商船三井への転職方法！中途採用の難易度・求人情報を解説

商船三井の転職難易度

商船三井の中途採用の転職難易度は全体的に高いです。

商船三井のように人気企業ランキングの常連で、かつ年収帯も高い企業は人気が集中するため競争も激しくなります。

マイナビの「転職動向調査」を見るとわかるように、転職理由として「給与が低い」と挙げている人が12.5%、さらに転職したことで「年収上がった」と答えた人が39.5%でした。

では、改めて具体的に職種別の転職・中途採用難易度をみていきましょう。

陸上総合職の転職難易度

陸上総合職の転職難易度も高いです。

陸上総合職は実務経験と英語力が必須で、即戦力としての活躍が期待されているポジションでもあります。

また、年に1回一斉に中途採用をおこなっているため、即戦力となる優秀な人材の応募も殺到しやすく、より難易度が高くなっています。

オープンポジションで適性によって配属が決められますが、自分がこれまで行ってきた経験やスキル、将来のキャリア設計などをして、選考対策を万全にし真剣さをアピールする必要がある点でも、採用難易度は高めであると言えるでしょう。

海上社員の転職難易度

海上社員の転職難易度は高いです。

基本的には即戦力を求めており、かつ英語力も必須であるため未経験での応募は難しいでしょう。

先述しましたが、商船三井は年収も高く、グローバルに活躍できる環境もあることから、優秀な人材が集まる企業です。

また、海上社員は上級免許と乗船勤務に耐えられるガッツも必要とされているので、仕事に対する真剣さや熱意に合わせストレス耐性の有無もアピールできると評価に繋がりやすいですよ。

契約社員の転職難易度

商船三井では契約社員も募集しており、転職難易度は平均的です。

他のポジションのように即戦力を求められているわけではないので難易度は高くないものの、年に1回しかチャンスがないことや、人気企業のため採用倍率は高い傾向にあります。

要件ハードルは低いものの、マッチ度やマルチタスク力などパーソナルスキルがみられる傾向にあるため、精度の高い面接対策が必要な点でも難易度は決して低くはないと考えましょう。

商船三井へ転職しやすい人の特徴

商船三井へ転職しやすい人の特徴は、ずばり「自律自責型の人材」です。

商船三井の指す「自律自責型の人材」とは、当事者意識を持ち、自分を律し、自らの責任で職務を全うする人材を言います。

「自律自責型の人材」が持ち合わせるべき素養として以下の4つがあります。

この4つに当てはまる人が、求められている傾向にあります。

そんな商船三井へ転職する方法

商船三井へ転職するには、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

商船三井は人気もあり、グローバルに活躍できる環境から優秀な人材が集まっています。優秀な人材が集まるなかで、自分の強みをしっかりアピールするためには、選考対策が必須になります。

精度の高い選考対策をするためには、業界・企業情報に精通した転職のプロの助けが必要です。転職エージェントではキャリアアドバイザーがしっかり対策を行ってくれるので、転職の成功率を上げることができます。

商船三井の採用ページから直接応募するよりも転職エージェントを利用したほうが良い理由について、さらに詳しく知りたい人は以下の記事もおすすめです。

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転職エージェントと直接応募はどっちが受かりやすい？採用側視点で解説！

商船三井の面接傾向・選考対策

商船三井の面接について詳しく知っておきましょう。選考フローと面接内容、面接でよく聞かれる質問の傾向をまとめました。

商船三井では、以下のようなフローで面接が進められます。

商船三井の採用ページを参考にご紹介しました。

採用ページ経由での応募の場合は、エントリーシートを提出する必要があるようです。エントリーシートは以下のような内容を記載していきます。

面接は３回程度実施されるようですが、面接回数や適性検査のタイミングは職種などにより前後する可能性があります。

商船三井の面接でよく聞かれる質問

商船三井の面接では、以下のような質問がされる傾向にあります。

「志望動機」や「これまで大変だったこと」は少なくとも答えられるように準備しておいた方が良いでしょう。

商船三井では「自律自責型の人材」の育成に力を入れている背景から、「仕事に取り組む姿勢」を面接の中で確認していく傾向にあります。

どのように考え、どのように行動してきたのか、そこから何を得られたのかを棚卸しして、言語化できると良いですね。

また、商船三井ではグローバルコミュニケーションの場が多い環境でもあります。そのため、面接を通じ異文化理解度やコミュニケーション能力も見られる傾向にあるので、面接対策も万全にしておくと良いでしょう。

商船三井のSPI・適性検査対策

商船三井では、選考の一環として適性検査がおこなわれます。

商船三井のWebテストとして玉手箱を導入しており、中途採用のWebテストでも玉手箱が実施されます。

玉手箱は、1問にかけられる時間が少ないです。少ない時間の中で、どんどん問題を正確に解いていくようになるので、ぶっつけ本番ではなかなか難しいでしょう。

正確により多くの問題を解いていくためには、玉手箱の対策を立てておくことも大切です。

Webテストの詳しい対策を知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。

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転職にSPI・適性検査は必要？キャリアのプロが徹底解説！

商船三井の企業情報・事業内容

(2024年5月31日時点)

商船三井は、海運業大手3社(日本郵船・商船三井・川崎汽船)のうちの1つです。

国土交通省によると日本の国貿易量の99.6%を海上輸送が占めており、海運業は大事な役割を担っています。

日本の海運業をリードする存在でもある商船三井についてもっと詳しく知っておきましょう。

主な事業内容としては以下の通りです。

商船三井は世界最大級の船隊を有し、総合輸送グループとして世界を股にかけて活躍しています。

商船三井の運航船舶規模は697隻5,067万重量トンとなっており、その数字からも規模の大きさも伺えるのではないでしょうか。

商船三井のような海運業は、世界中で仕事ができる魅力もありますが、その反面世界情勢の影響を受けやすいビジネスでもあります。

そんななか商船三井では、外航海運事業以外にも事業の枠を広げています。新しい事業にも力を入れているため、スペシャリストとなる人材求め、中途採用にも積極的です。

そんな商船三井のことをもっと深く理解するために、事業課題や取り巻く環境についても知っておきましょう。

売上業績・事業展望

まずは、有価証券報告書をもとに商船三井の売上業績をみていきましょう。

2021年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、低迷していた荷動きが回復傾向になりました。さらに、2022年には物流需給の逼迫が長期化し、さらに円安が進んだことで、ドル建てで輸送契約を結んでいる海運業の業績を拡大させています。

商船三井では、グループビジョンとして「世界の海運をリードする強くしなやかな商船三井グループ」を掲げており、2022年から推進しているサステナビリティ計画「MOL Sustainability Plan」と合わせて、企業価値の向上を目的とした計画を推進しています。

社会ニーズ、経済状況、世界情勢などの国内外の動きに対し、柔軟に受け入れる体制を整えている商船三井だからこそ、「自律自責型の人材」育成にも力を入れています。

支社・グループ会社一覧

商船三井は、国内外に500社ほどのグループ会社がありグローバルな事業展開をはかってます。

事業別に主要なグループ会社をご紹介します。

商船三井の中途採用・求人情報

世界中で活躍の場がある商船三井ではどのような人材を求めているのでしょうか。

求める人物像を深掘りしていくためにも、中途採用の求人情報を詳しくみていきましょう。

商船三井の陸上総合職の中途採用・求人情報

商船三井では、総合職として以下の採用をおこなっています。事務系職種と技術系職種も一括して総合職として募集されているので注意しましょう。

具体的に陸上総合職として募集があるのは以下の職種です。

商船三井の陸上総合職は、入社日が統一されており、エントリー期間も決められているので注意しましょう。なお、2023年の入社日は2023年10月に統一されています。

では、そんな商船三井の総合職の募集概要をみていきましょう。

総合職も英語力が必須となっています。また、海外現地へ配属される可能性もあるので、総合職であっても異文化理解などのグローバル視点は必要となるでしょう。

また、総合職も給与の記載がありませんが、総合職の平均年収は約1,072万円となっており、年収帯は非常に高いです。

商船三井の海上社員の中途採用・求人情報

商船三井では、機関士・航海士などの海上社員を募集しています。

海上社員は通年で募集されています。ただし、応募要件が厳しく、専門性が高い職種であることから資格や免許が必要になっています。

採用ページの募集要項を参考に確認していきましょう。

海上社員は、外航船乗に関わる仕事であるため、資格や免許が必要です。さらに、世界中を舞台に活躍していく職種であるため、英語力が必要になっています。

また、海上社員の給与情報は募集要項では記載がありませんが、海上社員の平均年収は約1,073万円となっているので、給与帯は高いと言えるでしょう。

商船三井の平均年収・福利厚生

2023年3月期の有価証券報告書によると、商船三井の平均年収は1517万円となっています。

参照：2023年3月期-有価証券報告書

平均年収を見ても商船三井の年収の高さが伺えますが、業界のなかではどうでしょうか。

dodaの「業種別の平均年収ランキング(2022年)」の平均給与を見ると、陸運／鉄道／海運／航空業界の平均年収は388万円です。商船三井の圧倒的な年収の高さがわかります。

商船三井は賞与が年4回(6月、9月、12月、翌年3月）)あり、その分年収も高くなっているようです。

商船三井の社員も、年収が高いと感じている人が大半であることが口コミからも見て取れました。

評判・口コミ

30代・男性
経営企画

仕事の大変さと比べると給料は高い。コストパフォーマンスの良さは随一な気がする。現在は異なっているようだが、課長まではほぼ横並び。かなり平等主義的な人事評価制度。

ライトハウス

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福利厚生

商船三井の福利厚生は、可もなく不可もないという印象を持っている人が多いようです。

評判・口コミ

30代・男性
国際輸送業

RELO CLUBの福利厚生メニューを取り入れており、使い勝手はいいと思います。

ライトハウス

40代・男性
管理職

優れているところはない。退職金が少ないので若い頃から貯金が必要。

ライトハウス

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実際の商船三井の福利厚生を以下でまとめました。

とくに、海上社員を抱えている商船三井では、「乗船手当」「航海日当」などの手当もあります。

住宅手当や住宅財形制度などの手当は非常に充実していると言えるのではないでしょうか。

商船三井の平均年収・新卒初任給について詳しく知りたい人は以下の記事も読んでみてください。

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商船三井は平均年収1675万円｜新卒初任給・賞与ボーナスや残業時間も紹介！

商船三井の企業文化・働きがい

商船三井の社風・企業文化・働きがいに対する評価をワンキャリアプラスから集めてみました。

現役社員・元社員が社風・企業文化・働きがいに対して、どのように思っているのか、参考にしたい人はぜひ目を通してみてください！

社風・企業文化

商船三井は、風通しがよく若手にも意見を求める環境である一方、保守的な社風であるという意見が多数ありました。

口コミからも人間関係がフラットであり、上司・部下の関係も比較的良い印象があると感じている人が多いようです。ただし、その分飲み会なども多い環境なので、そこに馴染めるかがポイントとなるでしょう。

また、保守的でリスクも少ない分、意思決定のスピードが遅いと感じている社員も少なくないため、そのスピードに理解を示せるかも重要です。

評判・口コミ

30代・男性
営業

1. 保守的 2. 家族的　3. ボトムアップ　投資審査は非常に厳しく、リスクがゼロと言えるようなものでなければ案件でなければ投資が行われない。昨今の状況は分からないが、飲み会も多く、また上司が部下の愚痴を聞いてくれたり、若手が上司に噛み付いたりしたとしても若気の至りなど多めに見てもらえるという印象。

ワンキャリアプラス

30代・男性
営業

人自体は良い人が多い。わりとオペレーショナルな思考の人が多い。ただ自分のやりたいことを聞いてもらえる雰囲気は多分にある。

ワンキャリアプラス

30代・男性
営業

保守的なカルチャーなので、リスクやミスがないように色々な人の目のチェックを経る。

ワンキャリアプラス

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成長・働きがい

商船三井は、日本の海運業を牽引する存在です。世界をまたにかけてダイナミックな仕事ができること、社会のインフラを支えているやりがいを感じている口コミを多く見かけました。

また、海運業という仕事柄、世界情勢や経済に左右されるので、その点も感じられると考えている人もいるようです。

他の会社では体験できない、ここでしか感じられないやりがいを持って働いている人が多いことがわかります。

評判・口コミ

30代・男性
営業

社会のインフラを支えている、海外の人との繋がりを持てることは仕事のやりがいに繋がっていたように思う。

ワンキャリアプラス

20代・男性
法人営業

マーケットが世界単一のため、グローバルな市場で仕事ができること。実態経済との関連を体感しながら仕事ができる

ワンキャリアプラス

30代・女性
営業

扱う金額が大きく、またお金の動きがわかりやすいため自分の仕事がどのようにどの程度会社の利益に貢献しているかが感じられる。

ワンキャリアプラス

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商船三井への転職を成功させるコツ

商船三井への転職を成功させるには、精度の高い自己分析をすることが重要です。

商船三井は、自立して率先的に動いていける姿勢を大切にしており、中途入社者にも同じような姿勢を求めています。

周りが「自律自責型」で積極的に行動できる人たちのなか、自分がどのようなことができるのかをイメージするために、スキルや経験などの棚卸しをしておくと良いでしょう。また、自己分析とキャリア設計をしておけば、今後身につけるべきスキルや経験も明確になっていき、真剣さもアピールできるようになります。

精度の高い自己分析や自身の市場価値を知る意味でも、転職エージェントの利用がおすすめです。業界に精通したキャリアアドバイザーがプロ目線で、様々なアドバイスをしてくれますよ。