IT業界の転職における履歴書の書き方を転職のプロが徹底解説

IT業界の転職における履歴書の書き方を転職のプロが徹底解説

    IT業界への転職で最初につまずきやすいのが、履歴書の書き方です。

    この記事では、証明写真や学歴・職歴、志望動機の書き方といった項目別のポイントから、書類選考で落ちないコツ、無料で使えるテンプレート、職務経歴書との違いまでわかりやすくまとめました。

この記事を書いた人
末永 雄大 Suenaga Yuta
アクシス株式会社 代表取締役/すべらない転職 運営責任者
末永 雄大
新卒でリクルートエージェント(現インディードリクルートパートナーズ)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。YouTubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書『成功する転職面接』『キャリアロジック』。ニュース番組「ABEMA Prime」に転職のプロとして出演。
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履歴書と職務経歴書の違い【IT転職で必要な2つの書類】

IT業界へ転職するときは、履歴書と職務経歴書の2つをセットで提出するのが基本です。どちらも経歴やスキルを伝える書類ですが、役割ははっきり分かれています。

ここを取り違えると、同じ内容を2枚に書いてしまい、アピールが薄くなってしまいます。

履歴書と職務経歴書の違い

  • 履歴書
    氏名や学歴・職歴、志望動機、希望条件など、応募者の基本情報を簡潔にまとめた書類
  • 職務経歴書
    これまでの業務内容や身につけたスキルを、具体的に掘り下げてまとめた書類

履歴書は自分のプロフィールを一覧で見せる書類、職務経歴書は実務で何ができるかを証明する書類、と考えるとわかりやすいです。

IT転職ではこの2枚を役割ごとに書き分けることで、採用担当者に会って話を聞きたいと思ってもらいやすくなります。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

履歴書と職務経歴書は書く内容が重なりがちですが、志望動機は履歴書、実績やスキルの詳細は職務経歴書、と棲み分けると両方が引き立ちます。


書き方の違いは以下の記事でも解説しているので、気になる人は参考にしてみてくださいね。

IT転職の履歴書の書き方【項目別のポイント】

履歴書は項目ごとに書き方のルールがあり、それを外すと、内容を詳しく読まれる前に評価を下げられることがあります。

IT転職向けのテンプレートはいくつかありますが、土台になるのは厚生労働省が公開している履歴書様式例です。

ここでは各項目のポイントを順番に見ていきます。

日付

履歴書の日付には、書いた日ではなく提出日を記入します。求人に応募するタイミングで出すなら応募日、面接に持参するなら面接日にそろえるのが基本です。

紙で提出する場合は、持参日や郵送日をあらかじめ書いておきます。

メールで提出する場合は、送信日を記入してPDF形式で送ると、受け取る側も管理しやすくなります。

西暦か和暦かは、履歴書全体で表記をそろえておきましょう。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

データ提出を指定された場合でも、面接当日に紙の応募書類を持参した方がいいかは、採用担当者に一度確認しておくと安心ですよ。

証明写真

証明写真は3ヶ月以内に撮影したものを使います。髪型や眼鏡など、今の見た目と印象が大きく変わっている場合は撮り直した方が無難です。

写真はスマホでも撮れますが、加工が目立つものは印象を下げることがあります。少しでも良く見せたいなら、証明写真機か写真館で撮ったものを使いましょう。

紙に貼る場合は、はがれても分かるように写真の裏へ名前を書いておくと安心です。

IT企業では、証明写真の画像データを貼り付けた履歴書でも問題ない場合があります。

氏名・ふりがな

氏名は、戸籍に登録されている字体のとおりに正確に書きます。旧字体を新字体で書いてしまうと、細かい点ですが不正確な書類という印象につながります。

ふりがなの欄が平仮名なら平仮名、カタカナならカタカナと、指定された表記に合わせます。

データで作成するときは、姓と名の間に適度なスペースを入れておくと、姓名の区切りがはっきりして読みやすくなります。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

通称名や旧姓を使いたい場合は、理由を事前に採用担当者へ伝えておくと、書類の不備と誤解されずに済みますよ。

生年月日・年齢・性別

生年月日と年齢、性別も、戸籍に登録された情報をそのまま正確に書きます。

西暦と和暦は他の項目と表記をそろえ、年齢は日付欄に記載した提出日時点の満年齢を記入します。

性別欄は任意記載です。近年は男女の選択式ではなく自由記入の様式も増えており、記載しない場合でも理由を補足する必要はありません。

住所・電話番号

1つ目の欄に現在住んでいる住所を書きます。厚生労働省の様式では、2つ目の連絡先欄は現住所以外への連絡を希望する場合に記入する欄です。

該当しない場合は空欄で構いません。実家など別の連絡先で受け取りたいときだけ記入すればよい欄です。

電話番号は、日中でも確実につながる番号を書きます。IT企業は面接日程の調整をメールや電話で素早く進めることが多いので、連絡がつきやすい番号にしておくと選考がスムーズです。

丁目・番地はハイフンで省略しても構いませんが、建物名や部屋番号は正確に書きましょう。

学歴・職歴

学歴は高校卒業から書き始め、大学や大学院は学部・学科まで正式名称で記入します。入学と卒業を別の行に分け、時系列で並べるのが基本です。

職歴は入社年月と正式な会社名を書き、部署や担当業務はその下に簡潔にまとめます。

自己都合で辞めた場合は退職年月とあわせて「一身上の都合により退職」と書き、会社都合や契約満了のときは事実に沿った理由を記載します。

最後の行は、在職中なら「現在に至る」、締めに「以上」を入れます。

たとえば学歴は「2019年4月 ○○大学○○学部 入学」、職歴は「2023年4月 株式会社○○ 入社」のように、年月と正式名称を並べて書きます。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

学歴や職歴は、時期や社名が正確でないと経歴詐称と受け取られてしまいます。


在籍期間は雇用保険の記録で確認できるので、提出前に見直しておきましょう。

免許・資格

免許・資格は取得した時系列に沿って、主催団体と正式名称で書きます。略称のままだと確認不足と見られることがあるので、正式名称は必ず調べておきましょう。

IT転職では、応募先の仕事で役立つ資格を優先して書くのがコツです。基本情報技術者やAWS認定など、志望職種と結びつく資格は強いアピールになります。

一方で、難易度や認知度が低い資格を並べても評価につながりにくいので、載せる意味があるかを一度考えてから記入しましょう。

たとえば「2023年10月 基本情報技術者試験 合格」のように、取得年月と正式名称を並べて書きます。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

資格を書くか迷ったら、転職後の仕事で活きるかどうかで判断すると失敗しません。


IT業界でアピールになる資格は以下の記事でまとめているので、参考にしてみてくださいね。

志望動機・自己PR

志望動機は、履歴書の中でも選考結果を大きく左右する項目です。将来こうなりたいという方向から逆算して、その実現になぜこの会社なのかを軸に書くと、説得力が一気に増します。

好きなことや趣味を書く欄が余ったときも、仕事に活かせる話につなげれば十分アピールになります。

自己PRでは、これまでの経験の中から応募先の業務で活きるものを選んで書きます。その経験が入社後にどう貢献につながるかまで書けると、採用担当者が働く姿をイメージしやすくなります。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

志望動機と自己PRは、履歴書と職務経歴書で内容を棲み分けると効果的です。


履歴書には志望動機を優先して書き、スキルの詳細は職務経歴書に回すと、両方の書類が引き立ちますよ。

本人希望記入欄

本人希望記入欄には、履歴書の内容に関する補足や、選考前に伝えておくべき事項を書きます。勤務地や入社時期など、事前に共有しないとミスマッチにつながる希望は、この欄で伝えておきましょう。

ただし、待遇や条件を強く書きすぎると印象を損なうことがあります。給与や休日の希望をどこまで書くか迷うときは、書き方を転職エージェントに相談してから記入すると安心です。

たとえば「勤務地は東京都内を希望します」「引き継ぎのため入社は○月以降を希望します」のように、簡潔に書きます。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

IT転職で応募書類を仕上げるなら、IT業界の支援実績が豊富な転職エージェントに添削してもらうのが近道です。


書類選考で落ち続けると気力も削られますが、企業ごとの評価基準を知るプロに見てもらえば、通過率は上げやすくなります。


まずは無料で書類を見てもらうところから始めてみてください。

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IT転職で履歴書が理由で落ちる人の5つの特徴

書類選考がなかなか通らないときは、経歴そのものより履歴書の書き方に原因があることが少なくありません。IT転職で履歴書が理由で落ちてしまう人には、共通する特徴があります。

自分に当てはまるものがないか確認してみてください。

履歴書の記載内容に不備がある

落ちる理由でまず多いのが、履歴書そのものの不備です。フォントがそろっていない、記号や装飾が過剰、消せるボールペンで書いてある、といった状態だと、基本的なルールを押さえていないと見なされてしまいます。

誤字脱字や写真の質の低さ、空欄の多さも同じです。内容を読む前の段階で応募意欲が伝わらないと判断され、書類選考で不利になります。

ITの仕事は正確さが求められるので、細部の詰めの甘さは特にマイナスに働きます。

学歴・職歴・資格の記載に問題がある

履歴書は正式な書類なので、学歴・職歴・資格の書き方に不備があると、それだけで評価を落とします。

正式名称を確認していなかったり、提出前のチェックを怠っていたりすると、社会人としての基本ができていないと受け取られてしまいます。

書類選考を通過するためにも、記載内容に誤りがないかを提出前に必ず見直すことが大切です。第三者に一度チェックしてもらうと、自分では気づけないミスも拾えます。

企業が求める要件を満たしていない

応募条件そのものを満たしていない場合も、書類選考で見送られます。

求められる経験年数やスキルとずれていたり、希望条件が企業側と噛み合っていなかったりすると、書類の完成度にかかわらず選考対象にならないことがあります。

要件を満たしていても、同じタイミングでより条件に合う人が応募していれば、比較の結果で落ちることもあります。応募先が本当に自分の経験とマッチしているかは、応募前に見極めておくことが大切です。

採用担当者の懸念点を解消できていない

未経験からのIT転職、経歴にブランクがある、短期離職を繰り返している、といった場合は、採用担当者が抱く懸念を解消できないと書類で落とされやすくなります。

事情が伝わらないまま数字だけを見られると、マイナスに解釈されてしまうためです。懸念されそうな要素があるなら、本人希望記入欄で補足したり、応募時に一言添えたりして、先回りで説明しておきましょう。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

応募が多い企業では、履歴書の段階で懸念があると職務経歴書まで読まれないこともあります。


だからこそ、気になる点は書類の時点で解消しておく意識が大切ですよ。

志望動機・自己PRの内容が弱い

志望動機や自己PRは選考への影響が大きい項目なので、内容が弱いと通過率は下がります

空欄が目立つ、他社でも通用する使い回しの文章、企業研究の浅さが透けて見える、といった状態だと、入社意欲が伝わりません。

意欲があっても、文章が読みにくくて何を伝えたいのか分からなければ、同じように見送られてしまいます。

独自のエピソードや、その企業ならではの魅力に触れて、会って話を聞きたいと思わせる内容に仕上げましょう。

【キャリア別】IT転職の志望動機・自己PRのポイント

同じIT転職でも、これまでの経歴によって志望動機や自己PRで押さえるべき点は変わります。ここでは、新卒・既卒、第二新卒、中途採用の3つに分けて、選考を有利に進めるポイントを整理します。

自分の立ち位置に近いところから読んでみてください。

新卒・既卒のポイント

新卒・既卒でIT業界を目指すなら、なぜITに興味を持ったのか、ITで何をしたいのかを軸に、やりたいことの実現のために応募したと伝えるのが基本です。

実務経験がない分、業界理解の深さや情報収集力、インターンや個人開発の経験が評価されやすくなります。

志望動機では、やりたいことを実現するうえでなぜこの会社なのかを掘り下げ、第一志望である理由まで語れると強いです。

大学での取り組みだけでなく、就職に向けてどれだけ準備してきたかを見せると、計画性や行動力が伝わります。

第二新卒のポイント

第二新卒でIT業界へ転職するなら、学生時代の経験だけでなく、社会人として学んだことを中心にアピールします。

前職で何を学び、仕事への考え方がどう変わったのかを語れると、短い経験でも評価につながります。

志望動機は、前職を経てキャリアの志向がどう変化し、その先にどんなキャリアを描いているのかまで伝えるのが効果的です。

第二新卒はポテンシャル採用の枠もありますが、入社後に早期に戦力化できるかも見られるので、人柄だけでなく実務で活かせる力も一緒に示しましょう。

中途採用のポイント

中途採用でIT業界へ転職する場合は、これまでの職務経験や実績に加えて、将来のキャリアプランを具体的に語れるようにしておくことが大切です。

20代後半以降はリーダーやマネジメントの経験者も増え、即戦力として貢献できるかを重視されます。

ここで効くのが、市場で評価される経験を選んで見せる視点です。特定の会社でしか通用しない社内特有の実績より、業界をまたいで通用する経験を前に出すと、採用担当者に価値が伝わりやすくなります。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

中途採用は、職務経歴や志望動機の書き方ひとつで印象が大きく変わります。


将来こうなりたいという到達点から逆算して、その一歩として応募先を選んだと伝えると、志望度の高さが自然に伝わりますよ。

【職種別】IT転職の志望動機・自己PRのポイント

IT業界といっても職種はさまざまで、履歴書でアピールすべきポイントも変わります。ここでは代表的なエンジニア職、IT営業職、事務職の3つについて、志望動機と自己PRのコツを紹介します。

エンジニア職のポイント

エンジニアの転職では、業務経験とスキルレベルが最も重視されます。どのプロジェクトで、どの役割で、何を担当してどんな貢献をしたのかを具体的に書くことが大切です。

未経験からエンジニアを目指す場合は、学習中の言語やバージョン、使っている開発環境まで正確に書くと、意欲と基礎知識が伝わります。

たとえば「独学でPythonを学び、業務効率化のツールを自作しました。学んだ技術を実務で深めたいと考え志望しました」のように、学習と志望をつなげて書きます。

志望動機では、下流の実装だけでなく上流の課題解決にどう関わっていきたいかまで描けると、キャリアの伸びしろを感じてもらえます。将来のキャリアパスを具体的にイメージして語るのも効果的です。

IT営業職のポイント

IT営業職では、営業としての実績を軸に、応募先の業務で活きる経験を選んでアピールします。

数字だけでなく、その実績をどんな工夫で残したのか、営業として何を意識してきたのかまで語ると、再現性のある力として伝わります。

志望動機は、数ある会社の中でなぜここを選んだのかを、商品の価値や企業理念への共感を軸に語ると、第一志望であることを納得してもらいやすくなります。

入社後にどんな貢献ができるかを具体的に書き添えると、採用するメリットが明確になります。

たとえば「前職の法人営業で顧客の課題をヒアリングし提案する力を培いました。ITでも同じ強みを活かせます」のように、実績と再現性を示します。

事務職のポイント

IT業界の事務職では、これまでどの範囲の業務を担当してきたかを具体的に伝えることが重要です。業務で意識していた点や、効率化のために工夫した経験を書くと、自己PRに厚みが出ます。

事務職は業界を問わず共通する仕事も多いので、自己PRでは入社後にどれだけ会社へ貢献できるかを示すと評価されやすくなります。

長く働く前提で見られる職種なので、腰を据えて取り組む姿勢が伝わる書き方を心がけましょう。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

職種によって履歴書で見せるべき強みは変わりますが、自分の経験をどう言語化するかは共通の課題です。


すべらないキャリアエージェントでは、強みの言語化から応募書類の添削まで一貫してサポートします。


入社後半年以内の退職率1.5%以下という実績のとおり、軸から逆算した転職はミスマッチが起きにくくなりますよ。

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IT転職の履歴書作成のポイント・注意点

履歴書を効率よく作りつつ、書類選考の通過率を上げるために押さえておきたい点があります。作成前に知っておくと、無駄なやり直しを減らせます。

テンプレートは目的に応じて選ぶ

履歴書の項目は概ね決まっていますが、テンプレートによって力点は変わります。職歴欄が広いもの、志望動機の枠が大きいもの、自己PRを書けるものなど、種類はさまざまです。

採用担当者の中には履歴書だけで合否を判断する人もいます。経歴に自信がないなら、志望動機や自己PRでアピールできるテンプレートを選ぶのがおすすめです。

パソコン・スマホで作成する

履歴書は手書きが良いと考える人もいますが、IT転職ではパソコンやスマホで作成する方が向いています。データなら修正も管理も簡単で、複数社への応募にも柔軟に対応できます。

IT業界の仕事はパソコンの活用が前提なので、修正や管理がしやすいパソコンでの作成が一般的です。ただし、企業から指定がある場合はその指示に従いましょう。

特に未経験からIT転職を目指すなら、応募書類をデータで整えること自体が、基本的なパソコン操作に慣れていることの証明になります。

提出形式やパスワードの要否は、応募先の指定に従いましょう。応募システムによっては、パスワード付きだと開けない場合があります。

アナログ提出のマナーも把握しておく

管理はデータで進めても、紙で提出する場面のマナーは押さえておきましょう。送付状の書き方や、面接で手渡しするときの向きやタイミングを知らないと、思わぬところで減点されてしまいます。

大手企業や遠方での面接では、当日の不備を避けるため、事前に履歴書の郵送を求められることもあります。最低限の作法を知っておくだけで、無用な失点を防げます

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

履歴書の送付状の書き方や、手渡しのマナーは以下の記事で解説しています。


提出前に一度目を通しておくと安心ですよ。

必要に応じて転職エージェントに添削を依頼する

書類選考の通過率を上げたいなら、転職エージェントに履歴書や職務経歴書の添削を頼むのが有効です。

志望動機や自己PRは、採用担当者に会ってみたいと思ってもらえる内容が重要なので、客観的な目を入れる価値があります。

転職エージェントは応募先の評価ポイントを把握していることも多く、その企業に響く書き方を教えてもらえます。

自分では気づけない改善点を拾えるので、選考が停滞していると感じたら一度相談してみましょう。

IT転職で使える履歴書のテンプレート

履歴書はテンプレートを使うと効率よく作れます。ここでは、土台になる公的な様式と、主要な転職サービスが公開しているテンプレートを紹介します。

それぞれ特徴が違うので、目的に合うものを選んでください。

厚生労働省の履歴書様式例

まず土台になるのが、厚生労働省が公開している履歴書様式例です。

厚生労働省 新たな履歴書の様式例

参考: 厚生労働省 履歴書様式例

2020年7月に、JIS規格の解説に掲載されていた履歴書の様式例が削除されたことを受け、厚生労働省が新たな様式例を作成しました。公的機関が示す様式例として広く参考にされています。

シンプルな作りで、就活生から転職希望者まで属性を問わず使いやすいのが特徴です。PDFとExcelの両方が用意されているので、まず1枚作ってみたい人はここから始めると迷いません。

学生向けの自由記載欄は、不要なら削って調整しましょう。

マイナビ転職エージェントの履歴書テンプレート

マイナビ転職エージェントは、転職者向けの履歴書テンプレートを公開しています。

マイナビ転職エージェントの履歴書テンプレート

参考: マイナビ転職エージェント 履歴書テンプレート

厚生労働省の様式との違いは、その他特記事項や現在年収、扶養家族数、採用企業使用欄などの項目がある点です。

Excel形式には和暦と西暦を変換する機能や年号早見表もあり、作成の手間を減らせます。

ただし志望動機や自己PRの欄はないので、アピールしたい場合は項目を差し替えて使いましょう。

dodaの履歴書テンプレート

dodaの履歴書テンプレートには複数の種類があり、以下は志望動機をアピールできる形式です。

dodaの履歴書テンプレート

参考: doda 履歴書テンプレート

ほかにも、シンプルな形式や職歴欄が多い形式、スキルや強みを強調できる形式が用意されています。

シンプル型と職歴多め型には志望動機や自己PRの欄がないため、その場合は職務経歴書でアピールする必要があります。

目的に応じてアピール項目を選びたい人には、選択肢が多いdodaのテンプレートが向いています。

リクルートエージェントの履歴書テンプレート

リクルートエージェントのテンプレートは、志望動機と自己PRをアピールしやすい形式です。

リクルートエージェントの履歴書テンプレート

参考: リクルートエージェント 履歴書テンプレート

志望動機・自己PR・長所の欄があるものや、趣味や特技、長所と短所まで書けるものもダウンロードできます。

大手や人気企業では履歴書を見てから職務経歴書を読むか判断する採用担当者もいるため、履歴書で興味を惹きたい人におすすめです。

Geekly(ギークリー)の履歴書テンプレート

Geekly(ギークリー)は、IT・Web業界に特化した履歴書テンプレートを提供しています。

ギークリーの履歴書テンプレート

参考: Geekly(ギークリー) 履歴書テンプレート

特徴は学歴・職歴・資格の欄が明確に分かれている点と、その他特記事項の欄があることです。

趣味や備考の欄を志望動機や自己PRに差し替えれば、アピール欄として使えます。

IT職種向けの職務経歴書の記入例も公開されているので、職種別の書き方を知りたい人の参考になります。

ワークポートの履歴書テンプレート

ワークポートの履歴書テンプレートは、他社とは少し違う形式になっています。

ワークポートの履歴書テンプレート

参考: ワークポート 履歴書テンプレート

希望条件の記載欄が多く、用意された欄の空白が生じにくい作りになっているのが特徴です。

スキルレベルや職歴を詳しく書けるため、経歴やスキルで差別化したい人に向いています。

ただし志望動機や自己PRは職務経歴書に書く前提の様式なので、その点は注意しましょう。

JACリクルートメントの履歴書テンプレート

JACリクルートメントは、英文の履歴書テンプレートを公開しています。

JACリクルートメントの履歴書テンプレート

参考: JACリクルートメント 履歴書テンプレート(英語版)

外資系や海外勤務のある企業、社内公用語が英語の企業へ応募する場合は、英文履歴書が必要になることがあります。

英語の書き方や表現のアドバイス、英文履歴書の添削もあるので、英語の履歴書を用意したい人におすすめです。

転職サイト・転職エージェントの便利な履歴書作成ツール

転職サービスの中には、履歴書や職務経歴書を画面の案内に沿って作れる便利なツールを用意しているところもあります。

dodaの履歴書作成ツール

参考: doda 履歴書作成ツール

ゼロからレイアウトを組む手間がなく、書類作成が苦手な人でも形にしやすいのが利点です。

作成ツールを用意している主な転職エージェントは、以下のとおりです。

転職エージェント 使える作成ツール 特徴
doda 履歴書作成ツール、レジュメビルダー 目的別の履歴書と職務経歴書を画面入力で作成できる
マイナビ転職エージェント 職務経歴書作成ツール Web上で職務経歴書を整えられる
Geekly(ギークリー) 職務経歴書作成ツール IT・Web職種向けで、作成代行や添削にも対応
ワークポート 履歴書・職務経歴書作成ツール 履歴書と職務経歴書をまとめて作成できる

書類作成に自信がない人は、こうしたツールや無料の添削サービスをうまく活用してみてください。

履歴書の添削を依頼するなら転職エージェントの活用がおすすめ

IT転職で書類選考の通過率を上げたいなら、履歴書や職務経歴書をプロに添削してもらうのも有効な方法です。

応募書類は自分では客観視しづらく、伝わっているつもりの内容が、採用担当者にはうまく届いていないこともよくあります。

添削には、どの企業でも一定の評価を得やすい形に整えるものと、特定の企業に合わせて仕上げるものがあります。

後者の方が通過率は上がりますが、そのためには応募先の選考ポイントを把握しているエージェントの力が欠かせません。

気になる企業の求人を扱っているサービスを選ぶのが、遠回りのようで近道です。

どのエージェントを選ぶか迷ったら、評判をまとめた以下の記事も参考にしてみてください。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

ここまで見てきたとおり、IT転職の書類選考はちょっとした書き方の差で結果が変わります。


すべらないキャリアエージェントは、キャリアの軸の言語化から応募書類の添削まで伴走します。


次のステップとして、まずは自分の書類を無料で見てもらうところから始めてみてください。

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IT転職の履歴書に関するよくある質問

最後に、IT転職の履歴書についてよく寄せられる質問をまとめました。気になるものがあればチェックしてみてください。

履歴書の証明写真はスマホで撮影しても問題ないですか?

スマホでも問題ありませんが、証明写真機や写真館を利用すると、照明や背景が整った環境で撮影できます。

少しでも印象を良くしたいなら、証明写真機や写真館を利用しましょう。

証明写真はスーツが基本ですか?背景は何色がいいですか?

黒・グレー・ネイビーなどのスーツが基本です。

背景色は白・薄いグレー・水色がよく使われます。

志望動機・自己PRは何文字くらいが適切ですか?

200〜400文字を目安にすることが多いです。

具体的なエピソードを入れ、伝えたいポイントが分かるように書きましょう。

経歴にブランクがある時は補足説明をした方が良いですか?

ブランクがある場合は、本人希望記入欄などで理由を書いておく方が安心です。

たとえば「資格取得のため○○の学習に専念していました」のように、前向きな理由を簡潔に添えます。

説明がないと、マイナスに受け取られて選考に響くことがあります。

履歴書の学歴・職歴は省いても良いですか?

アルバイトや副業は任意ですが、大学以上の学歴と正社員の職歴は省かない方が無難です。

省くと経歴を偽ったと誤解される可能性があります。

履歴書のテンプレートはどこでダウンロードできますか?

厚生労働省や各転職サービスのテンプレート紹介ページからダウンロードできます。

本記事の「厚生労働省の履歴書様式例」も参考にしてください。

転職エージェントの添削サービスは無料で利用できますか?

多くの転職エージェントでは、履歴書・職務経歴書の添削を無料で利用できます。

書類の完成度を効率よく上げられるので、選考が停滞していると感じたら活用してみましょう。

まとめ

IT転職の履歴書は、項目ごとのルールを押さえたうえで、志望動機と自己PRでどれだけ会って話を聞きたいと思わせられるかが勝負どころです。

厚生労働省の様式例や転職サービスのテンプレートを土台に、証明写真や学歴・職歴を正確に整え、職務経歴書と役割を分けて書けば、書類選考の通過の可能性を高められます。

未経験からのIT転職でも、パソコンで丁寧に書類を仕上げること自体がアピールになります。

末永雄大
すべらないキャリアエージェント代表 末永雄大

志望動機の書き方や、自分の経験の見せ方に迷ったら、IT転職の支援実績が豊富なプロに一度相談してみてください。


書類の添削からキャリアの方向性づくりまで、次の一歩を後押ししてくれますよ。

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