
アカウントプランナーとは?仕事内容や転職する方法を転職のプロが解説!
アカウントプランナーの仕事内容や向いている人、転職する方法をサイバーエージェントでアカウントプランナーをしていた私末永が徹底解説します。
「アカウントプランナーがどんな職種なのかよくわからない」「アカウントプランナーになりたいがどうすれば良いのかわからない」という人はぜひ最後までご覧ください。
アカウントプランナーとは
アカウントプランナーとは、簡単に言うと広告業界の「企画営業」です。広告代理店やメディア会社で、クライアント(お客様の会社)の課題を聞き取り、それを解決する広告の作戦を立てて提案します。
市場やライバルを調べてターゲットを決め、予算やスケジュールに合わせて広告を企画し、広告を作るチームと協力しながら、実際に世に出すところまで担当します。
マーケター・コンサルタントとの違い
アカウントプランナーは他社(クライアント)のマーケティングを手伝う仕事です。自分の会社のマーケティングをするマーケターとは、そこが違います。
また、コンサルタントは経営・IT・人事など幅広い相談に、計画から実行まで乗りますが、アカウントプランナーは広告の作戦づくりが中心です。
面接では「なぜマーケターやコンサルではなく、アカウントプランナーなのか」を答えられるようにしておきましょう。
アカウントプランナーの仕事内容
アカウントプランナーは広告営業の一種ですが、昔ながらの広告営業とは少し違います。昔ながらの広告営業が「広告のスペース(枠)を売る」のに対し、アカウントプランナーは広告の作戦づくりから配信まで関わるので、より幅広い知識が必要です。

私がサイバーエージェントでアカウントプランナーをしていたときは、企業とのやり取りから予算の運用、デザイナーや運用担当のとりまとめまで一手に担っていました。
広告を出して終わりではなく、クライアントの課題に直接向き合い、作戦まで考えるのがアカウントプランナーです。だからこそ、どんな職場でも通用するスキルが身につきます。
とくに、ネット通販や資料請求、来店予約など「成果がはっきり数字で出る」クライアントを担当すると、1件の成果にいくらかかったか(CPA)を細かく求められます。
「先週の数字をこう良くします」と数字で説明できないと通用しないため、営業というよりコンサルに近い仕事です。
アカウントプランナーの1日の流れ
私がアカウントプランナーをしていたときの、1日のイメージです。
| 時間 | やること |
|---|---|
| 9:30 | 出社。前日の広告の数字(成果や費用)をチェックし、問題がないか確認 |
| 10:00 | 運用担当と打ち合わせ。数字を共有し、改善の方針を決める |
| 11:00 | クライアント向けの報告レポートを作成 |
| 13:00 | クライアントと商談。数字を報告し、次の打ち手や追加予算を提案 |
| 15:00 | 広告を作るチームと、次に出す広告の打ち合わせ |
| 17:00 | 数字をもとに改善案を考え、次の提案資料を準備 |
| 19:00〜 | 繁忙期は、この後も提案資料の作成が続くことが多い |
このように、数字のチェックや分析と、クライアント・社内とのやり取りが1日の中心です。華やかというより、地道に数字と向き合う仕事だとわかると思います。
アカウントプランナーとして有名な企業
アカウントプランナーは、主に次のような会社で活躍しています。
主なアカウントプランナーの活躍企業
- 総合広告代理店:電通、博報堂、ADK(テレビからWebまで幅広い)
- ネット広告専業:サイバーエージェント、セプテーニ、オプト、アイレップ(ネット広告に強い)
- 事業会社(自社メディア):リクルート、GMO系(自社の広告枠を扱う)
求人サイトでは「アカウントエグゼクティブ」「デジタルマーケティング営業」「広告運用コンサルタント」など、別の名前で募集されることもあります。似た仕事なので、あわせて探すと選択肢が広がります。
なかでも、知名度と実力の両面で私がおすすめするのは、電通・サイバーグループ・セプテーニ・アイレップなどです。各社の詳しい情報はこちらもご覧ください。
アカウントプランナーの年収相場
求人ボックスによると、広告プランナーの平均年収は約548万円で、営業職全体の平均(約433万円)を上回ります。
アカウントプランナーは、任される広告予算の規模が大きくなるほど年収も上がりやすく、実力次第で高収入を狙えます。
大手口コミサイト「ライトハウス」に載っている想定年収は、次のとおりです。
| 想定年収 | |
|---|---|
| 電通デジタル | 360万〜1,500万円 |
| サイバーエージェント | 300万〜1,200万円 |
| オプト | 220万〜750万円 |

アカウントプランナーは実力主義で、成果が数字で出るぶん、できる人の年収は大きく上がります。
私の経験でも、サイバーエージェントでは実績を出せば20代で1000万円を超える人が数多くいました。知名度のある企業ほど、給与の水準も高い傾向があります。
アカウントプランナーのやりがいときついところ
アカウントプランナーには、大きなやりがいと、相応のきつさの両方があります。
やりがい
一番の喜びは、自分が考えた広告が当たった瞬間です。配信した広告の反応が伸び、クライアントの申込みや売上が大きく上がると、その成果が数字ではっきり返ってきます。
数字が跳ねた週の報告は誇らしいですし、クライアントから「任せてよかった」と直接言われることも多く、大きなやりがいになります。日々様々な業界のトレンドに触れるため、続けるうちに自然と世の中の動きに詳しくなるのも面白さのひとつです。
きついところ
一番きついのは、成果が数字ではっきり出てしまうことです。広告の反応が良くない週は、クライアントへの報告がとても重くなります。

アカウントプランナーは毎週・毎月、クライアントに数字を報告します。成果が出ていればいいのですが、数字が落ちた週は「なぜ下がったのか」「どう立て直すのか」をその場で詰められます。報告の前日は、資料を作りながらかなり緊張していました。
しかもクライアント優先なので、急な修正の依頼や配信トラブルへの対応で、夜が遅くなることもよくあります。複数の案件の締切が重なると、一気にハードになります。
それでも、月に数億円の予算を動かして市場を動かす手ごたえは、他ではなかなか味わえません。この緊張感を面白いと思えるかが、向き不向きの分かれ目です。
ノルマの厳しさは企業によって差があり、比較的おだやかな会社もあります。
どの会社がどうかはネットだけでは判断しづらいので、内部事情に詳しい転職エージェントに聞くのが確実です。
アカウントプランナーに向いている人・活かせるスキル
元アカウントプランナーの目線で、向いている人の特徴を3つ紹介します。転職前に持っていると有利なスキルでもあります。
数字やデータで話せる人
アカウントプランナーの提案や報告は、常に数字が主役です。「この広告に予算を寄せたら、申込みが先週より2割増えました」というように、数字で示せる人はクライアントに信頼されます。
逆に、感覚や熱意だけで話しても通用しません。営業などで数字にこだわり、結果を数字で語ってきた経験は、そのまま強みになります。
答えのない中で、自分で仮説を立てられる人
クライアントから「とにかく売上を伸ばしたい」とだけ言われることもよくあります。課題も正解も決まっていない状態から、「ここに原因がありそう」「この打ち手が効くはず」と自分で仮説を立てて動ける人が活躍します。
言われたことをこなすだけの人には、少し辛い仕事かもしれません。
幅広いスキルを身につけてキャリアを広げたい人
アカウントプランナーは、戦略づくり・予算管理・広告制作のとりまとめまで、1人で幅広く担当します。プロジェクトを動かす経験が積めるため、どんな職場でも通用するスキルが身につきます。
マーケターや事業企画、運用の専門職など、その後に進める道が幅広いのも魅力です。将来の選択肢を広げたい人に向いています。
アカウントプランナーのキャリアパスと将来性
アカウントプランナーで身につけたスキルは、その後のキャリアを大きく広げます。代表的な進路は次の3つです。
大手・外資系の広告代理店へ転職
様々な業種のクライアントを担当した実績があると、より大きな予算やハイクラスなポジションを任される会社へ移りやすくなります。たとえば、GoogleやMeta(旧Facebook)、Amazon、TikTokといった広告プラットフォーム側の営業職や、外資系の広告代理店などです。
「前職でこの業界の広告を回していた」「この予算規模を任されていた」と語れる経験が、そのまま武器になります。とくに外資系は即戦力を求めるため、運用で数字を出してきた人は評価されやすいです。
事業会社のマーケター
クライアントの外側から広告を支えてきた経験を活かし、今度は自社の商品を伸ばすマーケターになる道です。人気の転職先です。
ただし1つ注意点があります。自社で広告を運用する体制(インハウス)がない会社だと、代理店に発注して待つだけになり、スキルが伸びにくいです。マーケターを目指すなら、運用まで自社で担う会社を選びましょう。
広告代理店のマネージャー
数年経つと、後輩の案件を見たり、チーム全体の数字を持つようになります。戦略づくりから制作、プレゼンまで一通りできるため、メンバーをまとめるマネージャーとして期待されます。
将来性の面でも、ネット広告の市場は毎年拡大しており、アカウントプランナーの需要も高まっています。ただし変化の速い業界なので、常に新しい情報を学び続ける姿勢は欠かせません。
未経験からアカウントプランナーに転職する方法
アカウントプランナーへの転職は難しめですが、法人営業の経験があれば未経験でも十分に狙えます。

なお、Web広告やWebマーケの会社では、まず契約社員として採用し、活躍を見極めてから正社員に登用するケースもあります。
契約社員と聞くと不安に思うかもしれませんが、専門的な経験を積める企業ほどこうした採用形態をとっていることがあり、年収も極端に低いわけではありません。未経験からアカウントプランナーを目指す入口の1つとして、選択肢に入れておくとよいです。
転職する3つの方法
- 求人サイトを使う:Indeed・Wantedlyなどで手軽に応募できるが、応募者が多く埋もれやすい
- 知人の紹介(リファラル):社員からの紹介。信頼されやすいが、人脈がないと難しい
- 転職エージェントを使う:求人紹介・選考対策・社内の情報が得られ、いちばん現実的でおすすめ
未経験から有利になる前職
未経験でも、形のない商品の法人営業・人材の営業・リクルート系の広告営業など「数字を追って提案してきた経験」があると評価されやすいです。
逆に、感覚で売ってきた人や、数字と向き合った経験が少ない人は、選考でも入社後も苦労しがちです。私が支援してきたなかでも、法人営業で数字にこだわってきた人は、未経験でも転職できています。
選考で伝えるべきこと
志望動機では、次の3つを押さえると説得力が出ます。
- なぜアカウントプランナーなのか(マーケター・コンサルではない理由)
- なぜその会社なのか(他社にない特徴と、自分が求める環境の一致)
- 活かせる経験・スキル(数字で提案してきた経験など)
志望動機の詳しい書き方は、こちらの記事も参考にしてください。

アカウントプランナーは華やかなイメージで入り、実際は数字を追う営業職だとわかってギャップに悩む人が少なくありません。こうしたミスマッチを防ぐには、入社前に仕事の実態と会社ごとの違いを知っておくことが大切です。
弊社のすべらないキャリアエージェントには、アカウントプランナー出身のエージェントが在籍しています。実際の仕事を知る立場から、サイバーエージェントのような大手から未経験で積めるポジションまで、あなたに合う求人を提案します。ぜひご相談ください。
弊社エージェントのポイント
・企業別の徹底した選考対策が可能
・書類通過率は大手の6倍、内定率は4倍
まとめ:アカウントプランナーへの転職はプロに相談
アカウントプランナーは、数字と向き合いながらクライアントの課題を解決する、市場価値の高い仕事です。未経験でも法人営業の経験があれば狙えますが、会社ごとの特徴に合わせた選考対策が欠かせません。
弊社アクシスは、サイバーエージェント出身の私のノウハウを活かし、アカウントプランナーへの転職を支援しています。
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すべらないキャリアエージェントについてさらに知りたい人は、こちらの記事もご覧ください。













