大学中退したニートは就職できる?おすすめの職種をプロが大公開!
大学中退してニートになってしまった人でも、正社員への就職が可能なことをはじめ、早めに就職したほうが良い理由やそのメリットについて解説します。
また大学中退したニートの人におすすめの職種や対策も教えます!
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相談者
このように考えている大学中退してしまったニートの人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は10年以上キャリア支援をしてきた私が、ニートの就職事情についてリアルな情報を解説していきたいと思います。
記事のまとめ
▶大学中退していても年齢が若ければ企業からの評価はそこまで悪くない
▶大学中退したニートの就活にはニートの就職に強い就職エージェントがおすすめ
大学中退したニートでも就職できる!
結論から申しますと、大学中退のニートの人でも就職はできます。なぜなら、中卒・高卒中退者であったとしても、約40%は就職できているからです。
実際に独立行政法人労働政策研究・研修機構が公表している「労働政策研究報告書No.199」を参考に表を作成してみました。
正社員になろうとした割合 | うち、正社員になれた割合 | |
---|---|---|
中卒 高校中退 (男性) |
87.0% | 55.0% |
中卒 高校中退 (女性) |
48.4% | - |
中卒 高校中退 (男女計) |
64.8% | 40.0% |
また、マイナビが大学中退者263名におこなったアンケート「2020年度既卒者の就職活動に関する調査」の結果によると、就職率は以下のような結果になっています。
上記の既卒者の就職率を見てみると、毎年34%〜45%の間で推移していることがわかりますよね。
そのため、大学中退のニートの人でも就職することができると言えます。
大学中退ニートの就職難易度は年齢次第
大学中退したニートの人の就職難易度は年齢によって異なります。
20代、とくに27歳まではスキルがなくても素直さやコミュニケーション力など社会人としてのポテンシャルを評価してもらえます。そのため、大学中退したニートの人でも就職できる可能性が高いです。
一方、30歳を過ぎると希望する業界・職種の経験があって当たり前とみなされ、入社後に即戦力として活躍してくれるかどうかで判断されます。その分、20代よりも就職難易度も上がるというわけですね。
実際に企業の採用担当者の声は、以下に挙げたような感じとなっています。
A社採用担当
「年齢が若いと成長速度も速いですし、社内の雰囲気にも馴染みやすいので、入社段階ではそこまで高度なスキルを求めてないですね」
B社採用担当
「30歳を超えてくると基本的に新規事業立ち上げや既存事業の責任者を務めてくれる人が欲しいので、その人の実務経験やスキルが自社でどのように活躍できるかよく吟味します」
末永
ただ、すべての採用担当が上記のような見方をしているというわけではありませんので、そこまで不安視しなくても大丈夫です。
あくまでも、このような評価で見る人も一部いるという感じなので、自信をなくしたり落ち込んだりしなくて良いですよ。
以下の記事では、ニートは何歳までなら就職できるのかをはじめ、年齢別におすすめの就職方法・職種についてまとめてあります。ぜひ、こちらも参考にしてみてくださいね。
大学中退ニートから実際に就職した経験談
ここからは実際に大学中退ニートから就職した人の経験談を3つご紹介していきたいと思います。
それぞれの経験談をぜひ、参考にしてみてくださいね!
将来に焦りを感じたAさんの経験談
Aさん
自分の将来に焦りを感じたことがキッカケで、私は就職活動を始めました。
大学時代の友人たちが就活をして内定をもらい始めた頃、自分の将来に焦りを感じて就職活動を始めました。
自分の興味がある企業を見つけ60社ほどに応募しましたが、書類選考の段階でお見送りされることが多く面接にも進めなかったので、就職エージェントのUZUZを利用しました。
そこで自分の強みを伝えられるような書類の書き方や、企業の採用基準に合わせた面接指導をしてもらい、通信機器の営業職に就職できました。
収入面で懸念があったBさんの経験談
Bさん
フリーターで生活することを考えていましたが、収入面で不安があったので就職活動を始めました。
大学中退後フリーターで生活しようと考えていたんですけど、収入面で懸念があり就職活動を始めました。リクナビNEXTなどの就職サイトを使って自分に合った求人を検索して40社ほど応募しました。
面接では「なぜ大学中退したのか」「中退後どのように過ごしていたのか」を深掘りされることが多かったので、なるべくポジティブに伝わるように対策しました。
その結果、飲食業界の店舗スタッフとして就職することができました!
人間関係から引きこもりになったCさんの経験談
Cさん
大学中退後に家族からの支援があったものの途中からなくなり、将来のことを考えて就職を決意しました。
大学在学中に人間関係でトラブルがあり、それが原因で引きこもりになってしまい、そのまま大学中退しました。途中から家族からの支援もなくなり、将来のことを考えて就職を決意したんです。
引きこもりだったこともあって、コミュニケーションが苦手なことをハローワークに相談してみました。そこで自分に合いそうな事務系の求人を紹介してもらい、その結果20社くらいに応募をして医療事務に就職することができました。
大学中退ニートの人は面接で「大学中退の理由」「中退後の過ごし方」について質問されることが多いので、しっかりと対策することが重要です。
自分1人でも面接対策ができる人であれば直接応募するのもアリです。ですが、自分1人で面接対策することに不安を感じる人は、就職エージェントに相談してみるというのも1つの手段としてアリですよ。
もし、利用するならニートの就職に特化したUZUZやハタラクティブがおすすめです。
以下の記事では、上記のエージェントの評判などを詳細に解説しているので、ぜひ参考に検討してみてくださいね!
大学中退したニートが就職するメリット
ニートから抜け出す際に「フリーターでもいいんじゃないの?」と思う人もいると思うんですよね。
そこで、フリーターで働く場合と正社員に就職する場合のメリット・デメリットを比較してみました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
フリーター | ・気軽に始めやすく辞めやすい ・時給制のため、働いた分だけ給与に反映される ・基本的に残業が少ない |
・雇用が安定していない ・大幅な昇給やボーナスがない ・生活できるほどの年金がもらえない ・社会的信用が低い |
正社員 | ・収入が安定している ・ボーナスや福利厚生が充実している ・社会的信用が高い ・自分次第でキャリアアップできる |
・転勤や異動がある ・残業や休日出勤がある ・仕事に対する責任が大きい |
上記の表を見てみると、フリーターよりも正社員のほうが収入面が安定していたり、待遇面や社会的信用性の高さがあるのがわかりますよね。
また、生涯年収についても大きな差が生じます。「ユースフル労働統計2020」を参考に、正社員とフリーターそれぞれの生涯年収をまとめてみました。
(どちらも大学を卒業した人のデータを参照)
上記のグラフを見てみると、非正社員(フリーターを含む)の生涯年収よりも正社員の生涯年収のほうが高いですよね。
それだけではなく、健康保険や厚生年金・社会保険といった福利厚生にも違いがあり、正社員とフリーターでは待遇など他の面でも大きな差が生じます。
大学中退したニートが就職しやすい職種
大学中退してしまったニートの人が就職しやすい職種があれば、事前に知っておきたい部分ですよね。
そこで大学中退してしまったニートの人におすすめの職種を以下に3つ挙げてみました。
- 営業職
- 事務職
- インフラエンジニア
営業職や事務職ははじめから高度な専門スキルが求められないため、未経験のニートの人でも採用されやすい傾向にあります。
ただ、事務職は正社員として採用している企業が少ないので、派遣社員から正社員登用を目指すのがおすすめですね。
インフラエンジニアもある程度年齢が若く、資格があれば未経験でも働くことが可能ですよ。
末永
キャリアアップも視野に入れるなら無形商材の法人営業がおすすめです。
営業の難易度は高いものの、課題発見力や提案力など他業界・職種でも活用できるスキルが身につき、市場価値も高まりますよ。
以下の記事では、営業の仕事内容や未経験から転職できる方法などを解説しています。ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
大学中退したニートの選考対策
大学中退してしまった場合、面接時に「大学中退した理由」「大学中退後の過ごし方」について質問されるケースが多いです。
その際はネガティブな事情があっても正直に話して、その経験から今どんな将来像を目指しているのか伝えるのが良いでしょう。
このときのポイントは、大学中退後にニートになってしまったことを反省していると話しながら、今後の将来像について具体的に語れるようにしておくことですね。
末永
正社員経験がなくても書類の職歴欄にはアルバイト経験を記載したほうが良いです。
なぜなら、アルバイト時代の努力や得たスキルも合わせて記載しておくことで、評価してもらえることもあるからなんですよ。
以下の記事では、ニートの人が面接で注意したいことや志望動機の書き方などについて解説しています。こちらもぜひ読んでみてくださいね。
大学中退したニートの疑問を解決!Q&A!
「大学中退したニートって就職できるの?」「大学に再入学したほうが就職率が上がるんじゃないの?」なんて思っている人もいると思います。
そこで、ここからは大学中退してしまったニートの人にもっとも多い悩みを1つ、解決法と合わせてご紹介しますね。
相談者
大学に再入学するか迷っています…。
末永
大学への再入学はあまりおすすめはしません。なぜなら、再入学した年月だけ経験やスキル・生涯年収などに大きな差が生じてしまうからです。
それよりも早く就職して、経験・スキルを積むほうが年収アップにも繋がりますよ。
大学中退してから就職を考えている人へ
大学中退してしまったニートの人の中には「大学中退してずっとニートだと人生終了」「引きこもりになって大学中退したから就職なんて無理」なんていう不安を抱えている人も多いと思います。
そんな不安から就職を諦めかけてしまっている人こそ、一度就職エージェントへ相談してみてください。
ニートの就職に特化したエージェントでは未経験歓迎の求人を多く保有しているので、大学中退してしまったニートの人でも就職できる企業と出会うことができますよ。
就職後の定着率も高く安定しているため、あなたが働きやすい企業も見つけやすいです。
ただ、就職エージェントのキャリアアドバイザーとの相性もあるため、2社〜3社複数登録をして実際に面談などをした上で、利用するエージェントを絞るのがおすすめですね。
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