【実例】新卒で辞めたいは甘え?退職理由やリスク、辞めてもいい人の特徴
この記事では仕事で辞めたい方に向けて、新卒で仕事を辞めてもいいのか、退職するメリット・デメリットを解説しています。
また、実際に新卒で仕事を辞めて成功した人と、失敗した人の実例も紹介しています。
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新卒で仕事を辞めてもOK
末永
なぜなら、新卒は第二新卒に該当しているので、転職市場で評価されやすいだけでなく、ポテンシャル採用なので社会人としての実績や経験が少なくても転職できる可能性が高いのです。
第二新卒を採用する企業としては基本的なビジネスマナーが備わっている新卒は、研修コストをかけなくてもいいという点に魅力を感じています。
ただ、仕事というのは泥臭いことをしなければいけない場面がつきものなので、1人前に成長する前に「なんとなく疲れた」「もっと楽な会社に行きたい」という考えは「甘え」と捉えられてしまう可能性があります。
そのため、新卒1年以内に転職しようと思っても、面接官から「うちに入ってもすぐに辞めてしまいそう」「仕事を最後までやりきれなそう」とネガティブな印象を持たれてしまいます。
また、終身雇用が崩壊した現代では、キャリアビジョンやそれを叶えるためのステップも多様化しているため、それにともない成長スピードや1人前と判断できる基準も人それぞれになりました。
末永
そのため、自分のキャリアの方針や展望がはっきりとしているなら年数にとらわれず転職して大丈夫です。
ただ「入社早々、会社が合ってないから辞めたいと感じている」「ずっとこの会社で働きたくないと感じている」新卒には、マジキャリというキャリアコーチングがおすすめです。
マジキャリはこれまでに沢山の新卒向けに自己分析を一緒におこない、新卒の強みや弱みを見つけ、向いている業種の発見から転職の支援までサポートしてきました。
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「新卒で仕事辞めたい」という人へ
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3人に1人の新卒が3年以内に辞めている
実際に、新卒で仕事を辞めたいという人は多く、珍しいことではありません。
以下の図は、2021年に厚生労働省が発表した新卒就職者の離職率のデータになります。
「新規学卒就職者の離職状況」
この図にもあるように、新卒から3年以内に辞めた人の割合は30%で、新卒1年目は10人に1人が退職しています。
つまり、3人に1人の新卒が3年以内に辞めていることから、新卒で辞めることは珍しいことではありません。
そのため、自分を責めたり落ち込むのではなく、自分がどうして辞めたいと感じているのかという原因をきちんと整理することが大切です。
次のパートでは、実際に新卒で会社を辞めたい人によくある理由を解説していきます。
新卒で会社を辞めたい人に多い転職理由8選
では、新卒社会人はどんな時に会社を辞めたいと感じるのか?
よくある新卒の転職理由について紹介します。
労働時間や休日・休暇の条件がよくなかった
新卒が仕事を辞めたいと感じる理由に「労働時間や休日・休暇の条件が良くないこと」が挙げられます。
このようになってしまうときは、自分自身に原因がある場合と、会社に原因がある場合の大きく二つがあります。
自分自身が原因の場合
- 入社前の情報収集が足りていなかった
- 最初は仕事に慣れていないため、与えられた業務を行うのに時間がかかりすぎてしまう
会社が原因の場合
- 残業時間が異常に多く、サービス残業をさせられる
- 休日出勤が当たり前でろくに休みを取れない
- 求人票に記載されている入社条件が実際は違った
自分自身が原因の場合は、1年以内で辞めてしまうと転職が厳しくなるため、自分の選択に責任を持ち1年間はやり切ろうと割り切って考えることが大切です。
ただ、今の仕事内容や職場が合っていなくて、どうしても辞めたい場合は、部署異動や転職しても大丈夫です。
その際は、ミスマッチの原因を他責にせず、きちんと反省して面接官に伝えることで、不利になることや甘えていると思われてしまう可能性は低くなりますよ。
会社自体に問題がある場合は、自分ではどうにもできないので、体調を崩してしまう前に、新しい環境を見つけましょう。
仕事が自分に合わない
自分が想像していた仕事と違ったり、いざやってみたら仕事が自分に合わなかったことが原因で辞めたいと感じている方もいます。
特に新卒は働いた経験がないので、どんな仕事が自分に合っているのか、どんなことにやりがいを感じるのかが曖昧な中で仕事を選んでしまいがちです。
しっかりと自己分析ができていない中で仕事選びをすると入社後にギャップを感じて辞めたくなってしまいます。
そのため、仕事が合わなくて辞めたいと感じている新卒はまず自己分析をしましょう。
末永
漠然と仕事が合わないと考えるのではなく「自分はこの仕事のどこが合わないのか」「なぜそれが自分に合っていないと感じるのか」と細かく分けて考えることが大切です。
原因が明確になると、今の仕事を続けるべきかや転職するべきかも見えてくるので、それに見合った対策をすることができるようになります。
ただ、1人で自己分析を行うとどうしても自分の主観が入ってしまうため、客観的に自分を見つめ直すことができません。そのため、なぜ仕事が合わないのかがわからず、終わってしまう可能性が高くなります。
そのためきちんと自分を振り返って考えたいという方は、転職エージェントやキャリアコーチングなどのキャリアのプロに相談してみるといいでしょう。
末永
中でも徹底的に自己分析をしたいという新卒にはマジキャリというキャリアコーチングサービスに相談することをおすすめします。
マジキャリは、これまでの多くの人のキャリア相談に乗ってきた知見をもとに、あなたがやりがいに感じることや苦痛に感じることを客観的に判断してくれるので、自分に合った仕事を見つけることができます。
また、現職を続ける場合でも、今の仕事をしている中で合わないと感じる原因を洗い出し、自分の強みを活かせる働き方を一緒に見つけることができます。
新卒で辞めたいと悩んでいる方や自分に合った職種や自分が活躍できる環境を見つけたいという方は、ぜひマジキャリに相談してみてください。
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人間関係が良くなかった
人間関係が良くないことが原因で辞めたいと感じる新卒は非常に多いです。
というのも人間関係は入社してみないとわからないので、入社前に見極めるのは正直難しいのです。
また上司や同僚はもちろん、取引先など社外の人間関係は自分でなかなか解決できないケースが多くあります。
よくある人間関係の悩み
- 上司からのパワハラ、同僚からのいじめなど不当な扱いを受けている
- 生理的に合わない人がいてストレスがたまる
人間関係が原因で辞めたいと思っている新卒の方は以下の解決策をぜひ参考にしてみてください。
解決策
- 自分の至らない点はなかったかを振り返ってみる
- 上司や同僚に今の悩みを相談する
- それでもうまくいかなかったら、転職は視野に入れる
- 明らかなパワハラを受けている場合は、躊躇わずに辞める
給与が安かった
実際に給与をもらったら思っていたよりも少なかったというように感じる新卒は多いです。
というのも、もともと言われていた額面の給与から税金や社会保険料など諸々が差し引かれた金額を受け取るので、ギャップを感じる人もいます。
また、特に新卒のうちは研修期間は通常よりも給与が低かったり、ボーナスが出ない会社が多いため給与が低いと感じやすいです。
他にも給料を原因に仕事を辞めたいと感じる理由をいくつか挙げておきます。
- 仕事量の割に合わない
- 残業手当がつかない
- 生活していけないほど手取りが低い
ただ、転職したからといって給与が必ずしも上がるということではないので、転職市場で評価されるようなスキルをつけたり、着実にキャリアアップをすることで給与も上げていくことができます。
また賃金は生活していく上で大切な条件になるので、転職する際は事前に残業代は見込みなのか、手取りはいくらかなど確認しておくといいですよ。
ノルマや責任が重すぎた
思っていたよりもノルマや責任が重いというのは新卒が仕事を辞めたい理由としてよくあげられます。
新卒で営業職に配属される人は必ずノルマが課されますが、そのノルマが高すぎたり、今の自分には重すぎる責任を課されることもあります。
ただ、初めて仕事をして最初のノルマはみんな大変なものなので、一回自分でノルマを達成できるように、責任を果たせるように努力してみましょう。
もしそれでも達成できないレベルのノルマが課されていて、精神的にも体力的にも苦しくなってしまった場合は、一度上司に相談してみましょう。
仕事がつまらない
いざ仕事をしてみたら、入社前のイメージと違って、つまらないと感じる人も多いです。
このように感じる人の多くは、仕事は楽しいものとか自分のやりたいことをやってお金をもらうものと勘違いしてしまっている可能性が高いからです。
末永
仕事=他の人がやりたくないことを代わりにやるものなので、仕事がつまらないと言ってすぐに辞めてしまうと、転職先でまた楽しくないと感じて短期離職を繰り返してしまう可能性があります。
特に新入社員のときは、入社前に抱いていた仕事に対するイメージとのギャップを感じやすいものなので、それを理解した上で働くのがおすすめです。
他にやりたいことができた
今の業種ではなく、他にやりたいことができたのが原因で辞めたいと感じている人も多いです。
明確なキャリアビジョンがないにも関わらず「なんとなく今の仕事じゃない気がする」という理由で、方針転換すると転職がうまくいかなくなる可能性が高いですが、未経験の業界を目指しているのであれば新卒でも転職して問題ないですよ。
というのも、転職においては単なる勤続年数ではなく、企業が納得できるような転職理由があるかが重要になるためです。
3年目でもキャリアビジョンや転職理由がなければ転職するのは難しく、1年目でもこれがあれば転職は可能です。
また、未経験の業界に転職を考えている場合、23歳のときに転職するのと、5年後の28歳のときに転職するのとでは難易度が全く異なります。
会社に将来性を感じない
あなたが入った業界や会社に将来性がないことが退職理由として挙げられます。
会社の財政が厳しくなってくると、給与の未払いなどが起きてしまう可能性があります。
そのため、将来性もなく、経営が不安定な職場で年齢を重ねた結果、異業種や異業界へ転職が難しくなってしまったり、手遅れになってしまう前に転職することをおすすめします。
ただ、不景気が原因で会社の業績が落ち込んでいる場合、退職したとしても不況下だと転職先が探しても見つからないということがあるので注意が必要です。
末永
ここまで主な理由を列挙してきましたが、新卒ではまだ一社しか経験していないため、そもそも自分が普通なのかそうではないのか判断がつかない場合もあります。
そのため、一度先輩や上司、キャリアの専門家に自分の今の思いを相談してみることをおすすめします。
以下の記事では仕事で悩みを抱えた時の相談先についてご紹介しています。「仕事を辞めたい、転職したい」と悩む新卒入社の人はぜひ参考にしてみてください。
新卒で仕事を辞めていいか?続けるべきか?の判断基準
新卒で仕事を辞めたいと思っている人の中には、本当に辞めていいのか?頑張って続けたほうがいいのか?わからない人が多いと思います。
また、新卒1年目で転職するのは甘えなのか、3年は働くべきかと悩んでいる人もいると思います。
ですが、単なる勤続年数よりも、「企業が納得できる転職理由があるか」が重要です。
3年目でもこれがなければ転職するのは難しく、1年目でもこれがあれば転職は可能です。
では、企業側が納得できる転職理由があり辞めてもいい場合と、逆に評価されない転職理由だから今の仕事を続けるべきな場合という二つのケースに分けて解説していきます。
新卒で仕事を辞めないほうがいいケース
ここまで新卒で仕事辞めたいと感じる理由について解説してきましたが、もちろん学生と社会人の違いにやられてしまったり、最初なのでうまくいかないことを言い訳に辞めたいと思ってしまうこともあります。
ただ、新卒ですぐに仕事を辞めるという決断はあまり良くないです。
なぜなら、今後のキャリアに傷がついてしまったり、転職自体が難しくなってしまったりすることがあるからです。
新卒で辞めたい方の中には、もちろん辞めてもいい場合もありますが、そのまま現職を続けた方がいい場合もあります。
仕事を辞めたいと思っていても、続けるべき人は以下のような人です。
- 成果を残せず、合わないと感じる
- 入社から半年以内
- やりたい仕事を任せてもらえない
- やりたい仕事が変わった
現職への不満があり、その勢いのまま転職してしまうと、「仕事の厳しさがわかっていない考えの甘い人なのでは」「採用してもまた簡単にやめてしまうかもしれない」と認識されてしまう可能性が高いです。
末永
特に入社して半年以内に仕事を辞めると転職の際に企業側にマイナスな印象を持たれてしまうので基本的に避けるべきです。
なので、「転職してからまだ期間が短い場合」や「自身のスキルや実績に自信がない人」は、すぐに転職をするよりも2年〜3年程度仕事の経験を積んで、スキルや実績を身につけてからの方が良いケースもあります。
新卒で仕事を辞めてもいいケース
ただ、給与の未払いや過度な残業の強要、パワハラなどの労働環境が原因で、身体的・精神的に悪影響がある場合や自分では改善のしようがない場合などは辞めても良いです。
このようなブラックな環境が原因で転職する場合は、面接官もわかってくれるので、選考でマイナスになることはありません。
新卒で仕事を辞めても良いケースについては以下のような人です。
- 労働環境が悪い
- やりたい仕事を任せてもらえない
- やりたい仕事が変わった
- 社風が合わなかった
- 会社の将来性、経営状況に不安がある
- 営業へのジョブチェンジを希望している
このように入社した会社がブラック企業だった場合や、自分がやりたい仕事を任せてもらえなかったり、やりたい仕事が変わり、それが今の会社でできない場合はその仕事ができる会社へ転職しても大丈夫です。
以下の記事で新卒で転職してもいいケースについて新卒1年目・2年目・3年目に分けて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
新卒で仕事を辞めるデメリット
ここでは、新卒が仕事を辞めるとどのようなデメリットがあるのかを解説していきます。
新卒で辞めるデメリット
これら2つの理由について、企業の採用支援もおこなってきたプロの転職エージェントの視点から詳しく解説していきます。
そもそも企業から評価されず、転職が難しい
新卒1年目から3年目は第二新卒に該当し、積極的に採用している会社も多く存在しますが、残念ながら1年目に辞めた人の転職は難しいです。
最初の方は業務に慣れるのに精一杯で、何かの仕事を「やり遂げた」と言えるケースは少ないでしょう。
自分で決めて入った会社において何もやり遂げずに辞めたいという人に対して、企業側は「うちに入社しても、また途中で辞めてしまいそうだな」とネガティブな印象を持ってしまうのです。
このように、入社してもすぐに辞めそうな人という印象を持たれるのは採用の観点から良くないのです。
これらの理由から、新卒がすぐに転職するのは企業にとって「採用するメリットが無い」と思われてしまうリスクが高く、転職は難しいと言わざるをえません。そのため、今の仕事を辞めることをおすすめできません。
逆に言えば、企業から「またすぐに辞める可能性が高い」とさえ思われなければ、すぐに辞めても問題ありません。
そのためには、企業側が納得できる転職理由を説明できるかどうかが重要です。
「それなら1年目でも仕方ない」「またうちの会社で頑張ってもらおう」となれば、転職は可能です。
転職できても、繰り返し同じ不満を感じやすい
ここで伝えたいのは、1年目で転職したいという人の転職理由は、どの仕事においても避けられないことである場合が多いということです。
とくに辞めたい理由として「仕事が合わない気がする」「やりがいを感じられない」という声はよく聞きますが、これは何もかも未経験な新卒1年目の人にとっては当たり前なことで、仕事が変わっても同じです。
誰しも初めてのことはうまくできなくて当たり前で、慣れてきてはじめて出来るようになるものです。そして成果が出ると、会社から評価されたり顧客から感謝されたりして、やりがいを感じるようになっていくのです。
これを理解せずに目先の不満を解消したくて転職してしまうと、また同じ不満を感じて短期離職が続いてしまい、最終的に転職がますます出来なくなっていく、という負のスパイラルに陥ってしまいます。
新卒で仕事を辞めた場合の転職への影響と転職を成功させる方法についてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
末永
ここまで新卒で会社を辞めるのはおすすめしない理由を解説しましたが、「それでも今の会社を辞めたい!」という人は一度転職市場のプロに相談すると良いでしょう。
そのまま1人で突っ走ってしまうと、どこに転職しても結局不満が解消されなかったり、大量採用をおこなっている(入社難易度が低い)ブラック企業に入社してしまったりするリスクがあるからです。
転職エージェントでも自分に合う企業を見つけてくれますが、1年目の企業選びで失敗しているということは今までと同じ軸で会社を見ていても同じ失敗をしてしまいます。
末永
企業選びで失敗をしたくないならマジキャリがおすすめです。
マジキャリというキャリアコーチングサービスでは、「なんで仕事を辞めたいと思ったのか?」という理由からプロのコーチが一緒に考えてくれます。
マジキャリでは、キャリアや転職に関する知識が豊富なキャリアコーチが、あなた専属でつき、徹底的にサポートしてくれます。
そのため、企業選びの軸や自分に合った仕事や環境などをしっかりと考え、キャリアプランの設計まですることができます。
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新卒で仕事を辞めるメリット
新卒で仕事を辞めるのはデメリットばかりではありません。
ここでは、新卒で仕事を辞めるメリットを解説していきます。
時間を無駄にしなくて済む
新卒のうちに会社を辞めると、時間を無駄にしないで済むというメリットがあります。
というのも、仕事が合わないと思いながら働いていると、仕事へのモチベーションが下がり、成果も出にくくなってしまいます。
このような負のループに時間をかけるよりも、早い段階で見切りをつけて別の仕事に転職した方が、その先のキャリアにとってはいい選択になる可能性が高いです。
ただ、1年では仕事のスキルが最低限しかつかないので、1年以内に見切りをつけてしまうのは早いと言えます。そのため最低でも、1年間は頑張って続けた方がいいでしょう。
未経験業界に転職しやすい
新卒は未経験業界に転職しやすいというメリットがあります。
なぜなら、現在は第二新卒の採用が盛んであるため、未経験の業界であっても採用してくれる可能性が高いからです。
というのも、初めての就職でビジネスマナーを1から教えないといけない新卒者と違い、第二新卒はビジネスマナーが備わっているため、育成コストが比較的かからない点と、中途社員と比べで前職に染まりきていないため柔軟性・吸収力があるという点に魅力を感じている企業が多いのです。
また、第二新卒は、現職で身につけたスキルや実績よりも、あなたの人柄や思考性などのポテンシャルが見られているため、新しいことを始めるチャンスになります。
ちなみに、20代後半や30代になると即戦力採用になるため、これまでの経験が通用しない未経験業種は採用のハードルが非常に上がってしまいます。
ストレスや不満から解消される
今仕事でプレッシャーやストレスを感じている人は、仕事を辞めることでその不満を解消できる可能性が高いです。
例えば、職場の人間関係や激務により心身ともに疲労している人や、毎日の仕事にモヤモヤしている人は、仕事を辞めることでその不満を解消することができて、気持ちが晴れますよ。
ただ、注意点として、仕事上でなぜそのストレスや不満を感じてしまうのかという原因を明確にしないと、一時的には解決できても、転職した先でも再度同じような不満を感じてしまうことがあります。
【期間別】新卒が仕事を辞めたくなるタイミング
新卒で仕事を辞めたくなってしまう原因は、時期によって異なります。
そのため、それぞれの時期で辞めたいと感じる理由と対処法について解説していきます。
末永
こちらの動画でも、入社1年目でやめたくなるタイミングや対処法について解説しているので、あわせて観てみてください。
自分はどこに当てはまっているのかを照らし合わせながら読んでみてください。
1ヶ月〜3ヶ月目で辞めたくなる
新卒で入社して1ヶ月〜3ヶ月しか経ってないのに、辞めたいと感じてしまう原因は「人間関係・社風」や「条件面・働き方」の可能性が高いです。
入社して1ヶ月〜3ヶ月の時期は、新しい環境に緊張感やストレスがかかりやすく、環境の変化に過敏に反応してしまいます。
例えば、実際に働いている先輩社員をみたら思っていたよりも暗かったり、ピリピリしていたなどずっと働いていたらあまり気にならない点についても過敏に反応してしまいます。
また、条件面や働き方については、入社時の期待値通りかというお客様目線で評価してしまうため、ギャップを感じやすくなってしまいます。
実際に「思っていたよりも帰るのが遅い」とか「聞いていた話と違う」と感じてしまうことがあります。
このような要因で1ヶ月目〜3ヶ月目で退職を考えている場合は、以下の対処法を試してみてください。
1ヶ月〜3ヶ月目で辞めたくなった時の対処法
・挨拶など目の前のやれることからやる
先ほどお伝えした通り、新しい環境で過敏に反応してしまいストレスがかかりやすい状態だと自分自身が理解しておくだけでも、気持ちが楽になります。
また、挨拶など目の前のできることから取り組むことで、人間環境が構築されて、居心地の良い職場になりますよ。
半年目で辞めたくなる
新卒で入社して半年で辞めたくなってしまう人は「できない自分に絶望して辞めたくなる」ことが理由である場合が多いです。
新卒半年は新しい知識や情報のインプットが多い中、習熟度が低く、業務効率が悪い状態で働き続けなければならないため、山場の時期になります。
経験のある方もいると思いますが、無駄にテンパってしまったり、早く一人前にならないといけないと焦ってしまう時期になります。
このようにできない自分に絶望して辞めたくなってしまった時の対処法は以下の2点になります。
半年目で辞めたくなった時の対処法
・大変だと分かった上で、慣れれば大丈夫だと時間が経つまで待つ、割り切る
根性論に聞こえてしまうかもしれませんが、未経験の仕事をする際は、業務をキャッチアップするという山場を避けて通ることはできません。
というのも、その山を乗り越えることでスキルは習熟するものなので、業務に慣れるまではできない自分を責めるのではなく「業務をキャッチアップするまではうまくできなくてしんどいもの」ということを割り切って考えられるといいですよ。
1年目の終わりで辞めたくなる
入社して1年経った頃に辞めたいと感じてしまうのは「2回目の評価者になって今の仕事を見限ってしまう」ことが理由である可能性が高いです。
入社して半年経ったときにやってくる山場を乗り越えて、業務もキャッチアップしたことから、余裕が出てくる時期になります。
そこで同僚や先輩を見て、自分の理想と比較したときに、ワクワクしなかったり、希望が持てないなど、今の環境が当たり前になり、マンネリ化してくることがあります。
末永
このままこの会社にいても成長できないから辞めたいと感じても、1年で見切りをつけるのは正直早いです。
テクニカルスキルを身につけて、業務工程を一通りできるようになったから、転職するというのを繰り返してしまうと、市場価値が上がりません。
というのも、転職市場では成果に対して再現性があるかどうかが見られていて、ポータブルスキル(汎用的なスキル)を身につけて、再現性を持たせることができて初めて評価されるようになります。
1年目の終わりで辞めたくなった時の対処法
・この一年目で得たスキルを持って経験を積み、ポータブルスキルを高めて成果を出すという考え方をする
このように、新卒1年目では最低限のテクニカルスキルが身についただけということを忘れずに、次のステップとして業務で生産性高く成果を出すためにどうするかというのを自分で設計したり戦略を立てたり、pdcaを回してポータブルスキルを身につけるようにしましょう。
ポータブルスキルやテクニカルスキルなど20代に求められるスキルについてはこちらの記事を読んでみてください。
新卒で仕事を辞めた人の末路とは…
新卒で会社を辞めた人が、その後どうなったのか気になっていると思います。
本項では、Yahoo!知恵袋などの口コミサイトの内容を参考に、新卒で仕事を辞めて成功したと感じている方の成功談と後悔したという方の失敗談について紹介していきます。
新卒で辞めた人の実例 成功した人
成功談①新卒2ヶ月で会社を辞めた→20年定着
新卒で入社した会社が製造業だったのですが、明らかに給料が低く生活も厳しかったため、入社して2ヶ月で辞めました。
就活の時は給与を確認することができないようになっていたため、事前に確認することができませんでした。
その後、運送業界に転職して約20年働いていて、なにより年収も上がったので転職して良かったです。
新卒での転職は正直大変でしたが、覚悟と妥協を持っていたため成功したと思います。
新卒で会社を辞める覚悟と、給料や仕事内容、勤務地など全ての条件を叶えるのは現実的ではないので優先順位をつけて妥協するべきところは妥協するのが大切だと思います。
成功談②残業が多くやりがいがない→スキルアップが望める会社へ
IT企業で働いていたのですが、月100時間程度の長時間労働が恒常化していたこと、その割に給料が低いことや調整的な業務ばかりでスキルアップが見込めないことから新卒2年目に転職しました。
新人研修の経験や、2年間こなしてきた経験で培った資料作成や進捗管理、プロジェクトを進めるうえでの課題整理は現職でも役に立っています。
社員の方が生き生きと働いていて、若手でも調整的な業務ではなく、ソリューション開発や提案を多くやらせてもらえるという会社で働くことができてよかったです。
新卒での転職で不安があったのですが、転職エージェントなどのプロを頼って行ったことで行きたい会社に転職することができました。
新卒で辞めた人の実例 失敗した人
失敗談①周りに流され転職→毎日憂鬱で病んでいる
初めての転職に失敗しました。
新卒で入った会社を一年半ほどで退職し、やりたいことがあったので、その軸をしっかり持って転職しました。
しかし、練習で受けた上場企業に内定をいただいた途端、家族の態度が変わり、ここに行けと圧力をかけられ、やりたくもない行きたくもない会社に入りました。
通勤時間が片道2〜2時間30分で、やりたくない仕事、半ば強制の飲み会、労働条件も交渉時と微妙に違いがある環境で毎日辛いです。 病みそうです。
人生やり直したいです。
失敗談②第二新卒で転職→馴染めないため転職したい
転職に失敗しました。
第二新卒で転職し、新しい会社で働き始めました。
最初は人間関係が良くて働きやすい会社だと思っていたのですが、宗教じみていて日が経てば経つほど会社に対する疑問が増えています。 正直、社風に馴染める日が来るとは思えません。
できることなら早く転職したいと思っています。
ただ、年齢が若くろくに経験もない第二新卒はもう正社員での転職はかなり厳しいと感じています。
新卒の退職の仕方について
新卒3ヶ月などの早期退職をする際は、最低限のマナーを守りましょう。
最低限のマナーとは、退職を申し出る時期は社内規定に従うことや、会社の不満を退職理由にしないことなどです。
新卒で会社を辞めることを決めたけど、どのような手順で辞めたらいいのか分からない…という人は、以下の手順で退職手続きを進めることで、円満退職することができますよ。
もう会社を辞めるとはいえ、きちんとマナーを守った言動や対応を心がけるようにしましょう。
【退職決定前】退職交渉
退職することを決めて、まず最初に取り組むべきことは退職交渉です。
まずは、対面で上司と話せる日程を探しアポを取りましょう。
どうしても営業時間内に時間がない場合は、就業後に話せないか相談を持ちかけてみましょう。
ここで注意点が二つあります。
- 退職については直属の上司にのみ伝えること
- 退職交渉をするのは対面で行うこと
退職することを同期や取引先に伝えたい気持ちはわかりますが、第三者から直属の上司に退職の旨が伝わってしまう可能性があり、トラブルの原因になるケースがあるためです。
【退職決定後】退職届の提出
退職交渉ができたら、退職届を提出しましょう。
退職届は退職することが正式に決まったあとに提出するものなので、上司に辞めることを伝えた後に提出することになります。
退職届を提出する相手は、直属の上司になります。
退職届や退職願の書き方については、以下の記事を参考にしてください。
【退職決定後】退職の挨拶メール送信
退職届が提出できたら、退職の挨拶メールを送りましょう。
退職の挨拶メールは、最終出社日に全社向けに送ります。
ただ、退職の挨拶メールは必ず送らなくてはいけないというルールはないので、マナーとして送っておくのが良いでしょう。
営業職など外部とのやりとりが発生する職種の場合は、外部の人にも退職の連絡をする場合があります。
退職の挨拶メールの例文などは、以下の記事に記載されているので参考にしてください。
末永
「どうしても仕事を辞めたいと言い出せない」「引き留めにあっているがすぐに辞めたい」といった悩みを抱えている人は、退職代行サービスを利用しましょう。
退職代行サービスとは、本人に代わって退職代行業者が退職の意思を会社に示してくれるサービスです。
新卒で仕事を辞めたいと悩むあなたへ
「新卒で仕事を辞めたいと思っているのはやばい?」
「辞めたいけどもう少し耐えないとだめ…?」
と悩み落ち込む新卒の方を何人も見てきました。
前提として、仕事はしんどいし大変なものなのものですし、特に新卒は新しい環境に馴染むことで大変だったり、仕事に慣れていないのでうまくできないことが多いです。
だからと言って勢いで会社を辞めてしまい、後で後悔したり、転職先でも再び辞めたいと思ってしまう可能性があります。
末永
なぜなら新卒で仕事を辞めたいと感じている人は自己分析がしっかりとできていないためです。
就活の際にちゃんと自己分析ができていたら、自分に合った会社に入社することができるため、新卒の段階で会社を辞めたいとは思いません。
なので、新卒で仕事を辞めたいと思っている人や、仕事が自分に合わないと感じている人はまず自己分析をしましょう。
自己分析をすることで以下の内容を見つけることができます。
自己分析でわかること
- 自分に合った環境
- 自分に合った仕事
- やりがいや苦痛
- 強みや適性
自己分析をすることで、なんで今仕事を辞めたいと思ってしまっているのか原因を明確にできます。
またそれにより会社を辞める選択を取るべきか、今の会社での働き方や考え方を変えて働いた方がいいかが見えてきます。
ここまで自己分析のやり方を解説してきましたが、自己分析は一人でおこなうとバイアスがかかってしまうことがあるので難しいです。
そのため、客観的に見てくれるキャリアコーチといったプロに相談して、一緒に自己分析を進めていくのがおすすめです。
キャリアコーチングでは、専任のコーチとマンツーマンで面談をおこない、自分のキャリアのついての悩み相談やキャリア設計をしてもらうことができます。
末永
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マジキャリ | 他社 | |
---|---|---|
回数 | 6回 | 3回 |
1回あたりの時間 | 1.5時間 | 1時間 |
一人で思い込みを持った中で自己分析を進めてしまうと、自分の強みに気づけなかったり、やる気が出てくる環境、人、コトを見逃してしまい、結果的に自分に合ってない会社に転職してしまうかもしれません。
間違った自己分析を防ぐためにも、プロと自己分析を行うことで、客観的に自己理解をおこないましょう。
マジキャリのコーチはキャリアや採用のプロが揃っているからこそ、多角的な視点で自己分析をサポートすることができますよ。
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学歴に自信がないけど大丈夫?
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新卒ですぐに転職することは印象が悪いのでしょうか?
転職でどう思われるのかが不安です。
末永
短期離職が必ずしも悪い評価ではありません。
ただ、転職理由がはっきりしていないと「忍耐力がない人」と思われてしまい、うちに入ってもすぐに辞めてしまうと評価されてしまいます。
なので、新卒で仕事を辞めたいと思っている人は、転職の際にキャリアビジョンと転職目的を明確にしておきましょう。
1年目で転職を考えている方はこちらに詳しく解説しているので確認してみてください。
新卒1年目で仕事辞めてもいいのか
転職者Bさん
まだ新卒1年目なのですが、転職しても良いのでしょうか?
3年は働いた方がいいという話を聞くのですが…。
末永
短期離職が必ずしも悪い評価ではありません。
キャリアビジョンがはっきりとしているなら年数にとらわれず転職して大丈夫です。
しかし、あまり考えずに新卒で仕事を辞めてしまうと、転職にかなり影響します。
新卒入社して1年以内での転職は無責任・早期退職が原因で敬遠されるためです。
また「入社して3年は勤めるべき」という習わしを気にしている方も多いと思いますが、これは一般的に仕事の流れをひと通り覚えて様々なトラブルに対応できるまで、早くても3年は必要だと考えられて浸透したものです。
第二新卒のよくある悩みについて解説しているので、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
どうやって退職を切り出したらいいのか
転職者Cさん
どう辞めたら良いんでしょうか…。
理由ってどう言えばいいですか?
末永
退職理由がネガティブな人は嘘をついた方がいいのかな?など不安に感じると思います。
それを意図的に隠そうとしたり、無理に前向きな理由で主張をする人が多く見受けられますが、大体の場合バレてしまいます。
ネガティブな理由の場合はそれを認めて、他の人の責任にしたり責めるスタンスではなく、しっかりと明示したほうが良いかと思いますよ。
ただ、その会社を選択したのも、自分自身であるという事実はしっかりと受け止め、同じ事を繰り返さないような改善努力や反省点を明確にしておくと良いでしょう。
どのように退職理由を伝えればいいか迷っている人は以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください!
新卒で仕事を辞めてもいいのか不安な人も多いと思いますが、新卒でも辞めて大丈夫です。