
第二新卒のエンジニア転職を成功させる5ステップと未経験向けの方法
第二新卒からITエンジニアへの転職は、未経験でも十分に可能です。
本記事では現役のキャリアアドバイザーが、目指せる職種、必要なスキル、習得方法、転職を成功させる5ステップ、SIer/SESから上流のITコンサルへ進む選択肢まで、第二新卒のエンジニア転職をまるごと解説します。
第二新卒からITエンジニアへの転職は十分可能
結論から言うと、第二新卒からITエンジニアへの転職は十分に可能です。
新卒で別業界に入った人も、SIerやSESで下流工程に物足りなさを感じている若手も、市場の追い風と第二新卒という属性をうまく使えば、未経験からエンジニアキャリアに切り替えられます。
経済産業省の推計でも2030年に最大45万人のIT人材不足
IT業界は構造的な人手不足です。
経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年4月公表)によると、2030年に最大で約45万人のIT人材が不足すると見込まれています。
需要に対して人材の供給が追いつかないため、未経験を採用して育てる企業が増えており、第二新卒のような若手がポテンシャル枠で入りやすい環境になっています。
特にWeb系開発やインフラ、SESや受託などの領域では、入社後の研修やOJTを前提にした未経験採用枠が常時開かれています。
第二新卒は「ポテンシャル × 社会人経験」で評価されやすい
第二新卒はビジネスマナーや報連相といった基本動作が身についている分、完全な新卒よりも採用ハードルが低くなります。
一方で、現場経験ゼロの未経験者と比べると、社会人として1〜2年動いてきた実績がある分、書類段階で通過しやすい傾向もあるんですね。
採用企業側から見ても、第二新卒は中途のように経験は求められないが、新卒よりは即戦力に近づきやすいという、扱いやすい属性なんです。
つまり「若さだけ」でも「経験だけ」でもなく、その中間の絶妙なポジションが第二新卒の最大の武器になります。
24〜27歳の第二新卒層は、未経験職種に挑戦できる最後の年齢帯です。
28〜29歳になると業界経験が前提になりやすく、ハードルが上がります。
ただし「年齢相応の専門性なし」で30歳超えると一気にハードルが上がる
ここで知っておきたい現実があります。
転職市場では、年齢に応じた専門性を求められるのが原則です。
23歳までは早期離職と見なされ不利、24〜27歳は未経験OK、28〜29歳は職種経験必須、30歳以降は専門スキル+実績が前提と、数年単位で評価軸が一気に変わります。
つまり、未経験からエンジニアを目指すなら「第二新卒のうち=27歳前後まで」に動き出すのが、ほぼ唯一の合理的な選択になります。
「もう少し考えてから」と先送りすると、3年後には選択肢そのものが半分以下になりかねません。
30歳を過ぎると、未経験転職で年収が前職の半分というオファーすら珍しくなくなります。
動くなら、第二新卒のうちです。
第二新卒からITエンジニアになるメリット・デメリット
ITエンジニアへの転職は、明確な追い風がある一方で、軽視できない壁もあります。
メリットとデメリットを正直に整理して、自分にとってのリターンが本当に見合うかを判断する材料にしてください。
メリット:年収・市場価値・働き方の柔軟性が大きく伸びる
ITエンジニアの最大のメリットは、市場価値の伸び代が大きいことです。
doda「平均年収ランキング」(2025年9月時点)によると、IT/通信業界の平均年収は452万円で、全業種平均414万円を上回ります。
加えて、リモートワーク・フレックス・副業可といった柔軟な働き方が業界標準になっており、ライフスタイルの自由度も高めです。
第二新卒でITエンジニアになる主なメリット
- 専門スキルが身につき、業界・会社をまたいで通用する市場価値が高まる
- 年収レンジが広く、努力と専門性で着実に伸ばしやすい
- リモートやフレックス等の柔軟な働き方を選びやすい
ITスキルは典型的な「市場価値型」のスキルです。
社内人脈に依存しないので、転職や独立で年収を上げやすい職種ですよ。
デメリット:学習負荷と最初の年収ダウン、配属ガチャの存在
一方で、未経験からエンジニアになる場合、最初の壁は3つあります。
1つ目は学習負荷です。
プログラミングやインフラの基礎は、現場に出る前にある程度身につけておく必要があり、業務外の学習時間が一定量必要になります。
2つ目は最初の年収ダウンです。
前職で営業や接客で稼いでいた人ほど、未経験エンジニアの初年度は年収が下がる傾向があり、中長期で取り返す前提で動くのが現実的です。
3つ目は配属ガチャです。
SES企業を中心に、入社後の案件次第でスキルアップ環境が大きく変わるリスクがあるため、企業選びの段階で対策が必要です。
最初の年収ダウンを「投資期間」と捉えられるかどうかが分かれ目です。
3年後の市場価値で見て判断しましょう。
未経験エンジニアが直面しやすい3つの壁
業務外の学習時間 (最低でも週10時間程度の確保が現実的)
初年度の年収が前職比で50〜100万円下がるケースもある
SES案件次第でスキル形成が左右される配属ガチャ問題
未経験からのエンジニア転職では、自分の強みをどう言語化するかと、どの環境で最初の3年を過ごすかが最大の壁になります。
1人で抱え込まず、現役のキャリアアドバイザーに強みの整理から壁打ちしてみるのが近道です。
第二新卒・未経験から目指せるITエンジニア職種5選
第二新卒・未経験から現実的に狙える職種は、大きく5つに整理できます。
職種ごとに難易度・必要スキル・キャリアの広がりが違うので、自分の興味と適性で選びましょう。
Web系エンジニア (自社開発)
自社サービスを運営する企業で、Webアプリの開発を担当するエンジニアです。
PHP・Ruby・Python・JavaScriptあたりの言語を扱い、ユーザーの反応を直接見ながら開発できるのが大きな魅力です。
未経験ハードルはやや高めで、自作のポートフォリオ (簡単なWebアプリやGitHubの公開リポジトリ) が選考の重要な判断材料になります。
メガベンチャーや大手は経験者中心ですが、20〜100名規模の自社開発企業なら、第二新卒のポテンシャル採用枠も少なくありません。
Web系は技術トレンドの変化が早い分、自走力のある人が伸びやすい職種です。
学習が好きな人に向いていますよ。
インフラエンジニア・クラウドエンジニア
サーバーやネットワーク、AWS・Azure等のクラウドの構築・運用を担当する職種です。
Web系に比べて未経験採用の枠が広く、研修制度も充実している企業が多いため、文系・非情報系の第二新卒が入りやすいのが特徴です。
CCNA、LPIC、AWS認定クラウドプラクティショナーといった資格が学習のロードマップになりやすく、独学でも基礎を積み上げやすい職種でもあります。
クラウド領域は今後10年単位で需要が伸び続けるため、長期的な市場価値という点でも有利です。
プログラミングに苦手意識がある人ほど、インフラ・クラウドのほうが入り口として向いていることがありますよ。
SES・受託開発のシステムエンジニア (登竜門)
クライアント先に常駐したり、開発案件を請け負って開発するスタイルのSEです。
未経験採用枠が業界で最も多く、入社後に実務経験を積みながら成長できる「登竜門」として機能しています。
ただし企業によって案件・教育環境の差が大きく、いわゆる「ブラックSES」に当たると、テスト工程しか触れず2〜3年塩漬けというリスクもあります。
入社前に研修期間・案件の選び方・配属先の決まり方をきちんと確認することが、最初の3年を無駄にしないコツです。
SESは「会社」ではなく「案件」で評価が決まる職種です。
配属の仕組みを面接で必ず確認しましょう。
社内SE (事業会社の情報システム部門)
事業会社の情シス部門に所属し、社内システムの企画・運用・改善を担うエンジニアです。
第二新卒の未経験採用は限られますが、Web系やSESよりワークライフバランスが安定している点が大きな魅力です。
ベンダーマネジメント、社内調整、業務知識の獲得など、ピュアな技術以外のスキルが伸びる職種でもあります。
DX推進担当として中途入社する道もあり、SES等で2〜3年経験を積んでからの転職先としても王道です。
最初から社内SEを狙うより、SESや受託で実務経験を積んでから狙ったほうが、結果的に良い条件で入りやすいです。
テストエンジニア・QAエンジニア
ソフトウェアの品質保証を担当する職種で、テスト設計・実行・自動化を担います。
学習負荷が比較的軽く、文系出身でも入りやすいため、第二新卒・未経験のスタート地点として現実的な選択肢です。
近年はテスト自動化やCI/CDの観点で需要が伸びており、キャリアアップ次第ではSDET (テスト自動化エンジニア) としてWeb系企業の高年収帯にも進めます。
「コードを書く」より「壊し方を考える」発想が好きな人に向いている職種です。
QA経験者でCI/CDやテスト自動化が得意な人は、最近Web系企業から取り合いの状態になっていますよ。
第二新卒エンジニアに求められるスキル・知識の全体像
第二新卒の未経験エンジニア採用では、技術スキル単体よりも「学習意欲+論理的思考+ビジネス基礎」のセットで見られます。
職種別の必要スキルを早見表で整理します。
全職種共通:論理的思考・コミュニケーション・基礎ITリテラシー
未経験採用で最初に問われるのは、専門知識ではなく「学べる人かどうか」です。
具体的には、原因と結果を切り分けて考える論理的思考、報連相と質問のうまさ、PC基本操作や2進数・コマンドラインといった基礎ITリテラシーが土台になります。
これらは前職の業界に関係なく評価されるポータブルスキルで、第二新卒の社会人経験がそのまま強みになります。
特に営業や接客の経験者は、ヒアリング力と顧客視点が要件定義・運用フェーズで強く効くため、エンジニアになっても活かせる場面が多いです。
未経験面接で問われるのは「教えれば伸びそうか」です。
前職での学び方・改善経験を語れる準備をしておきましょう。
職種別の必要スキル早見表
職種を絞って学ぶことで、入社後の立ち上がりが格段に速くなります。
主要4職種の最低ラインを整理します。
| 職種 | 最低限身につけたいスキル | 学習の入り口 |
|---|---|---|
| Web系 | HTML/CSS、JavaScript、いずれか1言語の基礎、Git | Progate+Udemy+簡単な自作Webアプリ |
| インフラ | Linuxコマンド、ネットワーク基礎、AWS基礎 | CCNA・LPIC教材+AWS無料ハンズオン |
| SES/受託 | 基礎ITリテラシー、SQL、いずれか1言語の基礎 | 基本情報技術者試験の参考書 |
| QA/テスト | テスト技法、Excel/SQL、英語の読解 | JSTQB FL (テスト技術者資格) |
独学だけで全部やろうとせず、職種を絞って必要範囲だけ学ぶほうが、結果的に早く現場に出られますよ。
第二新卒がITエンジニアスキルを習得する3つの方法
スキル習得のルートは大きく3つです。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分の状況 (在職中か離職中か、予算、学習スタイル) で選び分けます。
プログラミングスクールに通う (短期間で体系的に)
スクールは、3〜6ヶ月で実務に必要な範囲を体系的に学べる最短ルートです。
メンターに質問できる環境、ポートフォリオ作成支援、転職サポートまで含まれるため、独学で挫折しがちな人に向いています。
費用は20〜70万円程度と幅があり、厚生労働省「教育訓練給付金」によると、指定講座を選べば最大で受講料の80%が給付される制度があります。
選ぶ際は「卒業生のキャリアパス」と「カリキュラムの最新性」をチェックしましょう。
流行りのAI・クラウド・モダンWeb系をカバーしているかが特に重要です。
スクールはあくまで「現場に出るための踏み台」です。
卒業後3〜5年でどうなりたいかから逆算して選びましょう。
独学で進める (書籍・Udemy・Progate)
独学のメリットは何といっても費用の安さと時間の柔軟性です。
Progate・ドットインストール・Udemyの3つを使えば、月数千円で基礎は十分カバーできます。
書籍と合わせて、半年あれば未経験採用面接で語れる水準まで持っていけます。
ただし、独学の最大の壁は「ロードマップが見えにくいこと」と「モチベーション維持」です。
GitHubに小さな成果物を継続して公開する、勉強会やオンラインコミュニティに参加するなど、外部の目線を入れる仕組みづくりがカギになります。
独学派の人は「3ヶ月で1つアプリを公開する」のように具体的なゴールを置くと、最後までやり切りやすくなります。
入社後の研修制度を活用する (未経験歓迎企業を選ぶ)
3つ目は、未経験歓迎で研修制度が充実した企業に入社し、給料をもらいながら学ぶルートです。
SESや受託開発企業の中には、入社後3〜6ヶ月の研修期間を設けている会社も少なくありません。
メリットは学習しながら収入が確保できる点と「実務に直結する内容が学べる」点です。
デメリットは、企業の質に成果が大きく左右されることです。
研修内容、研修中の給与、研修後の配属の決まり方を必ず面接で確認するのが、後悔しない選び方になります。
「研修あり」と書いてあっても中身は様々です。
具体的なカリキュラムや講師、過去の卒業生の配属先を聞きましょう。
もしスクール、独学、入社後研修のどれを選ぶかで迷っているなら、現役のキャリアアドバイザーに学習計画と企業選びをセットで整理してもらうのが近道です。
第二新卒エンジニア転職を成功させる5ステップ
ここからは、実際に転職活動を始めるときの具体的な手順を5ステップで整理します。
闇雲に求人サイトを眺めるより、順番通りに動くほうが、結果的に短期間で内定にたどり着きやすくなります。
ステップ1:自己分析と転職理由の言語化
最初の壁はなぜITエンジニアなのかを自分の言葉で語れるかどうかです。
「なんとなく将来性がありそうだから」では、面接で必ず深掘りされて崩れます。
前職で何にやりがいを感じ、何にストレスを感じたか。
そこからどういう仕事をしたいのかを、短期的な希望と中長期のキャリア像をセットで言語化しておきましょう。
第二新卒は「短期間で前職を辞めた理由」を必ず聞かれるため、ネガティブを引きずらず未来志向でまとめる練習が必須です。
転職理由は「不満からの逃避」ではなく「次に何をしたいか」で語れる形に置き換えると、面接の通過率が一気に上がります。
ステップ2:業界・職種研究と求人情報のチェック
次に、IT業界の構造と職種の違いを頭に入れます。
自社開発・受託・SESの違い、Web系・インフラ・SESエンジニアの仕事内容の違い、年収レンジ、キャリアパスをひととおり比較しておくのが目的です。
求人サイトでは、未経験OK・第二新卒歓迎の求人を眺めながらどの職種が自分の経歴と相性がいいかのあたりをつけます。
このタイミングで複数の転職エージェントに登録すると、業界の解像度が一気に上がり、自分1人では出会えない求人にも触れられます。
業界研究は「企業を選ぶため」より「自分の軸を絞り込むため」と捉えると、判断のブレが少なくなります。
ステップ3:ポートフォリオと書類 (履歴書・職務経歴書) の準備
未経験エンジニアの選考で書類段階の通過率を左右するのは、ポートフォリオの有無です。
自作のWebアプリ、簡単なAPI、AWS上に組んだ簡単なインフラ構成など、職種に合わせた小さな成果物を1つ用意しましょう。
履歴書・職務経歴書では、前職の経験を「IT職に活きる強み」に翻訳して書くのがコツです。
営業ならヒアリング力、接客なら課題解決力、事務なら正確性、というように接続点を必ず作ります。
第二新卒は職務経歴のボリュームが少ない分、自己PR欄で「学習意欲」と「具体的な学習履歴」を可視化することが重要です。
ポートフォリオは派手さよりも、設計の意図と詰まった時の解決経験を語れるかが評価ポイントになりますよ。
ステップ4:面接対策と志望動機の磨き込み
書類が通過したら、面接で必ず聞かれる定番質問への準備に入ります。
「なぜITエンジニア?」「なぜ前職を辞めた?」「3年後どうなりたい?」「他の業界・他のエンジニア職種ではダメな理由は?」の4つは、ほぼ必ず深掘りされます。
回答は1人で考えるより、第三者に壁打ちしてもらうほうが穴に気づけます。
エージェントの模擬面接や、知人のエンジニアに聞いてもらう機会を作りましょう。
技術面接が課される場合は、業務未経験者向けに基礎ITリテラシー (2進数、HTTPの仕組み、SQLの基本) の口頭問答に備えておくと安心です。
面接で問われる本質は「短期で辞めない人か」「継続して学べる人か」の2点に集約されます。
ここを軸に組み立てましょう。
ステップ5:内定後・入社後の心構え
内定が出たら、条件交渉と複数社比較で最終決定します。
第二新卒の未経験エンジニアの場合、年収だけで決めず、研修内容・配属の決まり方・初期案件の傾向・学習支援制度を必ず比較しましょう。
入社後の最初の半年は、現場で求められる前提知識のキャッチアップに集中します。
新卒同期と差を感じやすい時期ですが、3年スパンで見れば差は十分に埋められます。
このフェーズで「どの先輩・どの案件で経験を積むか」が、5年後の市場価値を大きく左右します。
入社直後は配属ガチャに当たり外れがあります。
先輩や案件を能動的に選びにいく姿勢が、その後のキャリアを左右します。
すべらないキャリアエージェントでは、入社後半年以内の退職率1.5%以下という実績が示すとおり、ミスマッチが起きにくいサポートを提供しています。
第二新卒のエンジニア転職を本気で成功させたい人は、一度相談してみてください。
失敗する第二新卒エンジニアの3つの特徴
第二新卒のエンジニア転職には、典型的な失敗パターンがあります。
事前に知っておけば、ほとんどの失敗は避けられます。
とりあえず「未経験OKのSES」だけで企業選びを終えてしまう
最も多い失敗が、内定の出やすさだけで企業を選んでしまうパターンです。
SES企業の中には「とにかく未経験を採用→テスト工程に2〜3年配属→単価が上がらず塩漬け」というキャリア形成パターンも残っており、最初の3年で身につくスキルが極端に偏ることがあります。
避けるには、面接で「直近1年の新人配属先」「研修内容」「自社開発・受託・常駐の比率」を必ず確認しましょう。
これらに即答できない企業は、教育設計が個人任せになっている可能性が高いです。
SES自体が悪いのではなく、案件選びの仕組みが整っているSESかどうかが分かれ目です。
面接で必ず確認しましょう。
第二新卒の転職失敗例や、選考で門前払いを避けるための観点については、以下の記事も参考になります。
自己分析が浅く「短期で辞めた理由」を言語化できない
第二新卒の面接で必ず深掘りされるのが、前職を短期で辞める理由です。
ここを「なんとなく合わなかった」「人間関係が悪かった」で済ませると、採用側は「うちでも同じ理由で辞めるかも」と感じます。
辞めた理由は、表面の事象 (残業が多い、上司と合わない) だけでなく自分はどんな環境なら長く活躍できるのかという前向きな分析にまで掘り下げる必要があります。
ここまでセットで語れる人は、第二新卒のなかでも上位2〜3割に入る印象です。
「辞めた理由=次に求めるものの裏返し」として整理すると、ネガティブが自然にポジティブに変換されますよ。
学習を始めずに転職活動だけ進めてしまう
3つ目は、エントリーだけ大量に送って、書類段階で全滅するパターンです。
未経験エンジニアの選考では、学習履歴とポートフォリオが書類選考の重要な判断材料になります。
最低でもProgateやUdemyの基礎コースを修了し、簡単な自作アプリかGitHubのリポジトリが1つあるだけで、書類通過率は大きく変わります。
転職活動と学習は同時並行で進めるのが鉄則で、学習ゼロで動くと結果的にスタートが半年〜1年遅れます。
「面接で語れる学習エピソード」が3つあるかどうかが、未経験第二新卒の選考結果を大きく分けます。
SIer/SESから上流 (ITコンサル) へキャリアアップする選択肢
ここからは、すでにSIerやSESでエンジニアをしている第二新卒層に向けた、もう1つのキャリアパスを紹介します。
下流工程の閉塞感を抜け出して上流に向かうための、現実的なルートです。
下流工程ばかりで成長実感がないと感じる若手エンジニアが増えている
新卒でSIerやSESに入った若手エンジニアからよく耳にするのは「言われたものを作るだけで企画や要件定義に関われない」「社内の評価制度が年功序列で動きが遅い」という声です。
下流工程 (製造・テスト・運用) を3〜5年やっても、上流のコンサルや企画スキルは自然には身につきません。
そのまま30代に入ると、下流の単価競争で価格が頭打ちし、市場価値が伸び悩むリスクが現実的になります。
第二新卒のうちに上流志向の選択肢を見ておく意味は、キャリア早期での軌道修正にあります。
「下流の単価勝負」と「上流の課題解決勝負」は、年齢を重ねるほどに年収カーブが大きく分岐していきます。
第二新卒のうちなら、上流コンサルへの転換は十分間に合う
ITコンサルティングファーム (Big4、ベイカレント、Dirbato、ノースサンドなど) は、未経験のアナリスト枠を継続的に採用しています。
第二新卒層であれば、SE経験2〜3年でアナリストやアソシエイトとして十分エントリー可能です。
技術と業務知識の両方を理解しているSE出身者は、コンサルファームから見て現場感のある若手として評価されやすい傾向があります。
ベース年収もアナリスト初年度で500〜650万円程度、3〜5年でマネージャーに昇進すれば1,000万円超も射程圏に入ります。
コンサル未経験者向けのファームは増えています。
SE経験は強みなので、若いうちに動いてしまうのが得策です。
ITコンサルや第二新卒コンサル転職の具体的なステップは、以下の記事で詳しく解説しています。
ITコンサル転職で押さえておきたい3つのポイント
ITコンサルへの転職を成功させるには、3つの軸で準備します。
ITコンサル転職の3つの押さえどころ
自分のSE経験を「課題解決の文脈」で語れる形に翻訳する
ファームの戦略系・IT系・業界特化系の違いを把握して志望先を絞る
ケース面接 (フェルミ推定・ビジネスケース) の対策を最低3週間は確保する
技術力をそのまま訴求するのではなく、現場の課題を構造化して解いた経験として再構成するのが面接突破のカギです。
下流工程の限界を感じているなら、第二新卒のうちに動くほうが、選択肢が広く開いています。
コンサル未経験のSE出身者は「現場感×構造化思考」の組み合わせを語れると一気に評価されます。
ここまで見てきた通り、SIer/SESから上流コンサルへの転換は、第二新卒の今こそ最も間に合いやすいタイミングです。
自分の経験で狙えるファームを知りたい人は、現役のキャリアアドバイザーに一度相談してみてください。
第二新卒×ITエンジニアのよくある質問
第二新卒は何年目までを指す?
一般的には、新卒入社から3年以内 (24〜27歳前後) が第二新卒の対象です。
企業によっては「卒業後3年以内」や未経験OKの目安年齢を広めに設定するケースもあります。
大手IT企業に第二新卒で入るのは難しい?
大手の自社開発企業は経験者中心で、第二新卒・未経験での直接入社はかなり狭き門です。
SES・受託・中堅自社開発で2〜3年経験を積んでから狙うのが現実的なルートです。
未経験で資格は必要?
必須ではありませんが、書類選考での意欲アピール材料にはなります。
インフラ志望ならCCNA・LPIC、Web系志望なら基本情報技術者試験、AWSならクラウドプラクティショナーが選択肢です。
文系でもITエンジニアになれる?
なれます。
論理的思考と学習意欲があれば学部は問われません。
文系の強みである文章力やヒアリング力は、要件定義や顧客折衝のフェーズで強く活きます。
第二新卒エンジニアの平均年収はどのくらい?
未経験スタートで初年度300〜400万円、3年経験を積むと450〜600万円が目安です。
業界・職種・企業規模で幅があるため、求人ベースで具体レンジを必ず確認しましょう。
まとめ:第二新卒という強みを活かしてITエンジニアへ踏み出そう
第二新卒からITエンジニアへの転職は、市場の追い風と若さという2つの資産を組み合わせれば、未経験からでも十分に実現できます。
ポイントは、職種を絞って学習を始めること、自己分析と前職経験の翻訳を丁寧に進めること、そして「内定の出やすさ」だけで企業を選ばないことの3つです。
第二新卒のうちに動けば、その後10年以上のキャリアが大きく変わります。
30歳までの動き出しが、将来年収カーブを最も大きく左右しますよ。
第二新卒からITエンジニアを目指す20代のための転職エージェント
弊社は、会社に依存せず、自分の実力や専門スキルでキャリアを築いていける人材のキャリア支援を提唱しています。
強みの言語化からファースト企業選びまで一貫サポート!半年以内の退職率1.5%以下!
ポイント
- キャリアのプロが膨大な求人の中から最適な1社をご提案します。
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すべらないキャリアエージェントについてさらに知りたい人は、相談ページから現役のキャリアアドバイザーと話してみてください。
第二新卒のエンジニア転職に強い体制で、強みの言語化からファースト企業選びまで一貫してサポートします。














人材不足は今後も続きます。
20代のうちに業界に入ってしまえば、その後10年以上のキャリアで大きく差をつけられる土壌があります。