2019.12.11

ITパスポートを持つと転職に有利なのか

この記事を書いた人

アクシス株式会社 代表取締役

末永雄大

Suenaga Yuta

Profile 新卒でリクルートキャリア入社。その後、サイバーエージェントにて集客支援を行う。
2012年転職エージェントとしてアクシス株式会社を設立。
Yahoo!ニュース(個人)・オールアバウトガイドなどのメディアに転職のプロとして記事を寄稿している

ITパスポートという資格をご存知でしょうか。 今やインターネットテクノロジーが発達した現代には、ビジネスにおいてITを使うことは当然のようになっています。

PCを使うことはもろんのこと、どうやったら、ビジネスに生かせるか、効率よく便利に使うことができるかが必要になっています。

そんなIT社会において、ITパスポートはどんな役割を果しているのか、ご説明したいと思います。

ITパスポートとは

ITパスポート試験とは経済産業省が認定する国家試験です。 IT技術の発達によって、日常生活でもごく当たり前にPCやインターネットを使うようになりました。

さらにビジネスにおいては、インターネットを上手に活用したり、業務を効率化する上でも ITの知識は重要不可欠といえます。

ITパスポート試験は、ITを利活用するすべての社会人、学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識を証明する国家試験です。

そのため試験では、ITの基本的な知識だけではなく、ネットワークやセキュリティなどのIT知識の他、経営戦略、マーケティング、財務、法務などIT以外の知識も問われます。

ITパスポートは2009年の開始から、社会人を始め学生まで多くの方が受験しています。 企業では、就職活動の際、エントリーシートへの記入を求めるところが増えており、多くの企業で活用されています。また、大学などではITパスポート試験の対策講座を行うところも増えており、様々なところで広がりを見せています。

ITパスポート試験が開設される前は、初級システムアドミニストレーター試験、いわゆるシスアド試験がありましたが、初級シスアドは廃止され、ITパスポート試験に整理統合されました。

そのため、試験の内容としては初級シスアドと似ていますが、ITの発達に合わせ、問われる内容は最新のテクノロジー技術が問われます。

資格の持つことの優位性とは

ITパスポートは現代の社会で働く上で必要となるIT基礎知識を習得していることの証明になります。

ITに関する知識だけではなく、ビジネスにおいて重要な経営戦略や会計などの幅広い知識を習得できるからです。ただ、ITパスポートを持っているからといって収入アップは難しいです。しかしステップアップには役立ちます。

ITパスポートで学ぶ知識は、社会人なら誰でも身につけておきたい基礎知識です。そのため、この資格を持っているというだけでは、基本給など給与がアップすることはまずないでしょう。

しかし「それでは取得する意味がない」と考えるのは正しくありません。ITパスポート試験の受験勉強をし、合格することは、ITの基礎部分をしっかりと体系的に理解することに繋がります。

ITパスポートで基礎部分を習得できたならば、基本情報処理技術者や応用情報技術者試験といった、ITの上位試験への足がかりにできます。 基本情報処理技術者や応用情報技術者は資格手当てなどが支給される企業もあるため、収入アップも期待できます。

ITパスポートの難易度は

試験はCBT方式で行われます。CBTとはComputer Based Testingの略で、PCを利用するテストのことです。

試験時間は120分となっており、出題形式は四肢択一式(4つの選択肢の中から1つ選ぶ方法)です。全部で小問が100問あり、以下のような構成になっております。

ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度
テクノロジ系(IT技術):45問程度

全部で1000点満点で採点され、総合得点が600点以上、各分野別得点がそれぞれ30%以上で合格となります。

試験の合格率は48.4%(平成30年3月)で、2人に1人は合格する割合です。ITに慣れ親しんでいる方であれば、2ヶ月程度の勉強で合格できるでしょう。

勉強方法としては、参考書で出題範囲の用語を覚え、過去問をといて、解放パターンを覚えていくような方法がお勧めです。

また、新しいテクノロジー技術が出題されることがあるので、参考書は比較的新しいものを使う方がよいです。

ITパスポートは転職に有利なのか

ITパスポートはITの入門資格のようなもので、転職に関して取得していても、さほど役には立たないだろうとお考えの方もいらっしゃると思います。 しかし、現在はITパスポートが含まれた求人も増えてきており、基本的なPCスキルの証明として、注目されているようです。

特に、IT系企業のほか、一般事務職などではITスキルを持った方が重宝される傾向にあるため、事務職の方は転職に有利といえます。

まとめ

今回はITパスポートについてご紹介しました。

ITを生業にしている方には、これからIT資格を受験していく入門として、ITが専門でない方にもITスキルの証明として、これからも注目は高まっていく資格であるといえます。

難易度も高くないため、キャリアアップや転職をお考えの方はまず、ITパスポートを取得されてみてはいかがでしょう。

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