ニートの将来はどうなるの?絶望する前に働くべき理由

ニートの将来はどうなるの?絶望する前に働くべき理由

    ニートの将来はどうなるのか、なぜ働くべきなのかを解説します。

    また、就職する難易度や面接で必ず聞かれることも合わせて解説していきます。

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末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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ニートの将来は真っ暗!今すぐニートを脱出すべき!

まず単刀直入に、ニートのままではダメだろうなと悩み、この先の人生に不安を抱えているなら、今すぐにでも就職活動を始めてニートを脱出すべきです。

職歴のないニートは年齢を重ねていくと共に、就職の難易度は格段に上がっていきます

20代であれば、社会人未経験歓迎の職種はまだ数多くあり、企業側もスキルや経験よりもポテンシャルで採用することがあります。

一方で、30代を過ぎてくると企業は即戦力を求め、資格などがあっても実務経験を優先して採用する傾向があります。求人はどんどん減っていき、一般的にやりたい人が少ないような仕事をしないといけなくなります。

20代も30代も手遅れになる前に、早めに行動しましょう。以下から、ニートのままだと将来が危ない理由を解説していきます。

お金が得られないことで起こる将来のリスク

ニートは働いていないので、自分で生活費を払うことが難しいはずです。ほとんどの人は、親や友人に生活を援助してもらっているかと思います。

ただ、親はいつまでも居続けるわけではありませんし、友人ならいつ愛想を尽かされてもおかしくありません。生活を援助してくれる人がいなくなれば、ニートのままではお金がないので、生活をしていけませんよね。

仮に実家は持ち家だとしても、固定資産税がかかるので、将来的に両親が亡くなってしまったら、税金を支払っていけません。

固定資産税の滞納が続いてしまったら、最終的に財産を差し押さえされてしまい、家にも住めなくなります。

また、生活保護を貰えば良いと思っている人もいるかと思いますが、生活保護を受給するには以下の条件をクリアする必要があります。

  • 資産で売り払うものはないか
  • 両親や親戚からの援助が無理な場合
  • 働ける能力がない場合

生活保護を貰うには、家や車を売り払っても生活できない人、両親や親戚もいない人、病気などで働けない人など条件はかなり厳しく設定されています。

将来、生活保護をもらって生活しようと考えている人もいるかと思いますが、実際生活保護を貰うのも簡単ではありません。大半の人の末路は安い給料で職業訓練校で働き、その後は世間一般ではやりたくないとされている仕事をすることになってしまいます。

今のままの生活をずっと続けるのは無理

今あなたが20代や30代だとして、今の生活を将来ずっと続けていくのは不可能です。

まず、両親もあなたと同じように年齢を重ねていくので、そのうち定年を迎えます。そうなると、年金暮らしになり収入は減ってしまうので、家計は厳しくなります。

先ほども伝えましたが、両親は定年から数年経てば、あなたよりも早くに他界してしまいます。そうなると、税金や家賃などの支払いはすべてあなたが負担しないといけません。

また、今はまだ両親の他にも友人がいたりして、孤独は感じにくいかもしれませんが、両親の他界後、今は遊んでいる友人も、出世して忙しくなったり、結婚して家庭をもつと自然と疎遠になっていく可能性があります。

現代では、インターネット上で人との繋がりがある時代ですが、金銭面などで困ったときに、ネット上の友人が助けてくれるとは考えにくいです。正直、一生ニートの人生の末路で待っているのは孤独死でしょう。

ニートからの就職は実際かなり厳しい

ニートから就職するのは、実際難易度が高いです。アルバイトを続けていたフリーターでも、期間が長くなっていくと、正社員として就職するのは難しくなります。参考として、フリーター歴ごとの就職率を見てみましょう。

男性 女性 全体
6ヶ月未満 72.5% 56.5% 64.0%
1〜2年 60% 42.9% 52.5%
3年以上 57.0% 38.3% 48.4%

参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の分化」

フリーターでも、期間が3年以上と6ヶ月未満では正社員になれる割合が、約20%も下がってしまいます。バイトもせずに無職のままでいると、当然ながらさらに就職できる確率は下がります。

会社は採用した人に賃金を支払う必要があるので、将来戦力になる人材を採用します。

年齢が若く伸び代が期待される20代ならまだしも、30代はポテンシャルよりも即戦力を求められ、マネジメント経験がある人材を優先的に採用するようになるので、就職するのはさらに難しくなります。

いずれにせよ、1度も就職の経験がないニートだと、現実的に就職するのはかなり難しいです。

ニートは面接でも厳しい見方をされる

就職活動時にニートが正社員の面接を受けたら、厳しい見方をされることは覚悟しておきましょう。とくに「なぜ履歴書に空白期間があるのか」「なぜ無職だったのか」ということは、必ず聞かれます。

面接官が、こういった質問をする意図は「すぐに辞めないかどうか」などの忍耐力や「働く意欲があるか」などのやる気を見たいために、あえて厳しい質問をぶつけてきます。

質問に答えるときは、嘘はつかずに正直に伝えてください。嘘の辻褄が合わなくなれば、嘘だとバレてしまいますし、信用を落としてしまいます。

ニート期間があることを素直に認め、反省して働く覚悟があることを伝えましょう。嘘をつかず変わる覚悟を示せば、誠実さが伝わりやすく、内定を勝ち取ることができるかもしれません。

ニートの方向けの面接対策は、以下で詳しく解説しています。こちらも合わせてご覧ください。

ニートが就職を成功させるためには

上記では「ニートの将来は危うく、面接でも厳しい見方をされる」など、転職のプロだからこそ知っている本音ベースの現実をお伝えしてきました。

職歴のないニートは年齢を重ねていけばいくほど就職の難易度が上がっていくので、もしこれを読んでいるあなたがまだ20代であるなら、今すぐ動き出すことをオススメします。

具体的には、就職エージェントを利用することで、就職を成功させられる可能性が高まります

というのも、就職エージェントを利用しないニートの就職率が45%であるのに対し、ニートの就職に特化したエージェントであるUZUZの就職率は86%ハタラクティブは80.4%にもなっているからです。

それだけでなく、就職エージェントは志望企業ごとに面接で見られるポイントを熟知しているアドバイザーが面接の対策をしてくれるため、面接が不安なニートの方にもおすすめですよ!

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ブラック企業の見極め方やハローワークの使い方について、さらに詳しく知りたい人は以下の記事も読んでみてください。

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