2019.12.06
アメリカン・エキスプレスへの転職は難しい?気になる選考情報や年収を公開
アメックス(アメリカンエキスプレス)は、クレジットカード会社の中でも7大ブランドに入るほど、非常に有名なカード会社です。
そんなアメックスに転職を考えている方向けに、気になる就職難易度や選考情報、年収を大公開します!
アメリカン・エキスプレスってどんな会社?
アメックスは、日本にも支社がある外資系のクレジットカード会社です。ちなみに、日本ではアメリカン・エキスプレス・ジャパン株式会社という名義になっています。
アメックスは100年もの歴史がある企業で、クレジットカード事業の取り扱いを増加されるため、日々事業に注力しています。現在は、裕福層を対象に日常生活上の決済シーンのほとんどを占める「現金決済」による取り引きを進めているようです。
他にも、顧客に対して特別なサービスを提供していて、例えば世界中で受けられる緊急無料発行です。このサービスがあることで、カードの紛失や盗難があってもすぐ無料でカードを発行することができ、安心してカードを利用できます。
この他にも幅広い加盟店を用意していることで、各種イベントに参加できたりと様々な待遇も用意されています。
ちなみに、アメックスの業績は堅調な横ばいが続いています。年会費はほぼ全員から得ていることから、安定的な収益を得ています。
アメリカン・エキスプレスの仕事内容
アメックスでは、職種が多く分かれています。
そのうち、現在募集されている求人職種(2019年9月時点)をご紹介していきます。
- マーケティング・スペシャリスト
- スペシャリスト・ERG
- アナリスト・リスクマネージメント
- スペシャリストI-ERG
- 国際旅行ライフスタイルコンサルタント(大阪)
- 国際旅行コンサルタント(日中勤務、東京-12月)
- VPアシスタント
- 不正スペシャリスト
- 税務マネージャー
- ディレクター・事業開発
各職種については、詳しくはアメックスの公式サイトをご確認ください。
アメックスに実際に転職するには?
アメックスの人材採用方法として主に3つの方法があります。
1.スカウトサービスから
アメックスはSNSなどのインターネットでスカウトをおこなっていています。アメックスからスカウトがくるサービスで特におすすめなのが、ビズリーチ(転職サイト)やLinkedin(海外や、外資系企業の社員には有名なビジネス系SNS)です。
ビズリーチは、年収500万円以上の良質な求人がたくさん掲載されている転職サイトです。登録しておくと、あなたに興味を持った企業(アメックスなど)や加盟しているヘッドハンターから声がかかります。
Linkedinは、あなたのビジネスパーソンとしての価値を可視化し、人材採用にも利用されるビジネス用のSNSです。人事の方もLinkedinの情報を見るため、その情報をもとにスカウトされて内定が出るケースがあります。
2.自社リクルーター(ヘッドハンター)から
自社のリクルーターが上記のビズリーチやLinkedin、広告求人から、もしくは知り合いの紹介などのアナログな方法で人材を探すことが多いのです。
外資系の人事は、事務職のイメージが強い日系企業とは違い、ゴリゴリに営業をするイメージに近く、採用に関しても自社リクルーターが直接声をかけることが多いのです。
ただ、直接声がかかっても落とされることはかなりありますし、リクルーターから声がかかるのを転職者側が待つ姿勢になってしまいます。狙ってヘッドハンティングされるのは難しいので、積極的にこの方法を選ぶのはあまりオススメしません。
3.転職エージェントから
アメックスなどの外資系企業は、基本的に求人を一般公開していません。優秀な大手転職エージェントにのみ、求人を依頼していることがほとんどです。
それというのも、優秀なエージェントに転職者を目利きしてもらうのが目的です。優秀なエージェントから紹介された転職者なら、一定企業が求めている人材にかなり近いであろうという信用があるためです。
ただし、転職エージェントは転職者をサポートしてくれるキャリアアドバイザーの質が非常に重要です。実際に利用する際は、複数の転職エージェントに登録し、自分にあったキャリアアドバイザーを選ぶのがおすすめです。
転職エージェントの詳しい選び方については、以下の記事をご確認ください。
実際に転職エージェントを利用したい人向けに、以下からおすすめの転職エージェントを紹介します。
末永
アメリカン・エキスプレスの年収
全体的な平均年収は、およそ約400〜500万円のようです。外資系企業の年収は高いイメージがありますが、アメックスはどの職種を見ても、月収約23万円と意外と低めなようです。
ただ、アメックスは「基本給」「業務給」「賞与」の3つの給与形態があり、中でも業務給は年収に大きく影響してきます。
基本給は安く感じますが、残業代やインセンティブ、賞与が加算されていくので、年収は個人差があります。どうやら、優秀な人、職種の違いで月10万円以上の差があるようです。
例えば、コールセンターで入社1年目の場合、年収は約350万円ですが、トラベルコンサルタントで入社2年目の場合であれば、年収500万円程度という方もいます。
技術職などに関しても、残業を定期的に行い、入社1年目にして年収650〜800万円という方もいるようです。
アメリカン・エキスプレスの労働環境
次はアメックスの労働環境について解説していきます。主に「福利厚生」「仕事のやりがい」「労働時間」について紹介していきます。
福利厚生
アメックスの福利厚生を以下に一覧でまとめました。
- 社会保険
- 通勤手当
- 会社の退職金
- 社内食堂
- 総合福祉団体定期保険
- 社内健康管理室
- 社員向け福利厚生制度
日系企業と比べると外資系企業なので、そこまで充実はしていません。
福利厚生の面は、正直あまり期待しない方が良いかもしれませんね。
仕事のやりがい
インセンティブがあるので、成績を出した分だけ自分に返ってくるところにやりがいを感じているという声がありました。
他にも、個々の数字が管理されているため、常に現状をチェックでき、日々目標を持って仕事に取り組めるのが良いという意見もあります。
顧客対応の質を上げるため、数値で全て管理された成績を部門全体で上げていこうという意識があり、インセンティブ以外にも報奨金制度があるのも嬉しいとの声もあります。
頑張りが報酬として返ってくる点、目標をしっかり持って仕事に取り組める点がモチベーションに繋がっているようですね。
労働時間
労働時間と残業時間は、その職種によりバラバラです。
電話を取るスタッフと、その電話で終わらなかった内容を調べる業務があり、電話を取る以外の業務は、定時に終わることは難しいそうです。
離職率が非常に高かったということから、中途採用を中心に人員確保と定着率を目指すという対策が行われています。
そのため、残業は少なくなってきているようです。
コールセンターの場合、常にヘッドセットを装着しており、スケジュールもひとりひとり組まれ、シフトで出勤時間も異なるので、休憩時間も異なるとの声があります。
その一方で、残業がほとんどなく、自分のペースで仕事ができるという声もありました。
子供がいる方でも働きやすく、時短制度も整っている、という女性の意見も見られました。
労働時間と残業は、その職種により大きく異なるみたいですね。
ですので、労働時間と残業については、事前によく調べておく必要があると言えるでしょう。
アメリカン・エキスプレスの評判・口コミ
アメックスの評判・口コミがどうなっているのか、チェックしておきたい部分だと思います。
そこで、実際に働いている方からの、良い評判・口コミ、悪い評判・口コミ、その両面をいくつかご紹介していきます。
良い評判・口コミ
良い口コミでは、急な体調不良による欠勤でも柔軟に対応してもらえることや、上司からのフィードバックがもらえるとの声が寄せられています。
また、年功序列ではなく、頑張る分だけキャリアアップしていけることも良い口コミとして挙げられているようです。
企画・事務・管理系・20代
急な体調不良での欠勤でも、臨機応変に対応してくれます。有給とは別に体調不良の休暇がもらえます。
大手の会社だけあり、自分が一般社員であれば一人欠けても特に問題なく仕事が回ります。
販売・サービス系・30代
毎月上司と一対一の面談があり、そこで自分の仕事に対する意見などを伝える機会があります。また、上司からのフィードバックもあります。
販売・サービス系・30代
職場の雰囲気がサバサバしている。年功序列ではなく、実力があればどんどんキャリアアップできる。
販売・サービス系・30代
収入は増えました、残業した分はきちんともらえます。昇給はないので、その点は残念ですが、休日出勤などに割増がある場合も。
ボーナスも一応あるので、余裕のある暮らしができます。
悪い評判・口コミ
一方、悪い口コミとしては、社員が辞めていくこと慣れてしまっているせいか、ドライな人が多いという意見がありました。
なかなか希望休が出せず有給を使う必要があること、研修が結構大変だという声も寄せられています。
専門サービス系・30代
社員が辞めることに慣れすぎているためなのか、ドライな人が多い。退職します、と言っても"それならあの人を代わりにしますか?"という反応だった。
一応形上は止めるが、必死に止める感じではない。
専門サービス系・20代
シフト制だが希望休がない。休みの申請は有給を消費するしか方法がない。なので、年間で希望休を出せたのは12回程度だった。
また朝8時〜午後16時半の勤務もあれば、昼14時半〜午後22時までの勤務もあり、時間の振り幅も大きく、体調管理が難しい。
販売・サービス系・30代
研修が本当に座学の毎日でとても大変です。膨大な資料を自分でまとめていかないといけないので、ファイルを何個も用意しないといけません。
実践を積みながらの研修なので、トレーナーの方と性格が合わず、辞めていく方も多かったです。
専門サービス系・20代
受電から処理時間まで、全て何秒かかったのかカウントされる。その全体時間が自分の成績に関わってくるため、時間がかかる処理は後回しにしないといけない時がある。
その皺寄せで休憩時間も処理をすることがあるが、時間内に処理できなかった自分が悪いと言う考えが企業にある。
そのため、後処理での残業は基本的に残業代がつかない。あくまで受電じたいが延びたときだけ残業申請が認められる。
アメリカン・エキスプレスの選考情報
アメックスの選考情報について解説していきます。まずは選考の流れから紹介します。
- Web履歴書による書類選考
- 一次選考・電話面接
- 二次選考 ※適性テスト・面接
- 内定 ※人物重視の採用です。
Webから応募を行い、書類選考が行われます。通過すると一次選考と電話での面談へと進み、続いて二次選考と適性テスト・面接へと進みます。
面接では、「年間でどのくらい稼ぎたいのか」「本当に数字を出して結果を出せるのか」「将来はどういう自分になりたいのか」「3年後にはどうなっていたいのか」という質問をされる傾向があるようです。
事前に質問内容を予測し、スムーズに受け答えできるように、対策しておくのがベストでしょう。
また、今まで自分が出してきた結果を数字で示しながらアピールするのと、将来のキャリアについて明確に伝えられるようにしておくと良いです。
ポイントとしては、人柄重視の採用をしているので、単純に優秀であれば良いというわけではないようです。
英語は必要なの?
外資系企業なので、英語力は必要になります。基本的に、外資系企業は上司が外国の人になる可能性があったり、英語の書類が多いことから、英語力が必要な企業が非常に多いのです。
とはいえ、アメックスはネイティブに近いほどの高い英語力は求められていません。その理由は、求人募集に「英語力を高めようと努力している方を特に歓迎する」とあるためです。
中には英語のスキルが必要ない部署もありますが、もし英語が必要な部署に配属されたとしても、社内の研修などでしっかり学べるとのことなので、安心できるかと思います。
ただ、どのくらいの英語力を習得していれば良いのかについては、正直はっきりしていないというのが現状です。
英語を活かして働きたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
アメリカン・エキスプレスが向いている人の特徴
アメックスが求めている人材は、ホスピタリティ精神のあるサービスを提供できる人材です。
「腰を据えて、上質なサービスを学んでいきたい」「お客様のために上質な提案をしたい」と考えている方に、アメックスは向いていると言えます。
ですので、逆に前向きに努力をしていく意欲がない方には向いていないと言えるでしょう。
アメリカン・エキスプレスに転職するのに必要なポイント!

アメックス(アメリカンエキスプレス)への転職を成功させるには、転職エージェントの利用が必要不可欠です。
転職エージェントは、アメックス(アメリカンエキスプレス)の企業情報を把握しています。なので、どのようなポイントを押さえながら、応募書類を作成すれば良いのか。そして、どのようなことを面接時に質問されるのか。
詳細情報を把握しているからこそ、きめ細やかなサポートを丁寧にしてくれます。
また、キャリアアドバイザーが、企業側に転職者の経歴だけではなく、人柄を含めてプッシュしてくれますし、選考通過率を高めるよう働きかけてくれます。
とはいえ、キャリアアドバイザーは選ぶことができないため、優秀なキャリアアドバイザーと出会うためにも、特化型転職エージェントの中から1社、大手転職エージェントの中から2〜3社程度、複数登録することをおすすめします。
そこで、筆者がおすすめする転職エージェントをいくつかご紹介します!気になるものがあれば、ぜひ登録してみてください!
年収500〜600万円以上の転職を目指す方向け
ハイクラス求人は絶対数が少ないため網羅するためにも、転職サイトと転職エージェントは両方に登録しておくのがオススメです。
年収600万〜1500万の優良求人を多数掲載している転職サイト
登録しておくだけでスカウト機能が使えるので、どんな企業からどんなスカウトが来るかで、気軽に自分の市場価値を確かめることができますよ。
ポイント
- 企業の採用責任者やヘッドハンターから直接スカウトが届く!
- 中小のエージェントとのコネクションも作れるので、大手エージェントと併用して利用するのがオススメ
- 大手エージェントで取り扱っていないような隠れた優良求人が見つかる
国内3位、高年収求人領域では国内No.1の転職エージェント
外資系企業やコンサル、管理職/専門職への転職サポートに強み
ポイント
- 年収600〜1500万円の高年収の非公開求人を大量に保有
- 30〜40代のマネジメント層や専門スキルを持った方向けの求人も多数
- 業界・職種別コンサルタントによるレベルの高いサポートを受けられる
大手や人気企業の求人を多数保有!大手エージェント
大手エージェントには、全業界・職種の求人が集まっています。さらに、大手企業や人気企業の求人を独占で持っていることも。
幅広い選択肢の中から求人を提案してもらいたい、大手企業や人気企業への転職を検討しているという方は必ず登録しておきましょう。
CMでおなじみ!転職者満足度No1!
豊富な求人数に加えて、専任アドバイザーの手厚いサポートが強み
ポイント
- リクルートと並ぶ、実績豊富な国内最大級の転職エージェント
- 10万件を超える求人から、厳選して紹介を紹介してくれる数少ないエージェント
- リクルートが保有していない有名企業の求人に出会える可能性が高い
業界No.1!転職者の8割が利用している
国内最大の定番エージェント
ポイント
- 求人数が業界No.1!人気企業・大手企業の非公開求人を多数保有
- 数の強みを活かした幅広い業界・職種の提案が可能
- たくさんの求人の中から比較検討できる
20代の登録者数No.1!
20代・第二新卒向けの非公開求人を多数保有
ポイント
- 新卒サイトの掲載社数No.1!若手層を採用したい企業とのコネクションが豊富
- 20代向けの全業界・職種の求人を網羅
- 若手層の転職サポート・アドバイスに強い!転職サポートの手厚さに定評あり!
アメックスなど、外資系企業に転職したいなら「JACリクルートメント」がおすすめです。
JACリクルートメントは、元々イギリスを発祥とした外資系エージェントで、外資系企業や高給与層への転職サポートの質は、他のエージェントと比べても非常に高いです。
一般の方には知名度が低いですが、業界売り上げ国内3位・世界9位と、人材業界を代表するエージェントなんですよ。
多くの方にオススメの総合型転職エージェント
リクルートエージェント、マイナビエージェント、dodaといった業界大手のエージェントも、アメックスの非公開求人を持っている可能性が高いです。
ただ大手転職エージェントは、登録者数が非常に多く、人気な外資系企業の求人はすぐになくなってしまう可能性があります。
そもそも求人は企業の状況によって常に出しているものではないので、大手転職エージェントでは、余計にチャンスが少なくなってしまう可能性があります。
少ないチャンスを生かすために、JACリクルートメントを含め、計2〜3社ほど登録し、求人が出たら即座に応募するのが良いです。