バイリンガルの転職でおすすめの職種は?面接対策もご紹介!
バイリンガルを活かした転職を検討してる人に向けて、現役の転職エージェントがおすすめの転職先や面接対策を解説します。
また、合わせて成功させるためのベストな方法やおすすめのエージェントや求人サイトもご紹介します。
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バイリンガルの転職事情
まず前提として、転職市場では即戦力として活躍できるかどうかという点が重要です。何ヶ国語も話せるというのはあくまでスキルの1つになりますね。
そのため、いくら語学堪能者だったとしても、どこでも働けるというわけではありません。転職先企業が必要としているスキルや経験が、自分に備わっているかどうかという部分が重要なんです。
また、転職したい職種での実務経験が3年以上なければ、語学力を活かすことができないことも前提としてあります。バイリンガルの強みは、転職先で必要なスキル・経験が備わっていて初めて、最大限に活かせると言えます。
転職先を選ぶ際には、自分自身がどのような将来像を望んでいるのか考えてみましょう。そこから逆算的に、どのようなスキル・経験を積めば良いのかを考えた上で転職するのがベストだと言えますね。
一般的に、転職の際に語学ができると有利な理由については、以下の2つが挙げられます。
グローバル人材の需要が高まっている
語学ができると有利になる理由として、グローバル化の加速が挙げられます。
外資系企業はもちろんのこと、海外事業が進む国内企業でも英語に堪能で国際感覚の優れたグローバル人材の需要が高まってきています。
実際にロバートウォルターズジャパン株式会社の「給与調査2020」によると、国内のトレンドにはバイリンガル人材を巡る求人倍率は数倍になっていると記載されているのがわかります。
さらに観光や外食・ホテルやエンターテイメント施設といったサービス業の中でも、とくに観光地での消費需要を先読みして、全国的にバイリンガル・トリリンガル人材の採用が増えているとも明記されています。
まだまだ英語を話せるバイリンガル人材が少ない日本では、2020年以降も語学力に優れた人材や技術職など高度な専門スキルを持った外国人の売り手が優勢になると言われています。
社内公用語を英語にする日系企業の増加
近年では社内公用語を英語にする日系企業も増加してきています。
中でも、楽天が英語を公用語にしたことはニュースでも話題になったほどです。他にも海外展開を積極的におこなっている企業では、英語を話せることを常識化としていますね。
また、英語を公用語にしていなくても海外事業や海外展開を積極的におこなっている企業の営業では、英語や中国語が堪能であることが当たり前となっています。
具体的には、商社や自動車メーカーで言えば三菱商事やトヨタ自動車、食品メーカーではマルコメが挙げられますね。
実際に2021年7月時点で各社の求人情報をリクルートエージェントやコーポレートサイトにある採用情報で確認してみたところ、条件の項目に英語でのコミュニケーション能力などと明記されていました。
ただし、英語ができることはあくまでも手段・スキルでしかないため、英語が話せるから、またはTOEICのスコアを持っているからと安堵しないよう注意が必要です。
バイリンガルにおすすめの転職先
冒頭でもお伝えしたように、2ヶ国語以上の言語が話せるというのはあくまでスキルの一部であって、大切なのは職務経験です。
外国語を活かせる転職であったとしても、業種によっては海外勤務経験が求められることがあります。さらに、習得している言語によっても転職先が大きく変わってきます。
その点を踏まえた上で、バイリンガルの人におすすめの転職先をご紹介していきたいと思います。
上記に挙げた2つについて、次でそれぞれ詳しくお伝えしていきますね。
言語の種類に限らず活かせる転職先
言語の種類に限らず活かせる転職先があれば、事前に知っておきたい部分ですよね。そこでおすすめの転職先を以下にまとめてみました。
上記に挙げた3つについて、簡単にお話していきますね。
語学スクールの講師
語学スクールの講師は幅広い年代の人たちに語学を教える仕事です。
語学ができることは前提ですが、相手に合わせたコミュニケーションが図れることをはじめ、わかりやすく伝える能力も必要となりますね。
また、共に働くスクールのメンバーとのコミュニケーションを円滑に進められることも大事なポイントです。外国人が数多く在籍しているスクールの場合は、日常会話や会議の際に英語でおこなわれるケースも多く見られますね。
翻訳師
翻訳師はビジネスで使用するマニュアルや契約書などを翻訳するのが仕事です。
海外展開をおこなっている企業では、顧客や部署内で取り扱う書類の翻訳を担うケースが多い傾向があります。具体的には、海外拠点とオンライン会議をする際に、メールや会議資料などの翻訳作業をおこなうという感じですね。
さらに海外書籍の翻訳だけではなく、近年ではゲームメーカーの中国版商品を日本語に翻訳して、ローカライズすることもあります。
フリーランスとして働くことも十分に可能ですし、正社員として語学を用いて働くこともできますよ。
通訳ガイド
まず前提として、通訳ガイドになるためには国家試験である全国通訳案内士の資格を取得する必要があります。試験は1次2次があり、筆記試験と口述試験でおこなわれます。
語学力だけではなく日本の歴史などの知識も必要になるため、難関だと言われていますね。ちなみに、学歴や年齢などの制限はありません。
通訳ガイドの仕事は、通訳としての役割だけではなく、空港・ホテルでの観光客の出迎えやチェックインなど細かなケアも重要な仕事の1つとなっています。
企業に在籍して活躍する選択肢もありますが、フリーランスとして働く人が多い傾向にあります。
2ヶ国語を堪能に話せるバイリンガルの強みを活かすことができるので、自分が話せる言語が活かせる職場を選ぶと良いでしょう。
英語や中国語を活かせる転職先
続いて英語や中国語を活かしたいと考えている人に、おすすめの転職先をいくつかご紹介していきたいと思います。
上記に挙げた3つについて、次で簡単にお話していきますね。
貿易事務
貿易事務は海外の取引先とのやりとりや受発注対応、輸送や通関手続きの手配、貿易書類の作成・確認や納期の調整などをおこなうのが仕事です。
貿易事務で取り扱っている書類の約9割は英語であるため、英文を理解できる語学力が必要となりますね。他にも貿易や外国為替などに関する知識も求められます。
輸出入をおこなっている商社やメーカーが求人を出している傾向が高いので、興味のある人は定期的にチェックしてみることをおすすめします。
海外営業
海外営業は、海外に居住して現地で営業するスタイルと、日本に居住しながら海外出張を繰り返し営業するスタイルの2種類に分かれています。
どちらも仕事内容に違いはなく、新規開拓や既存営業をはじめ、マーケティングや価格交渉などをおこないます。また、契約業務や戦略立案・クレーム処理や日本との連携も担います。
営業経験があれば未経験からでもチャレンジできる職種です。とくに無形商材よりも有形商材のほうが挑戦しやすいと言えますね。
さらに、語学力よりも営業スキルのほうが重視される傾向にあります。しかしながら、ビジネスレベルの英語力が必要とされるため、バイリンガルであることは大きな強みになります。
商社や海外展開している自動車メーカー・食品メーカー、IT・Web系で募集されているケースが多いので、ぜひ求人を確認してみてください。
より具体的に海外営業へ転職する方法や求められるスキル・経験について知りたい人は、以下の記事にも目を通してみてくださいね。
外資系企業
外資系企業の前提として、スキルや経験が何よりも重要視される傾向があるため、非常に難易度が高いです。外資系企業は育成するつもりで人材採用することはありません。
だからこそ、即戦力として活躍してくれるかどうかという部分が見られる傾向が強いんですね。
また、公用語が英語であったり英語面接がおこなわれたりするので、バイリンガルという点では非常に大きな強みになります。
ただし、転職したいと希望する職種での3年以上の実務経験がなければ語学力を活かせないので、その点は十分注意しましょう。
外資系企業を目指すなら、外資系に強い転職エージェントを利用するのがおすすめです。とはいえ全体的に求人数が少ない傾向にあるので、転職サイトと合わせて利用するのが良いですよ。
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英語や中国語を活かした転職や外資系企業への転職について、いくつか記事をまとめてみました。ぜひこちらも合わせてご覧になってみてくださいね。
英語・中国語を活かした転職記事
バイリンガルの転職を成功させる面接対策
語学力が必須条件にされている企業の場合は、英語で面接がおこなわれるケースが多い傾向が強く見られます。中でも外資系企業に多く、書類選考も英語でおこなわれることもありますね。
しかし、語学ができるからといって油断は禁物です。なぜなら、企業が面接を通して知りたいのは「今後どう成果を出してくれるのか」「将来的にどのようなキャリアビジョンを描いているのか」という部分だからです。
企業によって質問内容に差異はありますが、転職理由や志望動機などベーシックな部分は必ずといってもいいほど質問されます。
ですので、きちんと語れるように自己分析をしっかりしておくのが望ましいと言えますね。
業種によって対策の仕方が変わってくるので、以下の記事も合わせて参考に読んでみてください。
バイリンガルが転職活動を成功させる方法
バイリンガルを強みにして転職活動を進めたいと考えている人は、少しでも内定がもらえる確率を高めたいですよね。
そこで、バイリンガルの人が転職活動を成功させるベストな方法を以下に2つ挙げてみました。
上記に挙げた2つの方法について、次でお話していきますね。
転職エージェント
バイリンガルとして語学を活かした転職をしたいと考えている人は、転職エージェントに頼ることをおすすめします。
というのも、TOEICなどの要件は求人情報に記載されていますが、実際の実務で英語を使わないというのはよくあることだからなんです。自分1人で語学力を活かせる転職先を見つけるのは、とても難しいですよね。
その点、どのような業務で語学力が活かせるのか、どのようなキャリアを積みたいのかをエージェントに相談して希望に合った転職先を紹介してもらった方が効率が良いと言えます。
また、バイリンガルの人はどのように語学力や海外経験をアピールしたら良いか悩んでしまうという人もいると思います。転職エージェントに頼れば、応募書類の添削やアドバイス、面接対策まで徹底してサポートしてもらえますよ。
転職エージェントについては以下の記事でも解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
転職サイト
自分の転職軸が明確になっており企業選びに自信がある人なら、転職サイトを活用するのも手です。自分のペースで進めることができる、という点が大きな魅力ですね。
ただし、転職サイトの場合は転職エージェントとは異なり、転職支援サービスを受けることができません。そのため、転職活動をすべて自分1人で進めていく必要があります。
だからこそ、企業を見極める力がないとミスマッチを起こしやすくなります。入社した後に「イメージと違った…」という理由から、転職を繰り返してしまうことにも繋がってしまう可能性もあります。
現在では転職サイトの他にも、ボストンキャリアフォーラムのような世界最大の日英バイリンガルのための就職・転職イベントも開催されています。イベントだけではなくセミナーも開催されているので、応募書類の作成や面接対策などしっかりと準備することができますよ。
ただ、参加対象者というのが設けられているため、該当しない人は参加することができないため、向き不向きが分かれるものかもしれません。
転職サイトについては以下の記事でも解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
バイリンガルにおすすめの転職エージェント5選
バイリンガルを活かして転職をするなら、自分1人で活動するよりも転職エージェントを利用ことをおすすめします。
なぜなら、転職する際に重要なのは語学力よりも職種のスキルと経験だからなんです。あなたがどんなスキルや経験を持っていて、そこに語学力を組み合わせた上で、どのような業界へ転職できるのか判断するためにも、一度相談してみましょう。
そこで、バイリンガルの人におすすめの転職エージェントを以下でご紹介していきます。まとめて2〜3社に複数登録することで、キャリアアドバイザーを比較検討しながら進めることができますよ。
大手や人気企業の求人を多数保有!大手エージェント
大手エージェントには、全業界・職種の求人が集まっています。さらに、大手企業や人気企業の求人を独占で持っていることも。
幅広い選択肢の中から求人を提案してもらいたい、大手企業や人気企業への転職を検討しているという方は登録しておきましょう。
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バイリンガルにおすすめの求人サイト5選
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自分の都合やタイミングに合わせて転職活動がおこなえますので、無理なくじっくり自分に合った求人を探してみましょう。
以下にバイリンガルの人におすすめの求人サイトをまとめてみました。それぞれ比較をしながら自分にぴったりの場所を見つけて利用してみてくださいね。
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