
既卒の面接の自己紹介の例文と話し方|伝えるべき内容
既卒の面接で自己紹介をどう話せばいいか悩む人へ。伝えるべき内容・状況別の例文・第一印象を上げる話し方を現役エージェント視点で解説します。
卒業後のブランクの伝え方や深掘り質問への切り返しもまとめ、内定獲得につながる準備ができます。
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既卒面接の自己紹介で伝えるべき内容
既卒の自己紹介は新卒とも転職とも違い、卒業から現在までの空白期間と、いま就職を決意した理由をひとつの流れで語る必要があります。
内容を絞り込まないとダラダラした印象になり、面接官の集中も切れます。30秒〜1分半に収める前提で、必ず入れるべき内容を順番に整理します。
1.挨拶と感謝・自己紹介の所要時間
最初の5秒で第一印象が決まるため、面接の場を作ってもらった感謝を一言で伝えてから本題に入ります。「本日はお時間をいただきありがとうございます」と一礼を添える程度で十分で、長い前置きは不要です。
自己紹介の総時間は30秒〜1分半が目安で、これは1つの質問に割ける時間としても自然な長さです。1分半を超えると面接官の体感時間は急に長くなり、自己紹介のあとに続く深掘り質問への集中力も落ちます。

既卒は自己紹介で「普通の社会人として面談ができる人間か」を見られています。長さで誠意を示そうとせず、テンポと短さで受け答えの基礎力を見せるのが正解です。
2.氏名・卒業した大学・学部・年齢
氏名と学歴は「卒業した」と過去形で言い切るのが既卒の話し方です。在学中の新卒は「〇〇大学から参りました」、転職者は「現職は〇〇です」と話しますが、既卒はそのどちらでもないため、「〇年に〇〇大学〇〇学部を卒業した、〇歳の〇〇です」と一文で完結させます。

年齢を伏せると逆に「触れたくない長さなのか」と勘ぐられます。事実を最短で出すほうが、面接官の関心は次の項目に移っていきます。
3.学生時代に注力したこと
学生時代の話は、学業・部活動・アルバイト・サークルのうち1つに絞り、応募する職種で活きる切り口で語ります。複数を浅く並べると印象に残らず、自己PRと混ざってダラダラします。
たとえば、営業職を志望するなら部活でのリーダー経験、事務職なら学業のレポートで培った正確性のように、職種と紐付けた短い1項目を選びます。学生時代の話は深掘り質問で必ず再登場するため、ここで触れた内容と整合する材料を1つだけ用意しておくのがコツです。

学生時代に語れる経験が薄いと感じる既卒も多いですが、面接官は学生時代の華々しさより「いま応募してきた理由とつながるか」を見ます。地味な経験でも応募職種に結びつけば十分です。
4.卒業から現在までに何をしてきたか
ここが既卒の自己紹介で最も問われ、合否を分ける項目です。「特に何もしていません」では主体性を疑われ、「アルバイトをしていました」だけでは具体性が足りないと評価されます。行動と気づきを必ずセットで語るのが基本です。
具体的には、「飲食店でアルバイトをしながら接客で顧客対応の基本を覚え、自分は人と関わる仕事に向いていると気づいた」のように、活動内容と、その活動を通じて得た自己理解の2階建てで語ります。期間が長い人は、最後の半年〜1年に力を入れたことに絞っても問題ありません。
職歴がまったくない期間が長い人の伝え方は以下の記事も合わせて参考にしてください。

面接官は「過ごし方」より「過ごした結果どんな気づきを得たか」を聞きたいのです。アルバイト経験そのものより、そこから自分の適性に気づいたという小さな前進を1つ語るだけで印象は変わります。
5.なぜ今このタイミングで就職しようと思ったのか
最後は、4で語った「卒業から現在まで」の活動と矛盾しない形で、就職決意の起点を1つ示すことです。「友人が社会人として活躍している姿を見て焦りを感じた」「アルバイト先で正社員の働き方を見て自分も挑戦したくなった」のように、心境変化のきっかけを具体的に語ると説得力が増します。
ここで抽象的に「成長したいと思った」とだけ伝えると、面接官は「ではなぜ卒業時にそう思わなかったのか」と必ず突っ込みます。きっかけになった出来事を1つ用意しておくと、深掘りされても答えに詰まりません。
「面接対策に手応えを持って臨みたい」と考えている人は、既卒に特化したサポートを受けるのが近道です。書類選考を通過した面接機会を逃さないために、面接練習や推薦書付きで応募できるサポートを活用してみてください。

既卒は書類で落ちる人が大多数のため、面接まで進めた時点で内定までの距離はぐっと縮まっています。自己紹介の精度を上げるだけで通過率が動くので、面接対策にはエージェントを頼りましょう。
そのまま使える既卒の自己紹介例文【状況別5パターン】
ここからは丸ごと使える例文を、卒業後の過ごし方別に5パターン紹介します。自分の状況に近いものを選び、固有名詞や数字を入れ替えるだけで使えるようにしています。各例文の前に「使う人の前提」を書いているので、合うものを選んでください。
自己紹介の基本テンプレート(30秒・1分・1分半の3パターン)
時間別のテンプレートを用意したので、面接官から「軽く自己紹介を」と言われたか「1〜2分でお願いします」と言われたかで切り替えましょう。削るときは「学生時代に注力したこと」を最初に短くし、それでも足りなければ「卒業後の活動」を圧縮するのが基本です。
30秒版(軽い自己紹介を求められたとき)
本日はお時間をいただきありがとうございます。2024年に〇〇大学経済学部を卒業した、24歳の〇〇と申します。卒業後は飲食店でアルバイトをしながら社会人としての基礎を学び、現在は接客で得た顧客対応の経験を営業職で活かしたいと考え、御社の選考に応募いたしました。本日はよろしくお願いいたします。
1分版(標準的な長さ)
本日はお時間をいただきありがとうございます。2024年に〇〇大学経済学部を卒業した、24歳の〇〇と申します。学生時代は3年間ゼミに所属し、地域の中小企業を訪問してヒアリング調査を行うなかで、人と話すことが自分の強みだと気づきました。卒業後は飲食店でアルバイトをしながら、お客様1人ひとりに合わせた提案ができる営業の仕事に魅力を感じるようになり、御社の選考に応募いたしました。本日はよろしくお願いいたします。
1分半版(じっくり話してくださいと言われたとき)
本日はお時間をいただきありがとうございます。2024年に〇〇大学経済学部を卒業した、24歳の〇〇と申します。学生時代はゼミでの中小企業ヒアリングに3年間取り組み、卒業論文では地域企業の販路開拓をテーマにまとめました。卒業時は研究を深めたい気持ちが強く就職活動を後回しにしましたが、その後アルバイトで接客を続けるうちに、ゼミで培った提案力と現場での顧客対応を組み合わせれば営業職で力を発揮できると考えるようになりました。御社で長期的にキャリアを築きたいと思い、本日参りました。よろしくお願いいたします。
卒業後フリーター・アルバイトをしていた人の自己紹介例文
最も多いパターンが、卒業後にアルバイトを続けてきた人です。アルバイトの内容を具体的に出すことと、そこで得た学びを応募職種にひもづけることが要点になります。
本日はお時間をいただきありがとうございます。2023年に〇〇大学文学部を卒業した、25歳の〇〇と申します。学生時代はアパレル販売のアルバイトを3年間続け、お客様の年代や好みに合わせた提案を考えることが楽しいと感じていました。卒業後もそのまま販売の仕事を続け、新人スタッフ3名の教育も任されるようになりましたが、自分自身もより専門的にスキルを伸ばしたいと考え、法人向けの提案ができる営業職に挑戦したく、御社に応募いたしました。本日はよろしくお願いいたします。
接客や販売の経験は法人営業でも評価される土台になります。「お客様対応をしていました」で止めず、何人を担当した・どんな提案をしたと、具体性を1段深めるのがコツです。

アルバイト経験は職歴にカウントされにくいと感じる人が多いですが、面接官は「卒業後も働き続けてきた事実」自体を評価します。期間と役割を数字で出すだけで、印象は職歴ありに近づきます。
公務員試験や資格取得を目指していた人の自己紹介例文
公務員試験の浪人や資格取得に挑戦していた人は、結果と現在の方針を明確にすることが大事です。不合格だった場合に隠そうとすると、面接官に不誠実な印象を与えます。
本日はお時間をいただきありがとうございます。2023年に〇〇大学法学部を卒業した、24歳の〇〇と申します。在学中から公務員を目指し、卒業後も2年間試験勉強を続けましたが、最終合格には至りませんでした。準備の過程で行政書士の資格は取得し、法律知識を活かせる仕事に就きたいと考えるようになり、不動産業界の営業職を中心に就職活動を始めました。御社の法務部門と連携した提案スタイルに魅力を感じ、本日応募させていただきました。よろしくお願いいたします。
合格していた場合でも辞退して民間に進むケースは語り方が変わります。なぜ公務員ではなく民間に切り替えたのか、面接官が必ず聞くポイントを自分の言葉で答えられるよう準備しておきます。

試験勉強だけしていた期間も、得たもの(法律知識・自己管理力など)に置き換えれば武器になります。「ただ落ちた」ではなく「結果として民間で活かせる土台ができた」と語れる人は通過率が高いです。
留学・海外滞在をしていた人の自己紹介例文
留学やワーキングホリデーで海外にいた人は、滞在期間・現地での活動内容・帰国後の方針の3点を簡潔に出します。語学力の数値があれば一緒に伝えると説得力が増します。
本日はお時間をいただきありがとうございます。2023年に〇〇大学国際関係学部を卒業した、24歳の〇〇と申します。卒業後の1年間はカナダで語学留学とインターンシップを経験し、現地の旅行会社で日本人観光客の対応業務に携わりました。TOEICは840点まで伸ばし、帰国後は語学力と現場経験を活かせる仕事を探すなかで、訪日旅行客の対応も多い御社のサービスに強く惹かれ、本日応募させていただきました。よろしくお願いいたします。
留学先での生活エピソードを長く語る人がいますが、自己紹介では避けます。深掘りされたときに語る材料として残しておき、自己紹介では事実だけを伝えます。

留学経験は派手に見えますが、面接官は「帰国後すぐに就職活動を始めたか」も見ています。帰国月と応募月のずれが大きいと、その期間に何をしていたかを必ず聞かれるため、合わせて答えを用意しておきましょう。
家庭の事情・体調不良で就活できなかった人の自己紹介例文
家族の介護や自身の体調不良で就活ができなかった人は、詳細に踏み込みすぎず、すでに問題が解決していることを必ず添えます。曖昧にしすぎると採用リスクと判断されるため、「現在は問題なく就業可能」と明言します。
本日はお時間をいただきありがとうございます。2023年に〇〇大学社会学部を卒業した、24歳の〇〇と申します。在学中から家族の介護を担っていたため卒業時の就職活動を見送りましたが、昨年から介護体制が整ったことで、自分のキャリアにあらためて向き合えるようになりました。介護を通じて身につけたスケジュール管理と相手の状況を読み取る力を、医療機関向けの営業で活かしたいと考え、御社に応募いたしました。本日はよろしくお願いいたします。
体調不良の場合は「現在は通院や服薬がなく勤務に支障はありません」のように事実だけ簡潔に伝え、医学的な詳細は語らないのが基本です。

プライベートの事情を細かく説明する人がいますが、面接官が知りたいのは「いまフルタイムで安定して働けるか」だけです。原因より、現在は問題ないという結論を最初に出してください。
既卒の自己紹介でやってはいけないNG例
ここからは、自己紹介でよくある4つの失敗パターンを解説します。
「面接官の心理」とセットで知ることで、独学では気づきにくい落とし穴を確実に防ぎましょう。
NG例1.ブランク期間を「特に何もしていない」で済ませる
最も評価が下がるのが、卒業後の期間について「特に何もしていません」「アルバイトをしていただけです」と切り捨てるパターンです。事実そのものより、自分の活動を価値づけて語れない姿勢が、入社後の主体性のなさを連想させます。
実際にしていた行動は何でも構いません。アルバイト・家事手伝い・読書・運動など、続けてきたものを最低1つ選び、「飲食店のアルバイトで接客マナーを覚えました」程度の短い具体性で出すだけで、印象は大きく変わります。

面接官は「自分のキャリアを言語化できる人かどうか」を見ています。出来事を出来事のままで終わらせる人は、入社後も振り返りが浅い人と判断されます。
NG例2.既卒理由を嘘や過剰な言い訳で取り繕う
新卒で就職しなかった理由を嘘でごまかすと、自己紹介後の深掘り質問でほぼ確実に矛盾が出ます。「就活はしていたが内定が出なかった」と話したのに、深掘りで「具体的にどこを受けましたか」と聞かれて答えられないと、その瞬間に信頼を失います。
正直に話したうえで、いまの自分の言葉でポジティブに転換するのが正解です。「卒業時はやりたいことが固まらず就活を後回しにしましたが、アルバイトで〇〇に気づき、いまは方向性が固まっています」のように、過去の判断を否定せず現在の自分の変化に焦点を当てるのがコツです。

既卒理由を隠そうとする人ほど、深掘りで詰まって自滅します。事実を最短で出して、解釈の部分で勝負するのが既卒の面接の基本です。
NG例3.自己紹介と自己PRを混同して長く話す
自己紹介の枠で自分の強みを延々と語る人がいますが、これは自己紹介と自己PRを混同したミスです。自己紹介は経歴の概要を1〜1分半で伝える場で、自己PRは自分の強みを売り込む別の場です。両者を一緒にすると、面接官は「話の構成ができない人」と判断します。
自己紹介では氏名・学歴・卒業後の活動・就職理由までで終わらせ、強みの詳細は自己PRや志望動機の質問で展開します。既卒の自己PRの作り方は以下の記事で詳しく紹介しているので、合わせて準備するとスムーズです。

面接の評価項目は質問ごとに分かれているため、自己紹介で自己PRを混ぜると採点項目が埋まらなくなります。質問の枠ごとに答える内容を分けるだけで、評価が上がります。
NG例4.他責・ネガティブな表現を使う
「企業の対応が悪くて辞めた」「家族のせいで就活できなかった」のように他責表現を使うと、入社後も同じ姿勢で職場に適応できないと判断されます。
自分の事情を伝えるときは、原因を他人や環境に置かず、自分の選択として語る形に変えるのが基本です。たとえば「家族の介護があり就活を見送りました」を「家族の状況を優先する判断をして就活の時期を後ろにずらしました」に変えるだけで、主体性のある人物像に切り替わります。
自己紹介の表現を変えただけで通過率が上がるケースは多く、独学で気づきにくい落とし穴でもあります。第三者の目で添削を受けると、自分では気づけないNG表現を一気に潰せるので、エージェントを使うのがおすすめです。

他責とネガティブの2点は、面接官の中で減点が累積する項目です。1ヶ所あるだけで採用判定が後退するため、必ず事前にチェックしておきましょう。
深掘り質問への準備
自己紹介で触れた内容は、面接官が気になった部分から必ず深掘りされます。自己紹介を完璧にしても、深掘りで矛盾や答え詰まりがあれば一気に評価が落ちます。ここでは特に高頻度の3つの質問と、自己紹介との整合性の保ち方を解説します。
「なぜ新卒で就職しなかったのですか?」への答え方
ほぼ全社で聞かれる質問で、自己紹介で軽く触れた既卒理由を1分前後で深掘りする想定です。事実を簡潔に伝えたあと、当時の選択を後悔しているのではなく、その期間に得た気づきがいまの応募につながっていることを語ります。
回答の型は「卒業時に〇〇という状況だったため就活を後回しにしました。その後〇〇を経験するなかで、自分は△△の仕事で力を発揮したいと気づき、本格的に就職活動を始めました」の3段構成です。後悔の表明は1文だけにとどめるのがコツで、現在のポジティブな変化に時間を使います。

既卒理由は隠さず、最初の1文で出し切るのがコツです。後ろで小出しにすると、面接官は「言いにくい何かがある」と勘ぐります。先に出して、解釈で挽回する流れを作りましょう。
「卒業後はどのように過ごしていましたか?」への答え方
自己紹介で要約した卒業後の活動を、もう一段具体的に語る場面です。期間・活動内容・そこで得た学びの3点を、時系列順に整理して話します。
たとえば「卒業から1年間は飲食店でアルバイトをしながら社会人としての基礎マナーを覚えました。その後の半年は接客スキルを伸ばすために週5日のシフトに増やし、新人教育も担当しました」のように、期間で区切って具体性を上げるのが効果的です。自己紹介では総括だけ、深掘りで時系列の詳細と役割を分けます。

卒業後の話は時系列で整理されているか、そうでないかで印象が大きく変わります。同じアルバイト期間でも「3年間アルバイトしていました」より「最初の1年は〇〇、次の1年は〇〇」と区切って語る人のほうが計画性を感じさせます。
「これまでの経験で何を学びましたか?」への答え方
抽象度が高く答えにくい質問ですが、応募職種で活きる学びを1つに絞って具体的に語るのが正解です。「コミュニケーション能力です」「忍耐力です」のような汎用回答は、面接官の印象に残りません。
たとえば営業職に応募するなら「アルバイトの接客で、お客様の話を最後まで聞いてから提案するほうが買ってもらえると気づきました」のように、行動と結果と気づきをセットで語ります。学びは1つだけに絞り、エピソードを20秒以内に収めます。

学びを2つ3つ並べる人もいますが、印象に残る回答は必ず1つに絞られています。応募職種にダイレクトに刺さる学びを1つ選び、深さで勝負してください。
自己紹介と深掘り回答の整合性をどう保つか
最も評価が落ちる失敗が、自己紹介と深掘り回答の食い違いです。自己紹介で「アルバイトで接客を学んだ」と話したのに、深掘りで「実は家にいる時間が長かった」と出ると、面接官は「どちらが本当か」と疑い始めます。
防ぎ方は、自己紹介を作る前に深掘り想定をすべて先に組み立てる方法です。先に「卒業後の過ごし方」「学び」「就職決意の理由」の深掘り回答を300〜400文字で書き、そのうえで自己紹介で要約する順序にすると、整合性が崩れません。
逆質問の準備とセットで深掘り対策をしておくと、面接全体の流れがつかめます。逆質問の例は以下の記事も参考にしてください。

深掘り質問は自己紹介の答え合わせのようなものです。自己紹介を先に作って深掘りを後回しにする人が多いですが、順序を逆にするだけで面接の手応えが変わります。
第一印象を上げる自己紹介の伝え方
内容が決まったら、次は伝え方の準備です。同じ内容を話しても、声・姿勢・テンポで印象は大きく変わります。ここでは時間配分・話し方の物理的なコツ・暗記方法の3点を順に紹介します。
30秒〜1分半に収める時間配分の目安
自己紹介の時間配分は、各要素にかける秒数を決めておくと本番で迷いません。1分版を例にすると、挨拶と感謝に5秒、氏名・学歴・年齢に10秒、学生時代に15秒、卒業後の活動に20秒、就職決意の理由に10秒、締めに5秒の配分が標準です。
時間を測りながら音読練習を3回ほどすると、各要素の長さが体に入ります。本番で時間が押されているように感じても、最初の挨拶を短くするだけで全体時間が調整できるため、削る順序も決めておきます。

時間配分まで決めずに本番に臨む人がほとんどです。秒単位で意識して練習している人は、面接官の印象に残るほど落ち着いて見えます。
表情・声の大きさ・姿勢で第一印象を作るコツ
声の大きさは部屋の壁に届くイメージで、対面なら1.2倍、オンラインなら通常通りで問題ありません。表情は口角を1cm上げるだけで明るく見えますが、微笑みっぱなしは違和感を与えるため、語尾だけ口角を戻すのが自然です。
姿勢は背もたれに寄りかからず、椅子の前半分に座って背筋を立てます。オンライン面接ではカメラの位置を目線と同じ高さに調整し、相手の顔ではなくカメラを見て話すと、面接官側には目を合わせている印象になります。

オンライン面接で目線が下がっている人は驚くほど多いです。カメラ位置を上げる工夫1つで、自己紹介の印象が一段階上がります。
暗記で固まらない「要点だけ覚える」台本のつくり方
自己紹介を一字一句暗記すると、本番でつまずいたときに頭が真っ白になります。一字一句ではなく「キーワードリスト方式」で覚えるのが安全です。
具体的には、5要素ごとにキーワードを2〜3個ずつ書き出し、その並びだけを覚えます。たとえば「挨拶→感謝、お時間」「氏名→2024年、〇〇大学経済学部、24歳」「学生時代→ゼミ3年、ヒアリング、提案力」のように、単語の並びで記憶しておけば、本番では文章を組み立てる余裕が残ります。
転職面接の自己紹介でも同じ方法が使えるので、以下の記事の話し方のコツも応用してみてください。

丸暗記は緊張で飛びやすく、現場で対応できなくなります。要点だけ覚えて毎回少しずつ表現を変えて話す人のほうが、面接官には自然に話しているように映ります。
自己紹介に自信がない人向けサービス
ここまでの内容を1人で実践するのは決して簡単ではありません。特に既卒理由のポジティブ転換や深掘り対策は、第三者の目で見てもらうほうが精度が上がります。サポートを受けるか自力で進めるかは状況次第ですが、選択肢を比較してから決めるのが現実的です。
既卒に特化した就職エージェントを使うメリット
既卒に特化した就職エージェントの強みは、面接練習・推薦書・既卒理解の深さの3点です。模擬面接で自己紹介を録画して見直したり、推薦書という形でアドバイザーが企業側に応募者の強みを伝えてくれたりするため、書類だけでは伝わらない部分が補われます。
たとえばUZUZのアドバイザーは元既卒・元フリーターが多く、自己紹介で詰まりやすいポイントを実体験ベースでアドバイスしてくれます。ハタラクティブはマンツーマンの書類添削と面接練習に強みがあり、自己紹介の表現を本番までに何度も磨き直せます。

既卒の自己紹介で面接官が違和感を覚えるポイントは、年代を問わず似ています。自分では気づけない癖を客観的に直してもらえる点が、独学との最大の違いです。
ハローワークと既卒特化エージェントの違い
ハローワークも面接練習や求人紹介を受けられますが、既卒特化エージェントとは設計が異なります。ハローワークは登録者数が多く担当が固定されないことが多いため、自己紹介の添削を継続的に受けるのが難しい場合があります。
求人の質という観点でも、ハローワークの公開求人には掲載基準が緩い企業も含まれるため、書類添削以前に応募先選びで詰まることがあります。既卒特化エージェントは応募先を絞ってから対策を始めるため、自己紹介の方向性も決めやすくなります。

ハローワークが悪いわけではありませんが、既卒の面接対策に時間を割いてくれるかは担当者次第です。自己紹介の添削を毎回お願いしたいなら、専任が付くエージェントのほうが現実的です。
一人で対策する場合のチェックポイント
サポートを使わない場合は、自分で代替できる方法を組み合わせるのが現実的です。スマートフォンで自己紹介を録画して見返す、家族や友人に面接官役を頼んで模擬面接をする、転職経験者の知人に台本を見てもらうなどです。
最低限のチェックポイントは、(1)時間が1分半を超えていないか、(2)既卒理由が他責表現になっていないか、(3)自己紹介と深掘り想定回答に矛盾がないか、の3つです。1人で対策するなら、本番の3日前までにこの3点だけは必ず通しておきます。
もし「家族や友人に頼みづらい」「自己紹介の方向性自体が合っているか不安」と感じるなら、エージェントの面接対策に切り替えるのが現実的です。

独学で詰まりやすいのは「自分の自己紹介が客観的にどう聞こえるか」が分からない点です。録画は最低限の代替手段にはなるので、最初の1回はぜひ試してみてください。
既卒の自己紹介は卒業後の今を語ることが鍵
既卒の自己紹介で最も大事なのは、卒業から現在までに何を経験し、それがいまの就職決意にどうつながっているかを30秒〜1分半で語ることです。新卒の自己紹介テンプレートをそのまま使うと、卒業後の空白期間に対する答えが抜け落ちてしまい、深掘り質問でつまずきます。
5要素(挨拶・氏名学歴・学生時代・卒業後の活動・就職決意の理由)を順番通りに整え、自分の状況に合った例文を1つ完成させたら、深掘り質問への答えと整合性を取ることまでがワンセットです。NG表現を抜き、時間配分を体に入れたうえで、本番までに最低3回は声に出して練習しておきましょう。
ここまでの準備を1人で進めるのが難しい場合は、既卒に特化した就職エージェントの面接対策を受けるのが最短ルートです。書類選考を通過したいまの面接機会を活かすために、自己紹介の精度を一段上げる支援を活用してみてください。
既卒の自己紹介・面接対策に役立つ関連記事
既卒の就職活動全般や、自己紹介と隣接する自己PR・履歴書作成についても下記の記事でまとめています。面接対策と並行して使うと、書類選考から面接まで一貫した準備ができます。
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