看護師の夜勤の現状とは?スケジュールやあるある悩みも紹介!

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看護師の夜勤の現状とは?スケジュールやあるある悩みも紹介!

    看護師の夜勤には「つらい」「しんどい」といったイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。本記事では、夜勤で働く看護師の実際のスケジュールやよくある悩み、年収について詳しく解説していきます。

この記事を書いた人
末永

末永 雄大

新卒でリクルートキャリアに入社。数百を超える企業の中途採用支援を経験。
2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして年間数百人以上のキャリア相談に乗る。
Youtubeの総再生数は670万回以上、Yahooニュース・東洋経済オンラインでも情報発信。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」
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看護師の夜勤スケジュール

これから看護師を目指す人や、入院施設のある病院へ転職を考えている看護師の人にとって、夜勤のスケジュールや業務内容は気になるポイントではないでしょうか?

ここでは、夜勤で働く看護師の業務内容について、1日のスケジュールに沿って解説していきます。

夜勤看護師の代表的な1日のスケジュールは以下の通りです。

夜勤で働く看護師のスケジュール
15:30〜16:30 出勤・ラウンド業務
16:30〜17:00 申し送り
17:00〜18:00 ラウンド業務
18:00〜19:30 食事補助・夕食休憩
19:30〜22:00 ラウンド業務
22:00〜23:00 消灯・夕食休憩
23:00〜6:00 カルテ作成・患者対応・仮眠
6:00〜7:00 採血業務
7:00〜8:00 食事補助
8:00〜9:30 日勤へ申し送り・終業準備
9:30 終業

出勤直後のスケジュール

夜勤シフトの看護師は基本的に15時30分ごろ出勤し、まずは業務に必要な情報の収集にあたります。

具体的には、日勤で処方した点滴や内服薬の確認、担当患者の容態把握などです。夜の内服薬や点滴内容の確認、夜勤に必要な道具の準備もこの時におこないます。

また、情報収集のために日勤のラウンド業務へ付き添うこともあります。

情報収集が終わったら、看護師長や日勤リーダーから注意事項、付き添い家族の有無を聞き、日勤の担当者から患者の状態について申し送りを受けます。

申し送りが終わってから夕食の配膳までは、各患者の体温や血圧などのバイタルサイン、血糖値を測定します。

寝たきりの患者に対する口腔ケアや気管内の痰吸引、呼吸器の設定確認もこのタイミングでおこない、必要があれば配膳の直前に食前薬を服用してもらいます。

夕食から消灯直前までのスケジュール

18時からは患者の食事時間なので必要に応じて食事の補助に入ります。この時間帯に補助担当でないスタッフは自分の夕食休憩をとります。だいたい30分程度は休憩が出来るものの、ナースコール対応などで休めないことも少なくありません。

夕食後は再びラウンド業務をおこない、口腔ケアと食後薬の服用を手伝います。

その後、介護士とともに口腔ケアセットや食事に使ったオーバーテーブルの片付けに入り、食前のタイミングで測定できなかった患者のバイタルサインを測定していきます。

ラウンド業務の際に、寝たきりの患者のおむつ交換や体位変更をすることも必要な作業です。また、経腸栄養の患者には内服薬や栄養剤の注入、滴下をおこないます。自然滴下の栄養剤を使用している場合は準備に時間がかかりません。

しかし、イリゲーターに栄養を入れるなどの方法を採用している場合は時間がかかるため、おむつ交換や体位変換と栄養注入は役割を分担して別々の看護師がおこなうことになります。

また、このラウンド業務では消灯時間の前に排泄などを済ませるように声掛けするなど患者の就寝に向けた準備もおこないます。

就寝時内服薬の配布もこのタイミングです。この間にも、栄養を注入している患者の容態に変化がないかの確認も必須です。

消灯から終業までのスケジュール

22時には多くの病院が消灯・就寝時間になります。夕方に休憩を取れなかったスタッフはこの時間で夕食休憩をとります。就寝前のラウンドが長引くと、この休憩時間を削る必要があります。

夜間は原則、病棟のナースセンターで待機をして、カルテの記入やナースコール対応をします。

交代で2時間仮眠を取ることもあるものの、急変する患者がいたりナースコールがひっきりなしに鳴っている場合はなかなか休めません。

こうして朝まで患者の様子を見ながら待機し、6時に患者の採血をおこないます。

7時には朝食介助をおこない、日勤のスタッフへの申し送りをします。ここまでの業務でとくに問題がなければ、9時30分に終業となります。

看護師の夜勤シフトの種類

看護師の夜勤シフトは大きく分けて、以下の2パターンに分かれます。

  • 二交代制
  • 三交代制

2020年の日本看護協会調査研究報告によれば、日本全国の病院のうち、58.5%の病院が日勤と夜勤の二交代制勤務を採用しており、日勤、準夜勤、深夜勤の三交代制を採用している病院は29.5%です。

二交代制の場合、1ヶ月につき夜勤は平均すると4~5回のところが多く、三交代制の場合は1ヶ月あたりの平均夜勤回数は7~9回となっています。

また、二交代制の病院では夜勤時の拘束時間が16.2 時間、実働時間が13.9時間なのに対して、三交代制の病院は拘束時間が8.7時間、実働時間は7.7時間です。

ただ、休憩時間については二交代制が平均1.3時間、三交代制が平均1.0時間と、この点については大きな差はありません。

しかし、仮眠時間は大きく異なります。二交代制の場合は平均して0.9時間の仮眠が取れているのに対して、三交代制の場合は仮眠時間がありません。

以上をまとめると、二交代制は1回の勤務時間が長い分、1ヶ月あたりの回数は少なく、仮眠を取る時間もあることが分かります。逆に三交代制は1回の勤務時間こそ短いものの、1ヶ月あたりの夜勤回数が多く、仮眠も取れないことがわかります。

夜勤看護師の働き方

夜勤看護師は常勤の看護師だけではありません。その他の働き方についてご紹介します。

アルバイト・パート

看護師の国家資格が必要にはなりますが、アルバイトやパートとして働く人も多くいます。

業務内容は常勤の看護師とあまり変わらず、ラウンド業務のサポートなど常勤看護師の補助を担うことが多いです。

自分の予定に合わせてシフトを組むことができ、夜勤手当も支給されるので、結婚や出産を機に現場を離れた人や副業を探していた人に多い働き方です。

夜間専従

夜間専従とは、文字通り夜間勤務だけの働き方です。

こちらも仕事内容は常勤の看護師と変わらず、バイタルサインの測定や点滴、ラウンド業務などをおこないます。

夜間専従の看護師は常に夜勤手当がつくことになるため、日勤の常勤看護師と比べて年収がかなり上がります。

ただ、昼夜逆転の生活を送ることになるので、生活リズムを乱し、体調を崩す人もいます。夜間専従の看護師を希望する際は、体調管理に注意してください。

夜勤のある看護師の年収

医療系分野に特化した転職エージェントの医療ワーカーによると、日勤のみの常勤看護師と夜勤のある常勤看護師の年収の違いは以下の通りです。

日勤のみ 夜勤あり
平均年収 507万円 535万円

夜勤シフトがある場合、給料には深夜手当などが上乗せされ、日勤時よりも年収がおよそ30万円高くなります

ちなみに夜間専従の看護師では、平均年収は674万円となり、夜勤なしの常勤と比べると平均年収に150万円以上の差が生まれ、高収入を得ることができます。

看護師の平均年収について、さらに詳しく知りたい人は以下の記事も読んでみてください。

看護師の夜勤によくある悩み2選

ここでは看護師の夜勤によくある悩みについて紹介します。

それぞれについて詳しく解説していきます。

生活リズムが乱れる

夜間専従の看護師のところで軽く触れましたが、夜勤の看護師は通常の生活リズムに逆らう形で勤務をするため、身体的には負担がかかります。

睡眠時間を確保できない点もそうですが、夜勤明けのストレスで食欲が刺激されてしまい食生活が乱れやすくなる、ガスが溜まってしまうということもありがちです。

対策として、一緒に夜勤している看護師とコミュニケーションをとる、勤務の合間にストレッチをするなど自分に合った方法でストレスを解消しましょう。

一人あたりの負担が大きい

夜勤看護師は日勤よりも少ないスタッフで勤務に当たるため、スタッフ一人ひとりにかかる負担が大きくなります。

まれにですが、緊急の対応が必要になった際、仮眠していた同僚の対応が遅く、自分の仕事が増えてしまうといったハプニングもあります。

緊急事態にも余裕をもって対応できるよう、合間の時間で書類作成など一人でできる業務は先に遂行するようにしましょう。

自分に合った病棟で働きたい看護師の人へ

夜勤のメリットやデメリットを考慮した上で、夜勤のない病院に転職したい、もしくは夜勤が多い病院で働きたいと考える人は、キャリアアドバイザーに相談するのがオススメです。

キャリアアドバイザーは、あなたがどんな労働環境・年収の病院で働きたいのかをヒアリングして、条件にマッチした求人を紹介してくれます。

また、キャリアアドバイザーは実際に病院をたずねることもあるので、実際の労働環境や、どれだけのペースで夜勤に入る必要があるのかといった情報にも精通しています。

しかし、担当するキャリアアドバイザーによってサポートの質が変わってくるため、以下の転職サイトに複数登録して自分に合ったキャリアアドバイザーを探してみましょう。

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看護師向け転職サイトの参考文献

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