ヤマハ発動機への転職方法！中途採用の難易度・求人情報を解説

ヤマハ発動機の転職難易度

ヤマハ発動機の転職難易度は、職種にもよりますが中～高程度です。

ヤマハ発動機は1955年に設立された日本を代表する輸送用機器メーカーです。バイク事業を中心として、プレジャーボート、オフロード車、スノービークル、電動アシスト自転車、産業用ロボット、無人ヘリコプターなど幅広い事業を展開しており、特にコア事業となるバイク事業では世界シェアの10%を誇るなど、世界規模で活躍しています。

ただ、ヤマハ発動機では中途採用を定期的に実施しており、2023年6月時点でも数多くの求人情報が掲載されています。また、公式採用サイト上で公開されている直近の中途採用比率は以下の通りです。

ここからは、ヤマハ発動機の職種別転職難易度を以下で詳しく解説していきます。

コーポレート系ポジション

コーポレート系ポジションはモノ創りの流れ全体を支える職種で、具体的に以下のような職種です。

ヤマハ発動機のコーポレート職も他の職種と同じく実務経験が求められる職種です。

求人にもよりますが、応募条件として「TOEIC700点以上」「実務経験5年以上」「日商簿記検定2級、社会保険労務士、キャリアコンサルなどの有資格者」などが記載されており、高い専門性やスキルが求められていることが分かります。

企画・調達・生産管理・情報システム系ポジション

技術系職種と事務系職種の双方が携わる仕事に取り組む職種で、具体的には以下のようなポジションの募集があります。

技術系職種と営業・マーケティングなどのコーポレート系職種の橋渡しをする職種です。事業ごとに業務領域が細分化されているので、希望に合わせて応募先を選択しましょう。

技術系職種と同じく即戦力となる人材が求められており、関連する業務経験が必要です。例えば生産管理ポジションの求人を参考にすると、以下が応募資格として記載されていました。

業務経験はもちろんですが、ヤマハ発動機は海外売上比率は約9割にも達するグローバル企業であり、英語力をはじめとする語学力は必須の能力といえるでしょう。

技術系ポジション

技術系職種はヤマハ発動機のモノ創りを支えるポジションで、以下のような職種があります。

応募時に求められる業務経験として「〇〇年以上」といった具体的な記述は見当たりませんが、中途採用では即戦力となる人材が求められるため、少なくとも3～5年の業務経験や英語力が必要だと考えられます。

また、ヤマハ発動機の新卒採用実績を見ると、技術系職種内定者の8～9割は修士卒です。同僚となる社員のレベルを考えると、技術系職種の中途採用者にも業務領域に関する高度な専門性・技術力が求められることが分かるでしょう。

そのため、技術系ポジションの転職難易度は高いと考えられます。

ヤマハ発動機へ転職しやすい人の特徴

ヤマハ発動機の公式採用サイトでは、求められる人材像として以下が記載されていました。

ヤマハ発動機では「会社と個人は対等」という考え方の元、会社と個人が高い志を共有し、研鑽しあい、協力しあい、喜びを分かちあえる関係(ビジネス・パートナーシップ)の構築を目指しています。

そのため、会社の用意する環境を最大限に活用し、自ら考え、自ら行動しながら成長できる人が求められており、入社後に活躍できる人材として定義されています。

そんなヤマハ発動機へ転職する方法

ヤマハ発動機の公式採用ページから自分で直接応募するよりも転職エージェントの利用をおすすめします。

自分で直接応募すると実務経験と実績のある優秀な人材がライバルになってしまうからです。転職エージェントを利用すれば、企業に合わせたアピール方法を伝授してもらえるので、優秀なライバルに差をつけることが可能です。

ヤマハ発動機の面接傾向・選考対策

ヤマハ発動機の公式採用サイトでは以下の選考プロセスが紹介されています。

応募は公式採用サイトに掲載された職種ごとの求人情報ページにある応募フォームから応募します。このとき、履歴書や職務経歴書の提出が必要なので、あらかじめ準備しておきましょう。

また、面接は一次面接と最終面接の2回で、どちらもWeb面接とされています。ただし、職種や応募時期などによって選考フロー、内容が異なる場合もあるので、応募後に案内される内容をよく確認し、選考に臨みましょう。

ヤマハ発動機の面接でよく聞かれる質問

ヤマハ発動機の面接では以下の質問をよくされる傾向にあります。

ヤマハ発動機の転職者による口コミを参考にすると、面接の雰囲気は全体的に穏やか、面接官のフォローや気遣いが感じられ、リラックスした雰囲気で面接に臨むことができるようです。

面接では志望動機や自己PRなど一般的な質問が多い傾向がありますが、ヤマハ発動機の取り扱う製品サービス、および志望する業務内容に関する熱い想いを積極的にアピールすることが効果的といった意見がありました。

また、転職採用であっても、学生時代まで遡って「研究内容」や「研究から学んだこと」などの質問を受けることもあるようです。特に技術系職種を志望する場合は前職だけでなく、学生時代の専攻内容も話ができるように入念な準備をしておきましょう。

ヤマハ発動機のSPI・適性検査対策

ヤマハ発動機の選考プロセスでは1次面接のタイミングで適性検査の受験が必要で、過去転職者の口コミを見るとSPIの受験という意見がありました。

とはいえ、適性検査の対策をしたい人も中にはいると思います。下記の記事では適性検査の1つでもあるSPIの対策について解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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ヤマハ発動機の企業情報・事業内容

ヤマハ発動機は国内外をはじめ輸送機器製品市場をリードする企業です。

ヤマハ発動機創業以来の主力事業である二輪車をはじめ、ATV(四輪バギー)、電動アシスト自転車、ボート、船外機、産業用ロボットなど個性的かつ多様な製品を180を超える国と地域で展開しています。

ヤマハ発動機は以下5つの中核事業で構成されています。ここでは、統合報告書2022を元に事業内容・売上高(構成比)を紹介します。

さらに詳しい企業情報は以下で解説していきます。

売上業績・事業展望

2023年12月期第1四半期決算報告資料からヤマハ発動機の業績を紹介します。

二輪車・マリンでの販売増加により、2023年12月期第1四半期は増収・増益を達成しました。また、経費効率の改善により、過去最高の営業利益率にもつなげています。

2023年は欧米経済の不透明感継続が継続するものの、新興国は多くの国で経済回復が進み新興国二輪車、大型船外機の堅調な需要続くとみられ、2023年通期では売上高2兆4500億円(前年比109％)、営業利益2,300億円(102％)を見込んでいます。

支社・グループ会社一覧

ヤマハ発動機では1960年代から積極的に海外市場に進出しており、現在は連結売上高の海外構成比は約90%、200以上の国や地域にまたがって事業を展開しています。

ここでは、各エリアごとに主要グループ企業をご紹介します。

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ヤマハ発動機の中途採用・求人情報

ヤマハ発動機の公式採用サイトを見ると、2023年6月時点で178件の求人情報があり、以下のような職種で募集されています。

職種ごと、事業ごとに求人が掲載されているので、過去の業務経験や希望を踏まえて応募先を選択しましょう。

ここでは「コーポレート系ポジション」「企画・調達・生産管理・情報システム系ポジション」「技術系ポジション」の3職種について実際の求人情報を紹介します。

コーポレート系ポジションの中途採用・求人情報

ヤマハ発動機のコーポレート系職種は、具体的に以下のような職種を指します。

他職種と同じく、コーポレート職も即戦力となれる人材が求められており、応募時に関連する業務経験が必要です。

ここでは、広報職から「IR(投資家対応)・SR(株主対応)担当者」の求人情報を紹介します。

企画・調達・生産管理・情報システム系ポジションの中途採用・求人情報

ヤマハ発動機の企画・調達・生産管理・情報システム系ポジションは文理混合の職種で、具体的に以下のような職種を指します。

技術職と同じく中途採用では実務経験豊富な人材が求められており、関連業務の経験は必須です。

ここでは、商品企画職から「電動アシスト自転車(E-bike)の商品企画」の求人情報を紹介します。

技術系ポジションの中途採用・求人情報

ヤマハ発動機の技術系ポジションは具体的に以下のような職種を指します。

それぞれ事業ごとに募集がありますが、どれも即戦力となる人材が求められており、3～5年程度の実務経験が必要だと考えられます。

ここでは、研究開発職の「モビリティ向けモーターおよびモーターシステム開発者」に関する求人情報を紹介します。

ヤマハ発動機の中途採用では即戦力となる人材を求めています。そのため、ヤマハ発動機への転職を成功させたいのなら、まず必須スキル・経験を他の会社で積んだ上で志望動機・自己PRの入念な準備が重要です。

ヤマハ発動機の平均年収・福利厚生

2023年3月に公開された有価証券報告書を見ると、ヤマハ発動機の平均年収は795万円(平均年齢43.8歳)でした。

dodaの「業種別の平均年収ランキング(2022年)」を見てみると、ヤマハ発動機が属するメーカー全体の平均年収は約453万円、中でも自動車/輸送機器メーカーに限定すると平均年収は473万円でした。

自動車/輸送機器メーカー全体の平均年収と、ヤマハ発動機の年収額を比較すると322万円の差があり、ヤマハ発動機が高年収であることが分かります。

ヤマハ発動機では基本的に年功序列で給与がベースアップしていく仕組みです。社員、元社員の口コミを見てもネガティブな意見は少なく、おおむね年収額については満足度が高いことが分かるでしょう。目安として30代前半で600～700万円程度という口コミがありました。

賞与は年2回(6月、12月)の支給で、会社業績と個人成果によって支給額が決まります。会社業績の比重が高く、支給額は業績に左右されやすいようですが、例年5～6ヶ月分程度が支給されているようです。

評判・口コミ

20代・男性
技術

給与額、賞与共に大きな不満はありません。同業他社と比較しても少し多めかなという印象です。年功序列の仕組みが残ってはいますが、実力・能力のある人はスピーディーに昇格できるようになっていて、早い人では30代後半でマネージャーに昇格します。

平均年収の目安としては、30代以降で「主務」になると900万円程度、マネージャーでは1000万円程度になりますね。

ライトハウス

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福利厚生

ヤマハ発動機の公式採用サイトを見ると、以下のような福利厚生制度が紹介されています。

社員、元社員の口コミを見ても福利厚生制度に関するネガティブなコメントは少なく、福利厚生制度は充実していることが分かります。

評判・口コミ

20代・女性
事務系

福利厚生は割と充実している印象です。住宅補助、寮、通勤手当、カフェテリアプラン、社員割引など色々用意されています。

ライトハウス

20代・男性
生産管理

独身寮はかなり安く利用できます。満期過ごすことができれば、かなり生活費を節約できます。ただ場所によってはトイレ・風呂が共用だったり、気になる人もいるかなと思います。

また、財形・退職金・持株会と大企業で見られる福利厚生制度が一通り揃っているのはもちろん、制度内容について丁寧に説明が行われており、社員の浸透度・活用度も高いと感じます。

ライトハウス

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ヤマハ発動機の企業文化・働きがい

ヤマハ発動機の社風・企業文化・働きがいに対する評価をライトハウスやワンキャリアプラスから集めてみました。

現役社員・元社員が社風・企業文化・働きがいに対して、どのように思っているのか、参考にしたい人はぜひ目を通してみてください！

社風・企業文化

ヤマハ発動機の公式採用サイトでは社風・企業文化として、「自由闊達さ」や「挑戦できる風土」が挙げられています。

社員・元社員の口コミを見てもこれらの社風を感じる意見が多く、「職制や上下関係に関わらず発言することができる雰囲気がある」「一人一人の仕事の幅が広く、各々が自分の得意な分野を自由に選んで活躍しやすい」などの意見がありました。

また、バイク好き、アウトドア好きの社員が多く、仕事とプライベートを上手く両立し、どちらも楽しんでいる人が多いようです。

評判・口コミ

20代・男性
海外営業

上司、先輩、同僚は基本的に仲が良いです。ワンチームの意識が強く、困った時には周りに相談すると親身になってサポートしてもらえますね。

ただ、ウェットな関係性というわけではなく、いい意味でビジネスライクなのでプライベートとビジネスの分離はしっかりとされている印象です。

ライトハウス

20代・男性
技術

自分がやりたいと思ったことは上司、関係部署にフラットに相談できる環境です。風通しも良く、さまざまなことにチャレンジしやすい環境だと思います。

技術系は特に上下関係の垣根が低く、フラットなカルチャーです。

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成長・働きがい

「感動創造企業」というヤマハ発動機の企業目的の通り、国内外における影響力の高さ、社会貢献度の高さに惹かれる声が多く見られます。入社前からヤマハ発動機製品のユーザーやファンだった人も多く、自分の好きな製品に携われることにやりがいに繋がっているようです。

また、キャリア面談や社内公募など社内のキャリアアップ施策が充実しており、自分の希望に合わせてチャンスが広がっていること、なんでも学べる環境があることに魅力を感じる意見も多く見られました。

評判・口コミ

20代・女性
技術

社内の教育制度が充実しています。また、自由闊達な社風のおかげか、自分の意思・裁量である程度の仕事を進め、アウトプットも出せる環境なのでやりがいは感じやすいです。

また、エンドユーザーが身近にいるので、自分の携わった商品に対するフィードバックをすぐに得られる点も、働きがいに繋がっています。

ライトハウス

20代・男性
管理

多少のハードルがあるものの、自分で手を挙げて提案すれば却下されることは少なく、任せてもらえる環境です。ただ個人の裁量に委ねられる側面が強い分、相応の頑張りをもとめられるので、人によっては負担を感じることもあるようです。

また、海外駐在や海外出張のハードルも低く、英語力や熱心さがあれば海外に出るチャンスは比較的に簡単に手に入ります。

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ヤマハ発動機への転職を成功させるコツ

ヤマハ発動機への転職を考えるなら、転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントを利用することで、希望する職種の求人紹介や志望企業の選考に合わせた書類添削、面接対策などのサポートを受けることができます。

サービスは無料で利用できるので、業界事情・仕事内容についてもアドバイスしてもらえます。

ただ、キャリアアドバイザーのスキルには差があるので、まずは以下で紹介する転職エージェントの中から2〜3社に複数登録をして、実際にキャリアアドバイザーに会ってみた上で、サポートを任せるエージェントを絞り込むと良いです。

また、転職するべきか迷っている人は、ヤマハ発動機のような企業からスカウトされる可能性があるビズリーチに登録するのがおすすめです。