双日へ転職するには?中途採用の難易度・ポイントが分かる!
今回は、総合商社の「双日株式会社」への転職を考えている人向けに「双日株式会社」の転職情報を紹介します。
双日の転職難易度
双日の転職難易度は高いです。総合商社の中でも比較的有名企業なので、中途採用の求人が募集された際にはたくさんの応募者が集まります。
また双日自体、中途者に求めるハードルも高いです。そんな双日に応募できる人はそれなりに優秀な人材が多く、その中から選考されていくというわけです。
ではどんな人なら双日に転職しやすくなるのでしょうか?以下から筆者が思う、双日に転職しやすい人の特徴を解説していきます。
双日に転職しやすい人の特徴
双日に転職しやすい人の特徴は、以下のマインドを持っている人が当てはまるかと思います。
- 挑戦することに貪欲な人
- 自分の可能性を信じることができる人
- 経験値の浅い総合商社で成長する意欲の強い人
- 長期的に物事に取り組むことができる人
- 英語を話せる
双日は何事にも挑戦していくことを大切にしている企業です。成長意欲が高くチャレンジ精神が旺盛な人は双日のカルチャーとマッチしているかもしれませんね。
また双日への転職は、大手の転職エージェントか、中小エージェントに非公開求人として、依頼する事もあります。
また双日への転職は、コーポレートサイトから直接申し込むことも可能ですが、その後のキャリアプランを1人で考えるのはミスマッチが起こる原因でもあります。
仮に転職に自信があったとしても、転職エージェントは無料でサポートをしてくれるので、利用したほうがいいでしょう。
業界大手の転職エージェント
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リクルートエージェント
求人数国内最大規模の転職エージェント -
doda
利用者満足度No.1!求人のマッチングに定評あり -
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20代・第二新卒の求人情報が豊富にある転職エージェント
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また、転職するべきか迷っている人は、双日のような大手企業から直接スカウトされる可能性があるビズリーチに登録するのがオススメです。
双日の求人情報
2020年12月時点、双日で募集していた中途採用の求人は以下の通りです。
全ての求人を詳しく見たい人は、双日の公式サイトをご確認ください。
2020年12月に募集していた求人を参考に、双日へ転職するためにはどのような経験やスキルが必要になるのかを紹介していきます。
営業職
営業職では「医療インフラ事業部」や「電力プロジェクト部」など、計8つの事業部での求人がありました。
今回は代表して「電力プロジェクト部」の営業職では、どういった経験やスキルが必要になるのかを紹介していきます。
必須条件
- 海外プロジェクト一般における経験及び意欲
- 海外での交渉等に支障がない程度のビジネス英語力(TOEIC LR730点以上)
希望条件
- 契約実務
- プロジェクトファイナンス実務
- 税務会計に関する一定の知見・経験を有すること
出身業界
- 電力会社
- 総合商社
- 投資銀行(およびコンサル)の電力/インフラプロジェクト関連部署
求める人材像
- チーム力の最大化を念頭においた、コミュニケーション豊かな仕事への取組み姿勢、責任感を持って足元の仕事を完遂しながら新領域への好奇心を馳せ続けるバランスがある人材
営業職では基本的に事業部ごとの業界経験が必須になります。また英語能力が必要な事業部も多いです。
コーポレート職
コーポレート職では「総務・IT業務部」や「内部統制統括部」など、計10個の事業部での求人がありました。
以下から「総務・IT業務部」のコーポレート職では、どういった経験やスキルが必要になるのかを紹介していきます
必須条件
- 経理業務
- JSOX評価業務
- 監査業務
- リスク管理業務
- IT関連業務
希望条件
- 内部統制若しくは監査部門の経験者
- CIA(公認内部監査人)CFE(公認不正検査士)の有資格者
- 公認会計士(日本公認会計士協会会員・準会員)
- 英語力(TOEIC 730点以上)
出身業界
- 大手一般企業の職能部門
- 監査法人(外部監査/アドバイザリー)
- コンサルティング
コーポレート職でも営業職と同じく基本的にどの事業部でも同じ業界の経験が必須です。また事業部ごとのコーポレート職に必要な業務スキルも求められる傾向があります。
双日に転職できる可能性を上げる方法
双日へ転職できる可能性を上げるためにやるべきこととして、以下の3つが挙げられます。
- 自己分析をする
- 企業研究をする
- 逆質問を考えておく
自己分析では、なぜその企業に入社したいのか?なぜその職種を選ぶのか?をしっかりと振り返り、整理しましょう。
また、希望する企業の事業内容や方針を理解していないと、面接で答えらずにお見送りになってしまうケースがあるので、企業研究もしておきましょう。
基本的に、面接の最後は逆質問を聞かれるので、質問を用意しておきましょう。
自己分析・企業研究・逆質問について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
双日の面接でよく聞かれる質問
双日の面接では、以下のような質問をされる可能性があります。
- 他の業務と違って商社の業務が価値を生み出す意味
- 仕事をする上で大切にしている価値
- まず何をおこないどう事業の立て直しを測っていくのか
双日では難しいプロジェクトに任命されることも多いため、メンタリティや思考力について問われる印象でした。
また「なぜ商社に転職したいのか?」などといった、商社である必要について質問されることもあるようです。
商社に転職したい理由やメンタリティ・思考力というのは、面接対策では必須になる「志望動機の掘り下げ」と「自己PRの考え方」で解決できる可能性があります。
志望動機と自己PRの考え方については以下の記事で詳しく解説しています。合わせてご確認ください。
また双日の選考では事業上のシチュエーションを設定した「ケース面接」が課されることもあるようです。
事前の対策が難しい内容ですが、これまでの経験から考えられる対処方法を講じ、論理的に伝えるように心がけましょう。
双日の企業情報
以下は、双日の企業情報です。
設立 | 2003年4月1日 |
---|---|
資本金 | 160,339百万円 |
代表者 | 藤本 昌義 |
従業員数 | 単体:2,608名
連結:19,222名 |
もっと詳しい企業情報について、以下で紹介していきます。
事業内容
双日は2003年に日商岩井とニチメンが合併したことによって生まれた総合商社です。事業分野は以下のように、多岐に渡ります。
双日の事業分野
- 自動車
- 航空産業・情報
- 環境・産業インフラ
- エネルギー
- 石炭・金属
- 化学
- 食料・アグリビジネス
- リテール・生活産業
- 産業基盤・都市開発
このなかでもとくに注目なのは航空産業で、米国・ボーイング社の総代理店担っています。
また北米での自動車ディーラー事業や東南アジアでの肥料事業にも注力しており、強みがいくつもあるのが特徴です。
前述の通り多岐にわたる事業分野を手掛ける双日では以下のようなグループ会社を持っています。
双日のグループ会社
- 双日オートモーティブエンジニアリング株式会社(タイヤ・自動車部品・自動車用設備の貿易業務と海外進出企業支援業務)
- 双日エアロスペース株式会社 (航空・宇宙関連機器・部品・材料の輸出入、国内販売)
- 双日システムズ株式会社 (情報通信システムの受託開発と保守運用、ASP、セキュリティー、国際IT業務)
- さくらインターネット株式会社 (インターネットサービス事業)
- 双日佐和田火力株式会社 (発電事業(ディーゼル火力))
- 双日マシナリー株式会社 (機械専門商社)
- 株式会社メタルワン (鉄鋼総合商社)
- 双日食料株式会社 (砂糖/糖化製品、農畜水産物、食料原料、加工食品、乳製品、その他食料品の販売)
これらはほんの一部の日本を拠点とするグループ会社です。この他にも国内グループ会社を数多く持つほか、海外法人もあります。双日グループのビジネスのスケール感が伝わってきますね。
職種
双日の職種は大きく分けると「総合職」と「事務職」の2つに分かれています。それぞれどのような業務をおこなっているのかを以下から簡単に紹介していきましょう。
総合職 | 国内外のトレーディング事業、プロジェクト企画・立案、事業投資など商社としての基幹業務を担っています。 |
---|---|
事務職 | 業務のサポート役として契約書作成、貿易事務、経理などを担当します。 |
職種は大きく分類すると上記の通りですが、中途採用の場合は専門的な業務知識を求められるのが一般的です。より具体的なポジションとそれに即した経験を求められることになるでしょう。
直近の業績と今後の事業課題
双日の業績について、2016年3月期から2020年3月期までの収益を振り返ってみましょう。
2016年3月期 | 1兆6580億円 |
---|---|
2017年3月期 | 1兆5553億円 |
2018年3月期 | 1兆8164億円 |
2019年3月期 | 1兆8561億円 |
2020年3月期 | 1兆7548億円 |
過去5年の収益を見てみると、高い基準で安定した収益を上げていることがわかります。
ただし税引前利益は、2016年3月期が442億円でそこから2019年3月期の948億円までは増益傾向でしたが、20203月期は755億円と少し落ち込み気味となっていました。
今後はこの税引前利益をどう立ち直していくかが課題となりそうですね。
双日のカルチャー・働きかた・福利厚生
双日のカルチャー・働きがい・福利厚生などについて、以下の順で解説していきます。
企業文化・組織体制
双日の企業文化・組織体制について、口コミサイトなどで調査してみました。以下から紹介していきます。
- 若手社員の成長機会が多い
- 自分の意見を発信しやすく、風通しの良い社風
- 日本の総合商社ゆえの体育会系
- 先輩の動きを見て学び、自分の学びにする組織体制
- チーム一丸となって取り組む風土がある
働きがい
双日のワークライフバランスについて、同じく口コミサイトなどで調べてみたので以下から紹介していきます。
- 他総合商社と比較して歴史が浅いからこそ、若手社員が積極的に挑戦できる
- 早い段階から責任ある仕事に取り組むことができる
- 先輩の姿を見て学ぶため、仕事を通して学びになる人との出会いが多い
- クライアントから「君なら任せられる」と言われたこと
- 数多くの事業がグローバル展開されており、スケールの大きな仕事に携わることができる
上記の他にも双日はプロジェクトを一定期間やり終えると希望部署への異動ができる「ジョブローテーション制度」を導入しています。
自分が希望する以外にも人材を欲しい部署が「こんな人材が欲しい」と申し出てそこにアサインされる場合もあり、自分の価値を実感しやすいというのがやりがいに繋がるという声もありました。
ワークライフバランス
双日のワークライフバランスについて、忙しさは部署によってもまちまちであるものの、定時や少ない残業時間で帰る人も少なくないようです。有給休暇も比較的取りやすく、自分自身の工夫次第でワークライフバランスは保たれやすい環境と言えそうです。
現在は働き方改革にも積極的に取り組んでおり、週1で定時退社なども推進しているそうですよ。今後のより一層の浸透が期待されています。
近年では新型コロナウイルスの影響もあり、テレワークへの対応が柔軟なようです。
ただし繁忙期は思ったように有給が取れないときもあるようなので、いつでもプライベートと仕事を両立しやすいというわけではなさそうです。
年収・福利厚生
2020年に提出された有価証券報告書を確認したところ、双日の平均年収は約1154万円でした。
5大商社(三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅)に比べるとやや劣る水準ではあるものの、海外赴任での手当てや、役職によっても年収額が大きく変わる業界ですので、中長期的な視点では安定した高水準の給与といえるでしょう。
また双日が導入している福利厚生について、双日の採用情報を参考に以下から紹介していきます。
福利厚生
- 雇用保険
- 労災保険
- 健康保険
- 厚生年金保険
- 独身寮
- 社宅等
上記以外でも、ベビーシッター・保育所・訪問介護・介護施設というような、育児・介護サービスを割引で利用できたり、提携しているスポーツクラブやレジャー施設なども割引で利用できます。
また産休・育休制度も活用されており、多くの人が復職しているようです。オフィス近隣の保育所への法人枠を確保するなど復帰をしやすくするための取り組みに積極的な様子が伺えます。
入社理由と入社後のギャップ
双日に転職した人の入社理由と入社後のギャップを口コミサイトなどを参考に、以下から紹介します。
入社理由
- 比較的給料が高い
- 総合商社で働きたかったため
- 新規開拓ではなく既存顧客へのフォローがメインだったため
- 総合商社として一定のブランドがあったため
入社後のギャップ
- 日本企業らしく保守的なところがある
- 総合商社ではあるが大手と比べたら仕事の規模は小さい
- 打倒財閥で入社してくる40代以上の人が多い印象で古めの体質がある
- 自分が興味ない部署に配属される覚悟が必要
退職検討理由
双日に転職した中途者がなぜ退職を決意したのか、口コミサイトなどで調査したところ以下のような声が目立ちました。
- キャリアパスが描きにくい
- より専門的なキャリアを積む仕事がしたかった
- 戦略性にかけていて何を主力に事業を展開していきたいのかが不明
- 安全なビジネスにだけ手を出すので企業として飛躍する未来が見えない
- 元々有名企業で働いていた看板が欲しかっただけ
- 女性は子供がいるとハンデを感じる
- 若くして様々な経験をできたので独立したくなった
双日へ転職したいなら
双日へ転職したいなら、転職エージェントの利用がおすすめです。
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