日本製鉄(新日鉄)の転職難易度や中途採用情報などを徹底解説!
日本製鉄(新日鉄)の転職難易度や中途採用情報について、現役のプロが徹底解説します。
また、面接の傾向や対策、気になる評判・口コミについても詳しく紹介します!
新日鉄の転職難易度
新日鉄と呼ばれる日本製鉄の転職難易度は、職種によって異なります。
日本製鉄(新日鉄)は、新卒を一括で大量に採用し、そこから人材を教育していく仕組みが色濃く残っています。そのため、総合職・事務系に分類される企画職・営業職・人事・経理などの中途採用向けの求人はあまり出回ることがありません。
募集があったとしても、即戦力として活躍できる経験・スキル・実績が必要になるだけでなく、一定のマネジメント経験も求められます。
一方で技術系の研究開発や開発設計などの職種も実務経験を求められますが、設備オペレーターや設備メンテナンスをおこなう職種は職務経歴不問としていることが多く、未経験でもチャレンジができるため、そこまで転職難易度は高くないです。
とはいえ、職務経歴不問とありますが、1〜2年程度の実務経験があれば、選考を有利に進められます。
中途で新日鉄へ転職する方法
中途採用で日本製鉄(新日鉄)への転職を考えている場合は、即戦力を求めるレアな求人を狙うしかありません。
日本製鉄(新日鉄)のような大手企業は、転職者に人気があるので、レアな求人に応募が殺到しないために転職エージェントに求人を非公開で依頼しているケースがよくあります。また、競合他社に新規プロジェクトを知られないために、求人を依頼している場合もあります。
これらの非公開求人は転職エージェントに登録しなければ、閲覧することすらできません。
日本製鉄(新日鉄)に事務系職種や総合職での転職を希望している人は、転職エージェントに登録し、まず求人があるのかを確認してみてください。
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新日鉄の中途採用情報【求人情報】
日本製鉄(新日鉄)の中途向けの求人は、技術系が多いです。事務系や総合職の中途採用は、募集があまりないのが実情です。
ここでは中途採用がある技術系の求人情報をメインに紹介します。
事務系と総合職については、どのような職種があり、どのような仕事内容があるのかを紹介していきたいと思います。
技術職
技術系の求人は全国の各製鉄所で個別に中途採用で募集をかけています。
製鉄所一覧 | |||
---|---|---|---|
北海道 | 室蘭製鉄所 | 岩手県 | 釜石製鉄所 |
新潟県 | 直江津製造所 | 東京都 | 君津製鉄所 (東京地区) |
千葉県 | 君津製鉄所 (君津地区) |
茨城県 | 鹿島製鉄所 |
愛知県 | 名古屋製鉄所 | 和歌山県 | 和歌山製鉄所 (和歌山地区) |
大阪府 | 製鋼所(大阪) 和歌山製鉄所 (堺地区) |
兵庫県 | 尼崎製造所 広畑製鉄所 |
福岡県 | 八幡製鉄所 | 大分県 | 大分製鉄所 (大分地区) |
山口県 | 大分製鉄所 (光地区) 光チタン部 |
日本製鉄(新日鉄)の技術職への転職を考えている人は、希望する製鉄所で中途採用をおこなっているのか、採用ページから確認してみてくださいね。
ここでは、2020年3月時点で確認できる技術系の求人として「設備オペレーター」「設備メンテナンス」の求人情報を以下で紹介します。
職種・仕事内容
- 設備のオペレーター業務
鉄鋼製造機械の運転 - 設備のメンテナンス業務
機械 ・電気設備の保守点検
応募資格
- 高卒以上
- 職務経験不問・性別不問
勤務地・勤務時間
- 勤務地
製鉄所により異なる - 勤務時間
原則として三交替勤務
7:00〜15:00
15:00〜23:00
23:00〜翌7:00
給与
基本給は製鉄所によって異なるが、経験・年齢も考慮される。
基本給+各種手当
事務系・総合職
事務系・総合職は中途採用の募集はほとんどありません。高専・大学・大学院を卒業後3年以内で、就業経験のない既卒であれば、応募資格があるので日本製鉄(新日鉄)へ入社できる可能性はあります。
実際の募集要項について以下で紹介します。
募集職種
- 企画
- 営業(国内・海外)
- 総務
- 人事
- 経理
- 資金
- グローバル購買
- 工程マネジメント
- 技術営業……など
応募資格
- 高専・大学・大学院、卒業後3年以内で未就業者
勤務地
- 本社・東京
- 各製鉄所
- 技術開発本部
- 支社・支店
- 海外事業所
給与
- 高専卒:190,000円+各種手当
- 学部卒:213,000円+各種手当
- 修士了:238,000円+各種手当
- 博士了+302,500円
新日鉄の面接の傾向・対策
日本製鉄(新日鉄)の中途採用の面接では以下のことを質問される傾向にあります。
- 日本製鉄(新日鉄)を志望した理由
- 今までで1番苦労したことは何か
日本製鉄(新日鉄)を志望した理由ですが、なぜ入社したいのか、その意思をしっかりアピールする必要があります。
単に志望動機をアピールするのではなく、自分の持つ経験・スキルをどのように活かせるのかも合わせて話せるようにすると良いでしょう。
2つ目の今まで1番苦労したことは何か、という質問ですが、苦労した話だけするのではなく、どのように行動・対応したのかも一緒に話すようにしてください。
苦労した話をただ話すとネガティブな印象になりますが、自分でどのように対応したのかまで話せると面接官の印象は良くなります。
このような傾向のある日本製鉄(新日鉄)の面接対策では、以下ことを中心におこなうと良いです。
新日鉄の面接対策
自己分析は志望動機や自己PRなど、あらゆる場面で役に立つので必ずおこなうようにしましょう。
まず、自分にはどのような経験・スキル・実績があるのかを1つずつ明確にしていきます。自己分析が終わったら、明確にしたことを志望動機や自己PRに織り交ぜながら考えていくと、自分オリジナルの回答になります。その際に実体験も含めると志望動機に説得力が増すのでおすすめです。
自己分析のやり方や志望動機の考え方について、さらに詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてください。
新日鉄の企業情報
精度の高い面接対策をおこなうためには、日本製鉄(新日鉄)の詳細な企業情報を得ることが大切です。
どのような事業をおこない、今後はどの分野に事業を展開していくのか。また、会社の経営状況はどうなっているのかなど、詳しく把握していれば面接で活用することができます。
さらに日本製鉄(新日鉄)について詳しく知っていれば、入社後に「想像と違った」というミスマッチを防ぐこともできます。
そこで日本製鉄(新日鉄)の企業情報について「事業内容」「年収」「社風」「福利厚生」の4つに分けて紹介します。
事業内容
日本製鉄(新日鉄)では以下の事業を展開しています。
製鉄事業以外はグループ会社が主力となって、優れた製品やサービスの提供をおこなっています。
製鉄事業 | 日本製鉄(新日鉄)の主力事業。 厚板、チタン、ステンレスなどの品種ごとに戦略を立て、製造・販売をスピーディに実行している。 |
---|---|
エンジニアリング事業 | 日鉄エンジニアリングの主力事業。 製鉄・環境・エネルギー関連のプラント建設から、超高層建築物や巨大鋼構造物など多様な領域で、国内外のインフラを支えている。 |
ケミカル・マテリアル事業 | 日鉄ケミカル&マテリアルの主力事業。
新日鉄住金化学の芳香族化学合成・精製・配合等の素材設計製造技術などをおこなっている。 |
システムソリューション事業 | 日鉄ソリューションズの主力事業。 製鉄業・金融・流通・公共など、幅広い領域に対して最先端ITを活用した最適かつ安定したシステムの提供をおこなう。 |
年収
2019年6月に提出された有価証券報告書によると、日本製鉄(新日鉄)の平均年収は613万円です。
国税庁が発表している2018年の民間給与実態調査では、全国の平均年収は441万円でした。日本の全国平均と日本製鉄(新日鉄)の平均年収を比較してみると、日本製鉄(新日鉄)のほうが170万円ほど高いことがわかります。
また、日本製鉄(新日鉄)と同じ鉄鋼メーカーの平均年収を有価証券報告書のデータを元に以下で比較してみました。
会社名 | 平均年収 |
---|---|
日立金属 | 721万円 |
三菱製鋼 | 644万円 |
日本製鉄 | 613万円 |
神戸製鋼所 | 569万円 |
有価証券報告書にデータによると、それぞれの平均年収は上記のようになります。
日本製鉄(新日鉄)は日立金属や三菱製鋼よりも、平均年収はやや低い結果となりました。
それぞれが展開している事業が異なるので、営業利益にも変動が出てきます。結果として、年収にも差が生じています。
転職では年収も1つの指標になりますが、日本製鉄(新日鉄)でどのような仕事がしたいのか、その視点で考えたほうが納得のいく転職ができると思います。
社風
日本製鉄(新日鉄)は年功序列など、昔ながらの体制が残っていますが、社員が働きやすい仕組みを積極的に取り入れています。
また、コミュニケーションとして花見やBBQなどのイベントを定期的に開催しています。部署での結束感が高まり、気軽に相談できる環境を整えています。
一方で本社と各製鉄所によって設備や雰囲気に違いがあるという声もあります。上下関係が厳しいところ、フランクなところと製鉄所によって異なるそうなので、事前の情報収集は必ずおこなうようにしましょう。
福利厚生
日本製鉄(新日鉄)は仕事と生活のバランスが取れるように、様々な福利厚生を導入しています。
実際にどのような福利厚生があるのか、以下でいくつか紹介します。
- 社宅・独身寮
- 社員クラブ・体育施設
- 保育所
- 福祉休暇
- 母性保護
- 出産時の休暇制度
- 育児休業
- 育児のための勤務時間措置
- 在宅勤務
- 子の看護休暇
- 介護休暇・介護休業
- 結婚休暇
- 配偶者海外転勤同行休暇
- ライフプラン支援制度
- ワークライフサポート制度
女性が働きやすいように様々な制度が導入されており、出産・育児から復職し、活躍している人もいるとのことです。
さらに詳しく知りたい人は、コーポレートサイトも参考にしてみてください。
新日鉄の評判・口コミ
日本製鉄(新日鉄)で実際に働いていた・働いている社員の評判・口コミをいくつか紹介します。
日本製鉄(新日鉄)へ転職しようか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
新日鉄の良い評判・口コミ
日本製鉄(新日鉄)の良い評判・口コミを紹介します。
製鉄産業は日本の基幹産業と言っても過言ではなく、今後潰れる心配もないです。入社できれば安泰です。
それに伴って女性向けの制度も増えました。生理休暇や婦人科検診もあります。産休・育休を取ってから戻ってくる女性も増えており、定年まで働けると思います。
新日鉄の悪い評判・口コミ
日本製鉄(新日鉄)の悪い評判・口コミを紹介します。
部署によっては残業も多いところがある。
男性用のトイレしかなく、女性は離れたところのトイレを利用したり。男性の更衣室には広い湯船があるのに、女性は狭いシャワールームだけ……設備面はすぐにどうにかできる部分ではないのは分かってますが、差は感じてしまいます…
やる気のない人も多く、それを見ている若手層のモチベーションにも影響しています。バリバリ働きたいって人には向かないかもしれないですね…
新日鉄への転職を成功させる方法
日本製鉄(新日鉄)へ転職したい人は、転職エージェントを積極的に利用することをおすすめします。
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おすすめする理由として、日本製鉄(新日鉄)は技術職の中途採用はおこなっているものの、事務系職種や総合職は公開求人がほとんどないからです。
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さらに転職エージェントでは求人の紹介だけでなく、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策などもおこなってくれるので、非常に心強い存在です。
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そして、それぞれの求人やサポートの質を比較しながら、最終的に1社へ絞り込むと納得のいく転職がしやすいです。
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