30代がホワイト企業に転職するには?探し方や注意点を紹介

ホワイト企業 転職 30代

    本記事では、30代でホワイト企業への転職をしたいと考えている方に向けて「ホワイト企業の特徴」や「ホワイト企業を探す方法」について解説しています。

    また「30代でホワイト企業へ転職する際の注意点や転職活動におけるポイント」や「おすすめの転職エージェント」も紹介しているので参考にしてみてください。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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30代からホワイト企業に転職することは可能

ホワイト企業へ転職したいと考えている方は多いと思いますが、30代からホワイト企業へ転職することはできるのか、30代の転職でホワイト企業へ転職するためにはどうすればいいのか気になる方も多いと思います。

30代で転職を考えている方の中には「ホワイト企業なんて本当にあるの?」「自分にはホワイト企業への転職は無理だろうな…」と感じてしまっている方もいるかもしれませんが、どんな方でも30代からホワイト企業へ転職できる可能性はあります。

もちろん、ホワイト企業は人気があり競争率が高いためタイミング次第では求人が出ていないこともありますが、求人の中にはしっかりと確認すれば自分にとってホワイトと呼べるような好条件の求人はたくさんあります。

ですが、そもそも「ホワイト企業はどうやって探せばいいのかがわからない」という方も多いと思うので、本記事ではホワイト企業へ転職する方へホワイト企業の特徴や具体的な探し方・見分け方を紹介していくので参考にしてみてください。

ホワイト企業のランキングについては、以下の記事でも紹介しています。

ホワイト企業と呼ばれる企業の6つの特徴

ホワイト企業には明確な基準はありませんが、以下のようにいくつか共通している特徴はあります。

本項で紹介する内容に複数当てはまっていればホワイト企業である可能性が高いので企業探しの参考にしてみてください。

同じ業界や職種と比べて離職率が低い

ホワイト企業と呼ばれる企業の多くに共通している特徴の一つとして挙げられるのが「同じ業界や職種と比べて離職率が低い」という点です。

2021年12月に厚生労働省が公表した「令和3年上半期雇用動向調査結果の概況」では業界全体の平均離職率は8.1%、業界別の離職率は4.3%〜15.6%となっており、業界別によって離職率の平均値には大きな開きあります。

業界経験者であれば、数値を見て特定の業界の離職率が高い理由を理解できる方も多いと思いますが、ホワイト企業と呼ばれる企業では同じ業界や職種で挙げられている平均離職率よりも数値が低いことが多いです。

そのため、転職活動の際には希望する業界や職種の平均離職率を調べた上で、気になる企業の離職率がどれくらいなのかをしっかりとチェックしておくと、ブラック企業に応募してしまう可能性を下げることができるでしょう。

企業の成長率の伸びがあり将来性が高い

ホワイト企業と呼ばれる企業は大手企業・中小企業・ベンチャー企業に関わらず業績が安定して伸びていたり、成長率に伸びがあって将来性ある企業であること多いです。

業績が安定していれば従業員が働きやすい環境を整える余裕ができたり、業績が良ければボーナスで還元できたりするため「職場環境が整っている」「他の企業よりも年収の水準が高い」といったホワイト企業に当てはまる状態を作りやすくなります。

また、業績が伸びていて成長性の高い企業であれば、優秀な人材を確保するために年収を高く設定していることも多く、より企業が安定的に成長していけば年収の水準も上がっていく可能性が高いです。

企業の業績が安定していることや成長率に伸びがあり将来性が高いことはホワイト企業とになるために必要な環境を作るために重要な要素のため、転職活動の際には企業の業績や成長率、将来性の高さも加味して選んでいくのも良いでしょう。

同じ業界や職種と比べて年収が高い

ホワイト企業と呼ばれる企業では、同じ業界や職種の中でも比較的年収の水準が高い傾向にあることが多いです。

年収を高く設定できるということは業績が安定していたり、事業拡大のために年収を高く設定して優秀な人材を確保したいというケースも多いので、企業の成長性や将来性を判断する基準としてはわかりやすい指標になるでしょう。

ですが、年収の高い要因の中には「業界的に激務で離職率が高い」「求められる業務のレベルが高い」などの要因もあるため、年収が高いことが必ずしもホワイト企業に当てはまるというわけではないということは覚えておいてください。

そのため、もし年収アップのために転職を考えている方は、業界の平均年収と企業の提示年収で企業を絞っていき、その中で残業時間や離職率などの要因もしっかりと確認して企業を厳選していくとより良い求人を探すことができるでしょう。

残業が少なくワークライフバランスがとりやすい

ホワイト企業として認識されている企業に共通する特徴の中には「残業時間が少なくてワークライフバランスがとりやすい環境が整っている」という点も挙げられるでしょう。

業界によって平均残業時間は異なりますが、社員の口コミ調査を行う「OpenWork」が2021年12月に発表した「残業と有給 10年の変化」では、2021年の業界全体の平均残業時間は24時間という数値が算出されています。

また、残業時間が多くなりがちな業界でもホワイト企業では「特定の時間になるとPCの電源が落ちて使えなくなる」「ノー残業デーを実施している」などサービス残業をなくしたり、意図的に残業時間を減らす取り組みをしていることも多いです。

年収が高くても激務で体調を崩してしまっては本末転倒なので、企業選びで年収を優先している方は、同時に業界の平均残業時間と比べてどれくらいなのか、ワークライフバランスがとりやすいかどうかも意識していくと良いでしょう。

職場環境が整っていて働きやすい

ホワイト企業と呼ばれる企業では従業員が働きやすいようにフレックスタイム制を導入していたり、リモートワークを推奨していたりと従業員が働きやすいように環境を積極的に整えていることも多いです。

コロナの影響でリモートワークを導入する企業は増えている状況ですが、リモートワークは通勤時間が節約できてワークライフバランスがとりやすくなるといったメリットもあるため、業務に支障がない範囲でリモート勤務を推奨している企業も多いです。

また、ホワイト企業では社内環境だけではなく、リモート環境で効率的に働けるような環境の整備や新卒・中途人材への教育のために情報共有がしやすい環境を作るなどの取り組みを積極的にしています。

その他にも、ホワイト企業の中には「社内の人間関係が良い」「働き方に自由度がある」「快適な空間を提供している」などの特徴もあるため、ホワイト企業かどうか見極めたい場合には企業の雰囲気や社内環境や制度なども判断基準となるでしょう。

福利厚生が充実していて満足度が高い

業績が安定していて職場環境を整える余裕がある企業では、福利厚生を充実させて従業員がより働きやすい環境を作ろうとしている企業も多く、福利厚生が充実していることで社員にもメリットがあるため満足度が高くなりやすいです。

最近では福利厚生のプラットフォームを提供するサービスも出てきていますが、企業によって導入している福利厚生には違いがあり、どの福利厚生が多いかで企業がどこに力を入れているかを判断することができます。

  • 住宅手当関連
    家賃補助・社員寮/社宅の提供

  • 健康・医療関連
    健康診断の実施・カウンセラーの設置

  • 育児・介護関連
    育児休暇制度の導入・フレックス/時短勤務制度の導入・託児所/保育所設置

  • 自己啓発関連
    資格取得手当・社内勉強会の実施

  • 業務・職場環境関連
    リモート環境の提供・社内販売/カフェブースの設置

  • 文化・体育・レクリエーション
    ランチ/飲み会費用の補助・社員旅行の実施

福利厚生には、従業員を雇用する事業者に義務付けられている法定福利厚生と企業が任意で導入する法定外福利厚生がありますが、ホワイト企業では従業員の満足度向上や業務の効率化につながるような福利厚生を導入している企業も多いです。

また、福利厚生は従業員の家族にも適応されるようなものもあるため、転職において福利厚生の内容や働きやすさを重視している方は、企業がどのような福利厚生を導入しているかを確認していくと良いでしょう。

転職エージェント末永 末永

ホワイト企業を探したいのであれば、幅広い業界の求人を取り扱っている大手転職エージェントを活用するのがおすすめです。


大手転職エージェントでは、非公開となっている優良求人を紹介してもらえる可能性も高いのでホワイト企業を探したい方は積極的に活用していくと良いでしょう。

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30代からの転職活動でホワイト企業を探す際のポイント

転職活動を進める際に気になった企業がホワイト企業かどうか見分けるにはどうすればいいのか気になる方もいると思います。

そこで、本項では30代からの転職活動でホワイト企業を探す際の4つのポイントについて紹介していきます。

気になる求人の記載されている情報を比較する

数多くの求人からホワイト企業かどうかを見分けるのは大変ですが、転職活動において効率的にホワイト企業を探したいのであれば求人に記載されている情報を比較していくのが効果的です。

転職活動では希望の業界・業種から絞っていき、その中でも自分の中で優先度の高い条件で探せばある程度求人数絞ることはできますが、その中でもホワイト企業を見つけていくためには以下のようなポイントに着目していくのが良いでしょう。

  • 業界の平均と企業の残業時間や離職率の比較
  • 年間休日と内訳がどれくらいかの比較
  • 福利厚生や企業が力を入れている点で比較
  • 入社後の教育環境などの職場環境で比較
  • 勤務時間や残業時間、転勤の有無で比較

気になる求人が複数ある場合や、求人が多くてどのような基準で比較していけばいいかわからない方は上記の内容を参考に、自分の希望の優先順位や条件とのマッチ度で判断していくと効率的です。

また、残業時間や年間休日の日数なども企業によって変わるため業界の平均と比較して多くないか、年間休日は120日以上(土日祝日休み)あるかどうか、休日の内訳に有給消化が含まれていないかなどを見ることも忘れないようにしましょう。

気になる企業を口コミサイトで検索してみる

気になる企業を調べるときに求人票や企業サイトだけでは実際に働いている人の本音が分かりづらいと感じている方は、口コミサイトを利用して情報収集してみるのもおすすめです。

口コミサイトでは企業で働いている人や実際に働いていいた人が企業の実態について口コミを投稿しているため、求人票やサイトには載っていない部分の情報を知ることができるでしょう。

ですが、口コミサイトを利用する際に注意して欲しいのが「投稿者の多くが退職した人であり不満を感じたから口コミサイトに投稿したケースも多くネガティブな情報が多い」ということです。

そのため、口コミサイト内の情報内容を真に受けて判断してしまうと正確な求人選びができなくなるため、あくまで口コミは求人票や企業サイトなどで集めた情報と比較するために活用する程度に留めておくようにしましょう。

安全衛生優良企業マーク推進機構で企業を検索する

気になる求人がホワイト企業かどうか知るために有効な方法として挙げられるのが「安全衛生優良企業マーク(ホワイトマーク)」に認定されている企業かどうかを検索してみるという方法です。

「安全衛生優良企業マーク(ホワイトマーク)」は、安全衛生優良企業マーク推進機構が評価及び認定と公開をしており、厚生労働省の「安全衛生優良企業公表制度」の取り組みの一環なので信頼性高い認定となっています。

安全衛生優良企業マーク推進機構が認定しているマークには「安全衛生優良企業マーク(ホワイトマーク)」を含めて6つの認定があり、それぞれ以下のような内容を基準に選定されています。

  • 安全衛生優良企業認定(ホワイトマーク)
    ホワイト企業マークの中で最も認定基準が厳しく信頼性の高い認定

  • 健康経営優良法人 大規模ホワイト500認定
    健康経営の実践で特に優良な取り組みを行った大規模法人を顕彰する認定

  • 健康経営優良法人 中小規模ブライト500認定
    健康経営の実践で特に優良な取り組みを行った中小規模法人を顕彰する認定

  • ユースエール認定
    新卒層の積極的な採用と育成に取り組む中小企業を認定する制度

  • くるみんマーク認定
    育休取得や時短勤務など子育て支援を推進する企業を認定する制度

  • えるぼしマーク認定
    女性の採用や活躍を積極的に推進する企業を認定する制度

上記の認定は企業が従業員のことを考えた企業運営を行なっている客観的な証明となるため信頼性が高く、いづれかのマーク認定がされていればホワイト企業や優良企業であると考えて良いでしょう。

また、それぞれのマーク認定では企業検索ができるため、ホワイト企業だけではなく子育て世代や女性の働きやすい環境が整っている企業を探しているという方はマークから企業選びをしていくのもおすすめです。

転職エージェントや企業担当に質問してみる

企業の実情を知るためには求人で情報を比較したり、口コミサイトで情報収集をしたりする方法以外には、面接時に直接面接官から話を聞くのが主な方法ですが、実際に面接の逆質問で聞きづらいこともあるでしょう。

面接時の逆質問では、社内の雰囲気や仕事のやりがいや大変なことなど現場の声を聞くことができるため有用ですが、どうしても休日や残業に関することや福利厚生や有給の取得状況など聞きづらいこともあると思います。

また、面接時に人事考課やボーナス金額、その他条件面に関する質問など現場担当では答えられないようなこともあるため、気になるけど質問しづらいということは転職エージェントの担当エージェントや企業担当へ質問してみるのも良いでしょう。

社内情報で公開できないこともありますが、直接聞きづらいこともで企業担当を経由して企業から回答を得ることができるため必要に応じて企業担当に質問することで疑問が解消できる可能性も高いのでおすすめです。

ホワイト企業への転職を検討する際の注意点

30代からの転職でホワイト企業への転職を目指したいという方は、転職活動の前にいくつか注意しておいて欲しい点があります。

本項では、ホワイト企業への転職を検討する際の注意点について4つ紹介するので参考にしてみてください。

ホワイト企業は人気で競争率も高い

ホワイト企業への転職を検討する際に一番注意しておかなければいけない点として挙げられるのが「ホワイト企業だからこそ人気があり競争率が高い」という点です。

競争率が高い企業といえば大手企業がありますが、中小・ベンチャー企業でも成長率が高く将来性が高い企業やホワイト企業のように従業員の満足度が高くて働きやすい環境が整っている企業も人気の求人として取り扱われています。

特に、求人サイトや転職エージェントで公開されている求人の場合には多くの人が閲覧することができるため競争率が高くなる傾向にあり、良い求人にはスキルが高い人材や実績のある人材が応募してくることも多いため転職難易度は高くなります。

また、転職エージェントの中には非公開求人として応募者を限定している企業も多いですが、だからこそマッチ度が高い人材が応募することが多く競争率が高いため、紹介されたからといって選考に通るとは限らないということは覚えておきましょう。

30代から転職する場合には相応の能力や実績が求められる

20代からの転職であれば未経験の業界でもホワイト企業へ転職することは可能かもしれませんが、30代になってくると実務経験があることが採用の基準になっていたり、マネジメント経験など相応の能力や実績が求められるようになってきます。

ですので、30代から未経験の職種にチャレンジしたり、年齢相応の実績が残せていない場合はホワイト企業のような競争率が高い企業では競争に負けてしまう可能性もあるので注意が必要です。

そのため、30代からホワイト企業への転職を試みる場合には自分の強みとなるスキルや経験を活かせる仕事に絞って探していき、マネジメント経験などがある場合には積極的にアピールしていくことも必要だということは覚えておきましょう。

また、マネジメント経験がなくても仕事で結果を残してきたのであればホワイト企業でも十分に評価される可能性があるので、転職活動の際にはまず自分のスキルや実績の棚卸しをして強みやアピールポイントをまとめておくことが大切です。

競合への転職は規則で禁止されていることも

30代からの転職の場合、経験を活かして転職を有利に進めていくために同じ業界での転職を試みるという方多いですが、企業によっては就業規則で競合への転職が禁止されていることもあるので注意が必要です。

大手企業から中小企業・ベンチャー企業へ転職する場合、大手企業でのノウハウは大きなアピールポイントになりますが、転職を有利に進めるために社内の情報を持ち出してしまうと秘密保持義務違反や競業避止義務に抵触するケースもあります。

法律では「職業選択の自由」が認められているため、退職後・転職後に競合企業への転職すること自体は問題ありませんが、自分の転職が有利に進むからといって企業の営業機密などを不正に使用した場合には処分を受ける可能性もあるでしょう。

そのため、転職時には「就業規則で転職先について記載されているか」「自身の知っている情報の中に営業秘密や企業機密の情報がないかどうか」は事前に確認しておくことが大切です。

ホワイト企業だからと言って年収が上がるとは限らない

ホワイト企業の特徴の中で「成長性あって将来性が高い企業は業績も安定していて、年収も高い水準にあることが多い」とお伝えしましたが、ホワイト企業だからといって必ずしも年収が上がるとは限らないという点には注意が必要です。

ホワイト企業では業界や職種の中では平均年収は高い傾向にはありますが、会社の規模や企業内での平均年収、役職の有無、担当業務範囲で年収も変わるため、既に年収が高い場合には年収アップが難しい可能性もあります。

また、未経験の業界や職種へ転職したり、都心から地方へ転職した場合も年収の水準も都道府県で変わるため、既存の年収が高い場合は年収が下がってしまう可能性もあるのです。

そのため、現時点で平均年収が高い方は状況によって年収が下がる可能性もあるということには注意しておいて、年収アップを目指す場合にはハイクラス向けの転職エージェントを活用していくようにしましょう。

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また、転職エージェント以外にもビズリーチのようなスカウト型のハイクラス求人サイトも活用することで、希望の年収に合う求人を効率的に見つけることができるでしょう。

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30代でホワイト企業への転職活動のポイント

30代でホワイト企業への転職がしたいと考えている方は転職活動で以下のポイントを意識して進めていくとより効率的に求人探しや希望に沿った企業への転職を進めることができるでしょう。

30代からの転職では自分の希望に沿った企業選びが大切

30代からホワイト企業へ転職をすることは可能ですが、30代からの転職の場合にはホワイト企業かどうか以上に、自分のキャリア志向や希望条件に沿っている企業かどうかの方が大切になってきます。

例えば「収入を上げて金銭的な余裕が欲しい」「新しいことにチャレンジしたい」「スキルアップやキャリアアップを目指したい」など、転職理由は人それぞれですが、ホワイト企業だからといって全てが実現できるわけではありません。

ホワイト企業では年収の水準が高くなる傾向はありますが、企業の成長フェーズや方針によっては必ずしも新しいことにチャレンジできるわけではなく、スキルアップやキャリアアップを目指したい場合でも希望のポジションで働けない可能性もあります。

逆に、ホワイト企業とは呼べなくても年収が高く、新しいことにチャレンジしやすい環境がある企業もあり、キャリアアップやスキルアップを目指す場合には中小・ベンチャー企業の方が適しているケースも多いです。

ですので、30代で転職活動をする場合にはホワイト企業に転職にこだわりすぎずに、自分のキャリア志向や優先度が高い条件にマッチする企業を中心に選んでいくとより納得のできる転職にすることができるでしょう。

条件の優先順位と許容範囲を明確にする

転職活動において「転職目的」と「希望条件」は転職の軸となる重要な指標になりますが、希望条件を決める際には「条件の優先順位」と「緩和しても良い条件の有無」「緩和する場合の許容範囲」を決めておくことが大切です。

転職目的には「年収アップ」「スキル・キャリアアップ」「働き方を変えたい」「新しいことにチャレンジしたい」などの理由が多いですが、それぞれの目的に合わせて希望の条件を決める場合には以下のような内容も考慮する必要が出てきます。

  • 年収アップを目指したい場合
    希望年収の金額・最低限欲しい年収の基準・残業時間や休日の希望と許容範囲・金銭面の手当ての有無 etc..

  • スキル・キャリアアップを目指したい場合
    仕事内容や業務範囲・最低限必要な年収の基準・残業時間や休日の希望と許容範囲・学習補助や勉強会などの福利厚生の有無 etc..

  • 働き方を変えたい
    最低限必要な年収の基準・残業時間や休日の希望と許容範囲・リモート勤務やフレックス制度の有無・休暇関連の福利厚生の希望

  • 新しいことにチャレンジしたい
    希望の仕事内容・最低限必要な年収の基準・残業時間や休日の希望と許容範囲・新しいことにチャレンジできる環境の有無 etc..

上記の内容は一例なので、自身の状況や希望に応じて自分なりの基準で考えていく方が良いですが、目的によってどのような点に着目して考えればいいかの参考にしてみてください。

また、条件の優先順位を明確にすると企業選びでも指標が明確になるため、希望条件と緩和できる条件、最低ラインとなる条件の水準を事前に考えておくことでより効率的に求人探しができるので、転職活動をする際には事前に考えておきましょう。

自身の実績やキャリアとの親和性のある企業を選ぶ

30代からホワイト企業への転職をしたい場合には、自身の経験や強みを活かして企業に貢献できるかどうかが重要なため、求人や企業選びの際には自分の実績やキャリアとの親和性のある企業を選んでいくことをおすすめします。

自身の実績やキャリアとの親和性を考慮した企業選びをする場合には、転職活動の前にしっかりと自分のキャリアの希望や今までの業務経験・実績をまとめていくことが大切なので、自己分析とキャリアプランの設計はしっかりと行うようにしましょう。

特に30代の転職の場合には20代の時よりも求められるスキルが高くなることから転職難易度も高くなるため、事前準備ができているか、キャリアとの親和性を意識した転職活動ができているかが転職の成功に関わってきます。

ですので、30代の転職だからこそしっかりと将来設計を考えてキャリア志向や希望条件を明確にした上でミスマッチのない企業選びをしていけるような準備が大切になるのです。

ですが、中には自己分析やキャリアプラン設計のやり方がわからないという方もいると思うので、プロに相談をした上で自分の希望を整理してから転職活動を進めていくようにしましょう。

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自己分析やキャリアプランの相談をしたい人はマジキャリがおすすめです。

マジキャリは1対1で自己分析をおこない、自己分析結果を踏まえてあなたの適性や志向性を加味したオリジナルのキャリアプラン設計をサポートしてくれるキャリア相談です。

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ただ「ホワイト企業に転職したい」だけでなく、「ホワイト企業に転職した後何がしたいのか」を言語化してくれるので説得力のあるキャリアプランをアピールすることができるので転職の面接通過率が上がりやすいです。

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以下の記事では、自己分析のやり方と適切な転職相談相手について紹介しています。あわせて読んでみてください。

目的に合った転職エージェントを活用すること

転職活動において転職エージェントの活用は有効な手段ですが、30代からホワイト企業や希望の条件を満たす企業を探していきたいのであれば、目的に合った転職エージェントを活用していくことが重要です。

転職エージェントにも「幅広い業界の求人取り扱う大手転職エージェント」「特定の業界に特化している業界特化型エージェント」「マネジメント系・高年収・未経験歓迎など特定の条件の求人に特化したエージェント」などいくつか種類があります。

また、転職エージェントによっては特定の企業とパイプがあり、その転職エージェントでしか取り扱っていない非公開求人を保有していることもあるため、上手く活用していくことで独自の優良求人も見つけやすくなるでしょう。

転職エージェントに登録する場合には3社〜5社程度に登録して希望の求人を紹介してくれるエージェントを優先して利用していくと効率的に求人を探すことができるので、まずは目的に合うエージェントを探して登録していくようにしましょう。

30代の転職におすすめの転職エージェント

30代からホワイト企業への転職を考えているのであれば、転職エージェントを積極的に活用していくようにしましょう。

転職エージェントでは、キャリア相談から自己分析のサポート、希望に沿った求人の紹介、企業情報の共有や面接時のアドバイスなど手厚い転職支援をしてくれるため、効率的に転職活動を進めることができます。

また、30代から転職する場合には「幅広い業界の求人を取り扱っている大手転職エージェント」や「マネジメント層の求人や高年収の求人などのハイクラス求人を取り扱っている転職エージェント」を利用していくのがおすすめです。

それぞれ、転職エージェントでも求人保有数や特徴に違いがあるため、気になったエージェントは一度チェックしてみると良いでしょう。

大手や人気企業の求人を多数保有!大手エージェント

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大手エージェントには、全業界・職種の求人が集まっています。さらに、大手企業や人気企業の求人を独占で持っていることも。
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