
第二新卒に資格は必要?役立つ資格と取るべき順番をエージェントが解説
「第二新卒で転職したいけど、資格がない。まず何か取らなきゃ…」
そんな不安を抱えて検索しているとしたら、まず1つお伝えしたいことがあります。資格の有無より先に決めるべきことがある、ということです。
転職エージェントとして年間数百人のキャリア相談に乗っていると、「資格を取ってから転職しようと思っていた」という声をよく聞きます。しかし実際の採用現場では、資格があっても志望動機が弱くて落ちる人がいる一方、資格なしでもポテンシャルを評価されて内定を勝ち取る人がいます。
資格は「転職の切符」ではなく、「転職を有利にする武器のひとつ」に過ぎません。この記事では、第二新卒に資格が必要かどうかの結論から、業界別の必要性・おすすめ資格10選・取る順番・面接での活かし方まで一気に解説します。
すべらない転職が紹介するサービスの一部には広告を含んでおり、当サイトを経由してサービスへの申込みがあった場合には、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、ユーザーの利益を第一に考え客観的な視点でサービスを評価しており、当サイト内のランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。
第二新卒の転職で資格より大切なこと
「第二新卒で転職したいけど、資格がない。このままじゃ転職できないんじゃないか…」
結論から言うと、第二新卒の転職に資格は必須ではありません。
転職市場において、資格よりも強力な切符は「年齢」です。第二新卒は新卒に年齢が近く、ポテンシャルで評価してもらえる時期にいます。
ただし、志望する業界・職種によっては資格があると有利になるケースもあります。そのため、大切なのは「まず自分の方向性を決め、その上で必要な資格を取る」という順番です。
この記事では、その考え方の根拠から、おすすめ資格10選・取る順番・面接での活かし方まで一気に解説します。
この「旬」には期限があり、第二新卒と呼ばれる期間は卒業後わずか3年間です。
資格取得だけに時間を費やしていると、最大の武器である「若さ・ポテンシャル」を活かせる時期を逃してしまうリスクがあります。
企業が第二新卒に求めているのは「ポテンシャル」
マイナビが実施した「企業人材ニーズ調査2025年版によると、第二新卒採用で重視する内容の1位は「人柄・性格」、2位「成長意欲」、3位「業務への積極性」と続きます。
一方、「専門知識・スキル」「実務経験」はあまり重視されておらず、資格や経験よりも人柄・意欲が重視されていることは明らかです。
出典:【図5】第二新卒採用で重視する内容/マイナビ企業人材ニーズ調査2025年版
社会人経験が浅い段階では「この人は入社後に伸びるか」という視点で判断されます。資格はあれば加点要素にはなりますが、それ単体で合否が決まることはほとんどありません。
行き先を決めずに資格勉強から始めるリスク
「とりあえず何か資格を取っておこう」という考えには、見落とされがちなリスクがあります。
業界・業種によって評価される資格は全く異なるため、行き先が決まっていない状態で取得した資格は面接で「なぜこの資格を?」と問われたとき、説得力のある答えができません。

企業が第二新卒に求めているのは「人柄・成長意欲・積極性」です。資格がないことを引け目に感じる必要はありません。
方向性が決まっていないならば、早めにエージェントに相談しましょう。話すことで自分の方向性が見えてくることも多いので、1人で抱え込まずまずプロに相談してみてください。
第二新卒におすすめの転職エージェントについては下記の記事でもまとめています。
第二新卒におすすめの資格15選
ここでは、第二新卒の転職活動で活かせるおすすめ資格を10個紹介します。難易度・勉強時間・活かせる業界を一覧で確認した上で、気になる資格の詳細を読んでみてください。
志望業界がまだ決まっていない人は、どの業界・職種でも評価されやすい汎用性の高い資格から検討するのがおすすめです。志望業界が決まっている人は、その業界に合った資格を優先しましょう。
なお、資格の中には転職活動の時点では選考への影響が小さく、入社後のキャリアアップで活きてくるものもあります。該当する資格には補足を入れているので、参考にしてみてください。
| 資格名 | 難易度 | 活かせる業界 | |
|---|---|---|---|
| ①MOS | 易しい (合格率80~90%前後) |
全般・事務 | |
| ②ITパスポート | やや易 (合格率50%前後) |
全般・IT | |
| ③日商簿記3級/2級 | やや易〜普通 (合格率50%〜60%前後) |
経理・事務・金融 | |
| ④TOEIC(600点以上) | 普通 (英検2級レベル) |
全般・外資・教育系 | |
| ⑤Googleアナリティクス認定 | やや易しい〜普通 (合格率80〜90%) |
Web・マーケティング | |
| ⑥基本情報技術試験 | やや難 (合格率40%前後) |
IT・DX | |
| ⑦統計検定 | やや難〜難関 (合格率20%〜) |
IT・DX | |
| ⑧ファイナンシャル・プランナー3級/2級 | 普通〜やや難 (合格率20〜80%) |
金融・保険・不動産 | |
| ⑨宅地建物取引士 | やや難 (合格率20%前後) |
不動産 | |
| ⑩中小企業診断士 | 難関 (合格率15〜30%前後) |
コンサル・経営 |
①MOS
WordやExcel・PowerPointなどのOfficeスキルを証明する資格です。
事務職をはじめ、営業・企画など幅広い職種で評価されます。50〜100時間程度で取得しやすく、転職活動と並行して狙いやすい資格です。
②ITパスポート
ITに関する基礎的な知識を証明する国家資格です。
IT業界だけでなく、DX推進が進む一般企業でも評価されるケースが増えています。合格率は約50%で、100時間程度の勉強で合格を狙えます。
③日商簿記3級/2級
会社のお金の流れや財務状況を読み解く知識を証明できる資格です。目指す職種によって取得すべき級が異なります。
事務・営業・企画職を目指す人は「数字に強い」アピールとして3級から、経理・財務部門や金融業界を目指す人は2級以上の取得を目標にしましょう。3級は100時間程度、2級は250時間程度の学習が必要です。
④TOEIC
英語の読解力・会話力を測定するテストです。外資系・英語を使う職種では必須に近い存在ですが、一般企業でも700点以上あれば評価されるケースが増えています。800点以上を目指すことで選択肢が大きく広がります。
⑤Googleアナリティクス認定資格
Webサイトのデータ分析ツール「Googleアナリティクス」の操作・分析スキルを証明する資格です。Web・マーケティング職を目指す人に特に有効で、50〜100時間程度で取得できます。
⑥基本情報技術者試験
経済産業省が認定するIT系の国家資格です。プログラミング・システム設計の基礎知識を問う試験で、IT業界への転職を目指すなら優先して取得を目指したい資格です。
合格率は約25%で、200時間程度の勉強で合格を狙えます。
⑦統計検定
データの収集・分析・解釈に関する知識を証明できる資格です。AI・DX時代においてデータを活用できる人材の需要は急増しており、マーケティング・IT・コンサル系など幅広い業界で評価されます。
100〜200時間程度で取得可能で、数字やデータを扱う仕事に興味がある人に特におすすめです。
⑧ファイナンシャルプランナー3級/2級
保険・税金・資産運用など、お金に関する幅広い知識を証明できる資格です。銀行・証券・保険会社など金融機関への転職に非常に有効で、200時間程度で取得を目指せます。
⑨宅地建物取引士
不動産業界を目指す場合は入社前から取得を目指すことをおすすめします。重要事項説明など法律上この資格が必要な業務があり、取得することで担当できる業務の幅が大きく広がります。
合格率は約15%で、300時間程度の学習が必要です。
※不動産業界以外を目指す人には優先度は高くありません。
⑩中小企業診断士
企業の経営改善に関わる唯一の国家資格で、コンサルティング業界への転職を目指す人に特に有効です。
ただし合格までに1000〜1200時間の学習が必要なため、転職活動と並行しての取得は現実的ではありません。「勉強中」としてアピールしながら転職活動を進める、もしくは入社後に取得を目指す資格として位置づけるのがおすすめです。
※転職活動のタイミングでは「勉強中」としてのアピールを推奨します。

資格を選ぶ際に大切なのは「自分が目指す業界で評価されるか」という視点です。難易度や知名度だけで選ぶのではなく、志望先の採用基準に合わせて選ぶことが重要です。
迷ったらエージェントに相談してみてください。
資格を取る前に決めておきたい「転職の方向性」の見つけ方
「どの資格を取ればいいかわからない」と感じた第二新卒の人は、まだ転職の方向性が決まっていないサインです。
方向性が決まれば必要な資格は自然と絞れます。逆に決まっていない状態で資格選びをすると、時間もお金も無駄になりかねません。
方向性を決めるための順番は「自己分析→業界研究→エージェント相談」です。
自己分析で「自分が何をしたいか」を言語化する
まず取り組んでほしいのが自己分析です。以下の問いに答えることで、自分が向いている業界・職種の輪郭が見えてきます。
確認すべきポイント
- これまでの仕事で「楽しかった・得意だった」ことは何か
- 逆に「苦手だった・嫌だった」ことは何か
- 仕事に何を求めているか(収入・やりがい・安定・成長など)
自己分析のやり方や転職活動の全体像については、以下の記事も参考にしてみてください。
エージェントに相談して方向性を客観的に確認する
自己分析をしても「やりたいことがわからない」「自分の強みが見つからない」という方は多いです。1人で抱え込まずに転職エージェントに相談することをおすすめします。
エージェントは多くの転職事例を持っており、「あなたのような経歴・強みを持つ人はこういう業界・職種で活躍しているケースが多い」という客観的な視点を提供できます。相談は無料で利用でき、在職中でも気軽に登録できます。

方向性が決まっていない段階でのエージェント相談は、むしろ早ければ早いほど良いです。転職するかどうかの判断も含めて、プロの目線から整理してもらうことで、その後の動き方が大きく変わります。
第二新卒でとくにおすすめなのはUZUZ・ハタラクティブ・マイナビジョブ20'sです。第二新卒の支援実績が豊富にあるので、現在の状況を考慮しながら適切なアドバイスをしてもらえます。
第二新卒が資格を転職に活かすための面接アピール術
資格を取得しても、面接で上手くアピールできなければ意味がありません。採用担当者が資格に対して知りたいのは「資格の有無」ではなく「なぜその資格を取ったのか・どう活かすのか」という背景と意欲です。

エージェントとして多くの第二新卒の転職支援をしてきた中で、はっきりとした傾向があります。
資格を持っていても「なんとなく取っておいたほうがいいと思って」「転職に有利と聞いたので」という答えしか出てこない人は、面接で評価を落とすケースが多いです。
一方で、資格がゼロであっても「なぜこの業界なのか」「入社後に何を成し遂げたいか」を自分の言葉で語れる方は、ポテンシャルを高く評価されて内定を勝ち取っています。
資格は「持っていること」より「語れること」が重要です。そして語れるためには、資格を取る前に「自分がなぜこの資格を取るのか」という目的が明確になっている必要があります。
取得の動機・経緯を面接で説明できるようにする
資格を面接で活かすためには、以下の3点をセットで説明できるように準備しておきましょう。
語れるようにすべきポイント
- なぜこの資格を取ろうと思ったか(志望業界・職種との関連性)
- 取得のためにどんな努力をしたか(計画性・行動力の証明)
- この資格を入社後にどう活かすか(入社意欲・将来像との一貫性)
第二新卒ならではのアピールポイントは「素直さ・成長意欲・ポテンシャル」です。資格取得の動機をこれらと紐づけて語ることで、「入社後も自分で学び続けられる人材だ」という印象を与えられます。
下記にNG例・OK例の回答例を載せていますので、参考にしてみてください。
NG例
「就職に有利だと思ったので取得しました」

取得の目的が曖昧で、志望職種との関連性が見えず、熱意が感じられません。
OK例
「営業職として数字に強い提案ができる人材になりたいと考え、財務の基礎知識を身につけるために簿記3級を取得しました。入社後は顧客の経営課題を数字の観点からも把握できる営業を目指したいと思っています」

状況が具体的で、採用担当者の懸念を先回りして解消しています。
志望職種との一貫性があり、入社後のビジョンも明確です。資格取得の意図と将来像を伝えることで、入社後に活躍してくれるイメージも湧きやすいです。
「勉強中」でもアピールになる伝え方
資格をまだ取得していなくても、勉強中であることは十分なアピールになります。大切なのは「いつ取得予定か」を具体的に伝えることです。
伝え方の例
「現在、○○の資格取得に向けて勉強中です。△月に試験を受ける予定で、取得後は□□の業務に活かしていきたいと考えています」
この伝え方には、第二新卒ならではの強みが凝縮されています。
すでに勉強を始めているという「行動力」、取得時期を具体的に設定している「計画性」、入社後の活用イメージまで持っている「意欲」の3つを同時にアピールできます。

面接で「勉強中です」と言える状態にしておくだけで、印象は大きく変わります。試験の申し込みだけでも済ませておくと、具体的な日程を伝えられるので説得力が増しますよ。
第二新卒の資格に関するよくある質問
履歴書への記載有無など求職者が迷いやすい質問についてまとめました。
履歴書に書かないほうがいい資格はある?
志望業界・職種と全く関係のない低レベルな資格は、書かないほうが無難です。
たとえば英語を多用する外資系企業を志望しているのに英検4級しか持っていない場合、記載することで「なぜこのレベルしかないのか」という疑問を与えてしまう可能性があります。
資格欄には、志望先でアピールになるものや、比較的レベルの高いものを厳選して記載しましょう。
複数の資格を同時に取ろうとするのはありですか?
あまりおすすめしません。複数の資格を同時に勉強すると、どれも中途半端になるリスクがあります。
また「なぜこんなに色々な資格を取ろうとしているのか」と、キャリアの軸のなさを疑われる可能性もあります。
まず1つに絞って取得し、転職後にキャリアに合わせて追加取得するのが現実的です。
資格の勉強中でも転職活動は始めていい?
むしろ並行して進めることをおすすめします。転職活動をしながら勉強することで、「勉強中」という状態を面接でアピールできます。
また転職活動を進める中で志望業界・職種が明確になり、本当に必要な資格が見えてくることもあります。資格取得を待ってから動き出すのは、第二新卒の旬を逃すリスクがあります。
まずは資格取得ではなく「行き先」を決めよう
資格は目的ではなく、手段です。転職市場において第二新卒最大の武器は「年齢」と「ポテンシャル」であり、この旬を活かして動ける期間は卒業後たった3年間しかありません。
その限られた時間の中で最初にやるべきことは、資格の勉強ではなく「自分がどこに向かいたいか」を決めることです。
「でも、自分がどこに向かいたいかがわからない」という方こそ、転職エージェントを活用してください。1人で抱え込まず、プロの目線で整理してもらうことで、自分では気づけなかった強みや可能性が見えてきます。

「資格がないから転職できない」は思い込みです。
年齢というアドバンテージを活かせる今のうちに、まずはエージェントに相談してみてください。話すだけでも、自分の方向性が見えてくるはずです。
既卒・正社員経験が少ない人向けの転職エージェント
未経験OK、正社員経験ナシでもチャレンジできる求人を多数保有!20代で経歴に自信がない方向けに手厚い就職サポートを実施しています。
大手エージェントと合わせて登録しておきましょう。
多くのメディアに掲載されているUZUZが展開する
第二新卒・既卒・フリーターに特化した就職支援サービス
※サポートエリアが首都圏・関西圏に限られます。
愛知・福岡にお住いの人は、ニート/フリーター/既卒の求人を豊富に保有しているハタラクティブへの登録がおすすめです。
おすすめポイント
- 既卒・早期離職経験のあるカウンセラーが同じ目線でアドバイス
- 平均20時間の丁寧なサポートで内定率UP!1年後の定着率は96.8%!
- IT業界・Web業界の求人を数多く保有
18〜20代未経験OKの求人数は業界トップクラス!
人材業界で多数サービスを展開するレバレジーズが運営!若手向け転職支援サービス
※対象エリアは東日本(渋谷、立川、秋葉原、池袋、千葉、横浜)と西日本(大阪、福岡、名古屋、神戸)となります
おすすめポイント
- 経歴よりも人柄を重視して積極採用する企業を紹介!
- 20代未経験の方向けの求人3000件以上
- ハタラクティブ独自の自分発見カウンセリングが無料で受けられる!
20代・第二新卒・既卒の支援実績26万人以上!
新卒支援実績No.1のマイナビによる若手向け転職エージェント!
おすすめポイント
- 全求人が20代対象で未経験OKの求人が70%以上!
- 転職後の定着率93.6%!
- 新卒支援実績No.1のマイナビのノウハウを活用!
大手や人気企業の求人を多数保有!大手エージェント
大手エージェントには、全業界・職種の求人が集まっています。さらに、大手企業や人気企業の求人を独占で持っていることも。
幅広い選択肢の中から求人を提案してもらいたい、大手企業や人気企業への転職を検討しているという方は登録しておきましょう。
全業界・全職種の求人を扱う大手総合型エージェント
おすすめポイント
- 求人数が業界最大級!人気企業・大手企業の非公開求人を多数保有
- 数の強みを活かした幅広い業界・職種の提案が可能
- たくさんの求人の中から比較検討できる
CMでおなじみ!顧客満足度トップクラス!
豊富な求人数に加えて、専任アドバイザーの手厚いサポートが強み
おすすめポイント
- リクルートと並ぶ、実績豊富な国内最大級の転職エージェント
- 30万件以上(2026年6月時点、非公開求人を含む)の求人から、厳選して紹介をしてくれる数少ないエージェント
- リクルートが保有していない有名企業の求人に出会える可能性が高い












