数を踏んでいくのが最も効率的です。

そこで一人で面接対策をおこなうのではなく転職エージェントを活用すると、転職のプロの視点から模擬面接の実施やフィードバックをもらうことができます。

特に、転職エージェントの中でも無形商材の法人営業への転職支援に特化している弊社のすべらないキャリアエージェントを利用するのがおすすめです。

無形商材の法人営業の中でも特に以下の業界・企業への深い理解や転職ノウハウを持っています。

  • 人材業界
  • 広告業界
  • IT・インターネット・Web業界
  • ベンチャー・スタートアップ企業

すべらないキャリアエージェントを使っていただくと、無形商材の法人営業の面接に特化した対策をさせていただくので、転職成功率を大幅に上げることができます。

無形商材の法人営業への転職を本気でお考えでしたら、ぜひ一度ご相談ください!

無形商材の法人営業への転職なら

無形商材の法人営業職についてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。

営業はキャリアにならない?

転職エージェント末永 末永

結論、営業職はキャリアにとても強いです。なぜなら営業はものを売る力というほとんどの会社で必要とされる力を身につけられているからです。

さらに、成果を出すことができれば、あらゆる企業から引っ張りだこな人材になることも可能です。

「営業を続けると営業しかできない人材となってしまうのではないか」「営業はキャリアにならないのではないか」と不安に感じられている人は多くいらっしゃいますが、実際は営業によって身につけたスキルは、キャリアを形成していく上で非常に役に立ちます

ここからは、営業職はどうしてキャリア形成に強いのかに関して3つの理由とともに説明していきます。

営業からのキャリアチェンジを考えている人は、一度踏みとどまって考えてみるためにもぜひ読んでみてくださいね。

営業は市場価値が上がりやすい

まず、営業がキャリアに強い理由の1つ目は、市場価値が上がりやすいことです。

営業は、同じ商品でも交渉力や、お客様の課題に対してどうアプローチしたかによって売り上げが変動する職業です。

そのため、商品の魅力をわかりやすく説明する論理的思考力や、課題発見力など様々な能力が身につくため、市場価値が高まりやすく、キャリアに強いです。

給与が上がりやすい

次に、営業がキャリアに強い理由の2つ目は、給与が上がりやすいことです。

転職した後の給与は、企業や人によって様々ですが、前職の給与が考慮され決定されることが多く、現職の給与をあげておくことで、転職後も給与面での心配が少なくなります。

実際、営業職で成果を出していくと、直接企業の粗利につながっていくため、給与が上がりやすいです。

そのため、営業職はキャリア形成に強いのです。

若いうちにマネジメントを経験できる

最後に、営業がキャリアに強い理由の3つ目は若いうちにマネジメントを経験できる点です。

営業職では、企業によって若くても実績を残すことができれば管理職のポジションを目指すことができ、マネジメントを経験することも可能です。

マネジメントを経験することによって身につく、人材育成・経営視点などはかなり市場価値が高いので、営業職からのキャリアチェンジに迷っている人は、ぜひマネジメントを経験してからの転職をおすすめします。

営業職の面接官へのアピール方法

営業職からのキャリアチェンジを有利に進めるためには、上述のように面接官に自身のポテンシャルを認めてもらうためのアピールが必要です。

では、どんなアピールをすれば良いのでしょうか。結論から言えば現職の営業経験の中で、転職先の仕事と親和性のある能力をアピールすることが最も効果的と言えます。

企画職や採用人事であれば、目標達成に関する意欲、相手を動かすためのインプレッション、経理職や営業事務職であれば短時間で正確に業務を完遂するための事務処理能力などが該当します。

ただ、それ以外にもアピールできると良い項目がありますので、以下で3点ご紹介をさせていただきます。

営業からのキャリアチェンジの動機が論理的であること

ビジネスというのは、論理的思考で成り立っているという側面があります。

それは採用面接においても例外ではありません。その論理性というのは志望動機で確認されます。

転職エージェント末永 末永

志望動機というのはやる気や情熱を問う質問だと考えている人が多いのですが、それだけではなく論理性も見られています。


面接の中で「なぜ弊社の企画職を志望したのですか」と聞かれれば、あなたは相手が納得するようにその理由を答える必要があります。

そして次に聞かれる質問というのは「なぜ営業を続けたくないのか?」「なぜ営業職ではだめなのか?」「その仕事に就いてどのような人材に成長したいのか」「なぜ営業職では自分のなりたい将来像になれないのか」ということです。

面接官はその観点に至るまで深堀りし、あなたの論理に矛盾がないかを確認することもあります。

そのため、上記のような重箱の隅をつつくような質問をしてくる面接官を説得できるまで転職理由を深掘りし、理論武装しておく必要があります。

成長意欲があること

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未経験からキャリアチェンジという不利な点を克服するためには、熱意のアピールが不可欠です


なぜなら未経験で転職するには採用者に経験者ではなく、即戦力にならない未経験者を採用してもよいと思わせる必要があるからです。

例えば、資格を取る、自分でWebアプリを開発しているなど自発的な努力をしていること、またその証明をアピールできると説得力が増します。

事実、未経験経理職で簿記取得は必須ではないです。

しかし経験者と未経験者を比べた時に経験では負けてしまっているため、簿記2級の取得などといった、それに対抗できるような資格をとっておくといいでしょう。

自主性・やる気、成長意欲があり、それを形として示せる人が、面接官から評価がされやすいのです。

柔軟な思考ができること

仕事が変わるということは、異なる環境でもすぐに慣れ、必要な内容をすべてキャッチアップできる柔軟性が不可欠であり、それをアピールすることもが大切です。

現職の経験など具体的なエピソードを織り交ぜられるとさらに良くなります。

柔軟性、対応力というものも長期就労という観点において評価されるのです。

本気で営業職からのキャリアチェンジをお考えなら

本気で営業職からのキャリアチェンジを考えていて、成功させたいのなら転職エージェントを活用することをおすすめします。

営業職から異業種にキャリアチェンジするには以下の2つが重要になります。

  • キャリアビジョンを明確にすること
  • 現職での強みをアピールして入社後の活躍イメージを伝えること

営業職に限らずですが、異業種にキャリアチェンジする場合はまずキャリアビジョンを明確にする必要があります。

キャリアビジョンを立てると「転職活動を通して何を目指すのか」「そのためにどんな会社に入りたいのか」などが整理され、転職活動におけるブレない軸がある状態が出来上がります。

すると、明確で一貫性を持った志望動機を語れるため、面接での評価が上がります。

また、基本的に転職市場は経験を重視するため、未経験でのキャリアチェンジは難易度がかなり高く、いかに現職での強みを入社後に活かせるかを伝えるが鍵になります。

しかし、いきなりキャリアビジョンを考えろと言われたり、強みをアピールといってもイメージが湧かず不安ですよね。

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そこで転職支援のプロである転職エージェントを使って、明確なキャリアビジョンの設計と強みのアピール方法を伝授してもらいながらサポートしてもらうのがおすすめですよ。


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