
仕事の悩み相談先13選|無料の電話窓口と失敗しない選び方
仕事の悩みを相談したいけれど、誰に話せばいいかわからない人は多いです。この記事では無料で使える電話の相談窓口から、上司や家族、産業医、転職エージェント、キャリアコーチングまで13の相談先を、費用と受付時間つきで比較しました。悩みの種類別の選び方と、相談する前に整理しておくことも解説します。
仕事の悩みを無料で相談できる4つの公的窓口【電話・SNS・対面】
厚生労働省の令和6年労働安全衛生調査によると、仕事や職業生活について強い不安や悩み、ストレスを感じている労働者は68.3%にのぼります。
仕事の悩みを誰に相談すればいいかわからず、社内にも話せる相手がいない人は少なくありません。そんな人のために国が無料の相談先を用意しています。今日から使える4つの窓口を先に紹介します。
| 窓口 | 電話番号 | 受付時間 | 費用 | 向いている悩み |
|---|---|---|---|---|
| こころの耳電話相談 | 0120-565-455 | 平日17時〜22時、土日10時〜16時 | 無料 | ストレス、人間関係、過重労働 |
| 働く人の悩みホットライン | 03-5772-2183 | 月〜土15時〜20時 | 無料(通話料は自己負担) | 働くうえでの悩み全般 |
| 総合労働相談コーナー | 全国378ヶ所の窓口 | 平日(労働局ごとに異なる) | 無料 | 解雇、パワハラ、賃金の引下げ |
| 労働条件相談ほっとライン | 0120-811-610 | 平日17時〜22時、土日祝9時〜21時 | 無料 | 残業、休日、労働条件 |
4つとも無料で、名前を伝えなくても相談できます。自分の状況に近い窓口から確認してください。
こころの耳電話相談|厚生労働省が運営する無料の電話窓口
仕事のストレスで気持ちが沈んでいるなら、最初の連絡先はこころの耳電話相談が向いています。厚生労働省が運営する窓口で、0120-565-455にかければ無料で相談できます。
受付時間は平日の17時から22時まで、土日は10時から16時までです。仕事終わりや休日に電話できるので、勤務中に時間を取りにくい人でも使えます。
扱う範囲はこころの悩みや職場の人間関係、過重労働による心身への影響まで幅広いです。電話で話すのが苦手な場合は、SNS相談とメール相談も選べます。

声に出すのがしんどい日は、SNS相談から始めても構いません。
まずはつながることが先です。
働く人の悩みホットライン|産業カウンセラーに話を聞いてもらえる
解決策よりも先に話を聞いてほしいときは、働く人の悩みホットラインが適しています。日本産業カウンセラー協会が運営しており、03-5772-2183で相談を受け付けています。
受付は月曜から土曜の15時から20時まで、1人1日1回30分以内が目安です。相談料は無料で、通話料だけが自己負担になります。
対象は職場の悩みに限りません。暮らしや家族、将来設計まで、働くうえでのさまざまな悩みを扱っています。
カウンセリングの訓練を受けた相談員が対応するため、話を整理しながら聞いてもらえるのがこの窓口の強みです。
参考:働く人の悩みホットライン
総合労働相談コーナー|解雇やパワハラを無料かつ予約なしで相談できる
会社との間でトラブルが起きているなら、総合労働相談コーナーに持ち込むのが確実です。全国378ヶ所の労働局や労働基準監督署にあり、無料かつ予約なしで利用できます。
扱う範囲は解雇や雇止め、配置転換、賃金の引下げ、いじめ・嫌がらせ、パワハラまで、労働問題のほぼ全域です。専門の相談員が電話か面談で対応します。
対面でじっくり話したい人に向いた窓口です。相談者のプライバシーに配慮した対応がとられるため、会社に知られたくない段階でも相談できます。

証拠を持っていくと話が早く進みます。
日付と発言を記録しておくのがおすすめです。
労働条件相談ほっとライン|残業や休日の悩みを平日夜間と土日に
残業代が支払われない、休日が取れないといった労働条件の悩みは、労働条件相談ほっとラインで相談できます。厚生労働省の委託事業として運営されており、0120-811-610で無料でつながります。
受付時間は平日の17時から22時まで、土日祝は9時から21時までです。日中に電話しにくい人でも使いやすい時間帯です。
労働基準法にかかわる問題について、法令や裁判例を踏まえた回答をもらえます。どこに相談すればいいか自体がわからない段階でも、適切な機関を案内してもらえます。
電話で相談できるサービスは公的機関のほかにもありますので、選択肢を広げたい人は、あわせて読んでみてください。
仕事の悩みを身近な人・社内に相談する5つの選択肢と伝え方
公的な窓口が社外の相談先だとすれば、身近な人や社内の窓口は社外に出る前の相談先です。相手によって力になれる範囲がまったく違うため、悩みの中身で選び分ける必要があります。
上司|仕事の量や進め方の悩みは直属に相談するのが最短
仕事の量や進め方に悩んでいるなら、直属の上司に相談するのが最短です。業務の割り振りを変える権限を持っているのは上司だけだからです。
相談するときは伝え方を変えるだけで反応が変わります。どうすればいいですかと丸投げするのではなく、自分の案を添えて持ちかけると受け止め方が変わります。
案件Aを来週に回したいと考えていますがどう思いますか。この形なら、相談ではなく仕事の報告として扱ってもらえます。
それでも取り合ってもらえないときは、上司個人の問題ではなく組織の問題です。人事や社外の窓口に移る合図だと考えてください。
同僚・先輩|職場の空気を共有できるから前置きがいらない
同僚や先輩の強みは、説明がほとんどいらないことです。上司の性格も繁忙期の忙しさも共有できているので、状況を一から説明しなくても伝わります。
一方で、社内で話が広がるリスクは避けられません。人事評価や退職の検討といった内容は、口が堅い相手であっても持ち出さないほうが安全です。
同僚に持ち込むなら、目の前の業務でつまずいている悩みに絞ります。過去に同じ場面を切り抜けた人がいれば、明日から使える対処法が手に入ります。

評価や転職の話だけは、同僚には打ち明けないほうが無難です。
ここは社外の相談先の出番です。
人事・社内の相談窓口|ハラスメントや異動希望の正式な窓口
ハラスメントを受けている場合や異動を希望する場合は、人事や社内の相談窓口が正式な入口になります。
労働施策総合推進法により、事業主には相談に応じて適切に対応するための体制整備が義務づけられており、中小企業も2022年4月から対象になりました。
社内窓口は意味がないと言われることもありますが、多くは準備不足が原因です。日時、相手の発言、目撃者の有無を記録して持ち込むだけで、対応の重さが変わります。
記録がないと事実確認から始まるため、時間がかかったうえに結論が出ないことがあります。メールやチャットのログ、勤怠記録は先に手元へ保存しておいてください。
産業医|会社にいるのに会社へは話が漏れない相談先
従業員が50人以上の会社には産業医がいます。社内にいる相手ですが、医師には守秘義務があり、本人の同意なく会社へ内容が伝わることはありません。
上司にも人事にも話しにくく、体調や働き方の不安を誰かに相談したい人もいます。そんなときの社内の窓口が産業医です。相談は無料で、就業時間内に受けられます。
産業医は必要と判断すれば、残業の制限や配置転換、休職を会社に意見できます。心療内科に行くほどではないと感じる段階でも、まず面談を申し込んでみてください。

産業医がいるかわからないときは、総務か人事に窓口だけ確認すれば大丈夫です。
家族・友人|気持ちを整理したいときに一番効く相手
とにかく気持ちを吐き出したいときは、家族や友人への相談が一番効きます。利害関係がないので、評価を気にせず本音を話せます。
ただし助言をそのまま受け取るのは危険です。家族も友人もキャリアの専門家ではないため、良かれと思って古い前提のまま意見を伝えてくることがあります。
実際、内定を得た後に親から強く反対されて悩む人は珍しくありません。定年まで1社で勤め上げるのが当たり前だった世代と、今の転職市場では前提が違います。
家族や友人には助言を求めず、聞いてもらう相手として頼るのが現実的です。転職市場の情報が必要な場面では、後述する専門家に切り替えてください。
会社に行きたくないと感じる日が続いているなら、その原因の整理から始めてみてください。
仕事の悩みを専門家に相談する4つの選択肢|メンタル・法律・キャリア
身近な人にも公的窓口にも解決できない悩みがあります。心身の不調、法律が絡むトラブル、キャリアの方向性の3領域です。それぞれ相談すべき専門家が異なるので、順番に整理します。
心療内科・心理カウンセラー|眠れない、涙が出るときは医療を優先する
眠れない状態が2週間以上続いている、食欲が落ちた、通勤中に涙が出るといった症状があるなら、キャリアの相談より先に医療機関を受診してください。
心の不調は気力の問題ではなく、体の症状として現れます。早く手を打つほど回復も早いです。
カウンセラーを選ぶときは資格を見てください。国家資格の公認心理師か、民間資格の臨床心理士を持つ相談員なら、一定の訓練を受けていると判断できます。
同じ資格を持っていても得意分野は分かれています。職場の悩みを扱っているか、事前にプロフィールで確認してから予約してください。
働き方そのものを見直したい人向けに、負荷のかかりにくい仕事の選び方も解説しています。
弁護士|未払い残業代やハラスメントを法的に解決したいとき
未払いの残業代を回収したい、ハラスメントの損害賠償を請求したい段階になったら、弁護士の出番です。
公的窓口は指導やあっせんまでが役割で、金銭の請求までは踏み込めません。ここが公的窓口と弁護士の分かれ目です。
相談前に証拠をそろえておくと話が早いです。タイムカードや勤怠データ、業務時間がわかるメールの送信履歴、ハラスメントの録音などが該当します。
費用が気になる場合は、法テラスのサポートダイヤルに問い合わせてください。0570-078374で平日9時から21時、土曜9時から17時まで無料で受け付けています。

残業代の請求には時効があります。
心当たりがあれば早めに動いてください。
転職エージェント|転職を含めた選択肢を無料で整理できる
転職も選択肢に入れて悩みを整理したいなら、転職エージェントに相談すると視野が広がります。求人を紹介してもらえるだけでなく、今の経験が市場でどう評価されるかを聞けるからです。
一方で仕組みも知っておいてください。転職エージェントは、紹介が決まると企業から成功報酬を受け取るビジネスモデルで、報酬額は決定者の年収の3割前後が相場です。
そのため、決まりやすい求人を優先して勧めてくる担当者もいます。紹介の理由を説明できない担当者には注意してください。
もう1つ注意したいのが担当の分け方です。多くの会社では求職者側と企業側で担当が分かれています。
担当が分かれていると、相談で話した悩みが企業側の担当に正確に伝わらないまま求人を紹介されることがあります。

勧められた求人が自分の目的につながるか、その場で聞き返して構いません。
もし転職するかどうか決めきれていないなら、まず今の経験が市場でどう評価されるかを確かめるところから始めてみてください。
求職者側と企業側を同じ担当者が受け持つすべらないキャリアエージェントなら、相談で話した内容がそのまま求人選びに反映されます。
転職するか決めきれていない人へ
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すべらないキャリアエージェント
同じ担当者が企業側も担当するから、相談で話した悩みがそのまま求人選びに反映される
転職エージェントの選び方や、実際に利用した人の声もあわせて確認しておくと判断しやすくなります。
キャリアコーチング|転職ありきではない方向性の相談ができる
転職するかどうかも含めて相談したい人に向くのがキャリアコーチングです。有料である代わりに転職を前提としないので、転職しないという結論も選べます。
実際、部署異動を目指して現職に残る決断をした受講者もいます。転職エージェントでは転職を前提に話が進んでしまい、モヤモヤが解けなかったという理由でコーチングに切り替えた人です。
転職エージェントとの使い分けは、行き先が決まっているかどうかで判断します。
応募したい業界や職種が固まっているならエージェント、そもそも何がしたいかから整理したいならコーチングを選んでください。
キャリアコーチングは会社ごとに得意分野が違います。比較して選びたい人は以下の記事が参考になります。
悩みの種類別|どこに相談すればいいかの早見表
仕事の悩みを誰に相談するかは、悩みの中身によって変わります。同じ内容に見えても、原因が違えば持ち込む先は別になります。
令和6年労働安全衛生調査では、強いストレスの原因として仕事の量が43.2%、仕事の失敗や責任の発生等が36.2%、仕事の質が26.4%と続きました。
多い悩みから順に、最初の一手と次の一手を整理します。
| 悩みの中身 | まず相談する先 | 変わらないときの次の一手 |
|---|---|---|
| 仕事の量が多すぎる | 上司 | 労働条件相談ほっとライン、転職エージェント |
| 仕事の失敗や責任が重い | 上司、同僚・先輩 | キャリアコーチング |
| 職場の人間関係やハラスメント | 人事・社内の相談窓口 | 総合労働相談コーナー、弁護士 |
| 評価や給与に納得できない | 上司 | 転職エージェント |
| 向いてる仕事がわからない | 家族・友人では解決しにくい | キャリアコーチング |
| 仕事がつまらない | 同僚・先輩 | キャリアコーチング |
自分の悩みがどれに近いかを決めるところから始めてください。
仕事の量が多すぎる・残業が減らない
令和6年の調査でもっとも多かった悩みが仕事の量です。この悩みは、まず上司に業務の優先順位を確認するところから動かします。
何を後回しにしていいかが決まるだけで、負荷はかなり下がります。順位づけは本来、上司の役割です。
相談しても割り振りが変わらない場合は、会社の体制そのものが原因である可能性が高いです。長時間の残業が何ヶ月も続いているなら、労働条件相談ほっとラインで法令上の扱いを確認してください。
人員が慢性的に足りない会社では、個人の工夫では追いつきません。求人票の出方や離職の頻度から会社の状態を見極めたうえで、転職エージェントに市場の状況を聞いておくと判断材料が増えます。
仕事量が慢性的に多い会社かどうかを見極めたい人は、こちらもあわせて確認してください。
仕事の失敗や責任のプレッシャーがつらい
失敗や責任の重さは、令和6年の調査で2番目に多かった悩みです。つらさを軽くする第一歩は、失敗の原因を仕組みと自分の行動に分けることです。
確認の手順が決まっていなかったのか、確認したのに見落としたのかを見分けてください。前者なら上司に手順の整備を相談でき、後者なら自分の作業を変えれば減らせます。
分けないまま抱えると、すべて自分の能力不足に見えてしまいます。切り分ければ、打つ手のある問題に変わるのです。
背負っている責任の量そのものが多すぎることもあります。役割の範囲を書き出して上司に見せれば、感覚ではなく事実として再配分を相談できます。

つらさの正体を分解しないまま転職しても、同じ悩みを次の会社で繰り返すだけです。
職場の人間関係やハラスメントに悩んでいる
人間関係の悩みは、会社の構造の問題か、特定の個人の問題かで対応が分かれます。ここを取り違えると打ち手が空振りします。
特定の個人による言動であれば、まず人事や社内の相談窓口に持ち込んでください。記録を添えて相談すれば、席替えや担当変更といった対応につながることがあります。
一方で、上に立つ人がそろって同じ振る舞いをしている場合は、その会社の風土そのものが原因です。社内で解決する見込みは薄くなります。
この場合は総合労働相談コーナーに相談しつつ、環境を変える準備を並行して進めてください。会社と戦う選択と、離れる選択の両方を持っておくと精神的に楽になります。
評価や給与に納得できない
評価や給与の悩みは、まず評価基準を上司に相談するところから始めます。何をどこまでやれば等級が上がるのかを言葉にしてもらうだけで、不満が課題に変わります。
このとき、基準を説明できない上司や、そもそも基準が文書化されていない会社も少なくありません。その場合は努力の方向を定めようがないため、環境側の問題として考えたほうが早いです。
給与水準そのものは、業界のビジネスモデルでかなりの部分が決まります。同じ職種でも扱う商材の単価や粗利率が違えば、給与の原資が変わるためです。
今の会社での昇給幅と、市場の相場の両方を確かめてください。相場を知らないまま我慢するのが一番もったいない状態です。

評価に納得できないまま働き続けると、やる気が静かに削られていきます。
自分に向いてる仕事がわからない
向いてる仕事がわからない状態は、自己理解と仕事の理解のどちらが足りないのかを切り分けないと解けません。自分の強みを説明できないのか、その仕事で何が求められるかを知らないのか、原因は人によって違います。
自己理解を深めるときは、やりがいと苦痛を因数分解するのが近道です。営業がしんどいと感じていた人が、掘り下げてみると苦痛の正体は上司の高圧的な進め方だったという例は珍しくありません。
ここを取り違えると、職種を変えても同じ苦痛が続きます。営業そのものが嫌なのか、その職場の営業のやり方が嫌なのかは、まったく別の話です。
因数分解は1人では難しいのが実際です。過去の出来事を並べて、なぜそう感じたのかを第三者に問い返してもらうと、自分では気づけない共通点が見えてきます。

強みは自分では当たり前すぎて、なかなか気づけないものです。
だから面談では、そこを一緒に言語化していきます。
強みも苦痛も自分の解釈が入るため、1人で言葉にしようとすると同じ結論に戻ってしまいます。向いてる仕事を探すなら、自己分析を専門に扱うマジキャリがおすすめです。
幼少期から現在までの出来事をさかのぼり、自分では意識していない領域まで強みと価値観を掘り出していきます。
表面的な好き嫌いではなく、強みを発揮できる仕事の条件が言葉になるのです。条件が決まれば、求人票の見え方も変わります。
初回のコーチングは無料で相談できるので、まず自己分析だけ受けてみてください。
向いてる仕事を言葉にしたい人へ
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マジキャリ
幼少期からさかのぼる自己分析で、強みを発揮できる仕事の条件がわかる
向いてる仕事がわからない状態を年代別に掘り下げた記事もあります。自分に近いものから読んでみてください。
仕事内容がつまらない・やりがいを感じない
仕事がつまらないという悩みは、条件で就職先を決めた結果として起きやすいです。給与や知名度で選ぶと、実際の業務内容が想像と離れていても入社まで気づけません。
そもそも、どんな仕事にも反復作業は必ずあります。やりがいは作業そのものではなく結果から生まれることが多く、成果が出る前に判断すると次の会社でも同じ感想になります。
まずは自分がどんなときに面白いと感じたかを振り返ってみてください。数字が動いたときなのか、相手に喜ばれたときなのかを思い出してみましょう。
ここが言葉になると、次に選ぶべき仕事の条件が見えてきます。逆に言葉にしないまま動くと、条件だけで選んだ1回目と同じ選び方を繰り返します。
つまらないと感じる原因をもう一段掘り下げたい人は、こちらも読んでみてください。
仕事の悩みを相談できない理由と、その乗り越え方
相談先がわかっても動けない人は多いです。動けない理由はだいたい3つに絞られ、それぞれに現実的な回避策があります。心当たりのあるものから読んでみてください。
相談すると評価が下がると思っている
相談を能力不足の申告だと思っている人は多いですが、上司から見ると印象はまったく違います。問題を抱えたまま黙っている部下のほうが扱いにくいからです。
それでも不安が消えないなら、伝え方を変えてください。困っていますと言う代わりに、この進め方で問題ないか確認したいと切り出せば、相談ではなく確認の場になります。
社内の人間関係そのものが原因で誰にも話せない場合は、無理に社内で解決しようとしなくて構いません。こころの耳電話相談のように名前を伝えずに使える窓口が用意されています。

相談を切り出すのに、立派な理由はいりません。
困っている事実だけで十分です。
相談するほどの悩みじゃないと感じている
自分の悩みは大したことがないと感じて、相談をためらう人は少なくありません。公的な窓口は深刻な相談だけを受け付けていると思われがちですが、実際は違います。
働く人の悩みホットラインが対象としているのは、職場や暮らし、家族、将来設計まで含む働くうえでのさまざまな悩みです。こころの耳も、不調を予防する段階の相談を想定した窓口です。
深刻になるほど選べる手段は減ります。まだ我慢できる段階のほうが、異動や業務の調整といった穏やかな解決策を選べます。
うまく言葉にできなくてあきらめている
整理してから相談しなければならないと思い込むと、いつまでも電話をかけられません。相談員も上司も、整理されていない話を聞くことに慣れています。
それでも話しにくいなら、事実だけを3つ書き出してください。書くのは、いつ、何が起きて、そのとき自分がどう感じたかの3つです。この3点があれば会話は成立します。
書き出すこと自体にも効果があるのです。頭の中で回っているうちは大きく見えていた悩みが、文字にすると輪郭がはっきりして、扱える大きさに縮みます。

うまくまとめようとしなくて大丈夫です。
断片のまま持ち込んでも相談は成立します。
仕事の悩みの相談を先延ばしにすると起こること|急いだほうがいいサイン
悩みを抱え込んだままにすると、心身、仕事、キャリアの順に影響が広がります。特に体に症状が出はじめた段階は、相談先の優先順位が変わります。どこまで来ているかを確かめてください。
眠れない、食欲が落ちるなど体に出はじめたら受診を優先する
次のような状態が続いているなら、キャリアの相談より医療機関の受診を先にしてください。
受診を優先したほうがいいサイン※あてはまる項目が複数ある場合は、早めに医療機関へ相談してください
寝つけない、夜中に目が覚める状態が2週間以上続いている
朝、起きられない日が増えた
食欲が落ちた、または食べ過ぎる日が続く
通勤中や仕事中に涙が出ることがある
休日にしっかり休んでも疲れが抜けない
これらが重なった状態で転職活動を始めると、判断力が落ちたまま意思決定することになります。
まずは体を戻すのが先です。キャリアの検討は、それからでも十分に間に合います。求人は来月も再来月もなくなりません。
受診まで踏み切れないときは、先に産業医へ面談を申し込む手もあります。休職や業務の調整が必要かを、会社に伝わらない形で相談できるのです。
仕事のパフォーマンスが落ちて悪循環に入る
悩みが頭から離れないと、集中力と判断力が落ちます。確認漏れや聞き逃しが増え、作業に時間がかかるようになります。
やっかいなのは、そこからストレスがさらに増える点です。ミスが増えれば周囲の目が気になり、気になれば余計に集中できなくなります。
初期のサインは小さいです。以前なら気にならなかった依頼を面倒に感じたり、返信を後回しにする回数が増えたりします。早めに誰かに話しておくと、悪循環に入る前に止められます。
視野が狭くなり、転職の判断を誤る
1人で抱え込むと視野が狭くなり、転職すれば全部解決するという思い込みが生まれます。この状態で会社を変えると、同じ悩みを次の職場に持ち込むことになります。
よくあるのが、目の前の問題にその都度反応して職場を変え続けるパターンです。本当の原因に手を打っていないため、何度転職しても同じところでつまずきます。
防ぐには、転職で解決する問題と自分で解決する問題を分けることです。この切り分けは1人では難しいので、利害のない相手に一度話してみてください。

同じ理由で3回転職した人を何人も見てきました。
原因を特定しないまま動くと必ず繰り返します。
辞めたい気持ちが強くなっている人向けに、判断のしかたを詳しく解説した記事もあります。
仕事の悩みを相談する前にやっておくと効果が上がる3つの準備
同じ30分の相談でも、準備の有無で持ち帰れるものが変わります。特別な作業はいりません。紙とペンがあれば15分でできることばかりです。
事実と感情を分けて書き出す
紙を2列に分けて、左に起きたこと、右にそのとき感じたことを書き出してください。順番はばらばらで構いません。思い出した順に並べていけば十分です。
分けて書くと、自分で変えられることと変えられないことの境目が見えてきます。上司の性格は変えられませんが、報告の頻度や相談のタイミングは自分で変えられます。
感情のほうも捨てずに残しておいてください。何に強く反応したかが、自分にとっての苦痛の正体を教えてくれます。相談の場で一番役に立つのは、この右側の内容です。
書き出しの手順をもっと具体的に知りたい人は、自己分析のやり方をまとめた記事も参考になります。
相談のゴールを聞いてほしいか変えたいかで決める
相談の前に、聞いてほしいのか状況を変えたいのかを決めておくことが先です。ここが決まっていないと、相手選びを間違えます。
聞いてほしいだけなら、家族や友人、心理カウンセラー、働く人の悩みホットラインが候補です。状況を変えたいなら、権限を持つ上司や人事、選択肢を持つキャリアの専門家に持ち込みます。
たとえば、聞いてほしかっただけなのに助言ばかりされるケースです。あるいは、動きたかったのに共感だけで終わることもあります。この不満の多くは、ゴールのズレが原因です。

どちらのゴールかを伝えるだけで、相手の対応は変わります。
私が面談でまず聞くのも、そこです。
マジキャリの利用者アンケートでは10人中9人が満足と回答しており、正解のないキャリアの相談先として選ばれています。状況を変えたい側のゴールを持っているなら、キャリア相談はマジキャリがおすすめです。
国家資格のキャリアコンサルタントや、元転職エージェント、元採用人事の経歴を持つコーチが担当するためです。
価値観と優先順位を踏まえたうえで、今の会社に残る選択も含めて自分で決められるようになります。
初回のコーチングは無料なので、方向性の整理だけ相談してみる使い方もできます。
どう動くか決めたい人の相談先
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マジキャリ
価値観と優先順位を整理して、残るか動くかを自分で決められるようになる
相談相手に期待できる範囲を先に見極める
相談する相手には、それぞれ立場と利害があります。ここを把握しておかないと、期待した答えが返ってこず、相談したのに解決しなかったと感じることになります。
家族や友人は善意で助言してくれますが、転職市場の最新の情報は持っていません。転職エージェントは成功報酬で成り立っているため、決めやすい求人に寄る場合があります。
会社の口コミサイトも同じです。辞める人が書く仕組みになっているので、評価は辛口に傾きます。
どれも使ってはいけないという話ではありません。得意な範囲だけを使えばいいだけです。気持ちの整理は家族に、求人の情報はエージェントに、方向性の整理はキャリアの専門家にと割り振ってください。

相手の立場を知ったうえで聞けば、同じ助言でも受け取り方を自分で調整できます。
仕事の悩み相談に関するよくある質問
最後に、仕事の悩みを相談するときによく寄せられる疑問をまとめました。
仕事の悩みを無料で相談できる窓口はありますか?
こころの耳電話相談、働く人の悩みホットライン、総合労働相談コーナー、労働条件相談ほっとラインの4つが無料で使えます。転職エージェントとキャリアコーチングの初回相談も無料です。
匿名で相談できますか?
公的な電話相談は名前を伝えなくても相談できます。総合労働相談コーナーも、相談者のプライバシーに配慮した対応がとられます。会社に知られたくない段階でも利用して構いません。
24時間対応の相談窓口はありますか?
仕事の悩みに特化した24時間対応の窓口はありません。夜間に限界を感じたときは、こころの耳のメール相談を使うか、自治体が設けているこころの健康相談の窓口を確認してください。
社外に相談したことが会社に伝わりませんか?
公的な相談窓口には守秘義務があり、本人の同意なく会社へ連絡されることはありません。総合労働相談コーナーで会社への指導を求める場合も、進め方は相談者の意向を確認したうえで決まります。
転職するか決めていなくても相談していいですか?
キャリアコーチングは転職を前提としないため、決めていない段階でも相談できます。転職エージェントは転職の意思が固まっているほど支援が手厚くなるので、迷っている段階ではコーチングのほうが噛み合います。
強いストレスで休職も考えています。まず誰に相談すべきですか?
会社に産業医がいれば産業医が最初の相談先です。休職や業務調整を会社に伝わらない形で相談できます。眠れない状態が続くなど体に症状が出ている場合は、心療内科の受診を優先してください。

どの窓口も、相談したからといって何かを決めさせられることはありません。
迷ったら話しやすいところから使ってください。
仕事の悩みを一人で抱え込まず、まず相談相手を1人決めるところから
仕事の悩みを誰にも相談できないまま、何ヶ月も抱え込んでいませんか。数千人のキャリア相談を受けてきましたが、社内に話せる相手がいないまま消耗していく20代と30代を数多く見てきました。
悩みが解けない原因の多くは、我慢が足りないことではありません。自分が何にやりがいを感じ、何を苦痛だと感じるのかを言葉にできていないことです。
ここが曖昧なままだと、相談先を変えても同じ話を繰り返すことになります。まずはこの記事で紹介した13の相談先のうち、今日連絡できるものを1つだけ選んでください。
公的な窓口なら今夜のうちに電話できますし、無料の面談なら明日には予約が取れます。抱えている時間が短いほど、選べる手段は多く残っています。

相談先は1つに絞らなくて構いません。
気持ちの整理と方向性の整理は、別の相手に任せてください。
方向性の整理まで踏み込みたい人にはマジキャリが向いています。幼少期から現在までの出来事をさかのぼる自己分析で、強みと苦痛の正体を言葉にしていくキャリアコーチングです。
転職エージェントも運営する会社が提供しているため、転職市場の実情を踏まえたうえで、残る選択も動く選択も一緒に検討できます。
対応できる人数には限りがあるため、面談枠は先着順での案内になります。初回のコーチングは無料で受けられるので、方向性が定まらないまま消耗している人は一度相談してみてください。
転職を前提としないキャリアコーチングサービス
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マジキャリの評判や、辞めたい気持ちとの向き合い方をもう少し知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。










