未経験職種の転職は何歳まで?年齢や経験・スキルごとに解説!
「今の仕事が合わないかも...」、「そろそろ違う仕事に転職したい」と感じていませんか?
「転職はしたいけれども、何歳までだったら未経験でも受け入れてくれるのか?」不明な点は多いかと思います。
この記事では、未経験から転職する際の年齢別の転職難易度や選考のポイントについて詳しく解説します。
また、転職成功のコツや未経験におすすめの職種も併せて紹介します。
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未経験転職は何歳まで?
基本的に、未経験かどうかに関わらず「転職は何歳まで」といった決まりはありません。
厚生労働省によると求人募集・採用において、年齢制限をかけることは法律で禁止されています。
年齢制限禁止の義務化は、個々人の能力、適性を判断して募集・採用することで、一人ひとりにより均等な働く機会が与えられるようにすることを目的としています。
以上の背景から、年齢によって採用の合否を判断することは法に反しており、未経験であっても年齢のみによって転職ができない訳ではないことを示唆しています。
また、厚生労働省の令和4年雇用動向調査結果の概況によると、20代・30代だけではなく、40代・50代にも入転職者は存在しており、幅広い年齢を通して転職は行われています。
年齢 | 転職入職率 |
---|---|
20代 | 14.7% |
30代 | 10.5% |
30代 | 7.1% |
40代 | 7.0% |
職種未経験の転職には年齢制限がある
年齢問わず転職活動は行われていますが、転職の方向性にはいくつかパターンがあります。
以下では転職のパターンを紹介しながら、年齢との関係性について解説します。
転職の方向性4パターン
基本的に、仕事は「業界」と「職種」によって構成されています。
例えば、金融業界(業界)の営業職(職種)、メーカー(業界)の営業職(職種)のようなものが挙げられます。
このように、業界と職種の組み合わせによって転職先を選択します。
以下では転職する業界と職種の方向性を4パターン紹介します。
転職の方向性 | 具体例 |
---|---|
異業界/異職種 | 金融業界/営業職 ↓ IT・WEB業界/マーケティング職 |
異業界/同職種 | 金融業界/営業職 ↓ 人材業界/営業職 |
同業界/異職種 | 金融業界/営業職 ↓ 金融業界/企画職 |
同業界/同職種 | 金融業界/営業職 ↓ 金融業界/営業職 |
基本的には、「異業界/異職種」転職が最も難しいとされています。理由は、現職の業界知識や職種経験を直接的に活かすことができず、即戦力化しにくいからです。
一方、「同業界/同職種」転職は、現職の業界知識や職種経験を直接的に活かすことができ、即戦力化が期待されるため転職難易度は低いです。
末永
年齢別の転職難易度
実は、この転職のパターンと年齢には大きな関係があり、転職市場では年齢に応じて以下のような判断をされる傾向にあります。
23歳 | 入社1年目ですぐにドロップアウトしたと見なされ、転職は非常に不利。 |
---|---|
24~27歳 | 未経験でも第二新卒層として採用されやすい。 |
28~29歳 | 職種経験が求められなくても比較的採用されやすい。 |
30~33歳 | 業界・職種経験はあって当たり前で、できればマネジメント経験を持っていてほしい。 |
34~36歳 | 業界・職種経験はあって当たり前で、さらにマネジメント経験があることも当然になる。 |
37歳以上 | そもそも転職が難しくなり、よほどの専門能力やマネジメントの高い実績がないと、転職が難しくなる。 |
会社も長期的な就業や即戦力化のための環境作りを試みますが、社内状況に応じて、新入社員の育成・マネジメントに費やせる工数が変わります。そのため年齢に応じて、あらかじめ求めているスキルや経験値を考慮して求人募集や選考をしている企業も多くあります。
20代は未経験業界・職種に転職しやすいですが、30代以降では業界・職種経験はもちろんのこと、マネジメントスキルを求められることが多く、未経験からの転職は難しくなります。
未経験からキャリアチェンジを目指す場合は、20代のうちに済ませておくと良いでしょう。
末永
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【年齢別】未経験職種への転職難易度
前述の通り、転職のパターンや年齢によって転職の難易度が異なります。
以下では、20代、30代、40代の転職難易度を説明します。
以下に点数の評価基準を記載します。
※「もっと見る」をクリックすると詳細が出てきます。
点数の評価基準
- ★が多くなるにつれて転職難易度は上がる
- 年齢ごとに必要なスキルを定義化し点数に加える
- ★0.5:「マインド/スタンス」→やる気や素直さ
- ★1.0:「ポータブルスキル」→仕事の進め方や言語化能力
- ★1.0:「テクニカルスキル」→職能的な専門スキルや実績
- ★1.0:「マネジメントスキル」→自分の業務以外の業務を扱える力
- 20代は「マインド/スタンス」、「ポータブルスキル」が必須なので★1.5を加点する。
- 30代は「マインド/スタンス」、「ポータブルスキル」は必須。また、「マネジメントスキル」が必要な場合のもあるので、★0.5を追加し、★2.0を加点する。
- 40代は「マインド/スタンス」、「ポータブルスキル」、「テクニカルスキル」、「マネジメントスキル」が必須なので、★3.5を加点する。
- 異業界への転職だと、★0.5を加点する。
- 異業業界への転職だと、★1.0を加点する。
20代の未経験転職の難易度
20代は一定の育成を考慮され採用されるケースが多いです。そのため、専門的な「テクニカルスキル」よりも、仕事への意欲や取り組む姿勢などの「マインド/スタンス」、どの仕事にも通用する「ポータブルスキル」が重要視されます。
以下では、20代の各転職パターンの難易度を解説します。
※★が多い方が転職難易度が高くなっています。
3
いちから業界知識や職種経験を積む必要があるため、20代の中で最もハードルの高い転職方法です。
しかし、育成を前提とした採用をされやすい傾向にあるので、他の年齢と比べると最もチャンスがあります。
2
選考を受ける業界にもよりますが、現職の職種経験を転用して活躍が見込めるため難易度は低いと言えます。
2.5
全く異なる職種経験を積むことになるので業務上アピールできる経験が少なくなります。
しかし、業界知識や関連職種の人と働いたことのある経験を活かすことができるため、転職難易度は中程度と言えます。
1.5
現在の業界知識や職種経験を活かして転職できるので、即戦力化が期待されます。よって転職の難易度は低いと言えます。
末永
全体的に年齢によるハードルが一番低い時期です。他の業界または職種へキャリアチェンジしたい場合は20代のうちに進めておくことをおすすめします。
以下に、未経験から転職を目指す20代の方に向けた関連記事を紹介します。転職のためのコツを詳細に解説しているので合わせてご覧ください!
30代の未経験転職難易度
20代に比べると未経験職種や転職そのものが難しくなります。
30代になると即戦力人材として、職種経験や実績などの「テクニカルスキル」を求められます。また、マネジメント経験が求められている場合もあるので転職の難易度が上がります。
以下では、30代の各転職パターンの難易度を解説します。
※★が多い方が転職難易度が高くなっています。
4.5
20代で積み上げた業務経験を変更し、いちからキャリアを積み上げる必要があるので非常に難易度は高いと言えます。
3.5
現職での職務経験や実績、マネジメントの経験があれば、異業界であったとしてもキャリアチェンジの可能性はあります。
4
経験業界であったとしても、職種を変えた転職は難易度は高いです。
直接的な職種経験はなくとも、現職の業務を通じて間接的に関わりを持っている場合や、個人的にもその職種に関わる仕事をしている場合は評価されることもあります。
3
30代の場合は、「同業界/同職種」への転職が最もハードルの低い転職方法です。なぜなら現職の業界知識や業務経験を直接的に活かすことができるので即戦力として期待されやすいからです。
末永
30代は20代のうちに積み上げた「テクニカルスキル」が評価されやすいため、職種経験を活かして、同業界または親和性のある異業界へ転職できる可能性は上がります。
以下に、30代の転職事情について詳細に解説している関連記事を紹介していますので、合わせてご確認ください!
40代の未経験転職の難易度
30代に比べると更に転職は難しくなります。
業界での専門的な「テクニカルスキル」が求められる上に、管理者として「マネジメントスキル」が求められるからです。
以下では、40代の各転職パターンの難易度を解説します。
※★が多い方が転職難易度が高くなっています。
5
いちからキャリアを積み上げる必要があるので、よほどの経験がない限り、転職は難しくなります。
4
異職種へのキャリアチェンジは難しいですが、現職での業務経験とマネジメントの経験があれば、キャリアチェンジの可能性はあります。
4.5
全く異なる職種であれば、同業界であったとしても転職は難しい可能性は高いです。
3.5
40代の場合も30代と同じく同業界/同職種への転職が最もハードルの低い転職方法と言えます。なぜなら現職の業務経験とマネジメントのスキルを活かすことができるので、即戦力として期待されやすいからです。
末永
40代から未経験の職種にチャレンジするのは非常に難しいです。
長年培ってきた職種経験やマネジメント経験を活かし、同業界および同職種への転職だとアピールポイントが多く、転職できる可能性は上がります。
以下に40代の転職事情について詳細に解説しています。未経験から転職できる職種も紹介しているのであわせてご覧ください!
【年齢別】未経験転職で企業が評価するポイント
以下では、企業が選考を通じて転職者を評価しているポイントを詳細に紹介します。
特に、未経験の場合は、アピールすべきポイントが分からないことも多いので、ぜひ参考にしてください。
20代に対して企業が評価するポイント
ポテンシャル人材としてみられやすい20代は以下について評価されます。
- 柔軟性や素直さ
- 一般的なビジネスコミュニケーション
- ポータブルスキル
20代は入社後の成長を加味して採用される傾向にあるので、職種経験がないことは問題ではありません。
その分、仕事で頑張りたいという熱意や自分のやり方に固執しない「柔軟性や素直さ」といった仕事への姿勢が評価されます。
加えて、一般的なビジネスコミュニケーションも重要です。質問に対して結論ファーストで答えることや、分かりやすく簡潔に話すことが意識できると評価されやすいです。
末永
また、どの仕事においても活躍するために必要な「ポータブルスキル」を求められます。現職で成果を上げた過程や考え方を面接官に分かりやすく伝えられるようにしましょう。
現職でやってきたことが希望の職種でどのように活きるかをアピールできると評価されやすいです。
以下に「ポータブルスキル」について詳細に解説している関連記事を紹介します。転職のみならず仕事において大切なスキルなので合わせてご覧ください!
30代に対して企業が評価するポイント
企業から即戦力として採用されやすい30代は以下の3点について評価されます。
- テクニカルスキル
- マネジメントスキル
- 柔軟な対応力
30代は新卒に投じていた育成過程は既に終了しているため、即戦力で活躍することやマネジメント経験が求められる年次です。そのため「テクニカルスキル」やその業務での実績、「マネジメントスキル」を評価します。
また、上司が年下になる可能性も高く、仕事の進め方も転職先のやり方に合わせる必要があるため、人間関係や仕事内容に対する「柔軟な対応力」も求められます。
末永
柔軟な対応やいちから学び直すつもりでいるかどうかは面接の中でも見られるポイントですね。
40代に対して企業が評価するポイント
経歴を重ね経験が豊富な40代は以下の3点について評価されます。
- テクニカルスキル
- マネジメントスキル
- 謙虚な姿勢
40代は職種の専門的なスキルのみならず、会社の中でもマネジメントが必要な役職につくことも多く、マネジメント経験を求められます。
また、40代になると後輩や部下が多く、プライドが高い人も珍しくありません。
自信があるのはいいですが、度が過ぎると採用担当に「上司や先輩社員と人間関係でトラブルになる可能性が高い」と判断されてしまいます。
謙虚さや素直さを持って行動できるかという点は非常に重要です。
末永
40代だとスキルが豊富な人も多く見落としがちですが、気持ちの良いコミュニケーションができるかどうかは年齢問わずとても重要です。
【年齢別】未経験転職の成功事例
実際に未経験からの転職を成功させた事例について年齢別に紹介します。
転職活動を通じて意識した点やコツについても記載しているので、ぜひ参考にしてください。
20代の転職成功事例
以下では、実際に末永がサポートしてきた20代の転職成功事例を紹介します。
未経験の業界や職種に転職している事例を挙げているので、ぜひ参考にしてください。
20代
男性
塾講師から無形商材の営業職に転職しました。
新規開拓のようなタフな営業経験はなかったので、現職の成果や学生時代の部活経験など営業職でも活かせるような伝え方の工夫をしました。
20代
女性
アパレル販売職からwebマーケターに転職しました。
販売とは全く異なる仕事だったため、「なぜ、マーケティング業務が必要なのか?」を重点的に考え、転職理由や将来のやりたいことを一貫して伝えられるよう意識していました。
末永
未経験だからこそ仕事の進め方や成果の出し方を希望の職種にマッチさせること、何よりも仕事を通じてやりたいことやその覚悟感を伝えることが重要ですね。
末永
20代から未経験業界や職種へ転職をする場合は、面接対策は必須と言えます。面接対策を含めたサポートが手厚いUZUZがおすすめです。
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30代の転職成功事例
以下では、実際に末永がサポートしてきた30代の転職成功事例を紹介します。
未経験職種の転職事例を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
30代
男性
販売職から有形商材の営業職に転職しました。
経験不足により、面接に通過しない企業も多くありましたが、販売経験だけではなく、店長経験を活かした社員育成の経験を工夫して伝えることを意識していました。
30代
女性
インストラクターから無形商材の営業職に転職しました。
労働時間の改善とキャリアアップを目指し転職しました。常にお客さん起点で行動して成果を出した経験から、人間関係を築く強みを評価して頂き、内定をもらいました。
末永
30代でのキャリアチェンジは20代に比べて難しいですが、現職の業務経験だけではなくマネジメントの経験を通じた関係性作りができる点は非常に評価されますね。
40代の転職成功事例
40代の転職事例に関しては、Yahoo!知恵袋をもとに転職の成功事例を紹介します。
40代から転職する際の応募数や書類通過率なども参考にしてみてください。
40代
男性
二ヶ月半で転職しました。エージェント経由での応募は200社以上。書類通過は20社ほど。内定3社です。
小規模一部上場→大手一部上場に転職できました。毎日企業研究、面接準備を7時間ほどやりました。
40代
男性
自分の場合は、やりたいこととそれが叶う企業が明確で、転職活動を始める前からどの企業がそれにあたるのか常に調べていました。なので、それなりな通過率になったと思います。
末永
事前に転職する理由を明確にしておくこと、徹底的に企業を調べて、行動することが転職を成功させるポイントですね。
末永
30代や40代の場合は求人の選び方や選考の対策が必須です。求人数が多く、面接対策から内定までサポートしてくれる、リクルートエージェント、doda、マイナビエージェントに登録することがおすすめです。
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未経験からでも転職しやすい職種6選
年齢とともに転職の難易度が上がることは前提ですが、未経験でも比較的転職しやすい職種を6つ紹介します。
末永
職種を通じて身に付くスキルやキャリアパスなども紹介しているので、気になる職種があれば検討してみてください!
営業職
営業職にはヒアリング力、提案・交渉力といったコミュニケーション能力が必要とされますが、専門的なスキルは必要とされないので未経験でも転職しやすい職種です。
営業職は、マーケティング職やエンジニア職のように専門的なテクニカルスキルは身につきにくいですが、コミュニケーション能力や課題解決力など、どの業界・職種でも転用できる「ポータブルスキル」を身につけることができます。
また、本人の努力や実績に応じて給与も上げられるため、年収アップやキャリアアップにおいても必要な職種だと言えます。
以下に営業職の仕事内容や営業職から転職しやすい職種を詳しく解説した関連記事を紹介します。営業職について詳しく知りたい人はご覧ください。
ITエンジニア職
様々な企業でITが導入されており、ITエンジニアは需要が高く、人手不足を抱えているため、未経験者でも転職しやすいです。
また、人材の確保が難しいことから自社でいちから教育するという動きも多く見られるため教育・育成の制度がある点も魅力的です。
エンジニアは、特定の業界に対して開発する案件も多く、数年間業務経験を積んだ後に業界知識や専門性を活かして社内SEなどに転職することも可能です。
サービス・販売職
サービス・販売職は専門的なスキルは必要とされず、コミュニケーション能力や臨機応変にタスクを処理する力が求められるので未経験でも転職は可能です。
また、顧客に対して商品を提案する場面も多く、相手のニーズに沿って行動し成果を出す、問題解決の仕事でもあります。
販売職から培ったコミュニケーションや問題解決のスキルを活かし、営業職やマーケティング職として活躍する方も存在しており、営業経験がない人でも比較的始めやすい職種と言えるでしょう。
事務職
エクセルなど簡単なパソコンスキルがあれば採用されやすいです。会社によっては経理事務や営業事務、総務事務と呼ばれることがあります。
営業職から一般事務などキャリアチェンジしやすい職種で、データ入力や書類作成、電話応対など、細かい作業が多くあります。そのため、細かい作業に向いている人が求められます。
また、就業時間も規則的なので、働き方を整えたい人にもおすすめの職種です。
ただ、一般事務は採用倍率が高く、募集をかけるとすぐに埋まってしまいます。そのため都度求人を確認するなどの対応が必要です。
介護職
専門的なスキルは必要とされず、コミュニケーション能力があれば未経験でも採用されやすいです。
また、「初任者研修」や「実務者研修」などの介護職に役立つ資格は働きながら取得できるため、最初は資格なしでも転職可能です。
高齢化が進んでいる中、介護職の需要は今後ますます高まってくるため、平均給料は上がっている傾向にあります。介護福祉士・ケアマネジャーなどの国家資格も取得できるため長期的な就業を見越して働くことも可能です。
製造職
専門的な資格やスキルは必要とされないことに加え、人材の育成や教育をしてくれる職場が多いので、未経験でも採用されやすいです。
中には資格を取得するためにかかる費用を補助してくれる企業もあります。作業工程もマニュアル化されており、経験がなくても活躍を見込める可能性が高いです。
長期就業しながら資格取得できるケースも多いので、長期就業できれば資格や業界の専門知識を活かして転職することも可能です。
末永
比較的未経験からでも採用されやすいですが、デメリットも存在しているため、良い点と悪い点を両方理解した上で選択することが大切ですね。
未経験から転職が難しい業界
先ほどまでは、未経験からでも転職しやすい職種を紹介しましたが、比較的若い年齢であっても経験によって未経験からの転職が難しい場合もあります。
以下では、未経験から比較的転職しにくい業界を紹介します。
金融業界
特にメガバンクなどの大手金融企業は新卒採用の文化が強く、中途人材には即戦力の経験者を求めているケースが多いからです。
また、一概に金融業界全ての求人に当てはまる訳では無いのですが、法人営業経験や厳しいノルマを追った経験などが求められやすいため、未経験からの転職難易度は高いと言えます。
商社
特に総合商社をはじめとして、新卒のうちから大量採用をしています。また、新卒で採用した人材を長期的に育成していく文化が強いため、中途を採用・育成する必要がないのです。
また、職種柄、会社や国、人種の違いを超えて、人を巻き込みながらビジネスを動かしていくことが求められるので、マネジメントスキルも重要視されるスキルの一つです。
場合によっては、専門的な業界知識だけではなく、学歴や高い語学能力が求められるため、未経験からの転職難易度は高いと言えます。
未経験転職のメリット・デメリット
未経験転職は新しい仕事を通じてスキルアップやキャリアアップの期待が膨らみ、魅力的な点も多いですが、失敗するケースがあることも事実です。
以下では、未経験で転職するメリット・デメリットを解説します。
未経験から転職するメリット
未経験から転職するメリットは3つです。
メリット
- 適性を活かした仕事に就ける可能性が高い
- 現職の経験を活かすことができる
- 長期的な年収アップを実現しやすい
もし、現在の仕事が自分に合っていないと感じるなら、環境や仕事内容が合わない可能性があります。その場合、転職することで、より適した環境や仕事に出会うことができます。
また、現職で得た経験を活かしてスキルアップしたい場合も、転職が一つの手段となります。新しい職場での経験や業界の変化を通じて、スキルや知識を向上させることができます。
給与面で不満がある場合も、別の業界や職種に挑戦することで、短期的・中長期的に年収を向上させる可能性があります。新しいフィールドでのチャレンジが新たなキャリアの展望を広げ、経済的な面でも充実感を得ることができるでしょう。
未経験から転職するデメリット
未経験から転職するデメリットは3つです。
デメリット
- 一時的に年収がダウンする可能性がある
- 環境に適応できず、前職とのギャップに苦しむ
- 転職活動が思ったように進まなくなる可能性がある
特に未経験職種の場合、現職と比べてポジションが下がるケースも多く、年収が一時ダウンする可能性があります。一度積み上げたキャリアを捨てていちから積み上げるリスクも考えましょう。
また、前職とは大きく異なる仕事内容や人間関係のギャップに苦しむことが多く、短期離職につながってしまうこともあります。仕事内容や職場環境を入念に調べておく必要があります。
未経験であることから経験者に比べて選考のハードルが上がる可能性があります。選考企業数を増やすことや対策を丁寧に行うなど、長期戦を見越しておけると良いですね。
未経験転職を成功させた人の特徴
未経験で転職を成功させた人にはいくつか共通点があります。
今すぐに転職を考えていない人でも有益な情報になりますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
- 現職で成果を出していること
- 転職したい要因を現職で改善しようと行動していること
- 長期的な視点から転職を考え、トレードオフできていること
未経験業界や業務にチャレンジすることは決して簡単なことではありません。
面接官も「定着して活躍できる人材であるか」という点を様々な面から見てきます。
未経験の仕事でも活躍できると思ってもらえるためには、現職で成果を出していることや、転職に対する納得感を持ってもらえるよう、現職内で転職したい要因を改善しようとした行動を伝えることは必須です。
また、一時的な年収ダウンや業務のキャッチアップに時間がかかるなど得たいものために取るべきリスクを理解することはとても重要な点です。
末永
以上の点は今すぐ転職を検討しなくとも大切なことなので、ぜひ意識して行動できると良いですね。
未経験転職に強いおすすめエージェント
未経験から業界や職種を変えて転職したい場合は転職エージェントを利用することをおすすめします。
なぜなら、業界や職種に精通しているプロのエージェントが年齢や経験に応じて適した求人のアドバイスをしてくれるからです。
また、未経験だと判断しづらい、各会社の選考ポイントや現職の経験をアピールする方法まで相談できます。
しかし、エージェントによっては知識にばらつきがあったり、相性も違う可能性があるので、2~3社登録して相談することをおすすめします。
末永
以下では未経験からの転職に強みのあるエージェントを3社紹介します。20代を中心として手厚いサポートを受けたい場合は、UZUZをおすすめします。ぜひ登録してみてください。
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未経験転職でよくある質問
筆者が転職エージェントとしてサポートしてきた中で、実際によく質問されることを以下にまとめてみました。
第二新卒の転職事情にも触れているのでぜひ参考にしてみてください。
男性や女性によって、未経験転職に年齢の違いはありますか?
転職者
男性や女性によって、未経験転職に年齢の違いはありますか?結婚や出産などのライフイベントもあるので気になります。
末永
30歳を越えると女性の方が転職率は高くなります。
厚生労働省の令和4年雇用動向調査結果の概況によると、25~29歳までは転職率に大差はないですが、30歳を境に転職率が男性9.5%、女性14.0%となっています。出産を機に正社員や非正規雇用含め転職をされる方も多く存在しています。
正社員の場合は何歳まで未経験転職は可能でしょうか?
転職者
正社員の場合は何歳まで未経験転職は可能でしょうか?
末永
法律で定められている訳ではないので、明確な年齢制限はありません。しかし、正社員を目指すための期間もあるため、目指すのであれば早いに越したことはないです。
未経験で転職をする場合、必要な資格はありますか?
転職者
未経験で転職をする場合、必要な資格はありますか?
末永
希望の職種によりますが、資格がなくても転職活動はできます。
基本的なビジネスマナーやコミュニケーションが備わっていれば未経験でも挑戦できる求人も数多くあるからです。
以下に資格が必要な仕事の代表例を紹介します。
- 公認会計士
- 社会保険労士
- 行政書士
- 宅地建物取引士(宅建士)
未経験や年齢別の転職にまつわる関連記事
未経験から転職を検討している人に対して年齢別で詳しく解説している記事をまとめました。
採用の目線や選考の特徴など詳細に解説しているので、すぐに転職活動を始める人、転職を検討している人も気になる記事を読んでみてください。
未経験の業界や職種は、現職との業務の関連性が薄いため、企業に対して活かせる経験やアピールポイントを工夫する必要もありますね。