就職できないニートとは|就活のコツからおすすめの業界・職種を解説!
ニートの人が就職できないと言われてしまう特徴をはじめ、ニートでも就職できる3つの方法やよくある質問などを解説しています。
合わせて、おすすめの業界や職種も詳しくご紹介します!
このように不安を感じているニートの人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は10年以上キャリア支援をしてきた私が、ニートの就職事情についてリアルな情報を解説していきたいと思います。
記事のまとめ
▶20代ニートは就職エージェント、30代以降のニートは就職サイト・ハローワークがおすすめ!
▶ニートにおすすめの職種は営業職!
「ニートから就職できない」はウソ!
結論から申しますと、ニートでも就職自体はできます。ただし、年齢によってその就職できる難易度が異なりますね。
なぜなら、年齢を重ねるほど企業から高度なスキルや実務経験を求められるからです。
そこで、ここからは20代と30代以降に分けて、さらに詳しい就職事情を解説していきたいと思います。
まず20代の就職事情からお伝えしていきますね。
20代ニートの場合
20代のニートの人は就職できる可能性が高いです。なぜなら、27歳くらいまでならニートであっても既卒・第二新卒扱いで、素直さやコミュニケーション力など社会人としてのポテンシャルが重視されるからなんです。
そのため、そこまでスキルや実務経験が問われないケースが多いので業界・職種未経験のニートの人でも就職できる可能性が十分にあります。
ただ、年齢が高くなるにつれて企業から求められるレベルは高まっていくので「まだ20代だから大丈夫」と油断しないようにしましょう。
すでに就職を考えているのなら、今のうちから就職活動をスタートさせたほうが良いですね。
20代ニートが就職活動を始めるなら就職エージェントの利用がおすすめですよ。
中にはニートの就職支援に特化していてニートの内定率が80%を超えているエージェントもあるので、興味のある人はこちらから確認してみてくださいね!
以下の記事では、20代ニートでも正社員に就職できることや成功させる方法について詳しく解説しています。合わせて読んでみてくださいね。
30代以降のニートの場合
30代以降のニートの人も就職すること自体は可能です。しかし、20代ニートの人と比較して難易度は高くなりますね。
なぜなら、30歳を超えると「業界・職種の経験があって当たり前」とみなされ、入社後に即戦力として活躍することを期待されるからなんです。
これまで業界・職種経験のない、もしくは就業していたけど辞めてブランクのあるニートの人は、即戦力として期待されにくいので、就職難易度も高くなってしまいます。
そのため、30代以降でニートから正規雇用の就職を目指すなら契約社員・派遣社員など、正規雇用よりも採用ハードルの低い雇用形態を選ぶのが良いでしょう。
そこから業界や職種の経験を少しずつ積んで正社員を目指すのも1つの手ですね。
30代以降のニートの就職活動では、未経験歓迎の求人を多く保有している就職サイトやハローワークがおすすめですよ。
以下の記事では、30歳ニートの人でも就職できる方法や、無職から正社員を目指す方法を解説しています。合わせてご覧になってみてくださいね。
ニートが就職する方法3選

ここからは具体的にニートの人が就職する方法を紹介していきます。
ニートの人が就職する方法は大きく分けて以下の3つです。
上記で挙げた3つの方法について、次で詳しく解説していきますね。
就職エージェント
就職エージェントはキャリア設計から求人紹介・面接対策や企業との交渉まで、担当のキャリアアドバイザーが一貫して就職活動をサポートしてくれるサービスです。
上記以外にも、応募書類の書き方や面接前の相談などにも対応してもらえるので、就職活動中の心強い味方になってくれますよ。
先ほどもお伝えした通り、就職エージェントは20代向けの求人が多くあり就職内定率も高いため、20代ニートの人におすすめですね。
とくにニートの就職内定率が86%のUZUZ、就職内定率80%のハタラクティブがおすすめです。
おすすめの就職エージェント
UZUZ・ハタラクティブの評判が知りたい人は、こちらの記事にもぜひ目を通してみてください!
就職サイト
就職サイトは自分の希望条件を入力して求人情報を検索し、自ら求人情報に応募することができるサービスです。
メリットとして、自分のペースに合わせて就職活動を進められる点が挙げられますね。
ニートの場合は、これまでの経歴を見て書類選考で落とされてしまうケースがどうしても多いです。ですので「未経験歓迎」など自分の希望条件だけではなく、企業から見た自分のステータスを意識した上で検索するのが良いでしょう。
ただし、就職エージェントのように担当のキャリアアドバイザーから就職サポートを受けることができません。
あくまで自分1人で応募から面接対策までおこなう必要があるので、注意してください。
以下の記事では、ニートにおすすめの就職サイトをはじめ、年齢別の選び方などについて解説しています。ぜひ、こちらも参考にしてみてくださいね!
ハローワーク
ハローワークは国が運営する職業紹介所で全国に窓口があり、相談料は無料となっています。
求職者の状況に合わせて正社員就職向けた支援プランを作成し、そのプランに沿った職業相談や求人紹介、履歴書や職務経歴書の作成、面接対策までおこなってくれます。
35歳未満のニートの人は「わかものハローワーク」で支援を受けることも可能ですよ。ただし、職員はキャリアアドバイザーのようなキャリアのプロではないので、サポートに不満を抱いしてしまう場合もあるため注意が必要です。
これまで10年以上キャリア支援をおこなってきましたが、東京・大阪・名古屋のハローワークよりも、地方都市のハローワークのほうが求人の質が良い傾向にあるので、地方在住のニートの人はおすすめですよ。
以下の記事では、ニートの人でもハローワークで転職できるのか、初めてハローワークを利用する人向けに詳しく解説しています。こちらもご覧になってみてください。
「就職できない」と言われているニートの特徴
先ほどは「ニートでも就職できる」とお伝えしましたが、就職活動がなかなかうまくいかないニートの人がいるのも事実です。
そこで「就職できない」と言われてしまうニートの人の特徴をご紹介したいと思います。
上記に挙げた4つの特徴を、次でさらに詳しく解説していきますね。
特徴1.就職活動の方法が間違っている
ニートの人が就職活動をする場合、年齢や就業経験の有無によって最適な方法が変わってきます。
就職活動の方法が間違っていると、なかなか採用してもらえない、もしくはブラック企業に入社してしまう可能性もあるため注意が必要です。
また、先ほどお伝えした通り、年齢によってもどういう方法で就職活動をすべきなのか異なります。
20代ニートならUZUZやハタラクティブなどの就職エージェント、30代以降のニートなら就職サイトやハローワークがおすすめですね。
社会復帰したいニートの人に向けて、ケース別に復帰できる方法を解説している記事があります。こちらも合わせてご覧ください。
特徴2.面接対策がしっかりできていない
就職するためには「この人と一緒に働きたい」と面接官に思ってもらえるように、自分の強みをアピールする必要があります。
しかし、ニートの人は自分に自信がない人が多いため、しっかりアピールできていないケースが多いんです。
そのため、面接の際には自己分析と企業分析をきちんとおこない、以下に挙げた2つを明確に話せるよう準備しておくことが大切ですね。
- 志望企業に対して自分がどう貢献できるか
- 入社後にどうなっていきたいか
他にも「ニートでいた期間に何をしていたのか」と質問されることが多いので、しっかりと回答できるように準備しておくのが良いですよ。
ニートの人が面接でどんなことに気をつけたら良いのか、以下の記事で詳細を解説していますので、合わせて参考にしてみてくださいね。
特徴3.好条件の求人ばかりに応募している
「働くならホワイト企業が良い」「全く残業がなく土日も絶対休みが良い」など、絞って求人を探している人も多いと思います。しかし、条件の良い企業・求人は当然それだけ競争倍率も高くなります。
少々厳しいことを言いますが、ニートの人は選考において厳しい評価を受けることが多いため、仕事を選り好みできる立場にはありません。そのため、多少の苦労を受け入れ、辛抱して努力する必要があります。
とはいえ、厳しい環境が一生続くわけではありません。入社した企業で3年ほど働いてスキルや経験を身につけることで、次に転職する際に選択肢を広げることができます。
ですので、あまり高望みせずに「未経験歓迎」「30代以上活躍」などの条件を優先して探すのがおすすめですね。フリーター経験があるなら、フリーターの経験を活かせる職種に絞って探すのもアリです。
例えば、データ入力の経験があるなら事務職に、飲食店やアパレル販売の経験があるなら接客業に応募してみるのが良いですよ。
特徴4.応募書類が上手く作成できない
履歴書や職務経歴書などの応募書類を上手く作成することができないと、書類選考の段階で落とされてしまいます。
だからこそ「まずは会ってみよう」と思ってもらえるような応募書類を作成するのが大きなポイントとなります。
ニートの人に多い失敗パターンは「職歴の欄を空欄にしてしまう」ことなんです。アルバイトや派遣の経験も立派な職歴になるので、アルバイトなど書ける経歴をしっかりと記載しておくのが良いですよ。
その理由は、空欄のままで提出してしまうと、何をしてきた人なのか判断できず、書類選考の段階でお見送りされてしまう可能性が高くなるからです。
以下ではフリーターの職務経歴書の書き方について詳しく解説していますので、こちらもぜひ合わせてご覧ください。
ニートでも就職しやすい業界・職種
ニートの人でも就職しやすい業界があれば、事前に知っておきたいですよね。そこで、以下に就職しやすい業界を挙げてみました。
- メカニック業界
- 建築業界
- 飲食業界
- 医療業界
- 介護業界
上記の業界はニートの人でも就職しやすいですね。なぜなら、人手が足りず困っている業界だからなんです。人手不足で困っている企業が多いため、その分採用ハードルが比較的に低くなっています。
実際に厚生労働省の「有効求人倍率(令和3年7月)」を参考に、それぞれの有効求人倍率をまとめてみたので参考にしてみてください。
有効求人倍率 | |
---|---|
メカニック業界 | 3.86倍 |
建設業界 | 5.27倍 |
飲食業界 | 1.86倍 |
医療業界 | 2.07倍 |
介護業界 | 3.64倍 |
上記の表を見てみると、機械系や建築・医療や介護の有効求人倍率が高くなっています。そのため、ニートでも就職しやすい業界と言えます。
また、飲食業界は厚生労働省の「令和2年上半期雇用動向調査結果の概況」によると、入職率12.4%に対して離職率が15.3%と、入職率よりも離職率のほうが高くなっています。このことから、常に人手不足であるためニートの人でも採用されやすい業界なんです。
ただし、人手不足の業界には激務が多い企業もあります。
ですので、求人を選ぶ際には慎重に検討することをおすすめします。
ニートでも就職しやすい職種は営業職
先ほどニートの人でも就職しやすい業界をご紹介しましたが、就職しやすい職種は営業職なんです。
なぜなら、営業職は始めから高度な専門スキルを求められることが少ないため、未経験でも採用されることが多いからです。
また、キャリアアップを目指すなら、法人相手へのサービス単価も高く営業職の中でも難易度が高い無形商材の法人営業がおすすめですね。
無形商材の法人営業は、課題発見力や課題解決力・提案力など、他の業界や職種でも通用するスキルを身につけられるのが大きな魅力です。
営業職の難易度ランキング
-
1位 無形商材×法人営業
例:企業の採用コンサルティングの営業 -
2位 有形商材×法人営業
例:オフィスに設置するコピー機の営業 -
3位 無形商材×個人営業
例:個人への生命保険の営業 -
4位 有形商材×個人営業
例:家庭用ウォーターサーバーの営業
以下の記事では、なぜニートの人に営業職への就職がおすすめなのか、営業の種類や業界などについて詳しく解説しています。ぜひ、こちらも合わせてご覧ください!
ニートの就職活動でよくある質問
ニートの人が就職する前に、気になることや不安に感じることも多いのではないかと思うんです。
そこで、ニートの就職でよくある質問を2つ、以下でご紹介しますので参考にしてみてくださいね。
では次でよくある質問について、順番にお伝えしていきたいと思います。
ニートからいきなり就職するのが不安
今までずっとニートだったので、就職してもついていけるか不安なんです。
もし、就職後のノルマなどに不安があるようであれば、契約社員や派遣社員から始めるのもおすすめですよ。
契約社員・派遣社員なら比較的に正社員よりも責任の軽い仕事を任されるため、まずはそこから社会経験を積んでいくのも1つの方法ですね。
ニートが就職するのに大切なこと
これから就職活動を始めようと思うのですが、心がけておくべきことは何かありますか?
ニートである後ろめたさや面接でお祈りメールをもらうたびに「どうせ就職できない」と諦めそうになるときもあると思います。
ですが、何事も行動に移すことが大切なので、少しずつ自分を変えるために行動を起こしていくようにするのが良いですよ。
「ニートは就職できない」と不安を抱える人へ
「自分はニートだから就職できないのでは?」と不安に感じている人も多いのではないでしょうか?
そんな人は一度就職エージェントの利用を検討してみてください。
これまで多くのニートの就職支援をしてきたキャリアアドバイザーが、あなたの就職活動が成功するように求人紹介から面接対策まで徹底サポートしてくれます。
数多くのニートを支援してきた実績があるので、安心して最後まで任せることができますよ。
ただし、キャリアアドバイザーとの相性もあるため、まずは2社〜3社に複数登録をして自分にあったキャリアアドバイザーと就活を進めていくのがおすすめですね。
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