セールスフォースやばい、きついは本当?最近のレイオフや話題の彼氏についても解説

セールスフォースの営業職は「きつい」「激務」「離職率が高い」と言われていますが、本当でしょうか?
実際、月50時間の残業や年収の40%がインセンティブという厳しさはあります。2023年以降は日本法人でも500人以上のリストラが実施されました。
しかし、平均年収1,128万円、30代後半で1,000万円超という高収入も事実です。
本記事では、セールスフォース営業職の「きつさ」の実態から、最新のレイオフ状況、転職難易度、そして第二新卒でも挑戦できる求人情報まで、2025年最新データをもとに徹底解説します。
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セールスフォースの転職方法や年収について知りたい人はこちらをご覧ください。
セールスフォースがやばいと言われる理由は?リアルな口コミからわかる実態
セールスフォースは世界最大のCRM企業として知られていますが、「やばい」「きつい」という声が実際の社員から上がっています。
高い年収と華やかなイメージの裏側には、厳しい労働環境やリストラへの不安など、様々な課題が存在します。
本記事では、実際に働く社員の生の声をもとに、セールスフォースの実態を詳しく解説していきます。
とにかくハードワークすぎる
セールスフォースの労働環境は、「とにかく忙しすぎる」という声が多数上がっています。
社員の口コミ
営業職・在籍3年未満・女性(2022年3月)
「とにかく忙しすぎる。特に私の部門は立ち上げのインダストリーだったため、パートナーが自動的に売ってくれるわけでもなく、数多くのアカウントを一人で説明して、デモして、議事録を毎日つけて、提案書を準備し、受注したら見積り作業からクロージングまで全て営業がやらなければならず、入社後土日含めて丸一日休んだことがないくらいに忙しい日々を送った。」
出典:OpenWork
特に営業職では、土日も含めて休めない状況が続くケースもあるようです。
体力に自信があれば30代中盤くらいまでは耐えられるものの、それ以上の年齢になると精神的には頑張りたいと思っても体力が持たなくなってくるという意見も見られました。
末永
セールスフォースのハードワークは、外資系IT企業の中でも特に厳しいレベルです。月間50時間以上の残業は当たり前で、営業職では顧客対応のために深夜まで働くことも珍しくありません。
ただし、これは成長機会と高報酬の裏返しでもあります。短期間で圧倒的な経験を積めるため、キャリアアップを狙う人にとっては魅力的な環境とも言えるでしょう。
重要なのは、自分のライフステージと体力を考慮して、このような環境で何年間頑張れるかを冷静に判断することです。
担当顧客次第でインセンティブが決まってしまう
セールスフォースの営業職では、「アカウント運」が収入に大きく影響するという問題があります。
社員の口コミ
コマーシャル営業・在籍3年未満・男性(2022年2月)
「既に大部分の企業が導入をしており、結局のところはアカウント運に尽きると感じたためです。会社としてはすでに成功しており、その分営業へのインセンティブが少なく、それをカバーしようとして働く時間を増やしますがそうすると逆にプライベートが犠牲になり何のために仕事をしているのか分からなくなり退職しました。」
出典:OpenWork
すでに多くの大手企業がセールスフォースを導入済みのため、新規開拓の余地が限られているという現実があります。
担当する顧客によって成績が大きく左右され、努力だけではカバーできない部分があることが、社員のモチベーション低下につながっているようです。
実はアナログなルーティンワークが多くしんどい
最先端のDX企業というイメージとは裏腹に、社内業務はアナログで非効率という声が上がっています。
社員の口コミ
新規開拓営業・在籍3〜5年・女性(2025年2月)
「やりがいや達成感を感じにくい。ルーチンワーク化しやすく、個々人のやる気や与えられたアカウントによって成績が大きく左右される。会社としては営業の必勝法を売り出しているが、自社でそれが仕組み化されているわけではなく、自社の製品にも関わらず社内業務での活用が認められていないものもあるため、最先端のDX企業と言われながら、実は中身がアナログで無駄の多い業務を義務化されるのがやりきれない。」
出典:OpenWork
自社製品を社内で活用できていないという矛盾や、ルーティンワークの多さが、社員のやりがい低下につながっているようです。
末永
セールスフォースは対外的には「DXの最先端企業」として認知されていますが、社内の実態は必ずしもそうではないというギャップがあります。
これは多くの大手IT企業に共通する問題で、顧客向けのソリューションと社内オペレーションの乖離は珍しいことではありません。
転職を検討する際は、企業のブランドイメージだけでなく、実際の業務内容や社内文化をしっかり確認することが重要です。
リストラにより、会社の雰囲気が悪い
2023年以降の大規模リストラにより、社内の雰囲気が悪化しているという声が多く聞かれます。
社員の口コミ
プリセールス・在籍3年未満・男性(2023年7月)
「大規模レイオフの関係で社内の空気も悪く、また毎月のように細々とレイオフが続いており、いつ通知が来るか分からない不安定な状況で、仕事に集中しきれない。」
出典:OpenWork
2023年には日本法人でも500人以上が削減され、その後も断続的にリストラが続いています。
いつ自分がリストラ対象になるか分からない不安感が、社員のモチベーションと生産性に大きな影響を与えているようです。
市場が飽和しており、なかなか売れない
セールスフォースの主力製品であるSFA領域が市場飽和状態に陥っているという問題があります。
社員の口コミ
プリセールス・在籍3〜5年・男性(2023年11月)
「Salesforce王道のSFA領域が売れにくくなってきた。競合が強いため、Salesforceがやたら高く見えて価値訴求が難しくなってしまっている。その対策としてプロジェクトセリングという便利なワードが生まれた。チーム全体で提案しよう!という流れだが、中身は経験不足の営業をSE含めその他部門でフォローするはめになっている。」
出典:OpenWork
競合他社の台頭により、セールスフォースの価格優位性が失われつつあります。
「プロジェクトセリング」という名目で、経験不足の営業を他部門がカバーする構造になっており、全社的な負担が増加している状況です。
末永
セールスフォースが直面している市場飽和の問題は、成熟期に入った大手IT企業の宿命とも言えます。
新規顧客の獲得が困難になる中、既存顧客のアップセルやクロスセルに注力せざるを得ない状況は、営業職にとって大きなプレッシャーとなります。
このような環境下では、単なる製品知識だけでなく、顧客の業界知識や課題解決力がより重要になってきます。
セールスフォース営業職は本当にきついのか?離職率の真実
セールスフォースの営業職は、確かに「きつい」と言われる側面があります。
しかし、その実態は単純ではありません。高い目標設定やプレッシャーがある一方で、平均年収1000万円を超える報酬と成長機会も提供されています。
実際の離職率と現場の声から、セールスフォース営業職の真実を詳しく解説していきます。
営業職がきついと言われる5つの理由
セールスフォースの営業職が「きつい」と言われる理由は、主に以下の5つです。
きついと言われる5つの理由
- 達成目標が高くノルマの達成が難しい
- 営業成績が給料に直結するためプレッシャーがかかる
- 営業成績を伸ばすために長時間働く必要があり激務になりがち
- 商品を売るために自己研鑽が必要となる
- 外資系企業のため英語力が必要な場面がある
実際の残業時間は月間50時間程度で、営業職は他の職種と比べて残業が多い傾向にあります。
午前中に1件、午後に2〜3件の顧客訪問をして18時頃に帰社し、その後資料作成や翌日の訪問準備を2.5時間程度おこない、20〜21時頃に退社することが多いようです。
末永
セールスフォースの営業職は確かにハードな面があります。特にインセンティブが年収の40%を占めるという報酬体系は、成果を出せなければ収入に直結するプレッシャーとなります。
ただし、これは裏を返せば成果を出せば高収入を得られるチャンスでもあります。
重要なのは、自分がこのような環境で成長したいか、挑戦したいかを見極めることです。
離職率の実態
離職率に関して正確なデータは公開されていませんが、離職率は高い傾向にあります。
ただし、辞める理由は必ずしもネガティブなものではありません。
離職の実態
- 同業へのステップアップとしての転職が多い
- 独立・起業といったアップサイドを取りに行く離職が目立つ
- ネガティブな理由での退職は比較的少ない
2023年12月時点で「離職率が高い」という声が複数の社員から上がっており、「引き継ぎに追われて現場は疲弊する」といった課題も指摘されています。
メンタルヘルスへの影響
「セールスフォース 鬱」というキーワードでの検索も見られ、メンタルヘルスへの影響を懸念する声もあります。
月締めの決算は精神面でヘルシーな状況を確保するのが困難という声もあり、常に精神的に追い詰められた感があったという評価もあります。
ただし、一方で組織文化として「オハナ(家族)」という助け合いの文化があり、中途採用者が多いことから互いにサポートし合う環境も存在しています。
セールスフォースのレイオフ・リストラの実態(2023-2025年)
最近セールスフォースのリストラが話題のようですが、
セールスフォースでは2023年から2025年にかけて、大規模な人員削減が実施されています。
日本法人も例外ではなく、多くの社員が影響を受けました。最新の状況と今後の見通しを詳しく解説します。
日本法人でのリストラの規模
2023年、セールスフォース日本法人では米国本社の削減方針により500人以上が削減されました。
日本ではレイオフは認められないにもかかわらず、相場より極めて低額の特別退職金(3ヶ月分の月額給与)を示したうえで一切の請求権放棄を迫る退職合意書が問題となりました。
労働弁護士からは「公序良俗違反」との指摘もあり、大きな議論を呼びました。
末永
外資系企業のリストラは日本の労働慣行と合わない部分があり、このような問題が生じやすいのが実情です。
セールスフォースへの転職を検討する際は、外資系特有のリスクも理解しておく必要があります。
ただし、実力があれば高い報酬と成長機会を得られるのも事実です。リスクとリターンを天秤にかけて判断することが重要です。
2025年最新のレイオフ状況
2025年2月、米セールスフォースは新たな会計年度の開始に伴い1000人余りの人員削減を実施しました。
同時に新しい人工知能(AI)製品の販売要員を採用しており、解雇された社員は社内の他職種に応募できるとしています。
2023年以降の人員削減の影響
- 「過剰なレイオフで現場の空気が悪くなっている」
- 「3年以上の選手が辞めすぎており不安に駆られる」
- 組織の士気低下が課題となっている
セールスフォース転職・中途採用の実態
セールスフォースは転職市場で非常に人気が高い企業です。
転職難易度は高いものの、年間500人程度の中途採用を実施していると推定され、しっかりと準備すれば転職のチャンスは十分にあります。
転職難易度と採用条件
セールスフォースはdodaの「転職人気企業ランキング2024」でTOP300にランクインしており、転職難易度は高いです。
一般的な選考倍率(約30倍)よりも高くなる可能性があります。
採用で重視されるポイント
- ソリューション営業の経験
- 顧客の課題を解決する提案力
- データ分析に基づく戦略的思考
- 英語力(TOEIC700点以上が望ましい)
一方で、年間500人程度の中途採用を実施していると推定され、職種によっては十分に転職できる可能性があります。
年収水準とインセンティブ制度
営業職の場合、ベースとインセンティブの割合は6:4程度で、インセンティブが年収の半分近くを占めます。
年収の目安
- 平均年収:1128万円
- 25歳時点:平均年収600万円超
- 30歳後半:1000万円台
- 40歳後半:2000万円超のケースも
成果を出せば高収入を得られる一方で、成果が出なければ収入が大きく下がるリスクもあります。
中途採用で落ちた場合の対策
セールスフォースへの転職が難しい場合は、まず必須スキル・経験を他の会社で積んでから挑戦することが推奨されます。
例えばセールス職であれば、商材を通して顧客の課題を解決するソリューション営業の経験があると、採用の可能性が高まります。
末永
セールスフォースへの転職を成功させるには、単なる営業経験だけでなく、データドリブンな提案力が必須です。
CRMツールを活用した営業経験や、SaaS業界での実績があれば大きなアドバンテージになります。
まずは関連業界で経験を積み、段階的にステップアップする戦略も有効です。
セールスフォースの求人情報(2025年最新)
2025年現在のセールスフォースの求人動向を見ると、第二新卒やインサイドセールスなど、様々な入り口が用意されています。
最新の求人情報と採用トレンドを詳しく解説します。
第二新卒向けの求人
セールスフォースは第二新卒であっても十分に転職することが可能です。
第二新卒での転職は、育成コストの安さや体力・吸収力の高さによって企業から高く評価される傾向にあります。
第二新卒向け求人の特徴
- 「24・25卒/第二新卒歓迎」の求人あり
- 開発エンジニア/コンサルタント職で募集
- 未経験者、既卒・第二新卒も歓迎
- 研修制度が充実している
インサイドセールス求人の実態
インサイドセールス職は営業職の入門的なポジションとして位置づけられています。
2025年1月時点でセールスフォース・ジャパンの採用サイトでは、カウンターセールス・内勤営業を含む118件の求人が公開されています。
ただし、インサイドセールス職も目標達成のプレッシャーは大きく、活動量を担保する必要があるため、研修で習ったような理想的な提案は難しいという声もあります。
Q&A:よくある質問と回答
Q1. セールスフォースエンジニアは「やめとけ」と言われるのはなぜ?
セールスフォースエンジニアが「やめとけ」と言われる理由として、以下の5つの要因があります。
- 最新の技術を修得し続ける必要がある
- 開発期間が短い案件が多い傾向がある
- 仕事の負担が大きい
- スキル習得の幅が広い
- システムの制約があり使いづらい
ただし、需要が高く高年収が狙えるというメリットもあり、クラウド型CRM市場の拡大に伴い、国内外で高い需要を誇る職種でもあります。
Q2. セールスフォース社員は「彼氏」として人気がある?
高収入の男性は婚活市場で有利に働き、特に年収800万円以上だと、400万円の人の約4倍のお見合い申し受け数になるというデータがあります。
セールスフォースの営業職は平均年収1000万円を超えることから、婚活市場での評価は高いと考えられます。
ただし、高収入の人は仕事に一生懸命で、他人に対して求めることも高い傾向があり、パートナーにも努力が求められることもあります。
Q3. セールスフォースの新卒採用の実態は?
セールスフォースの新卒採用人数は年間約70名程度で、採用倍率は非常に高いです。
慶應義塾大学、早稲田大学、一橋大学などの上位校からの採用が多いものの、産近甲龍・日東駒専レベルからも採用があるため学歴フィルターは存在しません。
2014年より新卒採用活動を開始しており、それまでは全社員が中途入社で、様々な企業からDNAが持ち込まれていたことが強みとなっていました。
まとめ:セールスフォースでのキャリアを考える
セールスフォースの営業職は確かに「きつい」面があります。
高い目標設定、インセンティブ制度によるプレッシャー、月50時間程度の残業など、厳しい環境であることは事実です。離職率も高めで、2023年以降はレイオフも実施されています。
しかし一方で、平均年収1000万円を超える高い報酬、世界トップクラスのCRM企業での経験、ステップアップのための転職市場での高い評価など、得られるメリットも大きいです。
セールスフォースが向いている人
- 高い目標に挑戦したい人
- 成果に応じた報酬を得たい人
- グローバルな環境で成長したい人
- 最先端のIT業界でキャリアを積みたい人
転職難易度は高いものの、年間400-500人の中途採用をおこなっており、第二新卒やインサイドセールスなど、様々な入り口があります。
重要なのは、自分のキャリアゴールを明確にし、セールスフォースでの経験が自分の成長にどう貢献するかを見極めることでしょう。
末永
「成長意欲がなければ、セールスフォースに入るべきではない。成長意欲がある人にとっては、セールスフォースは最高の環境」という卒業生の言葉が、この会社の本質を表しています。
もしセールスフォースへの転職を本気で検討されているなら、しっかりとした準備と戦略が必要です。
単独での転職活動には限界があります。業界に精通したプロのサポートを受けることで、成功確率は大きく向上します。
セールスフォースへの転職を検討しているなら
セールスフォースへの転職は、IT業界でのキャリアアップを目指す人にとって大きなチャンスです。
しかし、高い競争率と厳しい選考を突破するには、業界特有の対策が不可欠です。
末永
セールスフォースの選考では、単なる営業スキルだけでなく、データ分析力、論理的思考力、そして成長意欲が重視されます。
特に中途採用では、なぜセールスフォースなのか、どのような価値を提供できるのかを明確に伝える必要があります。
業界知識やCRM市場への理解も選考では大きなアドバンテージになります。
弊社のすべらないキャリアエージェントは、IT業界・SaaS業界に特化した転職支援をおこなっており、セールスフォースをはじめとした外資系IT企業への転職実績、ノウハウも豊富です。
無料でご利用できるので、セールスフォースへの転職を検討している人はぜひご相談ください。
セールスフォースへの転職支援が得意なエージェント
弊社は、会社に依存せず、自分の実力や専門スキルでキャリアを築いていける人材のキャリア支援を提唱しています。
IT業界・SaaS業界への転職に強い
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第二新卒の転職や営業職について詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください!













