
大学中退したニートから就職する方法!おすすめ職種と選考対策を解説
大学中退してニートになってしまった人でも、正社員への就職が可能なことをはじめ、早めに就職したほうが良い理由やそのメリットについて解説します。
また大学中退してニートになってしまった人におすすめの職種や対策も教えます!
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大学中退ニートの就職事情と実態
結論から言うと、大学中退をしたニートの人でも就職できますが、現実をしっかり把握した上で動くことがポイントとなります。
まずは就職率のデータと就職が難しくなる理由からお伝えしていきますね。
大学中退者の事情・実態
大学中退ニートの就職率について
独立行政法人労働政策研究・研修機構が公表している「労働政策研究報告書No.199」によると、中卒・高校中退者が正社員を目指した場合の結果は以下の通りとなっています。
| 正社員になろうとした割合 | うち、正社員になれた割合 | |
|---|---|---|
| 中卒 高校中退 (男性) |
87.0% | 55.0% |
| 中卒 高校中退 (女性) |
48.4% | - |
| 中卒 高校中退 (男女計) |
64.8% | 40.0% |
また、マイナビが大学中退者263名を対象に実施した「2020年度既卒者の就職活動に関する調査」でも、既卒者の就職率は毎年34〜45%の間で推移していることがわかります。
大学中退者のうち正社員を希望しているのは約56%のみです。つまり就職活動を実際におこなった人の中では、34〜45%よりも高い割合で内定を得られていることになります。
大学中退ニートの就職が難しい3つの理由
大学中退してニートになってしまった人の就職が難しい理由は3つありますが、いずれも、正しく理解して対策を取れば十分に乗り越えられます。
では、年齢やニート期間によって就職難易度はどのように変わるのか、次で詳しく解説していきます。
就職が難しい3つの理由
- 最終学歴が高卒になり応募できる求人が減る
- 「忍耐力がない」「すぐ辞めそう」と思われやすい
- ニート期間が長いほど採用担当者の懸念が増す
大学中退後は最終学歴が高卒扱いになるため応募できる求人は減りますが、ハローワークには高卒対象の求人が約46万件あります。
「大学も続かなかったなら仕事も続かないのでは」という先入観を持つ採用担当者もいますが、面接での伝え方次第で十分に払拭できます。
また、空白期間が長くなると「この期間に何をしていたのか」と疑問を持たれやすくなり、就職率にも影響してきます。
| フリーター期間 | 就職率 |
|---|---|
| 6ヶ月以内 | 約60% |
| 1〜2年 | 約50% |
| 3年以上 | 約50%以下 |
ニート期間が長くなるにつれて就職率が下がっていることがわかります。
そのため、思い立ったその時に動き出すのが最良のタイミングだと言えますね。
大学中退ニートの就職難易度は年齢次第
大学中退をしてニートになってしまった人の就職難易度は年齢によって大きく異なります。20代ではポテンシャルが評価されやすく、30代は即戦力重視になる傾向にあります。
また、年齢だけではなくニート期間の長さも就職難易度に影響するので、それぞれ詳しくお伝えしていきます。
大学中退者の就職難易度
【20代】ポテンシャル採用が狙える
大学中退してニートになってしまった20代は、ポテンシャル採用を狙える可能性が高いです。というのも、若手であれば育成しやすく将来性にも期待できるからです。
20代は入社後の成長速度が速く社内にも馴染みやすいため、スキルや経験よりも素直さや仕事への意欲といったポテンシャルが評価されやすい傾向にあります。
なかでも27歳までは未経験歓迎の求人に応募しやすく、就職のチャンスが広がりやすい時期です。
ただし、ニート期間が長くなるほど難易度は上がるため、20代のうちに早めに動き出すことが重要です。
【30代以降】即戦力重視でハードルが上がる
30代以降になると、20代のようにポテンシャルで評価されることは少なくなり、これまでのキャリアで何を積み上げてきたかという点が重視されます。
企業側も30代に対してある程度の成果を期待するため、社会人経験やスキルがない大学中退してニートになってしまった人にとっては、20代と比べて就職のハードルが上がります。
ただし、30代以降でも就職が不可能なわけではなく、アルバイト経験や資格取得なども十分なアピール材料になります。
未経験歓迎の求人を中心に、自分の強みを活かせる職種を狙うことで、就活を成功させられる可能性を高められます。
ニート期間が長いほど就職率は下がる
ニート期間が長くなるほど就職率は下がる傾向にあります。空白期間が長いと「この期間に何をしていたのか」という疑問を持たれやすく、働く意欲や適応力を懸念されやすいためです。
フリーター期間が6ヶ月以内では約60%が就職に成功している一方、3年以上では約50%以下まで下がります。ニート期間も同様に、長くなるほど就職難易度は上がっていきます。
ただし、ニート期間が長くなってしまったからといって諦める必要はありません。大切なのは過去の期間の長さではなく、今すぐ行動に移すことです。
ニートの人は何歳までなら就職できるのか、こちらも記事も合わせてご覧ください。
大学中退ニートが就職するメリット
「正社員ではなくフリーターでも良いのでは?」と考える人もいると思いますが、正社員として就職したほうが、収入・待遇・将来のキャリアなど、あらゆる面で有利です。
次では、下記にまとめた項目について詳しくお伝えしていきます。
就職するメリット
生涯年収・待遇を比較
正社員とフリーターでは、生涯年収に大きな差が生じます。
「ユースフル労働統計2020」によると、正社員の生涯年収が約2億円以上であるのに対し、非正社員は約1億円程度となっています。
つまり、正社員とフリーターでは生涯を通じて約1億円以上の差が生じることになります。また、給与以外の待遇面でも以下のような違いがあります。
| 正社員 | フリーター | |
|---|---|---|
| ボーナス | あり | なし |
| 社会保険 | 完備 | 自己負担が多い |
| 退職金 | あり | なし |
| 有給休暇 | あり | 条件付きであり |
| 昇給 | あり | ほぼなし |
この差は年齢を重ねるごとに広がっていきます。
だからこそ、早いうちに正社員として就職することが、長い目で見たときに大きな差を生むことになります。
社会的信用・キャリアアップの観点
正社員に就職すると社会的信用が高まるので、クレジットカードや賃貸物件・住宅ローン審査に通りやすくなります。日常生活のさまざまな場面でメリットが感じられますよ。
キャリアアップの面でも正社員であれば実績次第で昇進・昇給のチャンスがあります。積み上げた経験・スキルは、より条件の良い企業にも活かせるので、フリーターと比べて将来の選択肢が広がります。
正社員として就職することは、収入面だけでなく人生の選択肢そのものを広げることに繋がります。
精神的な安定
ニート・フリーター期間が長くなると、収入の不安定さだけではなく現状に対する焦りや、周囲と自分を比較して自己肯定感が下がってしまうなど、精神的な負担を感じやすくなります。
正社員として就職することで毎月決まった給与が入り、生活設計が立てやすくなります。他にも雇用保険や健康保険などのセーフティネットも整い、精神的な安定に繋がります。
収入・社会的信用・精神的な安定の3つを考えると、フリーターを続けるよりも正社員として就職することが、長期的に自分の生活を豊かにする近道だと言えます。
大学中退ニートから実際に就職できた経験談
「大学中退してニートになってしまった自分でも、本当に就職できるのだろうか」と不安に感じている人も多いと思います。
ここでは、実際に大学中退者がニートから就職に成功した3名の経験談を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
就職できた3つの体験談
将来への焦りをきっかけに就職したAさん
Aさんの体験談
自分の将来に焦りを感じて就職活動を始めた
大学時代の友人たちが就活をして内定をもらい始めた頃、自分の将来に焦りを感じて就職活動を始めました。
自分の興味がある企業を見つけ60社ほどに応募しましたが、書類選考の段階でお見送りされることが多く面接にも進めなかったので、就職エージェントのUZUZを利用しました。
そこで自分の強みを伝えられるような書類の書き方や、企業の採用基準に合わせた面接指導をしてもらい、通信機器の営業職に就職できました。
Aさんがニートからの就職を成功させられたポイントは「1人で抱え込まずにプロに頼ったこと」ですね。
自分1人だけでの就職活動に限界を感じたら、早めに転職エージェントへ相談することが就職成功への近道になります。
収入面の不安から就職を決意したBさん
Bさんの体験談
収入面に不安を感じて就職活動を始めた
大学中退後フリーターで生活しようと考えていたんですけど、収入面で懸念があり就職活動を始めました。リクナビNEXTなどの就職サイトを使って自分に合った求人を検索して40社ほど応募しました。
面接では「なぜ大学中退したのか」「中退後どのように過ごしていたのか」を深掘りされることが多かったので、なるべくポジティブに伝わるように対策しました。
その結果、飲食業界の店舗スタッフとして就職することができました!
Bさんがフリーターからの就職を成功させられたポイントは「面接での伝え方を徹底的に工夫したこと」が挙げられます。
大学中退やニート期間という経歴は変えられませんが、面接での伝え方次第で印象を大きく変えることができますよ。
引きこもりを経て就職したCさん
Cさんの体験談
将来のことを考えて就職を決意した
大学在学中に人間関係でトラブルがあり、それが原因で引きこもりになってしまい、そのまま大学中退しました。途中から家族からの支援もなくなり、将来のことを考えて就職を決意したんです。
引きこもりだったこともあって、コミュニケーションが苦手なことをハローワークに相談してみました。
そこで自分に合いそうな事務系の求人を紹介してもらい、その結果20社くらいに応募をして医療事務に就職することができました。
引きこもりだったCさんが就職を成功させられたポイントは「自分の苦手なことを正直に相談したこと」ですね。
1人で抱え込まず、まずはハローワークや就職エージェントに自分の状況を正直に話すことが、自分に合った仕事と出会う近道になります。
ニートから正社員を目指したい人は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
大学中退ニートが就職しやすい職種
大学中退してニートになってしまった人でも、未経験から就職しやすい職種がいくつかあります。
ここではおすすめの5つの職種を紹介するので、自分に合いそうな職種を探す際の参考にしてみてくださいね。
就職しやすい職種
営業職(法人営業・無形商材)
営業職は未経験の大学中退してしまったニートの人でも就職しやすい職種の1つで、マニュアルで知識やスキルを習得できる環境が整備された企業が多いです。
スキルよりもコミュニケーション能力や行動力、粘り強さなど人柄重視の傾向があります。つねに一定数の人材を必要としているため求人数も多く、採用ハードルも比較的に低いです。
営業職に向いている人
- 人と話すことが好きな人
- 粘り強く行動できる人
- 成果に応じた収入アップを目指したい人
中でもおすすめなのは、IT・人材・広告などを扱う無形商材の法人営業です。顧客課題を引き出すヒアリング力や解決策を提案する力が身につき、このスキルは他業界・職種でも幅広く活かせますよ。
ただし、企業によっては残業が多かったりノルマが課されるケースがあったりするので、注意が必要です。
そのため、求人票の労働条件はしっかりと事前に確認するようにしましょう。
下記の記事では営業の仕事内容や未経験から転職できる方法などについて、詳しく解説しています。
事務職
事務職はPCの基本操作ができれば未経験でも応募しやすいです。ノルマや営業のプレッシャーもないため、コツコツと仕事に取り組みたい人に向いています。
対人関係のストレスも比較的少ないので、引きこもり経験者や人間関係に不安を抱える人にもおすすめです。
事務職に向いている人
- コツコツと作業に取り組むのが得意な人
- 人間関係のストレスをなるべく避けたい人
- まずは落ち着いた環境で社会復帰したい人
しかし、正社員の事務職求人は競争率が高く、未経験者には狭き門になりやすいのがネックですね。そのため、最初から正社員を狙うよりも、派遣社員やアルバイトで実績を積んでから目指すのが良いです。
派遣期間中にExcelやWordなどのPCスキルを磨いておくことで、正社員登用の際に有利に働きますよ。
女性が事務職への転職を有利に進める方法について、下記の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
インフラエンジニア
インフラエンジニアはサーバーやネットワークなどITインフラの構築・運用・保守を担う仕事です。IT業界は人材不足が深刻なため未経験者を育成する企業が多く、大学中退ニートでも就職しやすい職種です。
学歴よりもスキルや資格が重視されるため、大学中退という経歴が比較的影響しにくいです。文系・理系問わず未経験から入職できるケースも多くあります。
インフラエンジニアに向いている人
- 細かい作業をコツコツこなすのが得意な人
- 論理的に考えるのが好きな人
- ITに興味がある人
未経験から目指す場合はITパスポートなどの資格を事前に取得しておくと有利ですが、研修制度が充実した企業であれば資格なしでも入社後にスキルを身につけられます。
ただ、インフラエンジニアは継続的な学習が必要な職種なので、入社後も新しい技術や知識をアップデートし続ける姿勢が求められます。
介護・福祉職
介護・福祉職は高齢化により慢性的な人手不足が続いており、未経験・資格なしで応募できる求人が多いです。人柄が重視されるので大学中退という経歴が影響しにくく、ニートから就職しやすい職種です。
さらに働きながらキャリアアップを目指せるのも魅力です。入社後に介護職員初任者研修・介護福祉士などの資格を取得することで、給与アップや責任ある仕事を任されるチャンスが生まれます。
介護・福祉職に向いている人
- 人の役に立つ仕事がしたい人
- コミュニケーションを取るのが好きな人
- 長期的にキャリアアップを目指したい人
実際に資格取得支援制度を導入している事業所も多く、費用面のサポートを受けながらスキルアップできる環境が整備されています。
ただし、体力を使う場面が多いので、体力に自信がない人には負担になる場合があります。
また、給与水準が他業種と比較してやや低い傾向にある点も、事前に把握しておくのが重要ですね。
未経験から介護職を目指したい人は、下記の記事で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてみてください。
製造・工場
製造・工場職は学歴・職歴不問で応募できる求人が多く、未経験でも採用されやすい職種として挙げられます。マニュアルで業務内容を習得できる環境のある企業が多いので、専門知識がなくても大丈夫です。
人と関わる機会も比較的少ないため、コミュニケーションに不安がある人や、落ち着いた環境で社会復帰したい人にも向いています。
製造・工場に向いている人
- コツコツと単純作業に取り組むのが得意な人
- 人間関係のストレスをなるべく避けたい人
- まずは落ち着いた環境で社会復帰したい人
経験を積むことで班長やリーダーへのキャリアアップも狙えます。またフォークリフト運転技能者などの資格取得で給与アップにつながるケースも多く、長期的なキャリア形成も可能です。
しかし、同じ作業の繰り返しになりやすいので、単調作業が苦手な人には向いていない場合があります。
また、立ち仕事や体を使う作業が多い点と、交代制勤務の場合もある点は事前にチェックしておきましょう。
未経験から製造業への転職を検討している人は、こちらの記事で詳しくお伝えしているので、ぜひご覧ください。
【準備編】大学中退ニートが就職するための具体的なステップ
就職活動の進め方が分からないまま動き出せずにいると、ニート期間がさらに長くなってしまうこともあります。
そこでここからは、大学中退してニートになってしまった人が就職するために、押さえておきたい具体的なステップを順番に解説していきます。
就職のためのステップ
STEP1:自己分析
就職活動を始める前には、まず自己分析するのが大切です。なぜなら、自己分析なしで就活を進めてしまうと、自分に合わない企業に応募して入社後の早期退職に繋がるリスクがあるからです。
また面接で「自分の強みは何か」「なぜこの会社を選んだのか」を聞かれた際に、うまく答えられなくなってしまいます。そのため、具体的に以下の内容を整理してみてください。
自己分析する際のポイント
- 大学を中退した理由(ネガティブな理由もポジティブに言い換える準備をする)
- ニート期間中に何をしていたか(アルバイト・資格取得・趣味なども含めて)
- 自分の得意なこと・苦手なこと・興味のある分野
- どんな働き方・環境が自分に合っているか
自己分析のやり方がわからない場合は、就職エージェントを活用するのがおすすめです。プロの視点から自分の強みや適性を引き出してくれるため、効率的に自己分析ができますよ。
正社員経験が少ない人におすすめエージェント
STEP2:就職方法を選ぶ
就職活動を進める上で、自分の状況に合った就職方法を選ぶことが重要になってきます。
主な就職方法にはハローワーク・求人サイト・就職エージェントの3つがありますが、それぞれに特徴があります。
| ハローワーク | 求人サイト | 就職エージェント | |
|---|---|---|---|
| 費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 求人数 | 多い | 多い | 絞られる |
| 書類・面接サポート | 一部あり | なし | あり |
| 自分のペースで進められるか | △ | ○ | △ |
| 大学中退ニートへの対応 | △ | △ | ◎ |
中でも大学中退してニートになってしまった人には、就職エージェントの活用がおすすめです。書類の書き方や面接対策など、大学中退という経歴をカバーするための具体的なサポートが受けられます。
とくにニートの就職支援に特化したエージェントであれば、自分の状況に合った求人を紹介してもらえるので、1人で就活を進めるよりも効率的に内定獲得を目指せますよ。
UZUZ・ハタラクティブを活用する前に評判や口コミを知りたい人は、ぜひこちらも合わせて参考にしてみてください。
STEP3:書類の準備
書類選考は企業との最初の接点であり、ここを突破できなければ面接に進めません。とくに大学中退・ニートという経歴がある場合、書き方次第で採用担当者の印象が大きく変わります。
履歴書の空白期間にはニート期間中に取り組んだことを添えて記載しましょう。大学中退は「○○大学△△学部中退」と正直に書き、志望動機は企業ごとにカスタマイズすることが重要です。
書類作成のポイント
- 空白期間には資格取得・アルバイトなどニート期間中の取り組みを添える
- 大学中退は「○○大学△△学部中退」と正直に記載する
- アルバイト経験も職務経歴書に記載し、具体的な数字で実績を示す
- 志望動機は企業ごとにカスタマイズする
- 資格・スキルがあれば必ず記載する
職務経歴書は正社員経験がなくても、アルバイト経験を積極的に記載してOKです。「月間売上○○万円達成」など具体的な数字を使って実績を示すと、採用担当者に伝わりやすくなります。
正社員経験が少ない人におすすめエージェント
下記の記事では、ニートの人が面接などで注意したいことなどについて解説しています。こちらも目を通してみてくださいね。
【実践編】大学中退ニートの選考対策
大学中退してニートになってしまった人が選考を受ける際には「大学中退した理由」「ニート期間中に何をしていたのか」という点について、うまく回答できるかどうかが重要です。
ここからは、大学中退してニートになってしまった人が押さえておきたい選考対策を具体的に解説していきます。
「なぜ大学を中退したのですか?」の答え方と例文
面接で「なぜ大学を中退したのですか?」と聞かれた際、採用担当者が知りたいのは中退した事実ではなく「その経験の受け止め方と今後のどう活かそうとしているのか」という姿勢です。
だからこそ、答える際は「正直に話す」「ネガティブな理由はポジティブに言い換える」「中退後の経緯と今後の展望につなげて締める」という3つのポイントを意識しましょう。
以下で大学中退理由の例文を紹介するので、ぜひ自分の言葉に置き換える際の参考にしてみてください。
経済的な理由で中退した場合
家庭の経済的な事情により大学を中退することになりました。中退後はアルバイトで生活を支えながら、将来のキャリアについて真剣に考える時間を持てました。
その経験から、安定した収入を得ながら長期的にキャリアを築いていきたいという思いが強くなり、今回正社員として就職することを決意しました。
学業不振・勉強意欲を失った場合
入学当初から専攻分野への興味が薄れていき、大学生活に意義を見出せなくなってしまったため中退を決断しました。
中退後は自分が本当にやりたいことを見つめ直す時間を持ち、御社の〇〇という仕事に強い興味を持つようになりました。今後はその思いを仕事に活かしていきたいと考えています。
人間関係・メンタル面の問題で中退した場合
大学在学中に人間関係のトラブルが重なり、精神的に追い詰められてしまったため中退を決断しました。その後は十分に休養を取りながら自分自身を見つめ直し、今では気持ちも安定しています。
この経験を通じて、困難な状況でも諦めずに立て直す力が身についたと感じており、その力を仕事でも活かしていきたいと考えています。
「中退後はどのように過ごしていましたか?」の答え方と例文
「中退後はどのように過ごしていましたか?」という質問で採用担当者が知りたいのは、ニート期間の過ごし方ではなく「その期間を経てどう変わった・学んだのか」という点です。
そのため「ニート期間を正直に話す」「ニート期間中に取り組んだことを具体的に示す」「ニート期間を経て就職を決意した理由・今後の意欲につなげて締める」という3つを意識しましょう。
下記にニート期間の過ごし方別の例文を用意したので、こちらも自分の状況に合わせてカスタマイズする際の参考にしてみてください。
アルバイトをしていた場合
中退後はアルバイトをしながら、自分のキャリアについて考える時間を持っていました。
アルバイトを通じて接客スキルやチームで働くことの大切さを学びましたが、より安定したキャリアを築いていきたいという思いが強くなり、正社員として就職することを決意しました。
資格取得・自己学習に取り組んでいた場合
中退後はITパスポートの資格取得に向けて勉強しながら、自分のキャリアを見つめ直していました。
学習を通じてIT業界への興味が深まり、その知識を実際の仕事で活かしたいという思いから正社員として就職することを決意しました。
引きこもりで特に何もしていなかった場合
中退後はしばらく気持ちの整理がつかず、家で過ごす時間が続いてしまいました。
しかし、このままではいけないと感じ、まず生活リズムを整えることから始め、少しずつ社会復帰への準備を進めてきました。
この経験から、困難な状況でも自分を立て直す力が身についたと感じており、その力を仕事でも活かしていきたいと考えています。
書類選考を通過するための職歴欄の書き方
大学中退してニートになってしまった人の中には「職歴がないから何も書けない」と思っている人もいると思いますが、アルバイト経験や資格取得も記載できます。
アルバイト経験などを記載することで採用担当者に好印象を与えられます。逆に空白のまま提出すると「この期間に何もしていなかった」という印象を与えてしまうリスクがあります。
アルバイト経験がある場合
- 20XX年○月〜20XX年○月 ○○飲食店(アルバイト)
ホール業務・接客・レジ対応を担当。繁忙期には1日○名のお客様対応を経験。
資格取得に取り組んでいた場合
- 20XX年○月 ITパスポート取得
就職に向けてIT分野の知識習得のため独学で取得。
ニート期間中とくに何もしていなかった場合は、空白期間として正直に記載した上で、面接で「その期間を経てどう変わったのか」を細く説明する準備をしておきましょう。
大学中退ニートにおすすめの就職サービス
大学中退してニートになってしまった人でも、利用できる就職サービスは複数あります。
この先では、大学中退してしまったニートの人におすすめの3つの就職サービスを紹介していきます。
就職エージェント
就職エージェントは、求人紹介から書類作成・面接対策まで無料でサポートしてくれるサービスです。担当のキャリアアドバイザーが二人三脚で支援してくれるので、効率的に内定を目指せます。
大学中退してニートになってしまった人には、とくに就職エージェントの活用がおすすめです。
大学中退やニートという経歴をカバーするための書類作成・面接対策が受けられるだけではなく、未経験歓迎・大学中退者歓迎の非公開求人を紹介してもらえますよ。
正社員経験が少ない人におすすめエージェント
ハローワーク
ハローワークは国が運営する無料の就職支援機関で、全国各地に拠点があるため、地元で仕事を探したい人に向いています。
求人数が多く高卒対象の求人も約46万件と幅広く、職業相談・履歴書添削・模擬面接など一部のサポートを無料で受けられます。
ハローワークが向いている人
- 地元で仕事を探したい人
- まずは公的機関に気軽に相談してみたい人
- 自分のペースで求人を探したい人
また「わかものハローワーク」など若者向けの専門窓口も設けられており、ニートや既卒者向けの支援も充実しています。
ただし、担当者の質にばらつきがあったり、就職エージェントと比べると書類作成・面接対策のサポートが手薄になる場合もあります。
直接窓口へ出向く必要もあるので、引きこもり経験者にはハードルが高く感じるかもしれません。
求人サイト
求人サイトはインターネット上で求人を検索・応募できるサービスです。24時間いつでも自分のペースで求人を探せるので、自宅から気軽に利用できます。
掲載求人数が多く未経験歓迎の求人も豊富なため、まずはどんな求人があるか情報収集したい人に向いています。
求人サイトが向いている人
- 自分のペースで求人を探したい人
- まずはどんな求人があるか情報収集したい人
- ある程度自分で書類作成・面接対策ができる人
引きこもり経験者や人と話すことに不安がある人でも、まずは求人を眺めるところから始められる点も魅力の1つとして挙げられます。
ただ、基本的に書類作成や面接対策などのサポートはないので、自己応募すると書類選考で落ちやすいリスクがあります。
さらに求人の質にばらつきがあるため、労働条件はしっかり確認した上で応募するようにしましょう。
大学中退ニートによくある質問
大学中退してニートになってしまった人が就職活動を始める際に、よくある質問をいくつかまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね
大学に再入学したほうが良いのか
結論から言うと、大学への再入学はおすすめしません。なぜなら、再入学した年数分だけ就職が遅れて、その間の生涯年収やキャリア形成に大きな差が生じてしまうからです。
また、大学を卒業しても就職が保証されるわけではなく、企業によっては大学中退という職歴よりも社会人経験やスキルを重視するケースも増えています。
ただし「医師・弁護士など特定の資格・免許が必要な職種」「明確にやりたいことがあって大学の学位が必要」である場合は、再入学を検討する価値があります。
ニート期間が長くても就職できるのか
ニート期間が長くても就職できる可能性は十分あります。ただ、ニート期間が長いほど採用担当者から「働く意欲があるのか」という懸念を持たれやすくなります。
空白期間の説明を求められるので、取り組んだことを整理してポジティブに伝える準備をしたり、就職エージェントを活用してサポートを受けたりして準備しましょう。
大切なのは過去のニート期間の長さではなく、今この場から正しい対策をとって動き出すことです。
引きこもりで対人スキルに自信がない場合
引きこもり経験があり「人と話すのが怖い」「面接が不安」と感じている人でも、就職に成功した人は数多くいます。
対人スキルに自信がない場合は、アルバイトや短期の仕事で人と関わる練習をしたり、データ入力など対人スキルが求められにくい職種からスタートしたりするのがおすすめですよ。
対人スキルは経験を積むことで自然と身につくものなので、最初から完璧なコミュニケーションは目指さず、まずは小さな一歩から始めてみましょう。










就職できるかどうかは経歴よりも、動き出すタイミングと正しい対策で決まります。
ただし、そのためにも就職が難しくなる理由を正しく把握しておくことが重要です。