
20代のホワイト企業転職は難しい?その特徴・見分け方と軸の定め方
次こそはホワイト企業で働きたい。そう考えても、経験の浅い自分に入れるのか不安な20代は少なくありません。
ですが、20代はポテンシャルを評価されやすく、ポイントを押さえれば転職で十分に可能です。
この記事では、ホワイト企業の特徴や見分け方、狙い目の業界まで具体的に解説します。
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この記事のポイント
- 20代はポテンシャル採用が中心で、ホワイト企業への転職は十分に可能
- 離職率・年間休日・福利厚生などの特徴と見分け方を押さえるのが近道
- 効率よく探すなら、スカウト型サービスや転職エージェントの活用がおすすめ
特に20代は、登録するだけで企業から声がかかるビズリーチを使うと、効率よく優良企業と出会えます。
20代がホワイト企業へ転職するのは難しい?むしろ可能性は高い
結論からお伝えすると、20代でホワイト企業へ転職することは十分に可能です。むしろ全世代のなかでも、もっとも狙いやすい時期だと言えます。
新卒で入った会社が激務で「次こそはホワイトな環境で働きたい」と考える人は少なくありません。一方で「経験が浅い自分に、本当にホワイト企業なんて入れるのか」と不安を感じる人も多いと思います。
ここで知っておきたいのが、20代の転職市場での評価のされ方です。厚生労働省の雇用動向調査によると、令和6年の入職率は20〜24歳で37.2%でした。
これは全体の14.8%を大きく上回る数字で、それだけ20代の人材が活発に動き、企業からも求められている証拠です。

20代は実務経験よりも、これからの伸びしろを評価される「ポテンシャル採用」の対象になりやすい年代です。だからこそ、未経験の業界や職種にも挑戦しやすくなります。
ただし、誰でも何もせずに入れるわけではありません。準備をせずに動くと、求人の見極めや選考でつまずいてしまいます。
ホワイト企業の特徴と見分け方を理解し、しっかり準備したうえで動くことが、転職を成功させる近道になります。
そもそもホワイト企業とは?20代が押さえておきたい定義
実は、ホワイト企業に法律上の明確な定義はありません。一般的には、残業が少なく休日も多い、福利厚生の手厚い働きやすい企業を指します。
国もこうした労働環境に優れた企業を認定する制度を設けていて、客観的に見極める手がかりになります。具体的な制度は記事の後半で紹介します。
ここで誤解しやすいのが「ホワイト企業=低年収で楽な会社」という見方です。残業が少なく、プライベートも確保しやすい企業のなかにも、成長できて年収が伸びる会社はたくさんあります。
ただし、何を重視するかは人によって変わります。年収を最優先したい人もいれば、休日の多さや働きやすさを大切にしたい人もいます。

だからこそ、世間の評判だけで判断せず「自分にとってのホワイト企業はどんな会社か」という基準を持つことが大切です。
その基準づくりが、そのまま後悔しない企業選びの軸になりますよ。
一般的なホワイトの条件を知ったうえで、自分なりの優先順位に当てはめて考えてみてください。次の章から、判断材料となる具体的な特徴を見ていきます。
ホワイト企業に共通する7つの特徴【20代の企業選びの軸】
ホワイト企業に明確な定義はないものの、ホワイトと呼ばれる企業には共通する特徴があります。
ここでは20代の企業選びの軸になる7つの特徴を、最新のデータも交えて紹介します。求人を比べるときのチェック項目として使ってみてください。
業界や職種の平均より離職率が低い
ホワイト企業の代表的な特徴が、離職率の低さです。厚生労働省の雇用動向調査によると、令和6年の離職率は全体で14.2%でした。
一方で、金融業・保険業は8.0%、電気・ガス・水道などのインフラ業界は8.1%と、平均より大きく低い業界もあります。ここでは離職率が低い代表的な業界を中心に、参考として離職率が高い業界も抜粋しました。
| 業界 | 年間離職率 |
|---|---|
| 全体平均 | 14.2% |
| 金融業・保険業 | 8.0% |
| 電気・ガス・水道などのインフラ | 8.1% |
| 製造業(メーカー) | 9.6% |
| 宿泊業・飲食サービス業(参考) | 25.1% |
出典:厚生労働省「雇用動向調査」(令和6年)
離職率の低さは、社員が長く働き続けられる環境が整っているサインの1つです。ただし、業界自体の景気に左右されにくさや経営の安定性など、外部要因が影響している面もあります。
そのため数字だけで判断せず、気になる企業の離職率を同じ業界の平均と見比べてみると判断しやすくなります。
残業が少なくワークライフバランスが取りやすい
残業時間の少なさも、ホワイト企業を見極める大事なポイントです。
労働基準法のルールをきちんと守り、社員が働きすぎないよう業務量を調整している企業は、ワークライフバランスを取りやすい傾向があります。
同じ業界でも、残業の多さは企業によって差が出ます。仕事が仕組み化されていたり、人員に余裕があったりする企業ほど、残業は少なくなりやすいです。

残業時間は、労働基準法の上限と見比べると判断しやすくなります。法律では時間外労働の上限が原則として月45時間と定められており、ホワイト企業はこれを大きく下回る傾向があります。
求人票に月の平均残業時間が記載されていれば、この基準と照らして極端に多くないかを確認してみてください。
年間休日が120日以上ある
休日の多さは、働きやすさに直結する分かりやすい指標です。厚生労働省の令和7(2025)年就労条件総合調査によると、労働者1人あたりの年間休日数は平均116.6日でした。
このことから、年間休日120日以上が1つのホワイト企業である目安になります。週休2日制に加えて、祝日や年末年始の休みもしっかり取れる計算です。
業界による差も大きく、平均より多い業界もあれば少ない業界もあります。主な業界の年間休日数は以下の通りです。
| 業界 | 年間休日数 |
|---|---|
| 全体平均 | 116.6日 |
| 情報通信業 | 123.2日 |
| 電気・ガス・水道などのインフラ | 121.9日 |
| 金融業・保険業 | 121.7日 |
| 宿泊業・飲食サービス業(参考) | 108.0日 |
| 運輸業・郵便業(参考) | 107.6日 |
出典:厚生労働省「就労条件総合調査」(令和7年)
休日を重視するなら、年間休日の多い業界を中心に探すと、希望に合う求人を見つけやすくなります。

休日の多い業界や働きやすい求人を効率よく探すなら、転職エージェントの活用がおすすめです。
業界ごとの休日や残業の実態にも詳しいので、条件に合う求人を絞り込んでもらえます。
福利厚生が充実している
福利厚生の手厚さも、働きやすさを左右するホワイト企業の特徴の1つです。
福利厚生には、法律で義務づけられた法定福利厚生と、企業が独自に用意する法定外福利厚生があります。
企業の姿勢が表れるのが法定外福利厚生です。住宅手当や家賃補助、資格取得の支援、健康サポート、リモートワーク環境の整備など、内容は会社によってさまざまです。

福利厚生は「手当の額」だけでなく「自分が実際に使える制度か」で見るのがポイントです。
育休の取得実績や有給の消化率まで確認できると、制度が形だけでないか見えてきますよ。
業界や職種の平均より年収が安定して高い
業績が安定している優良企業は、業界や職種の平均より年収が高い傾向があります。
国税庁の民間給与実態統計調査によると、令和6年分の平均給与は全体で約478万円でした。20代はこれを下回る水準が一般的です。
気になる企業の提示年収を、この水準と見比べると位置づけがつかめます。
ただし、平均より極端に高い年収を掲げる求人には注意が必要です。業務量が多すぎたり、離職者の補充を急いでいたりするケースもあります。
年収を見るときは、月給とボーナスの内訳や昇給の仕組みもあわせて確認してみてください。
20代の年収相場は、以下の記事で業界・職種別に解説しています。
教育・研修制度が整っている
20代の転職では、入社後に成長できる教育・研修制度があるかも見ておきたいポイントです。
研修や育成にお金をかける企業は、社員を長期的な戦力として大切に育てる姿勢を持っています。
特に未経験の業界や職種に挑戦する場合、研修制度の充実度がその後の働きやすさを左右します。入社後のフォローが手厚ければ、無理なくスキルを身につけられます。
OJTの仕組みや資格取得の支援、メンター制度など、育成の仕組みが整っているかを採用ページで確認してみてください。
企業の成長性・将来性がある
ホワイト企業は大手だけとは限りません。中小企業やベンチャー企業でも、成長性が高く将来性のある企業はホワイトな環境を備えています。
業績が伸びている企業は、その過程で給与水準や働く環境も良くなっていきやすいです。
新しい仕事に挑戦できる機会も多く、さまざまな経験を積みたい20代には魅力的な選択肢になります。
成長性を見るときは、売上や事業の伸び、採用に力を入れているかなどが手がかりになります。数年後にどうなっていそうかという視点も持ってみてください。
20代向け|ホワイト企業の見分け方
ホワイト企業の特徴がわかったら、次は実際の転職活動でどう見分けるを確認していきましょう。
1つの情報だけで判断すると、入社後に「思っていたのと違った」というミスマッチが起きやすくなります。複数の角度から確認することが、後悔しない企業選びのコツです。
求人票でチェックすべきポイント
まず確認したいのが求人票です。労働条件が具体的に書かれていて、複数の企業を同じ基準で比べやすいという利点があります。
求人票で見るポイント
- 残業時間や離職率が公開されているか
- 年間休日が120日以上あるか
- 福利厚生の内容が具体的に書かれているか
- 入社後の教育・研修制度があるか
- 勤務地や転勤の有無はどうか
特に残業時間と年間休日は、働きやすさに直結する項目です。
情報が極端に少なかったり、いいことしか書かれていなかったりする求人は、いったん慎重に見たほうが安心です。気になる企業をしぼり込み、次の方法で深掘りしていきます。
企業規模・財務の安定性を確認する
求人票だけでは分からない部分を補うのが、企業の規模や財務状況の確認です。業績が安定している企業ほど、給与や労働環境にも余裕が生まれやすくなります。
上場企業であれば、公式サイトのIR情報から売上や利益の推移を確認できます。数年単位で業績が伸びているか、安定しているかを見れば将来性を判断できます。
中小企業やベンチャーの場合は、採用ページや会社概要から事業の成長や社員数の増減を読み取ってみてください。

中小企業やベンチャーは、業績や社内の情報が公開されていないことも少なくありません。
そんなときは転職エージェントに聞くと、求人票に載らない実態を教えてもらえますよ。
大手は安定感、成長企業は伸びしろと、規模ごとに見るポイントを変えると判断しやすくなります。
口コミサイトでリアルな評判を確認する
実際に働く人の声を知るには、口コミサイトが役立ちます。求人票や企業サイトには載らない、現場のリアルな評判をつかめるのが強みです。
おすすめの口コミサイト
ただし注意点もあります。投稿の多くは退職した人によるもので、ネガティブな内容に偏りやすい傾向があります。
書かれていることをそのまま受け取らず、投稿時期や内容を見極めて、求人票とのギャップを確認する材料として使うのがおすすめです。
国の認定マークから探す
客観的な指標で探したいなら、国の認定マークが参考になります。
厚生労働省は労働環境に積極的に取り組む企業を評価する制度を設けていて、安全衛生優良企業マーク推進機構が認定を公表しています。
代表的な認定マーク
- 安全衛生優良企業認定(ホワイトマーク)
- 健康経営優良法人
- ユースエール認定(若者の採用・育成に積極的な中小企業)
- くるみんマーク(子育て支援に積極的な企業)
- えるぼし認定(女性の活躍を推進する企業)
これらは国が基準を定め、第三者が認定する仕組みのため信頼性が高いです。
なかでもユースエール認定は若者の採用・育成に積極的な企業が対象なので、20代の転職活動と相性の良い指標です。
これらの認定企業は、以下の公的なデータベースから実名で検索できます。気になる業界や勤務地で絞り込んでみてください。
実在のホワイト企業を探せる公的データベース
面接・逆質問で見極める
最後の見極めの場が面接です。情報だけでは分からない社内の雰囲気や働き方を、直接確認できる貴重な機会になります。
逆質問で聞いてみたいこと
- 月の残業時間や休日の取りやすさ
- 福利厚生や有給の取得状況
- 入社後の教育・研修の流れ
- 配属予定の部署の雰囲気
逆質問では、事前に調べて分からなかった点を聞いてみてください。
ただし、年収や休みのことばかり質問すると印象を損なうこともあります。仕事内容への関心も示しながら、相手が答えやすい聞き方を意識すると安心です。

聞きにくい労働条件は、面接後に転職エージェント経由で確認してもらう方法もあります。
聞きづらいことを代わりに確認してもらえるのは、エージェントを使う大きなメリットです。
逆質問の具体例やNG例は、以下の記事でも詳しく紹介しています。
また、ホワイト企業への転職を効率よく進めたい人は、まずエージェントに相談してみてください。希望条件の整理から求人紹介まで、無料でサポートしてもらえます。
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ホワイト企業が多い狙い目の業界
ホワイト企業を効率よく探すなら、もともとホワイトな企業が多い業界に絞るのが近道です。
離職率が低く休日も多い業界には、競争が起きにくく利益を生み出しやすいという共通の構造があります。社員1人あたりの利益が大きい業界ほど、給与や労働環境に余裕が生まれやすいのです。
まずは自分のタイプから狙う業界を選ぶと、効率よく絞り込めます。
タイプ別|狙い目の業界早見表
- 安定して長く働きたい人にはインフラ・金融
- 休日や柔軟な働き方を重視するなら情報通信・メーカー
- 未経験から成長したいならIT・人材・広告などの成長業界
具体的には、以下のような業界が狙い目です。
ホワイト企業が多い狙い目の業界
-
インフラ業界(電気・ガス・水道・鉄道など):
離職率8.1%と低水準 -
金融・保険業界:
離職率8.0%、年間休日121.7日と好条件 -
情報通信業界:
年間休日123.2日で全業界トップクラス -
メーカー(化学・食品など製造業):
離職率9.6%で安定
インフラ業界は社会に欠かせない事業のため景気に左右されにくく、業績が安定しています。
金融や情報通信は社員1人あたりの利益が大きく、休日や待遇に反映されやすい業界です。化学や食品などのメーカーも、製品の需要が安定していてホワイト企業が多く見られます。

未経験から狙うなら、形のないサービスを企業向けに提案する法人営業の職種がおすすめです。
人材やIT、広告などの分野は成長していて、20代の未経験でも挑戦しやすく専門性も高められます。
業界ごとの平均年収やランキングもあわせて知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
20代でホワイト企業への転職に成功した人のケース
イメージをつかみやすいように、すべらない転職の支援現場でよく見られる成功の傾向をもとに作成したモデルケースを2つ紹介します。
ケース1 残業漬けの営業職からインフラ系へ

新卒で入った会社の月60時間の残業に疲れ、働き方を最優先に転職を決めました。
残業時間と年間休日を軸に絞り込み、離職率の低いインフラ系へ。年収は維持したまま、年間休日120日以上の環境に移れました。
軸を「働き方」に1本化したことで、迷わず候補を選べたのが成功のポイントです。
ケース2 未経験からIT業界の法人営業へ

異業種から「成長できる環境に行きたい」と考え、未経験でIT業界の法人営業に挑戦しました。
教育・研修制度が整った企業に絞り、ポテンシャル採用の枠を狙いました。20代前半の伸びしろを評価され、未経験でも複数の内定をもらえました。
未経験のときは研修制度の有無を軸にすると、入社後のミスマッチも防ぎやすくなります。

どちらのケースも、共通点は「自分の軸を先に決めてから動いた」ことです。
軸が定まると、求人選びも面接での伝え方もぶれなくなりますよ。
20代のホワイト企業の探し方・準備
ここまでで、ホワイト企業の特徴や見分け方、狙い目の業界がわかりました。
最後に、転職を成功させるために今から取り組みたい準備を3つのステップで紹介します。この順番で進めると、自分に合うホワイト企業に出会いやすくなります。
STEP1 自己分析でキャリアの軸を明確にする
最初の一歩は自己分析です。自分が何を大切にしたいのか、どんな働き方をしたいのかを整理すると、企業選びの軸が定まります。
軸があいまいなまま動くと、求人の多さに振り回されたり、世間の評判だけで会社を選んでしまったりしがちです。
まずは紙に、これまでの仕事で楽しかったことやつらかったことを書き出してみてください。心理的なハードルが低く、すぐに取りかかれます。
書き出した内容から、譲れない条件や伸ばしたい強みが見えてきます。やり方に迷ったら、キャリアのプロに相談しながら進めるのも効率的です。
自己分析の進め方は、以下の記事で詳しく解説しています。
STEP2 自分なりのホワイト企業の基準を決める
次に、自己分析をもとに自分なりのホワイト企業の基準を決めます。重視したい条件に優先順位をつけていきましょう。
- 年収・昇給の条件
- 残業時間や年間休日
- 福利厚生や働き方の柔軟さ
- 教育・研修やキャリアアップの機会
このとき、すべての条件を満たそうとすると候補が極端に少なくなります。
譲れない条件と、状況によっては緩めてもいい条件を分けておくと、求人の幅を保ちながら選べます。基準がはっきりすると、求人を見たときの判断がぐっと速くなります。
STEP3 転職サイト・転職エージェントで効率的に探す
基準が決まったら、いよいよ求人探しです。効率よく進めるなら、転職サイトと転職エージェントを組み合わせて使うのがおすすめです。
転職サイトは、自分のペースで幅広い求人を見られるのが強みです。
一方で転職エージェントは、希望に合う求人の紹介や選考のサポートを受けられて、ホワイト企業の社内事情にも詳しいため効率的に探せます。

20代がホワイト企業に転職する際の注意点
ホワイト企業への転職を成功させるには、特徴や見分け方を押さえると同時に、陥りやすい失敗も知っておくことが大切です。
ここでは特に気をつけたい3つの注意点を紹介します。
希望条件にこだわりすぎない
注意したいのが、希望条件を盛り込みすぎることです。「年収が高くて残業が少なくてやりがいもある」と条件を重ねるほど、当てはまる企業はどんどん減っていきます。
希望が高すぎると、応募できる求人が見つからなかったり、選考を通過しにくくなったりします。20代は伸びしろを評価されますが、経験に見合わない条件ばかりだと採用は遠のきます。
そこで役立つのが、STEP2で決めた条件の優先順位です。譲れない条件は守りつつ、緩められる条件を柔軟に考えると、紹介してもらえる求人の幅が広がります。
集めた情報は鵜呑みにせず多角的に判断する
求人票や口コミの情報を、そのまま信じきらないことも大切です。それぞれの情報には、どうしても偏りが生まれます。
求人票は応募を集めるため良い面が強調されやすく、口コミは退職者の声が多くネガティブに偏りがちです。片方だけを信じると、入社後のギャップを生んでしまいます。
集めた情報は、あくまで応募を判断するための材料と考えてみてください。
最終的には、面接で直接話した内容や自分の目で見て感じたことを軸に判断すると、ミスマッチを防げます。
ホワイト企業が自分に合う企業とは限らない
最後に覚えておきたいのが、世間でホワイトと呼ばれる企業が、自分にとっても良い企業とは限らないという点です。
年収が高く福利厚生が整っていても、やりたい仕事ができなかったり、成長の機会が乏しかったりする場合があります。
20代のうちは、働きやすさだけでなく、自分の市場価値が高まる経験を積めるかという視点も大切です。多少忙しくても、幅広い経験が将来のキャリアにつながる企業もあります。
ホワイト企業は「多くの人が働きやすい会社」であって「自分に最適な会社」とイコールではありません。一番大切なのは、自分の基準に合っているかどうかです。

条件が揃っていても、自分がどう働きたいかという軸とずれていると、入ってから「なんか違う」と感じることは珍しくありません。
ホワイトかどうかより、自分の軸に合っているかが、長く働き続けられるかの分かれ目になります。
迷ったときは、転職のプロに条件を整理してもらうと判断の軸が定まりますよ。
20代のホワイト企業転職でよくある質問
20代のホワイト企業への転職で、多く寄せられる疑問にまとめて答えます。
未経験でもホワイト企業に転職できる?
可能です。
20代はポテンシャル採用の対象になりやすく、未経験歓迎の求人も多くあります。なかでも人材やIT、広告などの法人営業は、未経験から挑戦しやすくホワイト企業も多い分野です。
30代になるとホワイト企業への転職は難しくなる?
20代より専門性が問われやすくなります。
30代では年齢に応じた実務経験が求められ、未経験分野はハードルが上がります。ポテンシャルで動ける20代のうちに行動するのがおすすめです。
ホワイト企業は人気で倍率が高い?
人気企業は倍率が上がりやすいのは事実です。ただし、知名度は低くても働きやすい優良企業は数多くあります。
大手だけに絞らず、狙い目の業界や成長企業まで視野を広げると出会いやすくなります。
ホワイト企業に転職すると年収は下がる?
必ず下がるわけではありません。
ホワイト企業=低年収というのは誤解で、安定して年収が伸びる企業も多くあります。目先の金額だけでなく、昇給の仕組みや将来の伸びまで含めて判断することが大切です。
20代がホワイト企業へ踏み出す、最初の一歩
20代のホワイト企業への転職は、十分に実現できます。
離職率の低さや年間休日120日以上、福利厚生といった特徴を押さえ、求人票や口コミ、認定マークなど複数の角度から見分けることがポイントです。
そのうえで、自己分析で軸を定め、自分なりのホワイト企業の基準を決めてから、転職サイトと転職エージェントで効率的に探すのが成功への近道です。
なかでも転職エージェントは、求人の紹介から選考対策、企業の社内事情の確認まで幅広くサポートしてくれます。1人で抱え込まず、まずは気軽に相談してみることが第一歩になります。

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