【プロが解説】アカウントプランナーの仕事内容は?転職するには?
こんにちは!すべらない転職の末永です。
「アカウントプランナーになりたいがどうすれば良いのかわからない」といったお悩みを、私自身のサイバーエージェントでの営業経験を交えながら解決していきます!
アカウントプランナーの仕事内容
アカウントプランナーは、ここ数年、Web求人でも目にする機会が多くなりました。
広告営業の分野ではありますが、従来の広告営業とは区別されています。従来の広告営業の場合、基本的に「広告枠そのものを売る」ことが仕事です。
テレビCMや新聞、雑誌などの広告枠をあらかじめ確保しておき、広告主にむけて販売するのが主な業務となります。企業とメディアをつなぐパイプ役、とも言えます。
一方、アカウントプランナーに求められるのは広告の企画営業です。
具体的には、広告主に対して「このターゲット層にむけてメインに広告を発信することでより広告効果があがりますよ」ということをプレゼンテーションし、実際にクリエイティブを作成します。
アカウントプランナーは広告営業とは異なり、広告のプランニングから配信まで介入するため、より幅広く専門的な知識・ノウハウが求められます。
テレビやWebサイトなど、広告媒体に関する基礎知識はもちろんのこと、クライアント企業の事業や取り扱っている商品・サービスの知識も必須となります。
また、アカウントプランナーは営業職でもあるので、高いレベルでのコミュニケーションスキルが必要です。
企画営業に求められるような「商品・サービスを売り込む力」ではなく、丁寧に現状を分析し、選択肢を提示したうえでより良い未来へと導いていく説得力を持った人材がアカウントプランニングの世界では重宝されます。
【無料】アカウントプランナーへの転職なら、年間3000人の転職相談を受けているすべらないキャリアエージェントにぜひご相談ください!アカウントプランナーの年収相場
求人ボックスの2020年12月28日に更新された広告営業の仕事の年収・時給・給料情報によると、広告営業の仕事の平均年収は約430万円であり、営業職の平均年収385万円を大きく上回ります。
上記でも述べたようにアカウントプランナーは広告営業の上位互換のようなポジションにあるので、平均年収は430万円よりも比較的高くなります。
例として、電通デジタル、サイバーエージェント、オプトのアカウントプランナーの事例を見てみましょう。
以下の平均年収表は、各社の2021年1月時点の求人情報に記載されている想定年収になります。
想定年収 | |
---|---|
電通デジタル | 360万~1,500万円 |
サイバーエージェント | 400万円〜700万円 |
楽天 | 700万円~1,500万円 |
上記はあくまでも想定年収です。実際の年収は経験・能力を考慮して決定されます。とはいえ、大手になればなるほど、年収が上がる傾向にはあります。
ただアカウントプランナーは実力主義社会でもあり、より厳しいところでは毎月ストイックなノルマが課され、達成できなければ年収が上昇しないなど、個々人の努力とスキルが問われます。
その分、成果が目に見える形で出るので、できる人の年収は大幅に上がっていくます。
私の経験から言いますと、上記に示したサイバーエージェントでは、実績を出せば20代でも1000万円を超える給料をもらっている人は数多くいました。
業界内で知名度のある企業は比較的給与レンジも高くなるのでオススメです。
アカウントプランナーのやりがい・魅力
アカウントプランナーは厳しいノルマが課せられる一方、能力やスキルを努力次第でいくらでも向上させることができます。
アカウントプランニングの仕事には、以下のようなやりがいがあります。
顧客の利益拡大に貢献できる
アカウントプランニングは、結果が目に見えてわかりやすい世界だと言えます。
「この企画を配信したからこれだけ業績が伸びた」ということが具体的な数字となって返ってくるので、結果から教訓をフィードバックできるスキルを持った人にとってはさらなるキャリアアップを目指せる業種となっています。
また、アカウントプランニングは基本的に長期戦であり、ひとつのクライアントと数年単位で契約するケースもめずらしくありません。
クライアント企業の担当期間が長くなるほど先方とのコネクションも深まり、実際に業績が向上した時の喜び・やりがいも大きくなります。
提案した企画の成果が思うように出なかった場合でも、現状と原因を丁寧に掘り下げることで改善につなげられるので、試行錯誤を繰り返しながら少しずつ成長したい、という人にも向いていると言えます。
マーケティングの知識がつく
アカウントプランナーは一般的な営業職よりもマーケティングの要素が強いため、市場についての動向をつねに知り尽くしておく必要があります。
業務の遂行にはマーケティングに関する専門知識も求められますが、ほとんど未経験の状態だったとしても営業の経験があれば採用される可能性があり、必要な知識やノウハウは仕事をしながら少しずつマーケティングを覚えていきたい、という人にも向いています。
マーケティングだけでなくプレゼンテーションなど、必要なスキルもひと通り身につくので、アカウントプランナーをひとつのキャリアパスにしつつ、より専門的な営業職へと転職したい、と考えている人にもおすすめの業種です。
トレンドを作ることができる
トレンドを作りたい人にも、アカウントプランニングは向いています。
マーケティングは、生き物です。市場の最新の動向を把握しておかなければクライアント企業に最適な企画を提案することもできませんし、業績の向上に結びつけることもできません。
アカウントプランニングでは毎日の業務の中で最新のトレンドや情報が入ってきますので、自然と「トレンドをキャッチする力」が身につき、流行にも敏感になります。
そして、それらのトレンドを踏まえクライアントにプロジェクトの提案をし、次のトレンドをクライアント側と協力しながら作ることができます。
世の中のトレンド形成に中心で関わってみたいと思っている人にはまさにアカウントプランナーはオススメです。
アカウントプランナーで大変なところ
ここまで、アカウントプランナーの魅力ややりがいについて見てきましたが、反対に、大変なところは以下の通りです。
転職を考える前に、アカウントプランナーの大変さについても見ていきましょう。
残業・休日出勤が多い
アカウントプランナーは、キャリアを重ねるほど激務になる傾向があります。とくに繁忙期には残業や休日出勤が多くなり、プライベートの時間がどうしても削られてしまいます。
原則としてクライアント優先の業界のため、打ち合わせが深夜の時間帯になったり、移動中を利用して緊急のメールに対応したり、ということが当たり前になっていきます。
仕事が業務時間内に終わり、定時にきちんと帰れる日のほうが少ないと思っておいたほうがいいです。
若いうちはそれでもやりがいのほうが大きくなりますが、年代が上がり、結婚して子どもができるとプライベートとの両立が難しくなってしまうかもしれません。
激務がつづくと体力も気力も消耗し、残業がきつくなっていくので、若いうちから長期的な視点でキャリアを考え、着実にステップアップしていくことが重要です。
ノルマに追われてしまう
アカウントプランナーは実力主義社会のため、ノルマがどうしてもきつくなってしまいます。
そのうえ、実績を具体的な数字で示さなければならない世界ため、数字やデータを扱うことが苦手な人にとっては苦労が多くなってしまうかもしれません。
ただ、すべてにおいて厳しいノルマが課せられるわけではなく、ノルマが比較的緩く、アットホームな雰囲気のところもありますので、「厳しすぎるノルマはちょっと苦手」という人はそちらの路線を選んだほうがいいかもしれません。
厳しいノルマによってスキルを成長させていくか、ほどほどのノルマで楽しく仕事をつづけるか。
ライフスタイルに合わせて働き方を自由に選び、キャリアをデザインできるのもアカウントプランナーの魅力です。
アカウントプランナーに活かせるスキル
アカウントプランナーへの転職にあたってアドバンテージとなる基本スキルについて見ていきましょう。
これらは、アカウントプランナーになった後にもさらに増強されるスキルとなります。
課題発見型の営業スキル
アカウントプランニングはある意味で、「答えのない中で答えを探しつづける仕事」と言えます。
一般営業のように、「商品・サービスを売る=ゴール」という明確な目標があるわけではなく、ほとんどゼロの状態からクライアントとこつこつ対話を繰り返し、見えない答えを二人三脚で探していく、という感覚に近いとも言われています。
与えられた課題に取り組むのではなく、課題をみずから設定し、解決方法を含めてプランニングできるスキルがある人はアカウントプランニングの現場でも重宝されます。
数字管理や分析スキル
アカウントプランニングでは、数字やデータ、グラフが何よりも力を持ちます。
「言葉ではなく、数字で根拠を示しなさい」という世界なので、仕事をつづけていくうちに自然と「数字を丁寧に読み解く力」が身につき、クライアントに対してもより説得力のあるプレゼンテーションができるようになります。
数字を読む力は現場で磨くこともできますが、営業職経験者で基本的なスキルが身についている人はその分アドバンテージとなり、転職市場でも即戦力として採用されやすくなります。
論理的に思考するスキル
現状を分析したうえで課題を洗い出し、解決策を提案したうえでクライアントに納得してもらうというのがアカウントプランニングの基本的な流れです。
クライアントを説得し、最終的に納得してもらうためには、論理的思考力が必要です。感情や熱意だけでプレゼンテーションしたところで、クライアントを納得させることができません。
「このメディアの広告枠であればCVRが10%上昇します」という風に、数字やデータによってはっきりとした根拠を示し、論理的な道筋を見せることで説得力のあるプレゼンテーションになり、熱意や意欲も伝わります。
【無料】アカウントプランナーへの転職なら、年間3000人の転職相談を受けているすべらないキャリアエージェントにぜひご相談ください!アカウントプランナーとして成長できる企業5選
転職エージェントの経験から、アカウントプランナーとして転職するなら、以下の企業がオススメです。
これらは、知名度もあり、実力がつく企業を私末永が厳選いたしました。
ワンスター
東京都品川区に本拠地を置く、広告代理業の大手です。事業計画立案から広告運用、アフターフォローまで、広告企画の主要業務を幅広く手がけています。
海外にもネットワークを持っており、グローバルな視点で広告企画業に携わりたい、という人におすすめです。
ワンスターについて詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
セプテーニ
Webマーケティング、リスティング広告の制作・配信代行など、オンラインマーケティングに特化したプランニングに力を入れています。
マーケティングのスキルや知識を存分に活かしたい、という人におすすめの大手企業です。
セプテーニについて詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
アイレップ
東京都渋谷区恵比寿、都心の中心に拠点を置くアイレップ。データにもとづいた広告プランニングを徹底し、選び抜かれたエキスパートによる丁寧なアフターフォローを実現しています。
アイレップについて詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
電通
業界最大手とも言える電通株式会社。テレビCMなど、マスメディア向けの広告プランニングはもちろんのこと、Web広告の制作代行、効果分析まで幅広くフォローしています。
未経験からでも効率よくスキルアップできますし、営業職経験者でもスキルを活かせる企業ですので、転職市場の中でも注目されています。
電通について詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
サイバーグループ
「サイバーエージェント」を筆頭に、メディア、広告、ゲームと幅広い業界に進出しているサイバーグループ。
メディア戦略に長けており、将来性も抜群ですので、転職後のキャリアアップにもおすすめです。
サイバーグループについて詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
アカウントプランナーに転職する方法
アカウントプランナーへ確実に転職するためには、以下の方法があります。
自分に合ったやり方を見つけましょう。
求人媒体を利用する
オーソドックスなエントリー方法です。Indeed、Wantedlyなど、最近ではオンラインでエントリーから書類選考までをすませられる転職サイトが増えていますので、選択肢はますます広がっています。
求人には企業の基本情報や給与体系など、入社前にチェックしておきたい情報が網羅されていますので、エントリー前に丁寧に目を通しておきましょう。
リファラル採用を利用する
リファラル採用とは、企業が既存の社員から情報を募り、新規人材を採用する手法のことです。もともとは欧米の企業で導入されていましたが、最近では国内企業の導入率も高まっています。
リファラル採用では企業側の信頼度が高いため、転職市場でも採用につながりやすいというメリットがあります。前職が営業職などですでに業界にある程度顔がきく、という場合はぜひとも積極的に利用してみましょう。
転職エージェントを利用する
転職を考えているけど、まだ在職中でなかなかまとまった時間が取れない人は、プロの力を借りましょう。
また、リファラル採用が利用できない場合も同様に転職エージェントの利用をオススメします。
転職エージェントでは、ただ単にエントリーを代行するだけでなく、キャリアカウンセリングや自己分析などの専門的な手法を通し、入社後、より働きやすくなるようにサポートしてくれます。
転職エージェントごとに特性や得意分野が異なりますので、まずは比較するところからはじめてみましょう。
弊社すべらないキャリアエージェントは、私末永がサイバーエージェント出身なこともあり、アカウントプランナー出身の転職エージェントを抱えており、またアカウントプランナーの未公開求人を多数保有しています。
本気でアカウントプランナーを目指している人は、お気軽にご相談ください。
営業職でキャリアアップしたい20代のための転職エージェント
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アカウントプランナーのキャリアパス
アカウントプランナーとして培ったスキル・能力を活かしたキャリアアップについて見ていきましょう。
大手や外資系の広告代理店へ転職
広告代理店は、アカウントプランナーの代表格です。幅広い業種のクライアントを担当し、アカウントプランナーとしての実績を積み重ねていればそれがきっとアドバンテージになり、業界内でハイクラスのポジションへの転職ができます。
とくに外資系の広告代理店は即戦力を求める傾向がありますので、自信のある人はぜひチャレンジしてみましょう。
事業会社のマーケター
アカウントプランナーは、マーケティングの専門家でもあります。ベテランになるほど「マーケターとして有能」という評価がつきますので、転職市場でも価値が高まります。
履歴書や採用面接でもマーケティングの専門知識をアピールすれば、即戦力として採用されやすくなります。
広告代理店のマネージャー
アカウントプランナーとして長く働いていると、マーケティング、広告配信、プレゼンテーションと、幅広い領域をカバーできるようになります。
そのスキルは広告代理店でも活かされ、マネージャークラスとしても期待されます。
アカウントプランナーへの転職にはプロの転職エージェントがおすすめ
アカウントプランナーに転職するためには、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
なぜなら、一般公募をかけているベンチャー企業の中には、転職者がキャリアを築けないブラック企業が存在するにも関わらず、転職者はどの企業がブラックなのか分からないことが多いからです。
すべらないキャリアエージェントは、中小エージェントならではの強みを活かして、転職者に紹介する企業の選別をおこない、ブラック企業の求人を弾いているので、実質的に優良求人しか保有していないのが特徴です。
他にも、以下のような他の転職エージェントに負けない強みがあります。
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本気で転職を成功させたいと考えている人は、ぜひ1度すべらないキャリアエージェントに相談ください
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