【業界別】営業職の平均給料をランキングで大公開!
転職活動するとき、未経験でも歓迎と書いてある求人の多くは営業職です。営業職に興味を持っても、実際どのくらい稼げるのかは気になる所ですよね。
どうせなら、高収入を狙える業界に入りたいと考えるのも自然なことだと思います。
そこで今回は、営業職で平均給料が高い業界をランキング形式で紹介します。また、ラクして稼げる業界、営業職の給料形態についても解説していきます。営業職に転職したい人必見です!
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【業界別】営業職の平均給料
業界ごとに、営業職の平均給料をランキング形式で紹介します。マイナビ転職が調べた情報によると、海外営業系の業界がもっとも高収入になっています。
以下から詳しく解説していきます。
1位:海外営業
20代 平均年収 | 30代 平均年収 | 40代 平均年収 |
---|---|---|
379万円 | 515万円 | 721万円 |
1位の海外営業の平均給料は約507万円です。
海外営業は複数の業界で募集がある職種です。製造業界やスポーツメーカーなど、様々な業界があります。主な仕事内容としては、日本企業の製品を海外の顧客に売り込むことです。
海外営業がなぜ高収入なのかというと、数ある営業職の中でも、取引されている商品の額が高額であることが多く、営業担当者へのバックも、それだけ大きくなってくるためです。
さらに、海外営業は仕事を進める上で幅広い知識と専門性が必要になってきます。そのような人材は優秀な人が多く、自然と高収入になるわけです。
海外営業へ転職するには、正直どの商材を扱っている企業へ転職したいのかにもよりますが、共通しているのはビジネスレベルの英語力、何かしらの営業経験があるかが重要になってきます。
2位:医薬品業界
20代 平均年収 | 30代 平均年収 | 40代 平均年収 |
---|---|---|
425万円 | 530万円 | 672万円 |
2位の医薬品業界の平均年収は約489万円です。
医薬品業界の営業がなぜここまで給料が高いのかは、実は明確な理由はないのです。
ただ、医薬品業界は単純に営業していれば良いと言うわけではないです。
接待や社内試験が定期的におこなわれるなど、普通の営業職よりもやることが多かったり、大手医薬会社は医薬品の売り上げが大半をしめていることから、定着率の高さを狙って、給料をあげている説が濃厚かと思います。
医薬品の営業職に転職するには、20代で明るく一定のガッツがあれば可能性はあります。また、過去に何かしらの営業経験があれば、さらに有利になります。
医薬品の営業への転職は、こちらの記事(MRへの転職ってどうなの?年収は高そうだけど評判や仕事内容は?)で解説しています。
3位:ソフトウェア業界
20代 平均年収 | 30代 平均年収 | 40代 平均年収 |
---|---|---|
375万円 | 502万円 | 603万円 |
3位のソフトウェア業界の平均年収は約462万円です。
ソフトウェア業界は、厳密に組み分けするとIT業界に部類されます。まだスキルもあまりついていない20代の間は年収が低く、実力が伴ってくる30代から、年収は平均で500万円を超えてきます。
ソフトウェア業界の営業職へ転職するには、サービスや広告など、形のないものを売り込む無形商材の営業経験があれば、十分キャリアチェンジ可能です。
4位:金融業界
20代 平均年収 | 30代 平均年収 | 40代 平均年収 |
---|---|---|
371万円 | 517万円 | 641万円 |
4位の金融業界の平均年収は約441万円です。
金融業界は簡単に参入できず、競合企業もなかなか出てこないことから、高い利益率を確保させやすいです。
また、金融業界はお金を扱う仕事柄、優秀な人材を確保する傾向にあります。そのような人材を確保するには、やはりある程度高い給料を支払う必要もあり、収入が良くなっています。
金融業界は、基本異業界からの転職には厳しく、新卒主義や同業界の中での転職がメインになります。
ただ、金融業界の中でも唯一、生命保険の業界は割と未経験でも、個人向け・法人向けなど何かしらの営業経験があれば可能性はあります。
5位:不動産業界
20代 平均年収 | 30代 平均年収 | 40代 平均年収 |
---|---|---|
379万円 | 480万円 | 531万円 |
5位の不動産業界の平均年収は約431万円です。
不動産業界で高年収の人は、基本給よりも歩合の成果報酬で稼いでいる人が多いです。
ただ、実は賃貸の営業は数をこなさないと、そこまでの成果にはなりません。高い給料をもらっている人は、一戸建ての営業をおこない、一棟売って高額な成果報酬をもらっています。
不動産業界の営業職は、賃貸か売買を担当するかによりますが、賃貸なら離職率が高いので、正直誰にでもチャンスがあります。
売買営業は少し難易度が高く、専門知識も必要で不動産売買営業経験が求められがちです。
ただ、高単価商材の個人営業や、無形商材の法人営業経験があれば可能性はあるかなと思います。
6位:総合商社・専門商社
20代 平均年収 | 30代 平均年収 | 40代 平均年収 |
---|---|---|
350万円 | 457万円 | 553万円 |
6位の総合商社・専門商社の平均年収は約411万円です。
商社の基本給は、実は他の企業と比べると特別高いわけではないのです。しかし、営業職で年収の良い企業と聞くと、多くの人が商社を思い浮かべるのは、ボーナスが非常に高額なことが多いからです。
また、海外赴任が多かったり、繁忙期には動く金額が高額になることから、給料も高くなります。
総合商社・専門商社は、中途を採用していることが少なく、基本的に新卒や第二新卒など若い層を採用している企業が多いです。中でも、コンサルティング業界出身者は有利なようですね。
総合商社への転職は、こちらの記事(総合商社への転職を成功させるコツ)で解説しています。
7位:広告業界
20代 平均年収 | 30代 平均年収 | 40代 平均年収 |
---|---|---|
351万円 | 442万円 | 528万円 |
7位の広告業界の平均年収は約397万円です。
広告代理店は、確かに営業職は高収入を狙えます。1人当たりの売り上げが億を超えることもあり、利益は出やすいです。ただ、残業も多く、収入が良い人の中には、実は残業で稼いでいる人もいるのです。
ちゃんとした企業を選ばないと、収入は良くてもプライベートの時間が取れなくなってしまい、体力的に仕事を継続して行くのが難しくなってしまいます。
広告業界は主に、25歳以下の若手を積極的に採用しています。中途で未経験なのに採用されるケースは非常に稀なのですが、営業職なら比較的チャンスがあります。
無形商材の法人営業で3年など経験を積んでいると、採用されやすくなります。
広告業界への転職は、こちらの記事(未経験で広告業界に転職するには?)で解説しています。
キャリアに繋がる業界
上記で紹介した業界の中では「海外営業」と「ソフトウェア業界」が特に次のキャリアに繋げやすく、おすすめです。
海外営業とソフトウェア業界の営業は、医薬品業界や金融業界と違い、クライアント業界を絞り込んでいないので異なる業界や商材にチェンジできる余地はあるかと思います。
ただ、先ほども説明したように、海外営業は転職する難易度が高いのでそれなりにスキルや経験がある人は挑戦してみても良いかもしれません。
そのほか、営業職の経験を活かしたキャリアアップがしたい人は、転職エージェントに相談してみるのも手ですよ。
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ラクして稼げる業界4選
これから、仕事がラクで稼げる夢のような業界を紹介します。
基本的に、新規介入が難しく専門性の高い仕事が多いです。入社するのもなかなか困難ですが、1度入ってしまえば、離職率も非常に低い業界が多いですよ。
ただ、ラクして稼げる業界にも弱点はあります。これから紹介する業界は、それぞれ専門知識は身につきますが、クライアントの業界を絞っていない分、異業種への転職には不利になります。
また次に転職をする可能性があるなら、先ほど紹介した海外営業やソフトウェア業界のように、クライアント業界を絞らない営業職のほうが、転職市場価値が高くなります。
タバコ業界
タバコ業界は、日本で唯一JTのみがタバコの製造を認められています。競合他社がなく、国産のタバコすべての売り上げはJTに還元されています。
タバコの原価は、具体的に金額は言えませんが、数十円です。それを約300円〜500円で販売しているので、利益率はかなり高いです。
タバコの増税で利益も下がるのでは?と考えてしまいますが、実は増税した年は、前年よりも利益は増えたようです。
ただ、利益率のわりに基本給自体は平均くらいです。その代わり、仕事のラクさはトップクラスです。
タバコを生産しているJTに興味がある人は、以下のリンクで詳しく解説しています。
不動産ディベロッパー
あまり聞きなれない人もいると思いますが、不動産ディベロッパーとは、土地をどう開発していくのかを企画している業界です。
これらの業界は、非常に優秀な人材を採用していることから、収入が高くなってくるのですが、それ以外にも利益率が非常に高い理由として「地主」であることが大きいです。
不動産ディベロッパーは、手持ちの物件をお金をもらって貸す側です。何もしなくても、毎月貸している物件からの収入が入ってくるのです。
不動産ディベロッパーに興味がある人は、以下の企業で人材を募集していることがあります。ご確認ください。
総合商社
歴史が長い企業が多く、転職のノウハウが確立されている企業が非常に多いです。優秀な人材も多く、まさにエリート集団といった業界です。
名刺を差し出すだけで一目置かれやすく、ベンチャー企業の営業と比べるとストレス度はかなり低いです。年収も高く、30代で年収1千万を超える人もゆうにいます。
ただ、かなり待遇が良い企業が多いので、離職率が低く、求人を出している企業が少ないです。もし転職するタイミングで総合商社の求人が出ていたら、またとないチャンスなので、積極的に応募してみましょう。
総合商社について、詳しく知りたい人は以下のリンクをご確認ください。
自動車メーカー
国産の自動車メーカーは、現在でも世界的なシェアが高く、特に2018年の世界シェアランキングでTOYOTAは3位、HONDAは7位にランクインしています。
自動車メーカーの営業職は、いくら収入が良くても激務という印象がありますが、それは店舗で販売している別会社のディーラーに限った話です。
実は完成車メーカーの営業はほとんどやることがないのです。どうやって売るか、販売数字の管理がメインの業務になるので、忙しくなりようがありません。
自動車メーカーに興味がある人は、以下のリンクに詳しく記載しているので、ご確認ください。
ラクして稼げる業界に転職したいなら
上記で紹介した利益率が高く年収も高い企業は、一度入社をすると離職率が低く、中途採用を積極的におこなわない傾向が強いです。
そして中途採用する場合には、以下のような理由から転職エージェントに「非公開求人」として求人を依頼しているケースも多いです。
- 応募が殺到するのを防ぐため
- 競合に自社の動きを知られないようにするため
転職エージェントに登録しておくことで、こうした企業の非公開求人の情報が得られます。
さらに選考に進む場合には、過去の内定者のデータをもとにエントリーシートの添削や面接対策をしてくれるため、内定率を上げられる可能性があります。
大手転職エージェントには特に多くの企業の非公開求人が集まっているので登録しておいて損はないと思います。
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営業職の給料形態
営業職は、基本給+インセンティブ(歩合制)の給与形態が基本です。
営業職の多くは、基本給は他の企業と対して変わらないことが多いです。高収入を得ている人のほとんどは、仕事で成果を出して基本給の上乗せ分で稼いでいます。
ただ、取引される商品の値段で、上乗せされる額も大きく変わってくるので、どの営業職でも成果を出し続ければ年収1千万を超えるかと言われると、難しいです。
やはり、高収入を狙いたいなら、高額で取引されている商品を扱っている企業に入社するのが現実的です。
このように、営業職の給料は取り扱っている商品やインセンティブが大きく絡んでくるので、ぶっちゃけ収入は人によってバラバラです。
10年近く営業職をやっていても、あまり成果を出せないなら、そこまでの高収入は望めません。
逆に、営業職をはじめて3年程度で基本給が25万円程度でも、かなりの成果を出せる人なら年収1千万を超えることもあります。
営業職に転職したいなら
これまで営業職の平均給与やラクして稼げる業界、給与形態についてご説明してきました。この記事を読んで、営業職に転職したいと考えている人もいるのではないでしょうか。
結論から申しますと、営業職へ転職するには転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントはあなたのキャリアを踏まえて、希望年収に合う企業・業界を紹介してくれます。
また、転職する際に年収交渉もしてくれるため、よりあなたの希望年収に近づくことができるので、ぜひ転職エージェントを利用してみてください。
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