既卒の就活の現実を徹底解説!プロの語る内定獲得のコツを大公開!
既卒の就活の現実について分析したものを現役の就職のプロが徹底解説します。
また、内定獲得までのステップやコツ、おすすめの就職支援サービスについてまで合わせて詳しく紹介します。
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既卒の就活の現実
既卒は3年以内なら新卒として就活できる、既卒は既卒枠で就活しましょうなど既卒の就活に関する情報はあやふやでどれが正しいかわからない人が多くいると思います。
そこで既卒の就活に関する実際の状況や難易度について説明していきます。
既卒の定義
まず、既卒の定義とは、学校を卒業してから1度も就職していない社会人経験がない人と思いがちですが、実際は明確な定義はありません。
一般的に企業は卒業から3年以内を既卒として定義していることが多いですね。
また第二新卒という言葉もそれほど強い意味はなく、就活が有利になることはありません。年齢を重ねれば経験を積んでいる人と同じ土俵で中途採用枠として就職することになります。
企業によって既卒の基準は変わるので、まずは、行きたい企業はどういう人を既卒として扱っているのかを調べておきましょう。
既卒の就活難易度
マイナビが2018年におこなった「マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」によると、2018年では約45%の既卒者が内定を獲得しています。
2018年より前年でも、同じように約40%ほどは内定を獲得しているので、どの年代でも約40%は既卒から正社員になれると思って良いです。
こうデータの見ると既卒の就職は厳しいと感じる人がほとんどだと思います。
正直、履歴書に空白期間がある既卒者よりもまだ経歴が綺麗な新卒者を採用したいと考える企業がほとんどです。既卒者が内定をもらうためには、新卒者よりも多くの企業に応募する必要があります。
しかし、同データが集計した既卒者と新卒者の行動データでは、既卒者は1年間の平均で約22社に応募しているのに対し、新卒者は26社でした。
不利な状況にもかかわらず就活にあまり力を注げていないことがわかると思います。積極的な就活を行い、就職を成功させましょう。
既卒の就活における4ステップ
既卒が就活を始めて内定をもらうまでには以下の3ステップを踏む必要があります。
これら3つに関してそれぞれについて詳しく説明していきます。
就活ができる環境を整える
納得のいく就職をするためには、就職活動に専念できる環境を作るのが大切です。
案外、忘れている人が多いのですが、就職活動はお金と時間がかかるものです。面接を受けに行くための交通費、スーツの新調など、想定よりも出費は重なるものです。また、選考のための企業研究が履歴書・職務経歴書の作成、面接対策に時間はかかります。
なので就職資金を準備し、柔軟にスケジューリングできる状態で就職活動に臨みましょう。
また、アルバイトをしながら就活しようと考えている人はスケジューリングの融通が利くように頼んでおきましょう。
応募する業界・職種を決める
既卒から就職を目指している人の多くは、倍率が高い人気職種よりも正社員として採用されやすい職種を知りたいと思います。
職歴がない既卒でも就職しやすいのは、以下のような常に人手不足で悩んでいる業界・職種です。- IT業界
- 飲食業界
- 配送業界
- 建設業界
- 営業職
- 介護職
- 警備職
しかし、既卒の場合就職するのにオススメなのは「無形商材の法人営業職」です。
無形商材とは、形のない商材・サービスを扱う職種の事で、扱う業界としては、IT・Webやコンサル、金融、広告、人材が挙げられます。
営業職の中でも難易度は高いですが給与レンジも上げやすく、将来的なキャリアアップにつなげることができます。
マーケティングや企画、人事の専門職種は、一定の営業経験を必要とされる場合が多いのです。そういった職種につくためにも、営業職は経験したほうが良いと言えます。
無形商材の法人営業について、具体的に解説している記事がありますので、ぜひご覧になってみてください。
履歴書・職務経歴書を書く
応募する企業を決めた後は、その企業に提出する履歴書・職務経歴書を書く必要があります。
以下では既卒向けの履歴書と職務経歴書の書き方について解説していきます。履歴書と職務経歴書で気をつけるポイントは、以下です。
履歴書の書き方
- 職歴はアルバイト歴を含めて書く
- 志望動機は企業の下調べが重要
- 自己PRは企業が求めている人物をリサーチする
職務経歴書の書き方
- 職務要約は経歴を簡単にまとめる
- 職務経歴はアルバイトや学生時代の経験を書く
- 自己PRは履歴書との重複を避ける
他にも気を付けるべき点はありますが、このような具体的なところまで意識すると完成度が高くなります。
以下の記事に、履歴書と職務経歴書の詳しい書き方と例文を記載していますので、参考にしてみてください。
面接対策をおこなう
面接は内定を獲得するには避けて通れないものであり、この4つの中で最も準備が重要なものです。
既卒者が面接を受けるとき、既卒特有の質問を必ずされます。面接前に以下の点に対してはしっかり受け答えできる準備をしておきましょう。
- なぜ既卒になったのか
- 将来の目標を明確にあるのか
- なせ就職しようと思ったのか
- なぜ就職しなかったのか
- 空白期間は何をしていたのか
- 志望動機は何か
- 逆質問
まれに既卒になった理由を嘘で固めてしまう人がいますが、面接官は数多くの面接を見てきたので、嘘なのか本当なのかを見抜くことができます。
嘘がバレてしまうと、誠実な人ではないと思われてしまい、印象が悪くなってしまうので、お見送りされてしまう可能性が高くなります。
既卒になった理由は正直に伝え、今までの自分を反省し、正社員として働いていく覚悟を示しましょう。正直に話すことで、誠実さと素直さが伝わりやすくなります。
また、同時に働いていく目標など、将来どうなりたいのかを話すことで、仕事に対する熱意が伝わりやすく、採用される確率は上がります。
他の質問の対策については、以下の記事で解説していますので、ご確認ください。
既卒が使える就活支援サービス
既卒が使える転職支援サービスを以下に一覧でまとめました。ご確認ください。
サポート | 求人の質 | 求人の量 | |
---|---|---|---|
就職エージェント | ◎ | ○ | ○ |
ハローワーク | △ | △ | ◎ |
就職サイト | × | △~○ | ◎ |
就職エージェント:20代の就職したい人向け
まだ20代の既卒で就職を目指したい人は就職エージェントの利用をオススメします。
20代前半ならとくにスキルよりも将来性・体力的なタフさが評価される傾向が強く、ポテンシャル採用される可能性が高い年齢です。
就職エージェントでは希望に合わせ、あらゆることをサポートしてもらえるので就職経験や知識の浅い既卒の皆さんにはとくにオススメです。
就職エージェントで実際に受けられるサポートを以下にまとめています。
- ブラック企業を徹底排除した求人の紹介
- 履歴書・職務経歴書の作成アドバイス
- 応募企業に合わせた面接対策
- ビジネスマナー講座を受けられる
- 面接のスケジュール調整
- 入社後のアフターフォロー
就職エージェントによって細かいところは変わりますが、基本的には上記のサポートを受けることができます。
世の中にはたくさんの就職エージェントがありますが、とくに既卒にオススメの2社をご紹介します。
利用するコツとしては、登録して比較しながら、最終的には相性の合う就職エージェントを選ぶと就職を成功させやすいです!
正社員経験が少ない人におすすめエージェント
ハローワーク:30代以上の就職・転職を考える人向け
上記で紹介した就職エージェントですが、20代のサポートに特化しているため、30代以上は対象外になってしまことがほとんどです。
30代以上の既卒の人は、公的就職支援「ハローワーク」を使って、正社員を目指したほうが良いです。
ハローワークは相談員が就職の相談に乗ってくれたり、希望に合った求人を紹介してもらえます。ちなみに、ハローワークは求人の掲載料が無料なので、採用にコストがかけられないが優良な中小企業の求人が多いです。
ただ、相談員は就職のプロではないので、納得のいく支援を受けられない可能性があるため、面接対策は自分でしっかりおこなう必要があります。
また、掲載される求人は選別されているわけではないので、ブラック企業の求人が混ざっている可能性があり、自分で見分けなければなりません。
ハローワークの使い方やブラック企業の見分け方について、さらに詳しく知りたい人は以下の記事も読んでみてください。
就職サイト:自分のペースで就職を目指したい人向け
アルバイトを続けながら就職を進めていきたい人、自分のペースで進めたい人には就職サイトの活用がオススメです。
ほかの就職支援サービスと比べ、サポートはないものの、自分の好きな時間に求人を探すことができ、求人の数も多いです。
とくにマイナビ転職、エン転職は20代を対象とした求人を多く取り扱っています。
未経験の職種にチャレンジしたい人や、就職が初めての人にもオススメです。
自分で求人を比較検討したいと考えている既卒の人は、ほかの就職支援サービスと併用して就職サイトを利用するのも良いでしょう。
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既卒の内定獲得に重要な3ヶ条
既卒が内定獲得するために、就活時に気をつけるべき重要な3項目を以下から紹介します。
詳しく解説していきます。
20代で就職しきる
20代のころは、スキルや実績がないのは当然で、企業側もそれを理解して採用します。多くの企業は、20代を採用する基準として、将来性や体力的タフさなどのポテンシャルを評価することがほとんどです。
ただ20代後半になってくると、ポテンシャルよりも即戦力かどうかで判断されやすくなります。ポテンシャルで採用されるよりも就職の難易度は上がり、30代になるとほとんどの企業が即戦力採用をおこないます。
1度も就職をしたことがない既卒者だと、就職するのはかなり難しく、可能性があるとすれば介護や不動産のような、常に人手不足の業界です。30代で既卒だと仕事はほとんど選べなくなります。
ですからできるだけ早め早めの行動を意識しましょう。
新卒採用ではなく既卒採用枠で応募する
既卒者が企業に応募するなら、新卒枠でなく既卒枠で応募しましょう。新卒枠ならポテンシャルで採用されやすいと説明しましたが、例えば同じくらいのポテンシャルを感じる新卒者と既卒者がいたとき、企業はキャリアが綺麗な新卒を採用することがほとんどだからです。
新卒と既卒を天秤にかけたとき、どうしても既卒は不利になってしまいます。ただ、留学していた過去があり、高い英語力など特別なスキルがある人なら、大手企業の新卒枠でも採用される可能性はあります。
とはいえ、現在は売り手市場で企業が人材も募集をかけても、欲しい人数まで集まらないことが多いです。大手企業ですら、募集した人数に対して応募者が足りないことがあるので、そういった企業を狙っていけば、新卒枠で採用される可能性はあるかもしれません。
既卒と新卒の違いについて、以下の記事で詳しく書いていますので、参考にしてください。
自力でやろうとしない
既卒の人は一回就職に失敗しているか、まだ就活をしたことがない人がほとんどだと思います。
一人でやるのもいいですが時間も知識もないので、結局苦労することになり遠回りになってしまいます。
しかし、就職エージェントに相談すると40%だった内定率が80%まで上がる可能性があるのです。
そのうえ就職エージェントは誰でも無料で相談できるので気軽に活用することをオススメします。
専任のプロの手厚いサポートを受けながら、より良い就職を目指しましょう。
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既卒の就職に役立つ関連記事
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