医師の転勤は断ることはできる?避ける方法を徹底解説!

医師の転勤は断ることはできる?避ける方法を徹底解説!

    転勤を控えている医師や、転勤続きで転職を考えている人に向けて、医者の転勤事情とメリット・デメリットを解説します。

    また、転勤を避けるための方法についても、現役の転職エージェントが徹底解説します!

末永雄大 この記事を書いた人

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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医師の転勤事情

病院に勤務する医師の中には、転勤がある医師とない医師がいます。ここからは医師の転勤事情について、3つのトピックに分けて解説していきます。

医局所属の医師には転勤がつきもの

医局に所属している医師は、大学病院や、医局が医師を派遣している関連病院へ転勤がつきものです。病院に勤務する医者には医局に所属して働く人と、医局に所属せず病院と直接雇用契約を結ぶ人がいます。

医局とは教授を筆頭として、准教授や講師、助教、医局員で構成される組織です。医局には人事異動があり、医局に所属している医者は基本的に異動を断ることはできません。

医局が所属している医者に転勤を命じる理由は、関連病院での医者不足を解消するためや、関連病院の医療水準を底上げするためです。また、若手医師に様々な病院で勤務させることで、経験を積ませる目的もあります。

そのため、若い医者ほど頻繁に転勤を命じられます。なお、医局に所属せず直接病院と雇用契約を交わしている医者には転勤はありません。本人が望む限り同じ病院にずっと勤めることができるでしょう。

新人医師は1~3年に1度は転勤する

医局に所属する新人医師は、基本的に1~3年に1度は転勤があります。理由は前述した通り、若いうちに多くの病院での臨床経験を積むことで、医師として成長できると考えられているからです。

また、今は医局に所属する医師が減少しており、医師が集まりにくい病院が増えているため、そう言った病院へ短期間で転勤が命じられることも多いです。

なお、医局に所属している限り転勤が完全になくなることはほとんどありません。しかし、医局の中で地位が上がれば転勤の頻度は減っていきますし、転勤先の病院で管理職になれば、その病院に10年以上勤めることもあります。

転勤先は自分では決められない

医師の転勤先は、自分では決められず医局が決めます。

医師が勤務地などの希望をいうことはできず、同じ都道府県内のこともあれば、引っ越しが必要なこともあります。引っ越しが必要な場合、宿舎は転勤先の病院が用意してくれることが多いです。

しかし、「引っ越しはしたくない」や「この病院に行きたい」といった希望を伝えることはできません。ただ例外として、将来的なキャリアや転勤先で学びたいことを伝えれば、その希望にあった転勤先を紹介されることもあります。

末永雄大 転職エージェント 末永

転勤で勤務地や年収を左右されたくない人は、一度転職を検討してみてください。転職なら自分の希望条件に近い病院で勤務することができます。

医師が転勤をするメリット

医師が転勤をすることのメリットは2つです。

希望するキャリアパスを形成しやすい

医師の転勤には、自分が希望するキャリアパスを形成しやすいメリットがあります。

医師は転勤について希望は言えないものの「最終的には専門医になりたい」や「大学病院で研究したい」といったキャリアの最終目的を伝えることはできます。

そうすれば医局は、その希望が叶うように転勤先を調整してくれます。一時的に希望するキャリアとは関係ない病院に勤務することもあるものの、長い目で見れば、希望通りのキャリアパスを歩めるように医局が面倒を見てくれます。

色々な病院で得られる経験

色々な病院や診療科で働くことにより、経験と実績を積めることもメリットです。

臨床医として成長していくためには、経験と実績が欠かせません。転勤をすることで、同じ病院では経験できなかったことができたり、より多くの実績を得ることができます。

医師が転勤をするデメリット

転勤のデメリットは大きく分けて3つです。

給与の低下

転勤をすると、給与が下がってしまう場合があります。とくに私立から公立の病院へと転勤を命じられた場合、年収が50万円近く下がることもあります。その結果、生活が苦しくなりアルバイトをする医師もいます。

医者の年収やバイト事情について、さらに詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。

急な転勤でも断れない

転勤はやむを得ない理由がない限り、断ることはできません。「子供が受験だから」や「配偶者が仕事を辞めなければならないので」といった理由で転勤を断ることは基本的にできません。

場合によっては、ようやく職場に慣れたと思ったタイミングで、すぐに転勤を命じられることもあります。そのため、どこに行っても職場になじむことができず、人間関係でつらい思いをしてしまう人もいます。

また現在の医局制度では、転勤を断ることは医局を離れることを意味します。もし医局を離れると、キャリアパスに悪影響を与えてしまう可能性もあります。

そのため、もし医局を離れるとしても、離れる理由を丁寧に説明するなど、悪い印象を与えないようにしましょう。

激務になりがち

基本的に転勤になると、元いた職場よりも忙しい病院へ配属されることが多いです。

なぜなら、そもそも転勤の目的として人手不足な病院への人材派遣があるからです。人手が足りない病院への転勤なので、以前よりも忙しくなってしまうのはよくあることです。

転勤を避けるには医局を辞める必要がある

転勤を避けたいのであれば、医局を辞めて、直接病院と雇用契約を結ぶ必要があります。しかし、医局を辞めることは大きなリスクですよね。

転勤を避けたい人はまず、上記のメリットとデメリットを比較して、医局を辞めてまで転勤を避けるべきかを考えてみましょう

その上で、医局を辞める決意をしたのであれば、入念な下準備が必要です。

入念な下準備が必要な理由としては、円満に医局を退職できなければ、再就職が難しくなったり、その後のキャリア形成に影響がでることもあるからです。

転勤を避けたいと考えているなら転職エージェント

結論から言うと、転勤を避けるために医局を辞めようと考えている人には、転職エージェントに相談することをおすすめします。

先ほどお伝えした通り、転職エージェントはあなたの希望条件に合わせて求人を紹介してくれるからです。

求人探しから病院とのやりとりも代行してくれるので、日々の業務が忙しい人でもスムーズに転職活動を進めることができますよ。

ただ、担当のキャリアアドバイザーによってサポートの質が異なるので、まずは2~3社複数登録して、そこから自分に合ったキャリアアドバイザーと転職活動を進めていくのがベストですね。

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