整形外科看護師の転職事情|やりがいや平均年収も徹底解説!

整形外科看護師の転職事情|やりがいや平均年収も徹底解説!

    整形外科は看護師の転職先として、数ある医療機関の中でも人気があります。

    ここでは、気になる整形外科看護師の仕事内容ややりがい、平均年収などを紹介します。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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この記事では、整形外科看護師の転職事情についてプロが徹底解説しています。

整形外科看護師におすすめの転職サイト・エージェントは下記に載せてありますので、気になる看護師さんは合わせてご覧くださいね。

整形外科看護師の仕事内容・やりがい・大変なこと

まず最初に、整形外科看護師の仕事内容に加えて、そのやりがいと仕事における大変なことを順に紹介していきます。

整形外科看護師の仕事内容

整形外科では、急性期における治療だけでなく、その後の回復期や慢性期、さらには終末期に至るまで、患者の幅広いステージにおける看護が求められます。

また、整形外科にやってくる患者の多くは、介助を必要とする人たちなので、彼らが手術を経てスムーズに日常生活を送れるようにサポートするのが仕事です。

そのため、生活の全般において手厚く介助をおこなったり、リハビリを担う他の職種との間の連携を担うのも、整形外科の看護師の重要な役割の1つです。

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加えて、整形外科では、ギプスやコルセットを使って身体の固定をおこなったり、直達牽引や介達牽引といった措置をおこなう機会が頻繁にあり、それらの介添えをおこなうというのも仕事内容の一部となります。

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さらには、手術時のドレーン管理やフィジカルアセスメントを担当する場合もあります。


麻酔で患者に注射をおこなう場合もあるので、そのためのスキルも看護師には求められます。

具体的な1日の勤務のイメージとしては、8時半ごろに夜勤の看護師からの引継ぎを受けるところから業務を開始し、午前中は患者の検温などをおこなったうえでオペ室への送り迎えを担当します。

その後、昼食の配膳や食事介助をおこない、午後は患者のリハビリのサポートを担当し、看護記録を記したうえで、夕方に夜勤の看護師に引継ぎをおこなって勤務終了です。

整形外科看護師のやりがい

整形外科看護師の仕事内容は、非常に多岐にわたり、求められるスキルも高度なものが多いのですが、そこで働くことを通じて得られるやりがいは、他の医療機関に勤めていては得られないようなものがあります。

数あるやりがいの中でもっとも大きいものは、何といっても患者の回復を自らの働きで強力にバックアップできる点です。

整形外科にやってくる患者が抱える怪我は、基本的にはしっかりと治療すれば回復できるものが大半です。

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また、他の医療機関と比べて若い患者が多いというのも整形外科の特徴です。


そのため、未来のある若者たちが、元気に退院していく様子を見守れるというのは整形外科看護師ならではのやりがいだと言えます。

整形外科看護師の大変なこと

やりがいがある一方で、大変なこともあります。とくに、高齢の患者は寝たきり状態が続くと、そのまま回復できなくなる恐れがあるため、いかに介助を通じて離床できるようにするかがポイントとなります。

また、身体が弱っていて転倒しやすいため、慎重に介助しなければなりません。

とくに、認知症を患っていると、言う通りに行動してくれないので、その分看護師にかかる負担は大きくなります。当然ながら患者の介助は肉体労働なので、体力的にも大変です。

整形外科看護師になるには

整形外科看護師になるためには、看護学校を卒業して、看護師資格を取得する必要があります。

そのうえで、整形外科のある医療機関に就職し、専門的な知識やスキルを身につけなければなりません。

勤務先

整形外科のある医療機関は、大学病院や総合病院の大規模なところから、個人で営んでいる小規模なクリニックに至るまで多岐にわたります。

また、それ以外にもスポーツによる怪我を専門にしているクリニックや整形外科に特化している医療機関も存在します。

求められる基本的なスキルに差はありませんが、例えばスポーツクリニックであれば、様々なスポーツごとにどのような身体の使い方をするかを把握しておかなければなりません。

他にも、高齢者専門のクリニックの場合には、患者の身体に負担を掛けないような介護術を身に着ける必要があるなど、医療機関ごとに少しずつ求められるスキルは異なります。

必要な資格や経験

整形外科看護師に必須の資格は、看護師資格だけなので、それさえあれば新卒でも就職は可能です。ただ、キャリアアップを図るには、それだけでは十分ではありません。

日本運動器看護学会認定運動器看護師や骨粗しょう症マネージャー、回復期リハビリテーション看護師といった整形外科に関する資格には様々なものがあるので、それらを取得することによって、より専門性を高められます。

ただし、単に資格があればよいというわけでなく、実務で使えるスキルを身に着けるために、ある程度の経験も必要です。

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整形外科看護師のメリット・デメリット

整形外科看護師の仕事はやりがいが多いものの、デメリットも存在します。ここからは、整形外科看護師として働く際のメリット・デメリットについて解説します。

メリット

メリットとして以下の2つがあります。

  1. 解剖学についての豊富な知識を獲得できるという点
  2. 他の医療機関などで働く際にも役に立つ、汎用的なスキルを身に着けられるという点

整形外科では、骨折や肉離れなど、人間の骨格や筋肉、神経に関わる怪我などの治療を主に担うため、そこで看護師として働いているうちに、自然と解剖に必要な知識が得られるようになります。

また、整形外科の看護師が主に担う患者の介助という役割は、他の医療機関でも少なからず必要とされますし、高齢の患者に対応した経験などは、同じく高齢者がよく訪れる内科でも有効に活用できます。

デメリット

デメリットとして以下の2つがあります。

  1. 腰痛を発症するリスクを伴うという点
  2. 患者と長期の関係を構築するのが難しいという点

整形外科看護師は、重い患者を介助するために身体を酷使するケースが少なくないため、どうしても腰に大きな負担がかかります。そのため、しっかりケアをしないでいると、ヘルニアに悩むことになります。

また、整形外科に通う患者が患っている怪我は、比較的短期間で治癒できるものが多いため、長くても2〜3ヶ月ほどで通院しなくてよい状態になります。

内科であれば1年以上にわたって闘病を続けるケースもあるため、長期にわたって同じ患者を担当することも珍しくないのですが、整形外科の場合には、そのような機会はあまりありません。

整形外科看護師の平均年収は559万円

2020年7月28日時点の看護師ワーカーの「全国の看護師の平均年収」によると、整形外科看護師の平均的な年収水準は、559万円ほどであるとされています。

看護師の平均年収が518万円であることと比べると、整形外科の看護師は比較的多くの給与を得ています。

もっとも、整形外科で働けば、誰でもこのレベルの収入が得られるというわけではありません。というのも、ここで紹介した金額はあくまでも平均値ですので、実際にはそれよりも多くもらっている人もいれば、少ない人もいるのです。

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例えば、日勤と夜勤を比べると、当然ながら後者のほうが給与はよいため、同じ整形外科看護師であっても、夜勤シフトに組み込まれている人のほうが、そうでない人よりも高収入になる傾向にあります。

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また、給与水準は都道府県によっても違ってきます。


例えば、患者の多い都市部の医療機関の場合は、比較的高い給与を支払う場合が多いのに対し、地方の医療機関ではそこまでではないケースは少なくありません。

少しでも多く収入を得たいというのであれば、都市部で夜勤のある医療機関に勤める、というのも1つの方法です。

看護師の年収について、さらに詳しく知りたい人は以下の記事もぜひ読んでみてください。

整形外科看護師はこんな人に向いている

メリットやデメリット、やりがいなどから整形外科看護師に向いているのは、看護師として専門的なスキルを身に着けてキャリアアップを図りたいと考えていることに加え、自分の体力に自信があり、患者の回復を目に見える形でサポートすることを希望する人です。

逆に、体力に不安があったり、専門性を追求するよりも、汎用的なスキルを身に着けたいと考えているような人には、整形外科看護師はあまり向きません。

整形外科看護師に転職するなら転職サイトがおすすめ

整形外科看護師への転職では、一般の求人サイトを利用して求人を探すことは可能なものの、そこに記載されている情報だけで職場が自分にマッチしているかを判断することは難しいですよね。

自分にマッチした求人を探すなら、転職サイトを利用してプロのアドバイザーに相談することがオススメです。

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アドバイザーは転職者の求める条件と、その人の持っているスキルや経験から、希望にマッチした病院を判断してくれます。


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とはいえ、転職サイトのサービスは担当するアドバイザーによって質が変わります。


そのため、転職サイトを利用するときは2〜3社に同時登録することがオススメです。複数の転職サイトを登録することで、自分に合うアドバイザーを効率良く探せます。

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