JTBは平均年収437万円｜新卒初任給・賞与ボーナスや残業時間も紹介！

JTBの平均年収は437万円

2024年11月時点の転職口コミサイト「エンゲージ会社の評判」によると、JTBの平均年収は437万円(平均年齢34歳)です。

dodaの「平均年収ランキング最新版(業種別)」を見てみると、JTBが属する旅行業界全体の平均年収は約362万円です。

JTBの平均年収は旅行業界全体の平均年収よりも高いです。

JTBの年収が高い理由

JTBは、日本を代表する旅行会社ということもあり、全国的に見てもシェアが大きいです。

また、国土交通省の「観光の動向調査(令和2年)」の「国際観光収入ランキング(2019年度)」によると、日本は世界では7位、アジア圏では2位の観光収入があるほど盛んな観光ビジネスであるため、安定的な売上を上げやすいという特徴もあります。

事実、2019年まで訪日外国人旅行者数はビザの戦略的緩和や訪日外国人向け消費税免除制度の拡充などによって、7年連続で過去最高を更新しました。

2020年は新型コロナウイルスの世界的な流行により、渡航制限などの影響で訪日外国人旅行者数は前年比87.1％まで減少しています。

これによりグローバル部門の業績は低下しましたが、JTBにはツーリズム部門やエリアソリューション部門、ビジネスソリューション部門など、他にも収益を支える事業があるので安定した業績を出しています。

JTBの職種別平均年収

2024年11月時点の転職口コミサイト「エンゲージ会社の評判」の年収データを参考に、職種別の平均年収を紹介します。

販売職は店頭での代理店業務がメインとなる基幹職であるため、総合職と比較して基本給が低めに設定されています。昇給がしづらいので他の職種と比較すると年収が低い傾向にあります。

ただ、職種別平均年収は現役社員・元社員の回答を元に算出されていますが、役職や在籍時期にもよって平均年収は変わってくるので、参考程度に見てもらえればと思います。

JTBの転職難易度や求人情報・内定獲得のコツを知りたい人は、以下の記事もおすすめです。

関連記事

JTBへの転職方法！中途採用の面接難易度や口コミ評判を徹底解説！

JTBの年代別平均年収

2024年11月時点の転職口コミサイト「エンゲージ会社の評判」の年収データを参考に、年代別の平均年収を紹介します。

上記の職種別平均年収は現役社員・元社員の回答を元に算出されていますが、残業時間やポジションにもよって平均年収は変わってくるので、参考程度に見てもらえればと思います。

JTBの新卒社員の初任給

2025年4月入社の新卒社員(総合職)の初任給について紹介していきます。

2025年4月入社の新卒採用は「総合職(法人/デジタル)」「エリア総合職(法人/個人)」「個人専門職(転居あり/なし)の各コースがあります。

総合職(法人)は初期配属のみ法人対応になり、その後のキャリアでは店頭販売・提携販売など個人を対象にした仕事への配属の可能性もあります。

デジタル総合職は「Webマーケター」「Webエンジニア」などの職種が対象です。

エリア限定職は総合職と仕事内容は同じですが、勤務地は特定されています。

地域間調整給は該当する地域に勤務する場合に支給されます。指定地域以外のエリアには地域間調整給の支給はありません。

JTBと競合他社の年収比較

JTBと同じ旅行業界「クラブツーリズム」「エイチ・アイ・エス」「東武トップツアーズ」「日本旅行」との年収を比較してみました。

各社とも2024年11月時点のエンゲージ会社の評判が公開している年収データを元に比較しています。

出典：エンゲージ会社の評判

JTBは旅行業界の中では第1位の年収でした。

JTBの年収は、競合他社と比較しても高い傾向にあります。というのもJTBは旅行業界の中では最大手で、トップの売上高をほこっています。

ただ、平均年収は正社員比率や売上業績によって変わってくるため、上記の年収比較は参考程度で見てください。

関連記事

HISは平均年収443万円｜新卒初任給・賞与ボーナスや残業時間も紹介！

JTBの給与・評価制度

JTBの給与・評価制度について、ワンキャリアプラスの評判・口コミを一部抜粋しました。

評判・口コミ

20代・男性
個人営業

基本給は少ないですが、インセンティブが大きいと思いました。

成果を残した場合のボーナスだけでなく、目標の商品を達成した場合に少し豪華な旅行をプレゼントしてもらうなど若手社員のやる気を奮闘させる仕組みがあったと思います。

ワンキャリアプラス

＋ 続きを見る

ワンキャリアプラスでは、JTBで働いている人の転職理由や転職ルート、職種ごとのキャリアパスを見ることができます。興味がある人は登録してみてくださいね。

無料登録はこちら(公式サイト)

JTBの残業代・ボーナス・福利厚生

平均年収とも深い関わりがあり、働く上で気になるJTBの残業代・ボーナス・福利厚生について詳しく紹介していきます。

残業代・残業時間

2024年11月時点の「エンゲージ会社の評判」によると平均残業時間は24時間です。

JTBでは、残業時間をパソコンのログで厳しく管理しているため、残業時間はしっかりと残業手当に反映されます。

ただし、部長や課長など一定の役職までいくと残業手当が支給されなくなるため注意が必要です。

ボーナス・賞与

JTBは天候や世界情勢に左右されやすい旅行業が主要事業のため、ボーナス・賞与の支給額にばらつきがあります。

業績が安定している際のJTBは夏に2.5ヶ月分、冬に1.5ヶ月分のボーナスが支給されます。

新型コロナウイルスの感染拡大により度重なる緊急事態宣言発出を受けた2020年～2021年はボーナスの支給がありませんでした。しかし、徐々に経済活動が再開している2022年の夏からボーナスの支給は再開しています。

ボーナスの支給額は、設定された目標に対しての達成度合を％で表し、社員同士で優劣を付ける仕組みとなっています。

福利厚生

住宅手当は、社員が決めた居住エリアから外れた場所に配属となった場合のみ支給されます。つまり希望エリア内の場合は住宅手当の支給がありません。

基本的に、住宅手当や通勤手当などは、給与に含まれる形となっていますが、法人営業のみ「添乗員手当」があるため年収に差が出る場合があります。

前述の通り、残業手当の支給はありますが、その他に目立った手当や福利厚生はありませんでした。

JTBはコロナ禍で給与カットを実施

JTBは新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、国内旅行・海外旅行の需要が大きく落ち込みました。

その結果、JTBをはじめとした旅行業界は業績が悪化しています。旅行業界最大手のJTBは2021年3月期の連結決算で最終損益が1051億円で、過去最大の赤字であったと公表しています。

業績悪化を受け、JTBは2021年5月から全社員の25％の給与カットをおこない、2022年3月期決算では黒字化する見込みとなっています。

2022年10月からは外国人旅行客の規制緩和と約32年ぶりの円安、全国旅行支援の開始を受け、旅行業界は活気を取り戻しつつあります。

しかし、新型コロナウイルスは終息したわけではないので、再び感染が拡大し、業績が悪化すれば給与カットが断行される可能性も否定できません。

JTBの年収に対する評判・口コミ

JTBの年収に対する評価をライトハウスから集めてみました。

現役社員・元社員が年収に対して、どのように思っているのか、参考にしたい人はぜひ目を通してみてください！

JTBの年収に対する良い評判・口コミ

評判・口コミ

女性・新卒入社
営業職

基本給は低すぎず高すぎずの印象。添乗手当などがあり、プラスアルファの支給はある。ただ賞与は配属支店でも大きく変わる。残業次第で稼ぎたければある程度稼げる会社。

ライトハウス

＋ 続きを見る

評判・口コミ

男性・新卒入社
営業職

昇給は完全な年功序列だが、支店業績への貢献や人材育成に長けている社員は5年目以降5000～20000円の幅で昇給していく。手当は抜群によい。

ライトハウス

＋ 続きを見る

JTBの年収に対する悪い評判・口コミ

評判・口コミ

女性・新卒入社
カウンター販売

若手がどんなに頑張ってもお給料が爆発することもなく同年代の平均給料といった感じです。ただ業界でみると給料は高いほうだと思うので、旅行会社勤務したいならおすすめです。生活のためな働くとかではモチベーションが持たない気がします。

ライトハウス

＋ 続きを見る

評判・口コミ

男性・新卒入社
営業職

5年目までは定期昇給で営業成績が月々の給与に反映されるのはそれ以降。ボーナスは冬よりも夏のほうが多い。ただ会社や所属している部署が予算達成していないと、いくら自分の数字が良くてもあまりボーナスはもらえない。

ライトハウス

＋ 続きを見る

評判・口コミ

女性・新卒入社
店頭営業

店頭営業は給料が上がらない。個人の成績が良くても所属しているエリアや店舗の業績で評価やボーナス額が決まる。今の給与体系で個人営業は昇級もほとんど期待できない。

ライトハウス

＋ 続きを見る

JTBはへの転職を成功させるコツ

dodaの「転職人気企業ランキング(2022年)」の51位にランクインするほど人気があり、年収も高いJTBへの転職を考えているのなら、転職エージェントを利用すると良いです。

なぜなら、転職エージェントではJTBの非公開求人を保有している可能性があるからです。また、JTBの選考に合わせた応募書類の添削、面接対策なども無料でおこなってもらえます。

ただ、転職エージェントによって保有している求人やサポートに違いがあるので、まずは以下で紹介する転職エージェントの中から2〜3社に複数登録をして、実際にキャリアアドバイザーに会ってみた上で、サポートを任せるエージェントを絞り込むと良いです。

また、転職するべきか迷っている人は、JTBのような企業からスカウトされる可能性があるビズリーチに登録するのがおすすめです。