看護師として向いてる科が知りたい人向け!診療科の選び方を解説!
看護師として自分にはどの科が向いているかがわからない人向けに、診療科ごとの特徴や向いてる科の選び方をご紹介します。
自分の性格や理想と照らし合わせて、向いてる科を見つけましょう。
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看護師に人気の診療科とその理由
現役看護師に独自調査した結果、人気の診療科とその理由は以下のようになっていました。
整形外科 | 終末期が少ない |
---|---|
外科全般 | 忙しいけど手術が終われば退院など、入退院はっきりしていてスッキリ感がある |
内科 | 様々な疾患を学ぶことができる |
循環器 | 心臓や血管に特化していて心電図などに詳しくなる |
脳外科 | リハビリが学べる |
今回の調査では、「その診療科で働くことが自分自身の成長につながる」という趣旨の理由が多かったです。
末永
末永
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看護師の転職ノウハウについては、以下の記事で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
【診療科別】仕事内容&向いている人の特徴
以下の診療科の仕事内容と向いている人の特徴(性格)を紹介していきます。
自分の特徴と照らし合わせながら、自分に向いてる科を見つけてみてください。
精神科
精神科の看護師は、主に患者とのコミュニケーションを行います。
というのも、精神科にくる患者は少し特殊で、薬の服用などを拒否してしまう人がいます。
そういった人には、まず信頼をしてもらうことが重要であり、患者とのコミュニケーションを積極的に行っていく必要があります。
また、患者の状態を常に観察し医師への報告、患者のヘルスケア、患者への薬物投与などが業務内容になります。
精神科看護師には、以下の人が向いています。
精神科看護師に向いている人
- コミュニケーションが得意な人
- 他人を元気付けるのが好きな人
- メンタルやヘルスケアに興味がある人
小児科
小児科の看護師は、0歳から幅広い年齢の子供の検査介助や処置を行います。
病院によっては15歳~16歳や18歳までを対象としており、まれに脳性麻痺のような、先天的な疾患を持っている20歳以上の人をケアする場合もあります。
また、検査や処置の説明を患者にするのも業務の一環であり、その際、年齢の低い子供には分かりやすくするため、人形などを使ったりして説明することもあります。
小児科看護師には、以下の人が向いています。
小児科看護師に向いている人
- 子供が好きな人
- 子供とコミュニケーションをとれる人
- 自分にも子供がいて親心がわかる人
整形外科
整形外科では、基本的に介助が必要な患者が多く、看護師はほぼすべてのヘルスケアを行う必要があります。
また、動けないことでストレスが溜まっている患者とのコミュニケーション、手術の準備や入退院の手続きなども業務内容に含まれます。
整形外科看護師には、以下の人が向いています。
整形外科看護師に向いている人
- ヘルスケアに興味がある人
- 入退院が早くメリハリがある環境で仕事をしたい人
- コミュニケーションが得意な人
オペ室
オペ室の看護師は、手術ごとに必要な機器のセッティング、手術中のオペレーションなどが主な業務内容になります。
他にも、手術前後の処置、問診、薬品チェックも行います。
オペ室の看護師には、以下の人が向いています。
オペ室の看護師に向いている人
- 仕事をスムーズにこなせる人
- 最新技術を積極的に勉強できる人
- 突発的な出来事に対応できる判断力がある人
ICU
ICU看護師の最も重要な仕事は、患者の状態管理です。
人工呼吸器や輸液ポンプなどの医療機器が、正常に作動しているかの確認も怠ってはいけません。
また、状態の悪い患者が多いため、ヘルスケアも行います。
ICUの看護師には、以下の人が向いています。
ICUの看護師に向いている人
- 観察能力のある人
- 医療機器の知識がある人
- 医療機器に関して自分で勉強できる人
眼科
眼科の看護師は、視力・眼底・視野などの検査をします。
用具や器具の洗浄や補充、患者への薬の処方や手術前の検査や準備も業務内容に含まれます。
また、眼科は子供から老人まで幅広い年齢層の患者をケアする必要があります。
クリニックによっては、パートを募集しているところもあるので、フルタイムで働きたくない人にはおすすめです。
眼科看護師には、以下の人が向いています。
眼科看護師に向いている人
- 広い年齢層とコミュニケーションを取れる人
- パートとして働きたい人
- あまり残業をしたくない人
婦人科・産婦人科
婦人科と産婦人科の業務内容として、主なものをいくつか紹介していきます。
婦人科
- 患者への診察や処置
- 手術前患者への説明と精神ケア
- 薬や点滴の服薬管理や服薬指導
産婦人科
- 妊婦健診の介助・産後1ヶ月間の介助
- 検査のための採血
- 助産師の各種サポート
婦人科・産婦人科看護師には、以下の人が向いています。
婦人科看護師に向いている人
- コミュニケーション能力がある人
- 女性特有の悩みを解決したい人
- 同じ患者と長く付き合っていける人
産婦人科看護師に向いている人
- ヘルスケアができる人
- 退院後も患者と関わっていきたい人
- コミュニケーション能力がある人
皮膚科
皮膚科の看護師は、アレルギー検査や水虫の処置などを行います。
とはいっても、皮膚科にくる患者の症状は様々であり、病院やクリニックによって業務内容が若干変わることもあります。
病院やクリニックによっては手術を行う場合があり、その場合、看護師は手術のオペレーションを担当します
また、皮膚科も眼科と同様、子供から老人まで幅広い年齢層の患者が訪れます。
皮膚科看護師には、以下の人が向いています。
皮膚科看護師に向いている人
- 幅広い年齢層とコミュニケーションを取れる人
- 手術のオペレーション経験がある人
- 様々な病状に対応できる人
耳鼻咽喉科
耳鼻咽喉科看護師の主な業務内容は、診察や検査の介助、薬の服用方法や病気の説明などです。
病院によっては、手術や入院設備がある場合もあり、その場合は手術の介助や入院生活のサポートなどを担当します。
また、耳鼻咽喉科も子供から老人まで様々な年齢層の患者が来院します。
耳鼻咽喉科看護師には、以下の人が向いています。
耳鼻咽喉科看護師に向いている人
- 手術のオペレーションの経験がある人
- 患者のヘルスケアの経験がある人
- 幅広い年齢層とコミュニケーションがとれる人
内科・外科
内科・外科といっても様々な診療科で別れており、具体的には以下の診療科があります。
内科
- 消化器科
- 循環器科
- 呼吸器科
- 腎臓科
- 内分泌科
- 糖尿病科
- 膠原病科
- リウマチ科
- アレルギー科
- 血液内科
- 神経内科
- 心療内科
- 感染症科
- 腫瘍科
外科
- 一般外科(消化器外科)
- 胸部外科
- 呼吸器外科
- 心臓血管外科
- 乳腺外科
- 甲状腺外科
- 小児外科
- 肛門科
上記のように、内科と外科は診療科がかなり多く、全ての業務内容は書ききれないので、興味がある診療科について調べてみてください。
内科・外科の看護師のそれぞれに向いている人の特徴は以下の通りです。
内科看護師に向いている人
- 観察力がある人
- 様々な状況を想定できる人
- コミュニケーション能力がある人
外科看護師に向いている人
- 判断力がある人
- 責任感が強い人
- 向上心がある人
20代看護師
診療科ってこんなにたくさんあるんですね!でも多すぎて自分に向いてる科がどこなのか、正直決めきれません…。
末永
もし、自分に向いている科に悩んでいるなら転職のプロに一度相談するのがおすすめです。
直近での転職を考えていなくても、転職しようか迷ってる段階からでも気軽に利用できますし、客観的な視点からあなたに合った診療科を判断してくれます。
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看護師におすすめの転職サイト・エージェントについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
自分に向いてる科の選び方
診療科選びで失敗しないためには、性格的観点とキャリア的観点を持って考えることが大切です。
それぞれの観点について詳しく紹介していきます。
性格的観点
性格的観点とは、自分の性格タイプにはどの科が合っているのかという観点で、過去の自分を起点に考えるものです。
例を挙げると、「自分は子供と接するのが好きで、コミュニケーションを取るのが得意だから小児科看護師が向いてる」であったり、「自分は最新の医療技術を勉強するのが好きで、どんどん知識を身に付けたいからICU看護師を目指そう」といった感じです。
そのためには、まず自己分析を通して過去の自分を深掘って、自分の性格タイプや適性をきちんと把握することが大切です。
その上で、自分の性格タイプ・適性に基づいて、それぞれの診療科の特徴や向いている人と照らし合わせて選びましょう。
キャリア的観点
キャリア的観点とは、自分の将来の理想像の実現のためにどのようなキャリアを歩むべきなのかという観点で、未来の自分を起点に考えるものです。
そのためには、自身の実現したい未来や理想像を明確にする必要があります。
自分の理想像が明確になればなるほど、進むべき道も見えてきます。
末永
この2つの観点に共通することは、両方とも自己理解が大切だということです。
「自分の性格はこうだからこの科が向いている」「将来こんな看護師になりたいからこの科を選ぼう」というくらいの言語化ができていれば後悔のない選択ができるはずです。
自分に向いている診療科を見つけるのに困ったら
自分1人では、自分がどの診療科が向いているのかが分からない場合は、専任のキャリアアドバイザーが一緒に転職活動をサポートしてくれる転職サイトを利用するのがおすすめです。
先ほどの[自分に向いてる科の選び方]で言ったように、自分に向いている診療科を選ぶ際は自己分析を通した自己理解が大切ですが、1人で行うには限界があります。
そこで、転職サイトを利用すれば、何人もの看護師の転職サポートをしてきたアドバイザーが自己分析を第三者かつプロの視点でサポートしてくれます。
さらにその後、その人の希望・適性にあった求人を紹介してくれます。
末永
転職サイトによって保有している求人やサポートに違いがあるので、2~3社複数登録した方がより希望の求人に出会える可能性が高まります。
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看護師の転職に役立つ関連記事
転職を目指す看護師におすすめの関連記事を載せておきますので、こちらも合わせて参考にしてください。
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記事を書く際に参考にしたデータやサイトなどを掲載しておきます。
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