
看護師の志望動機の書き方!例文とポイント・注意点を解説
看護師の志望動機は、これまでの経験と応募先の魅力、これから活かしたい看護の3つを重ねて書くのがポイントです。
この記事では転職理由・施設・診療科別の例文をまとめ、書き方のコツやNG例、面接で伝える際の注意点まで現役の転職エージェントが解説します。
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看護師の志望動機は3つの要素で組み立てる
看護師の志望動機は「これまでの経験」「応募先の魅力」「これから活かしたい強み」の3つを重ねると、説得力のある文章になります。
この3つがそろうと、なぜ他の病院ではなくこの施設なのかが自然に伝わります。
志望動機を作る3つの要素
- これまでの経験と、そこで感じたこと・大切にしてきたこと
- 応募先の理念や診療の特徴で、自分が魅力に感じた部分
- これからその施設で活かしたい強みや、やりたい看護
この3つのうち、意外と抜けやすいのが2つ目の「応募先ならではの魅力」です。
ここが薄いと、どの施設にも出せる使い回しの文章になってしまい、志望度が低いと受け取られます。

志望動機は、自分の「こうなりたい」と、施設が「こういう人に来てほしい」が重なる部分を言葉にするものです。
この重なりが大きいほど、面接官には「うちで長く活躍してくれそうだ」と伝わりますよ。
看護師が志望動機を書くときの6つのポイント
3要素をそろえるうえで、看護師の志望動機で押さえておきたい具体的なポイントが6つあります。
書き始める前に1度目を通しておくと、内容がぶれずに書き進められます。
転職の軸を明確にする
まず、看護師である自分が転職で何を叶えたいのかという軸をはっきりさせておきます。
軸が定まっていないと、志望動機も「なんとなく良さそうだから」という薄い内容になりがちです。
軸を整理するときは、次の手順で条件を書き出してみてください。
転職の軸を整理する手順
- 転職で叶えたい条件を複数書き出す
- その中で優先順位をつける
- 妥協できない条件と、譲れる条件を分ける
たとえば「看護技術を磨きたい」が一番なら、教育体制の整った施設が候補になります。
軸から逆算すると、志望動機の中心に置くべきポイントが見えてきます。
施設研究で求める人物像をつかむ
応募先がどんな看護師を求めているかを調べることも欠かせません。
求人票を眺めるだけでは、どの施設も似た内容に見えてしまい、志望動機に具体性が出ないからです。
施設研究では、次の3つを確認しておくと人物像がつかめます。
施設研究で確認したい3つのポイント
- 病院の理念やモットー、力を入れている診療分野
- 病棟の体制や、看護方式(チームナーシングなど)
- 公式サイトの看護部メッセージや、先輩看護師のインタビュー
こうして見えた人物像と、自分の経験の重なる部分をアピールすれば、好印象につながります。

求人票だけでなく、看護部長のメッセージまで読み込む人は意外と少ないです。
そこで見つけた言葉を志望動機に一言入れるだけで、研究の深さが伝わりますよ。
転職の難易度や採用事情が気になる人は、以下の記事もあわせて確認してみてください。
前向きな言葉に言い換える
志望動機は、たとえ転職のきっかけが不満だったとしても、前向きな言葉に変換して書きます。
ネガティブなまま書くと「不満があればまた辞めるのでは」と受け取られてしまうためです。
言い換えるときは、次のように考えてみてください。
前向きな言葉に言い換えるコツ
- 仕事で嬉しかった瞬間や、やりがいを感じた場面を思い出す
- その経験を、応募先でどう活かせるかに結びつける
- 「逃げる転職」ではなく「叶える転職」として言葉にする
たとえば「夜勤がきつい」なら「日勤でじっくり患者と関わる看護がしたい」と表現できます。
事実は変えずに、視点だけを未来に向けるのがコツです。
自分だけのエピソードを入れる
ありきたりな内容から抜け出すために、自分にしか書けないエピソードを1つ入れます。
似たような志望動機が並ぶ中で、具体的な体験は強い印象を残します。
たとえば「患者さんに寄り添う看護がしたい」だけでは弱いです。
「退院時にかけてくれた言葉が忘れられず、在宅でも関わり続けたいと思った」まで書くと、他の看護師にはない自分だけの動機になります。
テンプレートをそのまま写すのは避け、実際の場面を短くても盛り込んでみてください。
200〜300文字で結論から書く
志望動機の文字数は、200〜300文字程度で、結論から書くのがポイントです。
履歴書の記入欄なら7〜8割を埋めるイメージで、長すぎず短すぎない分量にまとめます。
書き出しで「これまでの経験を活かしたいと考え志望しました」と結論を先に置くと、志望度の高さが一目で伝わります。
理由や経験の説明は、そのあとに続ければ十分です。

結論を先に伝えると、印象に残りやすい効果が期待できます。
だらだら書くより、要点を先に出したほうが読み手の負担も減りますよ。
面接を想定して一貫性をもたせる
履歴書に書く志望動機は、面接で深掘りされることを前提に組み立てます。
履歴書には要点をまとめ、詳しい背景は面接で話せるように準備しておくと安心です。
このとき大切なのが、履歴書・職務経歴書・面接で話す内容に一貫性をもたせることです。
それぞれで言うことが違うと「本音はどれなのか」と疑われてしまいます。
書いた志望動機について「なぜそう思ったのか」を自分に問い直し、答えられる状態にしておいてください。
自分の転職の軸がうまく言葉にできないと、志望動機もぼんやりしてしまいます。
プロのキャリアアドバイザーに相談すると、軸の整理から履歴書の添削まで一緒に進めてもらえます。
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【転職理由・経歴別】看護師の志望動機例文
看護師の転職は、経歴や転職理由によって書くべき内容が変わります。
ここでは経歴・転職理由別に、そのまま参考にできる志望動機の例文を紹介します。
新卒〜経験3年目の看護師
経験の浅い若手看護師は、経験の量よりも「学ぶ姿勢」と「目指す看護師像」を軸にすると熱意が伝わります。
新人研修や教育体制が整った病院・クリニックが狙いやすい転職先です。
一般病院への志望動機例文(経験2年目)
入院患者さんに寄り添った看護を大切にする貴院の姿勢に共感し、志望いたしました。
現在は急性期病棟で2年間勤務し、多くの患者さんと関わる中で、退院後の生活まで見据えた関わりの大切さを実感しました。
まだ学ぶべきことは多くありますが、教育体制の整った貴院で経験を積み、患者さん一人ひとりに信頼される看護師を目指したいと考えています。
まだ経験が浅いことを引け目に感じる必要はありません。
素直に学ぶ意欲と、これからどんな看護師になりたいかを言葉にすれば十分伝わります。
1年目での転職を迷っている人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
第二新卒・未経験分野に挑戦する看護師
臨床経験が浅い、または未経験の分野に挑戦する場合は、これまで培った姿勢や強みをどう活かすかを軸にします。
「未経験歓迎」の求人は、慢性期・療養型病院やリハビリ病院、介護施設などに多く見られます。
未経験からリハビリ病院への志望動機例文
時間をかけて患者さんの在宅復帰を支えるリハビリ看護に携わりたいと考え、貴院を志望しました。
臨床経験は浅いですが、相手の話にじっくり耳を傾け、不安を和らげることを得意としています。介護ボランティアでも一人ひとりに合わせた関わりを心がけてきました。
この強みを活かし、患者さんに寄り添いながらリハビリを支える看護師として成長していきたいと考えています。
未経験分野では、看護技術よりもコミュニケーション力や誠実さといった土台の部分が評価されます。
前の職場で身につけた姿勢を、具体的な場面とともに伝えてみてください。
ブランクからの復職・子育て中の看護師
ブランクがある場合は、復職への意欲と、働き方の希望を正直に伝えることが大切です。
「ブランクOK」「復職支援あり」の求人は、サポート体制が整っているため安心して応募できます。
クリニックへ復職する志望動機例文
復職した看護師が多く活躍していると伺い、サポート体制の整った貴院を志望いたしました。
以前は5年間、総合病院で勤務しておりましたが、出産と子育てのため一度退職しました。子どもの保育園入園が決まり、改めて看護の仕事に戻りたいと考えるようになりました。
ブランクはありますが、前向きに学び直す気持ちを忘れず、少しでも早く貢献できるよう努めていきたいと考えています。
ブランクを隠すよりも、期間とその間の状況を正直に書いたほうが誠実な印象になります。
復職のコツは、以下の記事でも詳しく解説しています。
スキルアップ・キャリアアップを目指す看護師
スキルアップを目的とする場合は「何を学びたいか」と「その先でどうなりたいか」をセットで書きます。
ただ学びたいだけでは受け身に見えるため、学んだ先の貢献まで示すのがコツです。
スキルアップのための志望動機例文
勉強会やセミナーなど、自己研鑽の機会が豊富な貴院の環境に魅力を感じ、志望いたしました。
これまで総合病院の外科で3年間勤務し、基本的な看護技術を身につけてきました。今後はより専門性の高い技術を磨き、認定看護師の資格取得も目指したいと考えています。
学んだ技術を貴院での看護に還元し、チーム全体の看護の質を高める存在になりたいと考えています。
「学びたい」で終わらせず、学びをどう還元するかまで書くと、主体性のある志望動機になります。
資格取得の道筋は、以下の記事も参考になります。
転職回数が多い看護師
転職回数が多い場合は、それぞれの経験を「一貫した目的でつながっている」と語れるかがカギになります。
回数そのものより、軸のない転職に見えることが懸念されるためです。
転職回数が多い場合の志望動機例文
幅広い診療科で経験を積む中で、慢性期看護に腰を据えて取り組みたいと考え、療養型に力を入れる貴院を志望しました。
急性期・回復期と経験してきたのは、患者さんの回復の全過程に関わりたいという思いからでした。その中で、退院後の生活まで見据えた看護に自分の関心があると気づきました。
これまでの多様な経験を活かし、貴院で長く腰を据えて看護に取り組みたいと考えています。
複数の職場を「一つの目的に向かうステップ」として語れれば、転職回数はむしろ経験の広さとして評価されます。
【施設別】看護師の志望動機例文
同じ看護師でも、働く施設によって求められる役割は大きく変わります。
ここでは施設の種類別に、志望動機の特徴と例文を紹介します。
急性期病院
急性期病院は、重症患者や救急患者を受け入れ、高度な医療を提供する施設です。
看護師にも高い技術と迅速な判断力が求められるため、技術を磨きたいという意欲を軸にします。
療養型病院から急性期病院への志望動機例文
救急医療の最前線で、これまでの経験を活かして患者さんのために力を尽くしたいと考え、貴院を志望しました。
療養型病院では、一人ひとりの症状と心に寄り添う看護を大切にし、リハビリスタッフや医師との連携も心がけてきました。この姿勢は患者さんの不安を和らげることにつながりました。
救急の現場でもチームの連携は欠かせません。この強みを活かし、迅速で適切な看護を実践していきたいと考えています。
急性期を志望するときは、なぜその忙しい環境で働きたいのかまで語れると説得力が増します。
回復期・慢性期(療養型)病院
回復期・慢性期の病院は、急性期を脱した患者の回復や、長期療養を支える施設です。
じっくり患者と関わりたい、退院後の生活まで見据えたいという思いを軸にします。
急性期病院から回復期リハビリ病院への志望動機例文
患者さんが自宅へ帰るまでの回復の過程に、じっくり寄り添う看護がしたいと考え、貴院を志望しました。
急性期病院では治療の最前線で多くの患者さんと関わってきましたが、退院後の生活を支えきれないもどかしさも感じていました。
回復期リハビリに力を入れる貴院で、患者さんの「できた」を一緒に喜びながら、在宅復帰まで支える看護を実践したいと考えています。
急性期との違いを理解したうえで「あえてこちらを選んだ」という姿勢を見せると、志望度が伝わりやすくなります。
クリニック
クリニックは、専門分野に特化して質の高い地域医療を提供する施設です。
夜勤がないことが多く幅広い業務を任されるため、専門性や地域への貢献を軸にします。
総合病院からクリニックへの志望動機例文
患者さんに寄り添った治療をモットーとする貴院で、地域医療に貢献したいと考え志望しました。
総合病院では、急性期から慢性期まで幅広い患者さんに関わり、看護師としての基礎を築いてきました。今後は貴院の呼吸器診療に専門性を絞り、より個人に寄り添った看護を深めたいと考えています。
これまで培った経験を活かしながら、地域の患者さんに信頼される看護を実践していきたいです。
クリニックは少人数で幅広い業務を担うため、柔軟に動ける点や、患者と長く関われる魅力に触れると好印象です。
仕事内容は、以下の記事で確認できます。
介護施設
介護施設は、高齢者の健康管理や医療的ケアを担う施設です。
介護士と連携しながら生活を支える視点が求められるため、暮らしに寄り添う看護への思いを軸にします。
総合病院から介護施設への志望動機例文
入居者さんの心に寄り添う介護をモットーとする貴施設で、これまでの経験を活かしたいと考え志望しました。
総合病院の内科では、高齢の入院患者さんの看護を中心に、バイタルチェックや食事のサポートまで担ってきました。感謝の言葉をいただく瞬間が私のやりがいでした。
看護師としての知識を活かし、医療と生活の両面から入居者さんを支える看護をしていきたいと考えています。
介護施設では医師が常駐しないこともあり、看護師の判断が重要になります。責任感や落ち着いた対応力を伝えると評価されます。
仕事内容や転職先の選び方は、以下の記事もあわせてどうぞ。
訪問看護
訪問看護は、自宅で療養する患者のもとを訪れ、その人らしい生活を支える仕事です。
患者や家族と深く関わるため、コミュニケーション力や自立して動ける力を軸にします。
病院から訪問看護への志望動機例文
一人ひとりの生活に合わせた、きめ細やかな看護がしたいと考え、貴ステーションを志望しました。
急性期病院では高齢の患者さんのケアを中心に経験を積んできました。限られた時間の中でも、その人の暮らしを想像しながら関わることを大切にしてきました。
病棟で培った観察力とコミュニケーション力を活かし、地域で信頼される訪問看護師としてキャリアを積みたいと考えています。
訪問看護は一人で判断する場面が多い仕事です。自立して動ける点や、家族も含めて支える視点を示すと安心感につながります。
保育園
保育園の看護師は、子どもの体調管理や健康指導、アレルギー対応などを担います。
予防と成長支援の視点が中心になるため、子どもの健康を支えたいという思いを軸にします。
クリニックから私立保育園への志望動機例文
子どもたちの健やかな成長を健康面から支えたいと考え、豊かな心を育む保育を大切にする貴園を志望しました。
小児科クリニックで勤務する中で、日々の生活習慣が子どもの健康を大きく左右することを実感しました。予防や健康教育の大切さを感じるようになりました。
看護師としての経験を活かし、保育士の先生方と協力しながら、子どもたちが元気に過ごせるよう支えていきたいと考えています。
保育園看護師は看護技術よりも、子どもや保護者との関わり方が重視されます。
仕事内容は、以下の記事で詳しく解説しています。
地域医療
地域医療は、治療にとどまらず、地域住民の予防や健康維持まで支える取り組みです。
とくに過疎地域ではニーズが高く、地域への貢献意欲を軸にすると響きます。
総合病院から地域医療支援病院への志望動機例文
お世話になった地元の地域医療に貢献したいと考え、貴院を志望しました。
これまで都市部の総合病院で経験を積んできましたが、地元に戻ることになり、培ったスキルを故郷で活かしたいと考えるようになりました。
患者さん一人ひとりに寄り添う姿勢を大切に、地域医療への貢献度が高い貴院で改めて学びながら、看護技術を活かしていきたいです。
地域医療では、その地域だからこその理由を語れると強くなります。出身地や過去の経験と結びつけると自然です。
企業(産業看護師)
産業看護師は、企業で働く従業員の健康管理やメンタルケアを担う仕事です。
予防やセルフケア支援が中心になるため、働く人の健康を支えたいという視点を軸にします。
病院から産業看護師への志望動機例文
病気になる前の段階で人々の健康を支えたいと考え、健康経営に力を入れる貴社を志望しました。
病棟では、生活習慣が原因で入院する患者さんを数多く見てきました。その経験から、予防の段階で関わることの大切さを強く感じるようになりました。
健康管理の知識と、小さな変化に気づく観察力を活かし、従業員の皆さんが健康に働ける環境づくりに貢献したいと考えています。
産業看護師は求人が少なく人気が高い分野です。臨床経験をどう予防に活かすかを具体的に示すと、他の応募者と差がつきます。
施設によって求人の出方や採用の傾向は大きく違います。
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【診療科別】看護師の志望動機例文
診療科によって必要な知識や働き方は変わり、活かせる経験も異なります。
ここでは診療科別に、志望動機に盛り込みたい視点と例文を紹介します。
内科
内科は薬による治療を中心に、複数の症状を抱える患者と長く関わる診療科です。
じっくり患者に向き合う姿勢や、丁寧な観察力を軸にします。
外科から内科への志望動機例文
患者さんとじっくり向き合いながら治療を支える内科で、寄り添う看護を実践したいと考え志望しました。
外科病棟では3年間、手術前後の患者さんのサポートを担い、不安を和らげる関わりを心がけてきました。その中で、複数の症状を抱える患者さんと継続的に関わる看護に関心をもつようになりました。
相手に寄り添うコミュニケーション力を活かし、幅広い治療に対応する貴院で貢献したいと考えています。
外科
外科は手術を中心に、周術期のケアが重要になる診療科です。
テンポの速い現場で正確に動く力や、術後管理の経験を軸にします。
| 外科の種類 | 主な対象 |
|---|---|
| 一般外科 | 外傷・打撲・炎症性疾患など |
| 専門外科 | 脳外科・心臓血管外科・消化器外科など |
消化器科から外科への志望動機例文
周術期看護の経験をさらに深め、主体的に看護に取り組みたいと考え、地域の中核を担う貴院を志望しました。
消化器科では5年間、手術を受ける患者さんのケアを中心に経験を積んできました。院内感染予防にも力を入れる貴院でなら、学んだスキルを活かせると考えています。
将来は認定看護師の資格取得も目指し、責任をもって看護に取り組みたいと考えています。
小児科
小児科は新生児から15歳までの子どもを対象に、幅広い疾患に対応する診療科です。
子どもと家族の両方を支える視点や、他科での経験を活かせる点を軸にします。
内科から小児科への志望動機例文
長期入院の子どもたちの心のケアを大切にする貴院の方針に共感し、小児看護を深めたいと考え志望しました。
大学病院の内科で5年間勤務する中で、子どもの患者さんの対応を任される機会がありました。家族と離れて病気と闘う子どもに寄り添いたいという思いが強くなりました。
これまでの経験を活かし、子どもたちの成長を見守りながら、専門性の高い小児看護に取り組みたいと考えています。
整形外科
整形外科は、骨や関節、筋肉などの運動器を扱い、急性期から在宅まで幅広い患者と関わる診療科です。
リハビリを見据えた看護や、幅広いステージへの対応力を軸にします。
外科から整形外科への志望動機例文
怪我からの復帰を支える整形外科で、患者さんの回復に長く寄り添いたいと考え、貴院を志望しました。
外科病棟では手術前後のサポートを担う中で、患者さんの不安が手術だけでなくその後の生活にもあることを知りました。術後のフォローの大切さを実感しています。
在宅看護まで見据えた看護を提供する貴院で、患者さんの回復を長期的に支えていきたいと考えています。
精神科・心療内科
精神科・心療内科は、心が原因の病を薬物療法やカウンセリングで治療する診療科です。
看護師の関わりが治療の一部になるため、コミュニケーション力や傾聴の姿勢を軸にします。
リハビリ病棟から心療内科への志望動機例文
患者さんの心のケアを大切にする貴院の精神科で、寄り添う看護を実践したいと考え志望しました。
急性期病院のリハビリ病棟で4年間勤務し、回復していく患者さんとの会話にやりがいを感じてきました。不安を抱えていた患者さんが笑顔で退院する姿を見て、心のケアに関わりたいと考えるようになりました。
患者さん一人ひとりに寄り添う姿勢と傾聴力を活かし、心の回復を支える看護師になりたいです。
産婦人科
産婦人科は、出産を支える産科と、女性特有の疾患を扱う婦人科からなる診療科です。
命の誕生に立ち会う一方で心理的ケアも重要なため、女性に寄り添う姿勢を軸にします。
心療内科から婦人科への志望動機例文
悩みを抱える女性の心のケアに携わりたいと考え、不妊治療でも実績のある貴院を志望しました。
心療内科では、ストレスから体調を崩す女性の患者さんと数多く向き合ってきました。その経験から、女性特有の悩みに寄り添う看護がしたいと考えるようになりました。
不妊治療は長期的に患者さんと向き合う分野です。これまで培った傾聴の経験を活かし、貴院で女性を支えていきたいと考えています。
皮膚科
皮膚科は、多様な皮膚疾患に臨機応変に対応する診療科です。
比較的落ち着いて働けるためブランク明けにも向いており、幅広い世代への対応経験を軸にします。
ブランクから皮膚科への志望動機例文
患者さんの悩みに寄り添う治療を提供する貴院に魅力を感じ、皮膚科での復職を志望しました。
以前は大規模病院の内科病棟で3年間経験を積みましたが、出産を機に退職しました。自身もアトピー性皮膚炎を経験し、皮膚の悩みに寄り添いたいという思いがあります。
幅広い世代の患者さんと関わってきた経験を活かし、いち早く現場に慣れながら貢献していきたいと考えています。
美容分野に関心がある人は、以下の記事もあわせて確認してみてください。
美容外科
美容外科は、美容に関する施術やカウンセリングを担う診療科です。
一般医療とは異なる知識が必要なため、接客経験やコミュニケーション力を活かせる点を軸にします。
皮膚科から美容外科への志望動機例文
コンプレックスの解消を支える美容外科で、丁寧なカウンセリングを大切にする貴院を志望しました。
皮膚科クリニックでは、若い女性の患者さんと接する機会が多く、外見の悩みが深いものであることを知りました。悩みに共感し、力になりたいと考えるようになりました。
これまでの経験を活かし、患者さん一人ひとりのコンプレックスに一緒に向き合える看護師になりたいと考えています。
循環器科
循環器科は、心臓や血管の疾患を扱い、医療機器を用いた検査や緊急対応が多い診療科です。
病態への知識や、急変に対応できる冷静さを軸にします。
| 循環器科の種類 | 主な治療 |
|---|---|
| 循環器内科 | カテーテル・心電図・点滴や内服による検査治療 |
| 心臓血管外科 | 心臓や血管の外科的治療 |
内科から循環器内科への志望動機例文
臨機応変な対応力を活かし専門性を高めたいと考え、高性能な医療機器を備える貴院を志望しました。
救急で急病の患者さんに対応する中で、循環器は病態生理の知識が欠かせないことを学びました。急変する患者さんを助けるための知識を、より深く身につけたいと考えるようになりました。
どんな場面でも適切な処置ができる看護師を目指し、専門性を高めていきたいと考えています。
看護師が志望動機に書いてはいけないNG例と言い換え方
看護師の志望動機に絶対の正解はありませんが、書くとマイナス評価につながるNGはあります。
ここでは代表的なNGと、前向きな言い換え方をあわせて紹介します。
多くのNGは、伝え方を少し変えるだけで前向きな志望動機に生まれ変わります。以下の言い換え表を参考にしてみてください。
| NGな書き方 | 前向きな言い換え |
|---|---|
| 自宅から近いから | 地域に根ざした貴院で長く働き、地元の医療に貢献したいから |
| 福利厚生が充実しているから | 働きやすい環境で腰を据え、専門性を高めていきたいから |
| 夜勤がつらいから | 日勤帯でじっくり患者さんと向き合う看護がしたいから |
| 人間関係が悪かったから | チームで連携し、協力し合える環境で看護がしたいから |
通勤のしやすさを理由にする
通勤のしやすさは、志望動機にはしないほうが無難です。
「自宅から近い」だけでは「他の病院でもいいのでは」と受け取られてしまうためです。
どうしても立地に触れたい場合は「地域に根ざした貴院で長く貢献したい」と、地域医療への思いに変換します。
同じ立地の話でも、地域への関心として語れば前向きな理由になります。
福利厚生・待遇を前面に出す
福利厚生や待遇は、働くうえで大切ですが、志望動機の中心にはしないほうがよいです。
充実した施設は他にもあり「その病院を選んだ理由」にはなりにくいためです。
待遇に触れるなら「働きやすい環境で腰を据え、専門性を磨きたい」と、成長する意欲に結びつけます。
制度そのものではなく、そこで何を実現したいかを語るのがコツです。
例文やAIの文章をそのままコピペする
インターネットの例文や、AIが生成した文章をそのままコピペするのは避けてください。
近年はAIで志望動機を作成する看護師も増えていますが、AIを使うこと自体は問題ありません。ただし、生成された文章をそのまま提出するのは避けたほうがよいです。
同じ例文やAIの文章を提出する応募者は少なくなく、採用担当者にはコピペだと見抜かれてしまいます。
自分の考えを言葉にできないと、コミュニケーション面で不安をもたれる原因にもなります。
例文やAIはあくまで構成や表現の参考にとどめ、自分の経験やエピソードに置き換えて書くようにしてください。

例文やAIの文章を丸写ししたレジュメは、書類選考でそのまま見送りになることも珍しくありません。
AIは考えを整理する下書きとして活用しつつ、中身は自分の言葉で埋めてくださいね。
前職の不満をそのまま書く
前職への不満をそのまま書くのもNGです。
「不満があるとまた辞めるのでは」と、定着性に不安をもたれてしまいます。
不満は、そのまま書くのではなく、これからどうしたいかという希望に変換します。
「残業が多かった」なら「メリハリのある環境で、質の高い看護に集中したい」と言い換えられます。
事実は隠さず、視点を未来に向けるのがポイントです。
志望動機が思いつかない看護師の対処法
志望動機が思いつかないときは、まず自己分析から始めてみてください。
自分の中を整理すると、志望動機の軸になる材料が見つかります。
志望動機につなげる自己分析の手順
- 自分の強みや得意なことを書き出す
- 大切にしている価値観やモットーを整理する
- 仕事選びで譲れない軸を決める
- その軸と、応募先の特徴が重なる部分を探す
- なぜその施設に惹かれたのかを言葉にする
この順で整理すると「ありたい自分」と「応募先で得られること」が重なる部分が見えてきます。
その重なりこそが、自分が語るべき志望動機です。
とくに強みと価値観は、過去の経験から掘り起こすと具体的になります。
やりがいを感じた場面と、逆につらかった場面の両方を思い出すと、自分が何を大切にしているかが見えてきます。

それでも言葉にできないときは、転職のプロと話してみるのがおすすめです。
面談で話すうちに、自分でも気づかなかった強みや価値観が引き出されることもありますよ。
志望動機が書けずに悩んでいる人は、以下の記事も参考になります。
看護師の志望動機と自己PR・面接で伝えるときの注意点
志望動機は、履歴書に書いて終わりではなく、自己PRとの兼ね合いや面接での伝え方まで意識する必要があります。
ここでは書いた後につまずきやすいポイントを解説します。
志望動機と自己PRを書き分ける
志望動機と自己PRが同じ欄にある、または続けて聞かれる場合は、役割を分けて書きます。
志望動機は「なぜこの施設か」、自己PRは「自分に何ができるか」を伝えるものだからです。
たとえば志望動機で「地域医療に貢献したい」と述べたら、自己PRでは「活かせる観察力がある」と続けます。
2つがつながると志望動機に説得力が生まれ、逆に重複するとどちらも印象が薄くなります。
履歴書全体の書き方は、以下の記事で確認できます。
具体性をもたせる
「地域のために働きたい」のように、どの施設にも当てはまる内容は避けます。
具体性がないと、企業研究が足りず志望度も低いと見られてしまいます。
具体性を出すには、その施設だからこそのポイントを1つ入れることです。
「〇〇科に力を入れる貴院で」と応募先ならではの特徴に触れ、経験を添えると意欲が伝わります。
転職理由や自己PRと一貫性をもたせる
志望動機は、転職理由や自己PRと矛盾しないように整えます。
自己PRで「慎重さが強み」と言いながら、志望動機で「失敗を恐れず挑戦したい」では人物像がぶれます。
面接では「なぜ数ある病院の中でうちなのか」「他にどんな施設を受けているか」まで聞かれます。
選び方に一貫性がないと「どこでもよいのでは」と疑われるため、軸に沿って選んでいると説明できるようにしておいてください。

きっかけが転職エージェントの紹介でも、それを隠す必要はありません。
最後は自分が惹かれて応募したと、自分の言葉で語れるかどうかが大切ですよ。
患者目線・受け身にならない
志望動機では、患者目線と受け身の表現に気をつけます。
「ホスピタリティが素晴らしい」は患者としての感想であり、そこで働く看護師の視点ではないためです。
同じく「学ばせてほしい」「成長したい」だけでは受け身に見えます。
学んだ先に「どう貢献するか」まで書き、入職後に自分がどう動きたいかまで落とし込んでみてください。
志望動機に不安がある看護師はプロに相談しよう
看護師の志望動機は、3つの要素を重ね、応募先ならではの理由を自分の言葉で書くことが大切です。
とはいえ、一人で書き上げるのは簡単ではありません。
もし志望動機に不安があるなら、看護師の転職に強いプロに相談するのが近道です。次のようなサポートを無料で受けられます。
転職エージェントに相談できること
- 履歴書・職務経歴書の添削と、志望動機作成のアドバイス
- 応募先の理念や求める人物像など、細かい企業情報の共有
- 面接でよく聞かれる質問の対策
ここまで見てきたとおり、志望動機は「応募先ならではの理由」を自分の言葉にできるかがカギでした。
自分の強みや志望動機の軸を一緒に整理してもらいたい人は、看護師専門のサービスに相談してみてください。
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