転職活動の注意点20選!気をつけることをプロが徹底解説します

転職 注意点

    本記事では、転職活動を始めようとしている方に向けて「転職における注意点」を20個厳選し、それぞれ解説しています。

    また、失敗しないための方法も紹介しているので、転職で気をつけることを知りたい方には必見の内容です。

この記事を書いた人
末永雄大

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック
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【プロが教える】転職活動の注意点20選

転職を考えている方の中には「転職活動をおこなう上で注意点や気をつけることはあるのかな?」と疑問に感じている方もいると思いますが、転職活動では転職準備から退職手続きまで、それぞれ気をつけなければいけない注意点がたくさんあります。

もちろん、注意点を意識すれば必ず転職が上手くいくわけではありませんが、一つ一つ意識して転職活動を進めていくことで効率的に転職活動を進めることができたり、ミスマッチのない転職を成功させたりすることにもつながります。

本項では「転職活動前」「転職活動中」「内定・条件交渉」のフェーズに分けて、それぞれ注意すべき点を20つ紹介していきます。

また、その他にも転職活動を進める上で気をつけたいことや退職手続きに関する注意点などについても紹介していくので参考にしてみてください。

転職エージェント末永 末永

転職は中長期的な人生に関わるので、不利益を被らないようにできるだけ注意点は押さえて転職活動を進めたいですよね。

その際1番手間がかからないのが、転職エージェントの利用です。

例えば転職活動前は自己分析や企業選びの軸を定めるなどしっかり選考対策を行うことと同時に、選考期間から逆算してスケジュールや金銭管理をするなど、転職の注意点は数も意識するタイミングも非常に難しいため、注意点もカバーしながら選考対策を行うことは第三者に任せた方がいいです。

特にリクルートエージェントは転職支援実績がNo.1、支援者数50万人超えなので、注意点を押さえつつの転職活動についてサポートノウハウが蓄積されています。

本記事で注意点の概要は把握しつつ、実際に転職活動を進めながらのサポートは転職エージェントの力に頼り、あなたは採否に直接関わる選考対策に注力できるようにしておきましょう。

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それでは早速、転職の注意点を紹介していきます。

転職活動前に気をつけること

転職活動では事前準備が転職活動を円滑に進めていくためには非常に重要な要素となりますが、具体的に何をしていけばいいのでしょうか?

また、転職準備をする際にはどのようなことに気をつけていけばいいのか疑問に感じている方もいると思います。

本項で紹介する転職活動前に気をつけることは将来のキャリアを考えたり、転職活動に余裕を持って取り組んでいくために必要なことなのでしっかりと確認していきましょう。

1.企業選びのポイントや注意点を把握しておく

転職するからには後悔しない企業選びでいきいき働きたいですよね。

転職をした後のミスマッチを減らすためには、企業選びのポイントや注意点を把握しておくことが大切です。

応募前に求人に掲載されている企業が希望に沿うかどうか判断するには「求人票」「口コミサイト」「企業担当のエージェント」などから情報を確認する形になりますが、転職目的によってみるべきポイントは異なるため注意しましょう。

転職エージェント末永 末永

私がおすすめするのは、転職エージェントから企業の情報を得ることと、転職エージェントのヒアリングを受けてあなたに合った企業を提案してもらうことです。

企業選びの際に転職エージェントは、以下の点で役立ちます。

企業選びにおける転職エージェントの利点

  • 企業選び
    転職エージェントは掲載企業と長期的に提携関係にあり情報交換を行なっているので、そこから志望企業の特色を正確に知った上で企業選びの参考にできる
  • 求人提案
    あなたのやりがいや現職での不満、それを踏まえて譲れない条件などをヒアリングして、あなたに合った求人を提案してくれる

あなた1人で企業選びをおこなった結果「入ってみたら合わない…前職に戻りたい…」となるような結末を防ぎたいなら、上記のサポートを受けれる転職エージェントをおすすめします。

また転職活動が始まると応募企業の書類作成や選考対策に追われるので、あなたに合った企業をある程度転職エージェントに絞り込んでもらえれば、ミスマッチの不安の払拭だけでなく時間短縮にもつながります!

転職エージェント末永 末永

特にリクルートエージェントは年間40万名以上、dodaは通算700万名以上の利用者数を誇り、求人数もトップの2社となっています。


それだけの企業数の情報を保持した上で、転職者に適切な求人提案を行なってきた実績もあります。

まずは実績豊富なエージェントのサポートを受けるのがベターなので、登録をおすすめします。

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また、求人に応募をする際に企業がブラック企業でないかを調べる方もいますが、ホワイト企業などの優良企業かどうか調べたい場合には「安全衛生優良企業マーク推進機構」の認定がされているかで判断していくのもおすすめです。

企業選びは求人への応募をするだけではなく、転職後のミスマッチを防ぐためにも非常に重要なので、具体的な見分け方や企業選びのポイントについて知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

2.自分のキャリアの希望を明確にする

転職活動を円滑に進めたり、転職後のミスマッチをなくすために一番重要なのが自分の将来のキャリアを明確にすることであり、将来のキャリアの希望を明確にすることで転職の軸やキャリアプランを明確にすることにもつながります。

また、キャリアの希望を明確にするためにはどのようなことをすればいいのか気になる方もいると思いますが、具体的には以下のようなことをしていくと良いでしょう。

  • 職務経歴・実績・保有スキルの棚卸し
  • 転職目的や企業選びの軸の明確化
  • 自己分析による希望のキャリアの言語化
  • アピールポイントなどの情報整理
  • 将来の理想像と現状のギャップの整理
  • キャリアの実現のために必要なことの整理

将来のキャリアの希望についてどこまで考えればいいかわからない方も多いと思いますが「仕事をする目的や理想の状態を明確にして実現に必要なキャリアプランを立てるところ」までしっかりと考えていくことが理想です。

ですので、転職活動を始める前にはしっかりと情報の整理や自己分析をして、将来のキャリアの希望を明確にしてから転職活動を進めていくようにしましょう。

「キャリアを明確にするための自己分析」や「キャリア実現のためのキャリアプラン設計」の具体的な方法については以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。

3.転職活動期間の目安を把握しておく

転職活動を行う場合には、どの程度の転職期間を想定するかで転職活動のスピード感や働きながら転職するかどうかなどの判断が大きく変わってくるため事前に想定を立てておくことが大切です。

転職活動期間の目安としては「3ヶ月以内」「3ヶ月〜6ヶ月以内」「6ヶ月以上」の3つのパターンに分かれることが多いですが、転職活動期間は転職準備や転職活動の進み具合で予定と実際の期間に差が出ることはあります。

特に、転職難易度が高い場合には転職活動が長期化してしまう可能性があり、何かしらのスキル習得が必要となる場合もスキル習得から転職活動の期間を見積もって転職期間の設定をする必要が出てくるでしょう。

そのため、希望の転職活動期間の目安を明確にしたで転職エージェントに希望の転職をするためにはどの程度の期間が必要か確認しておいて、どのように転職活動を進めていくのかを考えていくようにしましょう。

4.退職後の転職活動では生活費に余裕を持つ

転職活動をする場合の選択肢は「退職してから転職活動を行う」「働きながら転職活動を行う」の2択ですが、退職してから転職活動を行う場合には生活費に余裕を持っておくことも必要です。

一般的には会社を辞めてから3ヶ月から半年程度は生活できるだけの貯金を確保するのが望ましいですが、人によって適切な金額は変わってくるため費用を算出する際には「月の生活費×転職期間+転職活動費用」で大体の金額を把握しておきましょう。

また、未経験職種への転職のように転職難易度の高い転職になる可能性がある場合やスキル習得・資格取得が必要にある場合には、転職活動期間が長くなるケースも多いため、想定よりも貯金には余裕を持っておくことが大切です。

退職してからの転職活動をしている方の中には、転職活動が長期化して生活費に余裕がなくなったことで収入を得るために妥協してしまったという方もいるため、生活費には余裕を持つか、働きながらの転職活動も検討していくようにしましょう。

5.自分の市場価値や適正年収を把握しておく

転職活動の方向性や具体的な行動指針、希望する年収などの条件の設定するためには自分の市場価値や適正年収を性格に把握しておくことが大切です。

転職市場における市場価値は業界や職種によって評価基準が異なることもあり、年齢や経験・実績・スキルなど複数の要因の相対評価となるため、適正年収も市場全体の年齢・スキル感・実績での比較で判断する必要があります。

また、企業規模や企業内でのニーズの高さによって提示している年収が変動することも多いため、市場価値や適正年収を把握したい場合には転職エージェントやキャリア相談サービスを活用して転職のプロに聞いてみるのがおすすめです。

その他にも、転職活動を本格的に始めるか迷っている方であれば、適正年収診断を提供している転職エージェントも多いため、診断を活用して自身の市場価値や適正年収を確認してみるのも良いでしょう。

転職エージェント末永 末永

自分の市場価値や適正年収を知りたいという人は、一度転職エージェントと話をしてみることをおすすめします。


転職エージェントは仕事柄、人材価値を熟知しているため、あなたの現在地や目指すべきキャリアプランを一緒に考えてくれますよ。

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転職活動中に気をつけること

転職活動を進めていく際には、希望条件や企業の情報収集、面接におけるマナーや質問事項などに関しても気をつけてるべき注意点がいくつかあります。

それぞれをのポイントを意識することで面接での印象を良くして転職の成功率を少しでも上げたり、転職後のミスマッチを防いだりすることにもつながるためそれぞれ見ていきましょう。

1.希望条件は高く設定しすぎない

転職活動を進めていく場合には、希望条件を高く設定しすぎたり、特定の条件にこだわりすぎると該当する求人の数が少なくなってしまい、エージェントを利用しても求人紹介が難しく転職活動が難航してしまう可能性があります。

転職する際に理想の条件を掲げるのは良いことですが、希望条件が本当に適切なのか、該当する企業がどれくらいあるのかを意識して条件設定をしなければ自分にとって最適な求人を見つけることが難しくなってしまうため注意しましょう。

希望条件を設定する際には「希望条件を具体的にイメージすること」「条件には優先順位をつけること」「譲れない条件と緩和できる条件を明確にすること」を意識すると状況に応じて条件の緩和もできるのでおすすめです。

また、転職活動における条件の設定をする時は「自分にとって優先度が高い条件や譲れない部分以外はこだわりすぎない」ということを意識しておくとより円滑に転職活動を進めることができるでしょう。

2.応募や面接前に情報を企業情報を調べる

転職活動を進めていく中で求人応募や面接を実施する前には、しっかりと企業に関する情報を調べておくことが面接を成功させて、転職後のミスマッチを防ぐためにも大切なポイントになります。

企業について調べる場合には「求人票」「企業サイトやSNS」「口コミサイト」などの公開されている情報を確認していき、疑問点があれば必要に応じて「企業担当のエージェント」に質問してみるのが良いでしょう。

事前にしっかりと情報収集をしておくことで、面接で志望動機について話す際にも企業情報を踏まえて話しができたり、面接での逆質問で調べればわかる情報を聞いてしまうリスクを減らすことにつながります。

特に面接では、情報を事前に調べてるのか準備せずに面接に来ているのかは面接官にはわかるので、情報収集をした上でしっかりと受け答えをすることで面接での印象も良くなり面接の通過率を上げることにもつながるでしょう。

3.面接では持ち物や服装にも気を遣う

転職面接に行く際に持ち物や服装にもしっかりと気を遣うことは面接での印象を良くするとともに、TPOを考えて行動できるという印象を与えることにもつながります。

例えば「スーツに皺がないか」「靴の手入れはしているか」「TPOに合わせた服装かどうか」「服装に対して小物は適切なデザインか」など細かい部分にも気を遣えているかどうかで性格を判断される可能性もあるため意識しておくと良いでしょう。

また、面接に私服で来ても良い場合でも、カジュアルすぎる服装はTPOを意識できていないと判断される可能性もあるため、基本的にはスーツやオフィスカジュアルの範囲にしておくのがおすすめです。

持ち物や服装は転職面接だけではなく、ビジネスシーンでも相手与える印象に関わってくるのでTPOにあっていない服装をしてしまうとマイナスな印象を与えてしまいかねないため、相手に不快な印象を与えていないかを意識していくようにしましょう。

4.仕事内容や社風・福利厚生などを確認する

「思っていた仕事内容と違った」「職場の環境や雰囲気が思っていたより悪かった」といった転職後のミスマッチを防ぐために、仕事内容や社風・福利厚生などはしっかり確認するようにしましょう。

特に、仕事内容は事前に求人に記載されている内容だけではなく、関連業務が発生したりその他の業務対応をする可能性もあるため、同じ仕事をしている方が具体的にどのような業務に取り組んでいるのか確認しておくことは大切です。

また、社内の人間関係や会社の労働環境の良し悪しを判断するためには社員の雰囲気などを確認するのがよいですが、実際に働いている方とコミュニケーションをとれるのは基本的に面接の場面だけなのでしっかりチェックしておくようにしましょう。

その他にも、就業時間や残業時間、フレックス制度の有無などの働き方に関することは仕事をする上で重要なポイントのため、面接では時期による残業時間の程度や福利厚生の詳細について確認しておくこともミスマッチを防ぐためには必要です。

5.転職理由はポジティブな内容にする

転職を考えている方の転職理由の中には「仕事内容や給与・待遇への不満」「スキルアップやキャリアアップが望めない」「人間関係に関する不満」「残業が多くてしんどい」といったネガティブな理由も多く挙げられます。

ですが、面接の場面では相手にネガティブな印象を与えないように、同じ転職理由でも「新しい仕事にチャレンジしたい」「年収アップを狙いたい」「働き方を変えていきたい」などポジティブは言葉に置き換えて伝えることが大切です。

たとえ、所属している会社がブラック企業であったとしても、面接で会社の不満を伝えてしまうと「不満があればすぐ転職するのかな?」「ネガティブなことばかりで視野が狭い人なのかな?」という印象を与える可能性もあるため注意が必要です。

また、転職理由を伝える際には「キャリア実現のために必要だった」「努力したけど今の会社ではどうしても難しかった」というように必要性があって転職を考えたという形で伝えると納得してもらいやすくなるので伝え方も工夫していきましょう。

6.面接時の逆質問の内容には注意する

面接で求職者が面接担当者にする逆質問は、企業のことを知るとともに企業への興味関心をアピールするために有効な手段ですが、逆質問の内容を意識せずに質問してしまうと、逆にマイナスな印象を与えることになりかねないので注意しましょう。

例えば「事前に調べればわかるような質問」「面接が答えづらいような質問」「残業・休日/有給・待遇・昇給などの条件に関して深掘りした質問」といった質問は極力避けた方が良いでしょう。

転職目的によっては残業時間や働き方などの質問は企業選びのために必要ではありますが、あまり細かく聞きすぎると自分のメリットばかり考えているような印象を与えてしまう可能性があります。

ですので、逆質問の内容は優先順位をつけた上で面接で聞くべきなのかを精査して、面接では聞きづらいようなことは面接が終わった後にエージェント経由で確認をする形で進めていく方が良いでしょう。

7.SNSの発信や面接前後のマナーには細心の注意を払う

普段からSNSでの情報発信やマナーを守った行動を意識していくことは大切ですが、特に転職活動中には「SNSで発信する情報」や「面接前後の会社付近での行動やマナー」には注意を払う必要があります。

転職面接では直接会社に出向くことも多いため企業の周りでの行動やマナーに気をつける必要があることは昔から言われていますが、最近では企業がSNSで個人の人柄をチェックするケースも多いためSNSでの発言にも気をつけておきましょう。

SNSの情報を見られることに抵抗がある方もいますが、企業も面接だけでは普段の性格や考え方がわからないため、入社後に問題が起きないように不適切な発言をしていないかSNSもチェックしておく必要があるということは理解しておいてください。

また、SNSの情報発信で気をつけるべきことは「相手が不快になる発言をしないこと」「特定の誰かを非難するような言葉は使わないこと」といったSNSでの基本的なマナーの部分で普段から注意していれば特に問題ないので安心してください。

内定や条件交渉で気をつけること

転職活動が上手くいって無事に内定がもらえた場合にも内定の回答期限や条件の確認、入社時期の調整などに関して、いくつか気をつけておいた方が良いことがあります。

内定承諾をしても退職時期が決まらないと内定取り消しになってしまう可能性もあるため、内定承諾に関する回答期限の伝え方や提示された条件確認のポイント、条件交渉の際の注意点などについて紹介していきます。

1.内定をもらった時にはしっかりと回答期限を確認する

「面接が終わった後に無事に内定をもらえたけど、他にも選考が進んでいてそっちの企業にも興味がある」という場合には他の企業の面接スケジュール次第では内定を保留する必要も出てきます。

内定をもらってから回答を保留する場合には理由を伝える必要がありますが、その際には下手に嘘はつかずに「他にも選考が進んでいて納得できる選択したいので選考結果が出るまで待ってほしい」というような形で伝えるようにしましょう。

また、内定承諾の期限は選考の進み具合によって期間は変わってきますが、選考スケジュールを把握した上で自分から「いつの何時までに回答します」と期限を設定することが大切です。

ですが、あまり設定期間が長すぎると内定取消しになってしまうリスクもあるため、内定を保留にする際のポイントなどの具体的なことは以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

2.提示された仕事内容や条件に相違がないかを確認する

内定時には企業から労働条件が提示されますが、その際にはしっかりと面接時に確認した仕事内容や条件との違いがないかどうかを確認するようにしましょう。

具体的には「労働契約の期間や試用期間の有無」「具体的な仕事内容と業務範囲」「雇用形態」「年収や給与の内訳に関すること」「労働時間や休日などのその他条件面」などの確認をしていきます。

もしも、面接で聞いた内容と異なる部分があったり、条件面で気になる部分がある場合にはしっかりと確認することが大切ですが、転職エージェントを活用している場合にはエージェント経由で提示した労働条件に間違いはないか確認をしましょう。

また、提示条件に間違えがなかったが気になる点がある場合には「条件が決定された経緯や理由」をエージェント経由で確認しておくと、認識の齟齬をなくしてより納得できる転職につながります。

3.提示条件に納得できないときはエージェントに相談する

労働条件が提示された際に条件に納得できない場合には条件交渉をすることになりますが、転職エージェントを利用しているのであればエージェントに仲介して条件の交渉をしてもらうようにしましょう。

提示条件で納得できないことでよくあるのが「契約期間・入社時期に関すること」「勤務地・就業場所に関すること」「賃金に関すること」「残業時間や休日に関すること」ですが、入社時期・勤務場所・賃金に関して交渉する際には注意が必要です。

入社時期は働きながらの転職か退職後の転職かで設定期間は大きく変わってきますが、内定をもらってからは2〜3週間後に入社となるケースもあったり、働きながらの場合には内定後1ヶ月〜2ヶ月程度になるケースもあります。

また、勤務地・就業場所・想定年収はあくまで想定の情報なので面接で話がなかった場合でも提示されたらそれが企業側からの内定条件であり、提示された年収も企業のあなたに対する現時点での評価です。

ですので、もし提示条件に納得できない場合には一度その条件が決まった背景をエージェント経由で確認した上で、現在の条件だとどうしても承諾できない場合には理由をしっかりと伝えた上で交渉をしていくようにしましょう。

転職エージェント末永 末永

内定後の条件交渉は非常に重要なものとなりますが、交渉の経験がない方も多いため不安に感じる方もいると思います。


ですが、転職エージェントを活用することで条件交渉も間に入って対応してくれるため、安心して転職活動に取り組みたい方は積極的に活用していくとよいでしょう。

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その他に転職活動で気をつけること

転職活動を進ていく上で「転職活動前」「転職活動中」「内定や条件交渉」以外にも「転職活動中の行動」「資格に関する認識」「退職手続き」「退職後の年金・保険手続き」など気をつけておかなければいけない点はたくさんあります。

本項では、その他の転職活動で気をつけるべき注意点について詳しく紹介していくので、是非参考にしてみてください。

1.転職活動をしていることは周りには話さない

働きながら転職活動をしている場合、同僚や友人に転職活動をしていることを話してしまう方は多いですが、転職活動をしていることを話してしまうと思いもよらないところから会社にバレてしまう可能性があるため注意が必要です。

また、転職活動をしていることを周りに話していないとしても、以下のような理由で会社の人に転職活動をしていることがバレてしまう可能性もあるため注意してください。

  • SNSで転職活動に関する情報を発信する
  • スカウト機能のある転職サイトを利用する
  • 定時帰りや半休を取得する頻度が増えた
  • 普段は私服なのにスーツを着ている
  • 会社の端末やアドレスで転職活動をする
  • 社内で転職関連のメールや電話の対応をする
  • LinkedInやWantedlyのプロフィールを一気に更新する

転職活動を考えていることがバレてしまうと、引き留めにあったり転職活動ができないように仕事量を増やされる可能性があり、仮に転職をしなかったとしてもその後の会社での立場や上司との関係性に影響する可能性もあります。

ですので、転職活動を始めることを話すとしても家族や信頼できる友人などの一部だけにして、働きながら転職をする際にもバレないように注意しながら転職活動を進めていくようにしましょう。

2.資格があるからといって転職が有利になるとは限らない

転職活動を進めていく上で資格の取得を積極的に行なっていく方も多いですが、資格にも「転職に役立つ資格」「キャリアアップに有利になる資格」「取得しても大きな影響はない資格」など様々な種類があります。

資格はあくまでスキルを客観的に証明するものになるため、専門性の高い資格であれば職種によっては取得していることで評価されるケースもありますが、選考における評価としては経験や実績の方を優先されることの方が多いです。

特に、初級資格や希望職種に関連性の低い資格は取得しても転職では役立たないこともあるため、資格の取得を目指すのであれば特定の職種で取得が推奨されるような資格を優先的に取得していくことが大切です。

また、選考で評価される資格は「士業に関する資格」「仕事に直接的に役立つ中級〜上級の資格」であることが多いため、資格取得を目指す場合にはどのような資格が良いのか事前に調べておくようにしましょう。

3.退職をする際には就労規則や退職の流れを把握しておく

転職活動が上手く進んで無事に内定をもらえたとしても、退職する際の就業規則や退職の流れを把握しておかなければスムーズに退職手続きを進めることができずに内定が取り消しになってしまう可能性もあります。

退職に関する法律では内容が証明できる状態で退職届が受理されてから2週間経てば退職できますが、実際に退職をする場合には就業規則に沿って手続きをしていくのがマナーです。

特に、退職する場合には引き継ぎ資料の作成や引き継ぎ業務を行う必要があって「1ヶ月〜3ヶ月前までに申し出ること」と就業規則で記載されていることが多いため、希望してすぐに退職できるわけではないということは注意しましょう。

ですので、転職活動を始める前に退職に関する就業規則はしっかりと確認しておいて、内定をもらってから必要以上に内定企業に入社時期を待ってもらうことにならないようにしっかりと退職時期の調整もしておくようにしましょう。

4.情報漏洩や営業機密の取り扱いには気をつける

働きながら転職活動を行う場合や退職をした後でも、企業の内部情報の漏洩がないように個人情報や営業機密の取り扱いには注意しなければいけません。

特に、働きながら転職活動を行なっている場合には、まだ企業に所属している立場として競合他社への転職が禁止されていることも多く、企業の経営や内部事情に関する情報や営業上で取り扱っている情報の機密を守る義務があります。

また、退職してからであれば競合に転職しても問題はありませんが、企業の内部情報を外部に持ち出してしまった場合には、法的に訴えられる可能性があるということは忘れないでください。

どちらにしても、転職活動を行う場合には「自分の利益になるからと業務上で知り得た情報を外部で話さない」「顧客情報などの取り扱いには最新の注意を払う」など情報が漏洩しないために意識しておくことが大切です。

5.退職した後の転職活動では年金や保険手続きを忘れずにやる

転職をする際には退職後から次の企業への転職までに14日経過してしまうと「社会保険・厚生年金」を「国民健康保険・国民年金」に切り替えなければいけません。

そのため、退職した後に転職活動を行う方や退職日から入社日までに2週間以上期間が空く場合には、役所で保険や年金の切り替えの手続きは忘れないようにしましょう。

もし退職日から入社日までの期間が2週間前後で保険や年金の切り替え手続きが必要かわからない場合には一度役所の窓口で相談してみるのが確実です。

また、保険・年金手続きには企業から「雇用保険被保険者証・年金手帳・源泉徴収票」の受け取りと必要に応じて「離職票・厚生年金基金加入員証」を送ってもらう必要もあるので、退職する際には必要な書類の有無を確認するようにしましょう。

転職活動を進めていく上で失敗しないためのポイント

ここまで「転職活動を進めていく上で気をつけるべき注意点」について紹介してきましたが、本項では「転職活動を進めていく上で失敗しないためのポイント」について紹介していきます。

納得できる転職を実現するために以下の内容は重要ことなので、是非参考にしてみてください。

本当に今の会社では目的が達成できないのかを考える

転職を考えている方の中には「今の会社では希望のキャリアは実現できない」と感じて転職を考えている方も多いですが、本格的に転職活動を始める前に「本当に今の会社では目的が達成できないのか」を考えておくことは大切です。

というのも、転職活動を行なっていく上で面接でも、所属している会社で本当に希望を実現できないのか、仮に希望を実現するために何か努力はしたのか質問される可能性があり、その解答によっては面接での印象も大きく変わってきます。

ですので、転職を考える時には同時に「今の会社で希望のキャリアは本当に叶えられないのか」「不満に対して自分の努力で改善できないのか」を考えて、判断に迷ったら転職エージェントで相談してみるのも良いでしょう。

また、考えてみた結果「転職はしないで今の会社で頑張る」という選択をして希望するキャリアを実現した方もいるため、転職を考える際にはしっかりと考えてから転職活動を進めるようにしましょう。

志望動機は企業ごとでしっかりと作り込む

転職活動をする場合、効率的に転職活動を進めるために志望動機を使いまわしている方も多いと思いますが、志望動機は応募する企業に合わせてしっかりと作り込んでいくようにしましょう。

もちろん、転職理由が明確であれば似た内容になるため使いまわしても大きなブレは生じませんが、書類企業では何回も応募者の志望動機を見聞きしているため、使いまわしているのか意欲高く応募してくれているのかはなんとなくわかります。

また、志望動機を作り込むことで面接においても自分の転職の軸と企業を選んだ理由に親和性を持たせて話せるようになり、より説得力のある志望動機を伝えることができるようになります。

面接では様々な要素で評価されますが、スキルや実績だけではなく応募した理由や企業への想いなども重要で熱意を評価して採用の最終判断をする企業もあるため、興味のある企業へ応募する場合にはしっかりと志望動機は作り込むようにしましょう。

転職活動は転職エージェントを積極的に活用する

転職活動を始める場合には、効率的に進めていくために転職エージェントを積極的に活用していくことをおすすめします。

転職エージェントでは「転職やキャリアに関する相談」「希望に沿った求人紹介」「面接時のアドバイス」「内定時の条件交渉」など様々な転職活動に関する支援をしてくれます。

転職活動をする方法としては他にも「転職サイトの活用」「LinkedInやWantedlyの活用」などの方法もありますが、転職エージェントでは様々な転職支援を受けることができるため効率的に転職活動を進めていくことが可能です。

ですので「相談しながら転職活動を進めたい方」「転職活動を効率的に進めたい方」「失敗やミスマッチを防ぎたいと考えている方」は転職エージェントを活用していくようにしましょう。

転職エージェント末永 末永

転職エージェントを活用する際に幅広い求人の中から希望の求人を探したいという方は大手転職エージェントの活用がおすすめです。


大手転職エージェントではそのエージェントでしか取り扱っていない非公開求人もあるため、以下の転職エージェントには登録しておくと良いでしょう。

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転職エージェントを活用していく上での注意点

転職エージェントを活用することで効率的に求人探しや転職活動を進めていくことができますが、転職エージェントを利用する際にもいくつか注意しておいて欲しい点があります。

本項で紹介する内容は、より効率的に希望に沿う求人を探したり、エージェントとの信頼関係を構築して円滑に転職活動を進めていくためにも重要なポイントなので是非参考にしてみてください。

転職エージェントは目的に合わせて複数登録する

転職エージェントを活用する際には、目的に合わせて転職エージェントを登録することや複数のエージェントを併用することが効率的に求人を探していく上で重要なポイントとなります。

転職エージェントには「幅広い求人を取り扱っている大手転職エージェント」「業界や職種に特化した転職エージェント」「未経験者向けやハイクラスといった特定のコンセプトを持って運営している転職エージェント」など複数の種類が存在します。

そのため、年収アップやキャリアアップ目的の転職ではハイクラス向けエージェントを利用したり、IT業界の求人を探しているのであればIT業界やIT職種に特化したエージェントを利用したりするとより希望に沿う求人を探しやすくなるでしょう。

また、転職エージェントは特定のエージェントだけで取り扱っている非公開求人もあるため3社〜5社程度に登録しておくことで、より効率的に求人を探すことができるでしょう。

転職エージェントに対して嘘はつかない

転職エージェントを利用する場合に一番大切なのはエージェントとの信頼関係なので「転職エージェントに対して嘘はつかないこと」は意識していくようにしましょう。

求職者の中には複数のエージェント利用しているのに変に気を遣って併用をしていないと嘘をつく方もいますが、転職活動の行動を見れば併用しているかどうかはわかりますし、転職エージェントの併用はよくあるので嘘をつく必要はありません。

また、転職理由や転職に関する考え方なども正直に話さないと、エージェントとしても適切な転職支援が難しくなったり、場合によっては条件が厳しくて求人紹介自体が難しくなってしまう可能性もあります。

たとえ転職を考えたきっかけがネガティブなことであったとしても、正直に話してどのように転職活動を進めていけばいいか相談することで、エージェントも転職が成功するように出来る限りの支援をしてくれるでしょう。

ですが、下手な嘘をつくとエージェントとの信頼関係が構築できないだけではなく「嘘をつく人=企業に紹介すること自体がリスクになる」という認識から求人の紹介自体受けられなくなる可能性もあるので注意しましょう。

他のエージェントで応募した求人には応募しない

転職エージェントを併用している方は多いですが、複数の転職エージェントを利用している場合に注意してほしいのが「他のエージェントで応募した求人には応募しない」ということです。

複数のエージェントで同じ求人に応募してしまうと、エージェントや企業担当がどちらの応募を優先するかの確認のためのやりとりに工数がかかったり、間違って面接の設定をしてしまって予定が重複してしまうなど迷惑がかかってしまいます。

また、応募した企業からも「二重応募をするほど管理能力がない人材」「企業やエージェントへの配慮にかける人材」というイメージを持たれて結果的に不合格とされてしまう可能性もあります。

ですので、求人に応募する時には求人情報や応募企業の名前をしっかりと管理して、別のエージェントから既に応募した求人を紹介されたとしても、素直に既に他のエージェントで応募した旨を伝えるようにしましょう。

転職エージェントは上手く活用していくことで効率的に転職活動を進めることができて、強い味方になってくれますがあくまでビジネスとして信頼関係で成り立っているため、お互いに信頼関係を築けるように意識して利用するようにしましょう。

転職をする際におすすめの転職エージェント

転職をする際には目的に合った転職エージェントを活用していくことが転職成功のために重要だとお伝えしましたが「転職エージェントがたくさんあってどのサービスを利用すればいいのかわからない」という方も多いと思います。

転職エージェントには様々な特徴がありますが、その中でも「転職活動をするなら登録しておきたい大手転職エージェント」や「キャリアアップや年収アップにおすすめのハイクラス向け転職エージェント」を紹介していきます。

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20〜30代前半・第二新卒向けの非公開求人を多数保有

マイナビエージェント

おすすめポイント

  1. 新卒サイトNo.1のマイナビが運営。若手層を採用したい企業とのコネクションが豊富
  2. 営業、メーカー、金融、ITなどの転職支援に強み
  3. 20〜30代など若手層の転職サポート・アドバイスの手厚さに定評あり

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ハイクラスの転職におすすめの転職エージェント

年収500万円以上の転職を目指す人向け

ハイクラス求人は全体的に少ないため網羅するためにも、転職サイトと転職エージェントは両方に登録しておくのがオススメです。

ビズリーチ(転職サイト)

年収600万〜1500万の優良求人を多数掲載している転職サイト

登録しておくだけでスカウト機能が使えるので、どんな企業からどんなスカウトが来るかで、気軽に自分の市場価値を確かめることができますよ。

ビズリーチ(転職サイト)

おすすめポイント

  1. 企業の採用責任者やヘッドハンターから直接スカウトが届く!
  2. 中小のエージェントとのコネクションも作れるので、大手エージェントと併用して利用するのがオススメ
  3. 大手エージェントで取り扱っていないような隠れた優良求人が見つかる

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JACリクルートメント

国内3位、高年収求人領域では国内No.1の転職エージェント
外資系企業やコンサル、管理職/専門職への転職サポートに強み(経験者のみ対象)

JACリクルートメント

おすすめポイント

  1. 年収600〜1500万円の高年収の非公開求人を大量に保有
  2. 30〜40代のマネジメント層や専門スキルを持った人向けの求人も多数
  3. 業界・職種別コンサルタントによるレベルの高いサポートを受けられる
※正しい連絡先・ご経歴を入力することで、より条件にマッチした求人のご紹介が可能になります

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