未経験からAWSエンジニアになるための方法とポイントをプロが徹底解説!

AWSエンジニア 未経験

    本記事では、「未経験からAWSエンジニアを目指す場合の転職難易度や具体的な転職方法」について詳しく紹介しています。

    また、未経験からAWSエンジニアを目指す方のためにAWS(Amazon Web Services)やAWSエンジニアに関する基本情報も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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未経験からAWSエンジニアを目指す場合の転職難易度

未経験からAWSエンジニアを目指す場合にはAWSの関連資格を取得する必要がありますが、ITエンジニアに比べてスキルや資格の取得難易度が低いことから、AWSエンジニアは未経験からでも比較的転職がしやすい職種と考えられています。

というのも、未経験からITエンジニアを目指す際に求められるプログラミング言語は未経験からだと基礎知識・スキルだけでも習得までに300時間以上(約3ヶ月〜1年程度)の学習時間が必要です。

ですが、AWS認定資格の実務レベル相当のスキルを認定するSSA(Solutions Architect Associate)は100時間(1ヶ月〜3ヶ月程度)で資格取得が目指せるため、学習時間で比較するとAWSエンジニアの方が学習難易度が低いことがわかると思います。

もちろん、AWSエンジニアはAWSを用いてインフラ全般の構築を行う必要があるため簡単な仕事ではありませんが、保守運用の業務がメインであればマニュアルが完備されていることも多いので基礎知識があれば未経験からでも採用する企業はあります。

そのため、学習難易度や未経験からの転職しやすさを考慮すると、未経験からでもAWSエンジニアへ転職できる可能性は十分にあると言えます。

未経験からAWSエンジニアになる方法

未経験からAWSエンジニアを目指していくためには、いくつか手順を追って準備や学習を進めていく必要があります。

特に、転職活動を始める前に自己分析をしてキャリアを明確にしたり、事前にスケジュールを立てて資格取得を目指すことは転職の成功率を上げることにもつながるため参考にしてみてください。

1.AWSや転職に関する情報収集を行う

未経験からAWSエンジニアを目指す際にはAWSやAWSエンジニアに関する情報や未経験から転職するための方法まで一通り調べておくことが大切です。

具体的には「AWSが提供しているサービスの内容」「AWSエンジニアの仕事内容」「AWSエンジニアに求められる知識・スキル」「未経験からAWSエンジニアを目指すための勉強方法」「AWSに関連する資格の種類と取得難易度」などが挙げられます。

AWSエンジニアはインフラエンジニアの中でもクラウドエンジニアに分類されており、クラウドエンジニアはクラウドサービスを活用してサーバー・ネットワーク・データベース・セキュリティなどのインフラ環境を構築していくため業務範囲が広く求められる知識やスキルも多いです。

また、AWSは幅広い分野の開発に対応できるように様々なサービスを提供しているため、AWSエンジニアとして働くためには各種サービスの基本情報や使い方を把握しておく必要があります。

そして、転職活動を進める際にもAWSエンジニアになるためのロードマップや転職に役立つ資格を把握しておくことで、学習計画や転職活動のスケジュールも立てやすくなるため、AWSや転職に関する情報収集は入念に行っていきましょう。

2.自己分析をして希望のキャリアを明確にする

未経験からAWSエンジニアへの転職を目指す場合には自己分析をして希望のキャリアを明確にしておくことで、転職目的や転職の軸が明確になり転職活動を進めやすくなります。

また、自己分析をして希望のキャリアを明確にするには以下の情報を整理して、具体的なキャリアの方向性やキャリアプランを立てていきましょう。

  • 業務経歴・保有スキル・実績
  • 大切にしてきたこと・印象深い出来事
  • やりたいこと・やりたくないこと
  • AWSエンジニアに転職するメリット
  • AWSエンジニアとして実現したいこと
  • どのような働き方をしていきたいのか
  • 人生やキャリアで実現・達成したい目標

キャリアプランを考える際にはライフプランも考慮しておくと、より明確なプランの形成ができますが、ライフプランまで考えると時間がかかるのでAWSエンジニアへの転職を目指す際にはひとまず上記の情報だけでも整理しておくことが大切です。

また、情報をまとめた後にはキャリア目標の実現に必要なタスクの洗い出し、ロードマップの作成、目標の達成期限の設定までしておくことで精度の高いキャリアプランを立てることにつながります。

スキル習得や転職活動前に徹底的に自己分析をして希望のキャリアを明確にしておくことで、面接で説得力のある話ができたり、転職後のミスマッチを減らすことにもつながるため、できる限り自己分析とキャリアの明確化はしておきましょう。

3.学習・転職の具体的なスケジュールを立てる

AWSエンジニアへ未経験から転職する場合は資格を取得してから転職活動を進めるのが有効ですが、AWS認定資格の実務レベル相当のスキルを認定するSSA(Solutions Architect Associate)は100時間(1ヶ月〜3ヶ月程度)の勉強が必要とされています。

また、一般的な転職活動にかかる期間は3ヶ月〜6ヶ月程度とされていますが、未経験からの転職だと求人探しが難航したり、選考で落ちる可能性が高くなることから転職期間が長くなる傾向にあります。

そのため、AWS認定資格の取得や未経験からの転職期間を考慮してスケジュールを立てるのであれば最低でも6ヶ月はかかる想定で学習計画や転職計画を立てて準備を進めていきましょう。

そして、資格勉強や転職活動が長引いた際に「収入がなく生活が不安定になる」「ブランクが発生して余計に転職難易度が上がる」といったリスクを避けるためにも、働きながら資格勉強や転職活動を進めていくことをおすすめします。

4.AWSやインフラ構築に関する勉強をする

AWSエンジニアとして働くために必要な知識やスキルを習得していく際には、AWS認定資格の勉強だけではなく、サーバー・ネットワーク・データベース・セキュリティなどインフラ全般に関する基礎の理解も必要になってきます。

AWSやインフラ構築に関する勉強では参考書を読み込むだけの方も多いですが、内容理解を進めていくためには実際にAWSを触ってみて、AWSやクラウド環境におけるインフラ構築の仕組みを理解していくことも大切です。

そして、AWSやインフラに関する勉強方法には「独学」と「プログラミングスクール」がありますが、未経験から学習を進めるのであればプログラミングスクールの活用がおすすめです。

プログラミングスクールは費用がかかりますが、未経験からでもわかりやすいカリキュラムがあり、エンジニア経験のある方がメンターとしてサポートしてくれるため1人で勉強するよりも効率的に学習を進めていくことができます。

独学でも資格取得は目指せますが、エンジニア経験があるメンターに質問できる環境があると内容理解も早く、具体的なロードマップや転職のコツなどのアドバイスをもらえる可能性もあるため気になる方はどのようなサービスがあるのかチェックしてみると良いです。

転職エージェント末永 末永

プログラミングスクールではAWS資格取得や基礎知識・スキルの習得が目指せるコースがありますが、スクールで内容や金額が変わるためしっかりと比較をして選ぶことが大切です。


そして、以下のスクールではAWS資格の取得や基礎知識・スキルの習得が目指せるコースがあるため、プログラミングスクールの利用を検討する場合にはチェックしてみると良いです。

おすすめのプログラミングスクール

  • UZUZカレッジ
    未経験からの就職に強いUZUZが運営!完全個別指導で学習し優良求人紹介が受けられる
  • TECH CAMP
    コース受講後の転職成功率98%!業界最高水準の転職支援実績
  • 侍エンジニア
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5.AWSやインフラ構築に関する資格を取得する

未経験からAWSエンジニアを目指す際には資格の取得が有効ですが、AWSエンジニアにとって一番重要なAWS認定資格にはいくつか種類があるため、どのような資格があるのか把握しておきましょう。

◇資格ランク ◇資格名称
基礎レベル ・Cloud Practitioner
アソシエイト ・Solutions Architect Associate
・SysOps Administrator
・Developer
プロフェッショナル ・Solutions Architect Professional
・DevOps Enginee
スペシャリスト
(専門分野)
・Security
・Database
・Machine Learning
・Advanced Networking
・Data Analytics

未経験からAWS認定資格の取得を目指す場合には、アソシエイトのSAA(Solutions Architect Associate)がAWSエンジニアとして必要になる知識を証明するのに役立つ資格となっています。

また、インフラ関連の資格には他にも以下の資格が存在しており、資格を取得することでそれぞれの分野における専門知識を有していることを証明することができます。

  • LinuC1・LinuC2・LinuC3
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • シスコ技術者認定
  • データベーススペシャリスト試験
  • オラクルマスター
  • 情報処理安全確保支援士試験

上記の資格はAWS認定資格のSAAよりも取得難易度が高いものもありますが、AWSエンジニアとしてキャリアアップを目指す際に役立つ資格なので必要に応じて取得を検討するのも良いですね。

ですが、未経験からAWSエンジニアを目指す際にはAWS関連資格の方が取得の優先度は高いため、まずはAWS認定資格のSAAの取得を目指していくのがおすすめです。

6.履歴書・職務経歴書を作成する

資格取得をした後は本格的に転職活動を進めていく前に履歴書・職務経歴書を作成していきましょう。

履歴書や職務経歴書は選考の際に活用されますが、AWS未経験からチャレンジする場合には未経験からAWSエンジニアを目指そうとした動機や背景をしっかりと伝える必要があるため以下のポイントを意識して作成していくことが大切です。

履歴書作成のポイント

  • 履歴書は志望動機・自己PR・趣味・特技など情報量が多いものを活用する
  • 志望動機・自己PRなどはAWSエンジニアを目指す動機・背景を中心に記載

職務経歴書作成のポイント

  • 職務概要・自己PR・保有スキル・保有資格は最低限記載する
  • 志望動機や背景を伝えるために「転職背景」「転職動機」の項目を追加しても良い
  • 職歴の欄では会社名・所属期間・担当業務・実績までしっかりと記入
  • 実績は数値を用いて誰がみてもわかりやすいように記載する
  • 冗長的にならないように要点を押さえてシンプルに書くこと
  • 誤字脱字や言葉の意味など細部まで見直しておくこと

履歴書は簡素なものも多いですが、AWS未経験者の場合は履歴書・職務経歴書のどちらを見ても「なぜ未経験からAWSエンジニアを目指したいのか」が伝わるように作成していくことが大切です。

また、職務経歴書では「簡素化しすぎて情報が伝わりきらない」「情報を詰め込もうとして冗長的になる」ケースも多いですが、要点が押さえられていれば伝えたいことは伝わるため、情報に優先順位をつけた上で要点を押さえて記載しましょう。

そして、求人に応募する前には履歴書と職務経歴書をプロに添削してもらうことで書類選考の通過率を上げることにもつながるため、転職エージェントを活用して確認してもらいましょう。

7.転職サービスに登録する

転職準備ができて本格的に転職活動を進めていく際には転職サービスを活用する方も多いですが、未経験からAWSエンジニアへ転職をするのであれば転職エージェントの活用がおすすめです。

というのも、転職サイトでは未経験からAWSエンジニアの求人に応募しても、転職背景や意欲を正確に伝えることが難しいため書類選考で落とされてしまうことも多いです。

ですが、転職エージェントであれば面談で詳しく話を聞いているため、求人に応募した際には転職背景や意欲・人柄も併せて伝えてくれることも多く、転職サイトよりも書類選考の通過率が上がります。

もちろん、転職エージェントでも応募条件を満たしていない場合には応募できないこともありますが、相談をしたりアドバイスをもらえる点を考えれば、転職サイトを利用して1人で転職活動を進めるよりも効率的に進めることができます。

また、転職エージェントには「総合型転職エージェント」と「特化型転職エージェント」がありますが、どちらのエージェントにも登録しておくことで幅広い選択肢の中から希望の求人を探すことができるのでおすすめです。

その他にも、AWSの学習や資格取得から転職活動まで効率的に進めていきたいのであれば、転職保証コースがあるプログラミングスクールを活用していくのも良いですね。

そして、転職サービスを活用する際にはそれぞれのサービスの特徴を把握した上で、目的に合ったサービスを活用していくのが効果的なため具体的なサービスの特徴について知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

転職エージェント末永 末永

転職エージェントにはそれぞれ特徴や取り扱っている求人に違いがあるため、活用する際には希望する求人があるかどうかを考慮して選んでいくことが大切です。


そして、AWSエンジニアの求人を探す際にはエンジニアの転職に強い転職エージェントを活用するのが効果的なので、エージェントを探す際には以下のサービスはチェックしておくようにしましょう。

エンジニアにおすすめの転職エージェント

8.求人を探して応募する

転職サービスに登録した後には希望にマッチする求人を探していきますが、求人を探して応募する際にもミスマッチが起きないように意識しておくと良いポイントがあります。

  • 希望条件と求人の条件がマッチしているか
  • 希望する職種・仕事内容の求人かどうか
  • 教育体制や労働環境が整っているか
  • 年間休日が120日以上確保されているか
  • 残業頻度・時間・休日出勤は多くないか
  • 働き方が希望にマッチしているか

求人に応募する際には上記の情報と照らし合わせることで、応募後のミスマッチを防ぐことにつながるのでしっかりと確認しておきましょう。

特に、未経験者歓迎の求人の中には人が辞めていくから経験がなくても採用を検討しているブラック企業もあるため、年間休日・残業頻度/時間・休日出勤の頻度も確認しておくことが大切です。

また、応募する際には求人とのマッチ度の他に「企業の理念やビジョンに共感できるか」も重要なので応募前に以下の内容も調べるようにしましょう。

  • 企業の理念・ビジョンなどの基本情報
  • 企業の事業内容や提供サービスの詳細
  • HPやSNSなどで企業が発信している情報
  • 企業の口コミや評判に関する情報

基本的には企業HPやビジネスSNSをチェックすればわかりますが、表面的にはアットホームな雰囲気に見えても会社の体制の問題がある場合には口コミサイトで何かしら書かれていることもあるため参考程度にチェックしておくことも大切です。

9.書類選考・面接を行う

求人に応募して書類選考に通過すれば、その後は選考面接が実施されますが、面接では準備や面接対策を入念に行った上で、当日もマナーに気をつけておく行動する必要があります。

では、実際に面接準備や面接対策では具体的にどのようなことをしていけば良いのでしょうか?

面接準備・面接対策でやるべきこと

  • 企業に関する情報の確認と整理
  • 志望動機・自己PR・転職理由の整理
  • 想定質問に対する受け答えの内容の精査
  • 面接後の逆質問を考えておく
  • 当日の服装や持ち物のチェック

また、面接では当日の身だしなみ・話し方や言葉遣い・マナーや態度で相手に与える印象が大きく変わるため、以下の点は事前にチェックしてできていない箇所は意識して直しておきましょう。

清潔感や身だしなみ

  • 服の皺やよれがないか
  • 靴や服に汚れがないか
  • 寝癖・髭などの身だしなみに問題はないか
  • 汗・タバコ・香水の匂いは臭くないか
  • TPOをわきまえた服装をしているか

面接での話し方や言葉遣い

  • 馴れ馴れしくなっていないか
  • 聞き取りにくい話し方になっていないか
  • 面接官の話を最後まで聞けているか
  • 敬語など正しい言葉遣いができているか
  • 要点を押さえた受け答えができているか

マナーや態度

  • 時間に余裕を持ち遅刻は絶対にしないこと
  • 歩き方や座った時の姿勢に威圧感がないか
  • 面接官以外の人にも挨拶しているか
  • 必要な場面で感謝や挨拶ができているか
  • 話す・聞く時に無表情になっていないか

未経験からの転職では資格の有無や意欲だけではなく、人柄や些細な行動も評価ポイントとして非常に重要になため、相手の印象を少しでも良くするために上記の点は意識していくことが大切です。

また、当日だけ印象を良くしようとするとボロが出る可能性も高いので、できる限り上記のポイントは日頃から意識しておくと面接で緊張していても自然体で行動できるようになります。

10.内定条件の交渉を行う

面接に合格した後にはどのような条件で働いて欲しいのか内定条件の提示がされますが、提示された条件に対して何かしらの条件交渉がしたい場合には注意しておくべき点があります。

  • 提示された条件の理由や背景はしっかり確認する
  • 交渉する際には希望する理由や背景までしっかり伝える
  • 未経験からだと年収の水準は下がることを考慮して交渉する
  • 入社日に関する交渉では具体的な希望日と理由を伝える
  • 条件交渉時にはエージェントに相談をしてから話をすること

内定条件の交渉では「年収」と「入社日」に関する交渉をするケースが多いですが、未経験からの場合には年収の水準は低い傾向にあります。

そのため、元々の年収が高い場合には生活の水準を保つために年収の交渉を希望する方もいますが、その際には交渉前に今のスキル感での年収としてどのくらいが妥当なのかも確認しておきましょう。

また、入社日に関しても退職日までに期間が空きすぎたり、退職交渉が進まずに入社日が伸びてしまうことがあれば内定取り消しになる可能性もあるため、入社日や退職日の調整は転職活動を始めた段階で計画的に進めていくことが大切です。

AWS(Amazon Web Services)とはどんなサービスなのか

AWS(Amazon Web Services)とは、Amazonが提供しているクラウドサービスでクラウド上で幅広いサービスを利用することができることから世界的で30%以上のシェア率を誇るクラウドサービスとなっています。

AWSには「コンピューティング」「分析」「ブロックチェーン」「データベース」「機械学習」など22分野のカテゴリがあり、「EC2」「S3」「RDS」「Lambda」などの240以上のサービスから目的に応じたサービスを活用できるのが最大の特徴です。

そして、AWSを用いることでサービス開発に必要なサーバー・ネットワーク・データベース・セキュリティといった幅広いインフラ環境の構築ができるため、日本でもAWSを用いてインフラ環境を構築している企業は多いです。

AWSを活用している企業

  • 任天堂株式会社
  • 株式会社カプコン
  • 全日本空輸株式会社
  • 株式会社エイチ・アイ・エス
  • PayPay株式会社
  • 株式会社カオナビ
  • クックパッド株式会社

他にもAWSで構築されたインフラ環境を活用しているサービスは多数存在しますが、ネームバリューが高い企業が利用している点からもAWSは信頼性が高く、AWSを用いてインフラ構築をするAWSエンジニアも需要があることが分かります。

AWSエンジニアの仕事内容

AWSエンジニアの仕事内容

  • AWSを用いたインフラの企画・設計
  • AWSを用いたインフラ環境の構築・テスト
  • AWSを用いたインフラ環境の保守・運用

エンジニアは基本的に「企画・設計」「構築・テスト」「保守・運用」の業務をメインで行っていきますが、AWSエンジニアも同じく基本的な業務工程は他のエンジニアと大きな違いはありません。

ですが、AWSエンジニアをはじめとしたインフラエンジニアはサービス開発のためのインフラ環境を構築するのが役割なため、必要になる知識や求められるスキルはITエンジニアとは多少変わってきます。

特に、AWSエンジニアはインフラエンジニアの中でもクラウドサービスであるAWSを用いた「クラウドサーバー」「ネットワーク環境」「データベース」「セキュリティ」などインフラ全般の構築対応を求められることも多いです。

そのため、AWSエンジニアはITエンジニアやインフラエンジニアとは異なる知識やスキルが求められてくることと、AWSを用いたインフラ構築ではインフラ全般の構築が求められることもあることは覚えておきましょう。

AWSエンジニアの働き方とリモートワークの可否

AWSエンジニアの働き方は「自社に出社して業務を行う」「客先に常駐・出向して業務を行う」「リモート主体で業務を行う」という選択肢がありますが、クラウドエンジニアは物理サーバーの構築やネットワーク機器の設置対応は必要ないためリモートメインで作業することも可能です。

また、インフラエンジニアの仕事では24時間体制での保守・運用・監視が必要になるため、インフラの構築業務は日中行うとしても保守・運用・監視をメインで対応する方の場合には夜勤を含むシフト制で働くこともあります。

その他にも、インフラは24時間安定して稼働させなければいけないため、エラーや異常があればすぐに対応しなければならず、インフラシステム自体に大規模な障害があれば障害が治るまで対応しなければいけないことも多いです。

ですが、物理的なインフラの保守・運用・監視を行うインフラエンジニアに比べてリモートでの作業もしやすいため、スキルや経験があればAWSエンジニアをはじめとしたクラウドエンジニアはリモートワークがしやすい職種といえます。

AWSエンジニアの平均年収

求人ボックス給料ナビで公開されているAWSエンジニアを含むクラウドエンジニアの平均年収は595万円となっており、ITエンジニアの平均年収の485万円やインフラエンジニアの平均年収の520万円と比較して高い水準にあることがわかると思います。

職種 平均年収 初任給
クラウドエンジニア(AWS含む) 595万円 22万円
ITエンジニア 485万円 21万円
インフラエンジニア 520万円 21万円

AWSを含むクラウドエンジニアの年収の水準が高い理由としてはAWSの需要の高さや求められるスキルの幅が広いことも要因として挙げられます。

また、ITエンジニアもフロントエンドやサーバーサイドなど細かく職種を分けていくと平均年収は600万円程度になりますが、クラウドエンジニアもAWSに限定すると600万円を超える求人も多いです。

平均年収と同程度の年収になるには3年〜5年程度の実務経験が求められますが、エンジニア職は経験を積むことで高年収も目指せるため未経験からでも将来的に高年収になる可能性は十分にあります。

そして、AWSエンジニアとして経験を積んだ後にはフリーランスとして独立することもでき、フリーランスとして独立することで更に年収アップを目指していくことも可能です。

AWSエンジニアの需要や将来性

AIやIoTをはじめとしてIT業界は最新技術の発展とともに需要は拡大したことで将来性の高い業界として注目されており、ITサービスも技術が発展した現代においては必要不可欠なものとなっています。

また、ITサービスやシステムを開発するためにはインフラ環境の構築が必要不可欠で、今までは物理サーバーやネットワーク機器を用いてインフラを構築してきましたが、現代ではクラウドサービスを活用するのが主流となってきました。

そして、AWSはクラウドサービスの中でも世界シェア30%以上とシェア率が高く、日本企業でもAWSを用いたインフラ構築の需要が高いため、IT業界やインフラ構築の必要性を考慮するとAWSエンジニアも需要が高く将来性のある職種と考えられています。

AWSエンジニアに関する需要や将来性に関しては以下の記事でも詳しく紹介しています。

AWSエンジニアのやりがい・きついところ

AWSエンジニアは需要や将来性があり、年収の水準も高い職種でやりがいや魅力もたくさんありますが、きついところや大変なところもあります。

そのため、未経験からAWSエンジニアを目指す場合には、やりがいだけではなく、きついところや大変なところもしっかりと把握しておき、転職後のミスマッチが起きないようにしましょう。

AWSエンジニアのやりがい

AWSエンジニアのやりがいとしては主に以下のものが挙げられます。

評判・口コミ

インフラ周りを一通りこなせるのでやりがいがある

インフラ周りを一通りこなせるのでやりがいがある

AWSエンジニアとして働いているとインフラ周りの業務を一通り対応していく必要があっていろんな知識や経験が身に付くのでやりがいがありますね。


また、インフラ周りを一通り経験できてれば、その後のキャリアでもアドバンテージになるので良いと感じています。

評判・口コミ

AWSのサービスが豊富なので新しいことにチャレンジするのが楽しい

AWSのサービスが豊富なので新しいことにチャレンジするのが楽しい

AWSにはサービスがたくさんあるのでAWSエンジニアとして経験を積むことでいろんな分野にチャレンジする機会があって楽しいです。


新しい分野の仕事にチャレンジするときは勉強も必要で大変ですが、その分仕事をやり切れたときはすごくやりがいを感じます。

評判・口コミ

年収の水準も高く働き方の自由度も高い

年収の水準も高く働き方の自由度も高い

営業職はもちろんエンジニアでも常駐メインで働くことが多い職場もありますが、私の場合はリモートメインで対応できています。他の職種の知り合いの人の話を聞くとAWSエンジニアは年収の水準も高くて働き方の自由度も高いんだなと感じることが多いです。

転職エージェント末永 末永

AWSエンジニアはインフラ周りの業務を一通り対応する必要がありますが、仕事の幅が広いことにやりがいを感じている方もいるようです。


また、働き方や待遇の面でも年収の水準が高く働き方の自由度が高い点で、AWSエンジニアにやりがいや魅力を感じている方もいるみたいですね。

AWSエンジニアのきついところ

逆にAWSエンジニアとして働くからこそ他のエンジニアとは違うきつさや大変さもあるようです。

評判・口コミ

求められるスキルの幅が広くて大変

求められるスキルの幅が広くて大変

AWSエンジニアとして働くとインフラ全般の構築スキルを求められることも多いのでスキルを身につけるのは大変でした。


また、AWSのサービスには様々な分野やサービスがあるので、使ったことないサービスを使う必要があったときには仕事とは別で勉強が必要になるのがきついと感じることもありましたね。

評判・口コミ

夜勤や緊急時の対応がしんどい

夜勤や緊急時の対応がしんどい

インフラエンジニア全般に言えることかもしれませんが、AWSエンジニアも24時間体制での監視が必要な場合には夜勤がありますし、障害が発生したときは早急に復旧する必要があるため残業や休日出勤が必要になることもあります。


それだけ重要な役割という認識はあるのですが、昼夜逆転したり唐突に仕事が入ってくるときついなと感じてしまいますね。

評判・口コミ

重要な仕事なためプレッシャーが大きい

重要な仕事なためプレッシャーが大きい

インフラはITサービスの開発や運用のためにも重要なものなので障害が発生した時の損失は大きいものになってしまいます。


そのため、インフラ構築をする時にはとにかく障害が発生しないように常に注意しながら構築しなければいけないのでプレッシャーを感じることも多いです。

転職エージェント末永 末永

AWSエンジニアは求められるスキルの範囲が広いことでやりがいを感じる方もいますが、逆に大変だと感じる方もいるようですね。


また、夜勤や緊急時の対応をしなければいけないですし、インフラは重要なため障害が起きないように気を張って仕事に取り組まなければいけないことも多いです。その点でプレッシャーが大きくきついと感じることもあるようです。

エンジニアにおすすめの転職エージェント

AWSエンジニアになるために求められる知識・スキル

AWSエンジニアとして働くためにはインフラ全般の知識やスキルが求められてきますが、具体的にはどのような知識やスキルが必要になるのでしょうか?

  • サーバー・ネットワークに関する知識
  • データベース・セキュリティに関する知識
  • AWSのサービスの特徴や使い方に関する知識
  • AWSを用いたインフラ環境構築のスキル
  • OS/ミドルウェアに関する知識
  • オンプレミス環境でのインフラ構築の知識

AWSエンジニアとして働く際には、インフラ全般の知識やAWSのサービスの特徴や使い方に関する知識・スキルが求められてきます。

また、インフラの保守・運用においてOSやミドルウェアに関連してくる業務の対応を行うこともあるため、インフラだけではなく、その他の関連知識もしっかりと身につけておくことが大切です。

そして、AWSエンジニアとして働いているとオンプレミス環境からクラウド環境への移行プロジェクトに携わることもあるため、オンプレミス環境でのインフラ構築や関連機器に関する知識も身につけておくと仕事の幅を広げることにもつながります。

AWSエンジニアは基本的にはAWSに関する知識やスキルがあれば問題はありませんが、キャリアアップを目指すのであれば関連知識やスキルを積極的にキャッチアップしていくようにしましょう。

AWSエンジニアのキャリアパス

AWSエンジニアとして働いていく場合にはいくつかのキャリアパスがありますが、代表的なものとしては以下が挙げられます。

  • AWSのスペシャリストとしてスキルを磨く
  • AzureやGCPでのインフラ構築スキルを磨く
  • マネジメント職へのキャリアアップを目指す
  • プログラミングスキルを身につけてITエンジニアへキャリアチェンジ

キャリアの選択肢としては「スペシャリスト」「ジェネラリスト」「マネジメント」「キャリアチェンジ」の4パターンがありますが、一般的にAWSエンジニアとして働く場合には「スペシャリスト」か「マネジメント」のキャリアを選ぶ人が多いです。

また、AWSエンジニアよりクラウドエンジニアとして幅広い業務に対応できるにようになりたい方は、AzureやGCPなどを用いたインフラ構築の知識やスキルを磨いていくのも良いです。

その他にも、AWSエンジニアがITエンジニアへキャリアチェンジできれば、インフラ構築からサービス開発まで一貫して対応できるようになるため、フルスタックエンジニアを目指したい方はITエンジニアへキャリアチェンジを目指す方もいます。

どのキャリアパスがおすすめかは本人のキャリアの希望によって変わり、キャリアパスによって難易度も変わりますが、どの選択をしても高年収を目指していくことはできるため志向性に合う選択をしていくのが良いです。

未経験からAWSエンジニアを目指すのであれば転職エージェントの活用がおすすめ

未経験からAWSエンジニアへの転職を目指す場合には、転職を効率的に進めたり、選考の通過率を上げるためにも転職エージェントを活用していくのがおすすめです。

エンジニアの転職に強い転職エージェントでは経験者向けの求人が多い一方でエンジニア転職に関する詳しい相談がしやすく、大手転職エージェントでは豊富な求人を取り扱っているため希望にマッチする求人を見つけやすいです。

また、転職エージェントでは求人紹介だけではなく、職務経歴書の添削、応募時の推薦文の共有、面接の日程調整やアドバイスなど、転職が上手くいくようサポートをしてくれるため効率的に転職活動を進めていくことができます。

そして、転職エージェントを活用する際には複数のエージェントに登録することで希望にマッチした求人を見つけやすくなるため、利用する際には3社〜5社程度には登録しておきましょう。

エンジニアの転職に強い転職エージェント

エンジニア・デザイナーの転職に特化した転職エージェント

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ウィルオブテック

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レバテックキャリア

ITエンジニア経験者支援に特化した専門エージェント

※登録完了後、お電話にて転職活動のご状況をヒアリングさせて頂きます。
※エンジニア未経験者向けの求人は保有しておりません。

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  1. 保有求人7000件以上の約8割が年収600万円以上のハイクラスIT求人
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大手や人気企業の求人を多数保有!大手転職エージェント

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大手エージェントには、全業界・職種の求人が集まっています。さらに、大手企業や人気企業の求人を独占で持っていることも。
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  2. 20万件以上(2023年3月時点、非公開求人を含む)の求人から、厳選して紹介をしてくれる数少ないエージェント
  3. リクルートが保有していない有名企業の求人に出会える可能性が高い

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AWSの知識・スキルを効率的に身につけるならプログラミングスクールの活用がおすすめ

AWSの資格取得や知識・スキルの習得をする際には独学も良いですが、効率的に学習を進めていきたいのであればプログラミングスクールの活用も検討すると良いです。

プログラミングスクールでは未経験者でもわかりやすいカリキュラムで学習を進めていくことができ、AWSを用いたインフラ構築の経験があるプロがメンターとしてついてくれるため、わからないことがあれば気軽に質問できる環境が整っています。

また、スクールによっては転職保証コースがあるスクールもあり、転職保証コースでは学習から転職活動まで一貫してサポートしてくれるため、転職までサポートしてほしいと考えている方はコース・金額・内容をしっかりと確認して気になる点は問い合わせて確認していくようにしましょう。

ですが、AWS関連のコースには資格取得を目指すコースもあれば、基礎知識しか触れないコースもあるため、スクール選びの際にはしっかりとコースの内容を確認した上で比較検討することが大切です。

おすすめのプログラミングスクール

UZUZカレッジ(Javaコース)

20代の未経験転職に特化した転職エージェント、UZUZが運営。
就職を目指したい人、まずは安価でプログラミングを学びたい人の両方におすすめ

UZUZカレッジ(Javaコース)

おすすめポイント

  1. 最短1ヶ月で修了!個別指導方式だから、自分のペースで学べる
  2. IT未経験の求人を多数保有。就職サポートが無料で受けられる
  3. カリキュラム内容記載の修了証明書で、選考通過率アップ!

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TECH CAMP

最短10週間で未経験からプロのエンジニアとして転職を目指せるプログラム
オンラインでも完結でき、転職まで一貫してサポートしてくれる

TECH CAMP

おすすめポイント

  1. プログラム終了後の転職成功率は「98%」
  2. プログラミング学習から転職活動まで一貫してサポートしてくれる
  3. 20代前半から30代まで幅広い支援実績

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侍エンジニア

オンライン×オリジナルカリキュラムで学べる超実践型プログラミングスクール

侍エンジニア

おすすめポイント

  1. プロのエンジニアが専属でマンツーマン指導
  2. だから挫折せずに学べる!
  3. 転職保証コースもアリ!転職成功率99%

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