更新日：2024.05.16

転職エージェントに相手にされない！門前払いから脱却する方法を伝授！

転職活動を頑張りたいのに、転職エージェントに門前払いされ相手にされず、焦りや不安を感じているそこのあなた。現役の転職エージェントが相手にされない理由と打開策をご紹介します！

この記事を書いた人

末永雄大

新卒でリクルートエージェント(現リクルート)に入社。数百を超える企業の中途採用を支援。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして人材紹介サービスを展開しながら、年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は2,000万回以上。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」
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転職エージェントに相手にされない人はいる

残念なことに、転職エージェントに相手にされない人は一定数います。

理由は単純で、売上にならなさそうな人に手間暇をかけたくないからです。

上の図のように、転職エージェントは企業と転職者の間に入り、それぞれの希望をマッチングします。紹介した転職者が入社した場合、企業側から成功報酬が支払われるという仕組みのサービスです。

なので内定に繋がらなさそうだと判断されると、エージェントからサポート終了させるように誘導したり、門前払いされることもあるのです。

転職エージェントについては以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてください。

転職エージェントに使われるな！賢い利用方法を現役エージェントが解説

【パターン別】転職エージェントに相手にされない理由11選

では転職エージェントに門前払いを食らうような理由とは、どういうものなのでしょうか。

以下でそれぞれパターン別に紹介していきます。

どうにもならない理由
あなた次第でどうにかなる理由

どうにもならない理由

こちらの場合は、サポート開始以前や開始まもなく門前払いを食らうパターンです。

転職サポート初回登録時の履歴書や職務経歴書の段階で足切りされます。

以下で詳しく解説していきます。

職歴・スキルが浅い
年齢が高い
転職回数が多い
ブランクが3ヶ月以上ある
サポートの対象地域でない

職歴・スキルが浅い

転職エージェントに門前払いされる要因は、職歴・スキルの浅さによるところが最も大きいです。

というのも、転職市場は即戦力採用だからです。

具体的にいうと、採用企業の現状の課題を満たす実務経験・スキルがあるかを見られているのです。

加えて、競合相手もベテランで経歴もさまざまで、当然シビアな競争になります。

よって、職歴やスキルが浅い人は競争を勝ち抜けないとして門前払いされます。

転職エージェント末永末永

とはいえ、自分のスキルがどの程度のレベルなのかわからない人も多いのではないでしょうか。

以下で紹介する転職エージェントは、既卒やフリーターなど職歴に弱みがある人へのサポートに定評があります。

職歴に自信がないような人にも真摯に向き合い、的確なアドバイスをもらえます。

自身のスキルのレベルや転職活動の際の経歴の見せ方などを学ぶことができるので、職歴・スキルが不安という人は話を聞いてみるといいでしょう。

ただし、サポートの対象となるのは基本20代までなので注意してください。

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年齢が高い

年齢が30代以上だと、転職エージェントに門前払いされやすくなります。

40代や50代ともなれば特にその傾向は顕著になります。

ただ30代以上の全員が総じて門前払いかというと、そうではありません。30代以上でも経験がある人はサポートしてもらえます。サポート対象外は経験のない人です。

というのも、20代のうちはポテンシャル重視の未経験採用も期待できますが、30代以上は業界・職種経験はあって当たり前、加えてマネジメント経験や市場価値の高い専門スキルも求められるためです。

こういった背景から、基本的に転職エージェントのサポート対象は20代がメインとなり、スキル不足の30代以上は転職エージェントから相手にされにくくなるのです。

経験がある人はミドル向けの転職エージェント、経験がない人はハローワークか転職サイトを利用するのがおすすめです。

30代、40代、50代で転職を検討している方は、以下の記事を参考にしてください。

30代におすすめ転職サイト・エージェント比較19選！属性別の選び方も徹底解説！

40代におすすめ転職サイト・エージェント16選厳選比較！ハイクラス含む徹底解説

転職回数が多い

転職回数が多い人も、転職エージェントから相手にされない傾向にあります。

なぜなら、転職回数が多ければ多いほど人事の印象が悪い傾向にあり、内定獲得しにくい人材と判断されるからです。

内定の獲得が難しい、つまり売上に繋がりにくいと判断され、サポートを断られることがあります。

また、企業と転職エージェントの間には「返金規定」と呼ばれるものがあります。これは簡単に言うと、企業に紹介した求職者が半年以内に退職してしまった場合に報酬を返金しなければいけないという契約です。

つまり、短期離職する可能性がある人を紹介してしまうと、エージェントも儲からず損をしてしまうということなんです。

転職回数の多さから経歴に自信のない人は、以下の記事を参考にしてください。

転職回数が多いと不利？内定獲得するコツをキャリアのプロが徹底解説！

ブランクが3ヶ月以上ある

退職してから再就職するまでのブランク(空白期間)が長いことも、転職エージェントに門前払いされる原因です。

目安として3ヶ月以上のブランクがあると、人事からいい印象を持たれません。

こちらも内定獲得が難航するケースとして門前払いされることがあります。

退職してから転職活動を開始しているという方は、以下の記事にも目を通してみてください。

空白期間(ブランク)は転職で不利になる？【ケース別回答例付き】

サポートの対象地域でない

転職エージェントにはサポートの対象地域と、対象地域による保有求人数の差が存在します。

たとえリクルートエージェントなど大手であっても地方になるほど保有する求人数は減少傾向になります。

業界や職歴に特化したエージェントは元から求人数では大手に及びません。よって、地方となればさらに保有求人数が減少します。

こうして、希望する地域が地方である場合、保有する求人数の少なさからサポートを断られるパターンが生まれます。

地方への転職を希望される方は地域密着型の転職エージェントも併せて登録しましょう。

あなた次第でどうにかなる理由

転職エージェントに相手にされない理由は、あなたが転職エージェントとの付き合い方を間違えてしまっているパターンがあります。

その場合、あなたのひと工夫で状況が改善するかもしれません！

思い当たる節がないか、確認してみましょう。

選ぶエージェントを間違えている
転職意欲がないと思われている
転職希望時期が半年以上先
求人の選り好みが激しい
面接に行ける日が少ない
コミュニケーション能力が低い

選ぶエージェントを間違えている

ひとくちに転職エージェントといっても、規模や特徴はさまざまです。

特定の業界・職種に特化したエージェント、年齢や社会人経験に特化したエージェントなど、それぞれが得意とする領域が存在します。

なのであなたの属性や希望にミスマッチなエージェントに登録した場合、紹介できる求人がないとして、相手にされなくなります。

転職エージェントの選び方や特徴が知りたい人は以下の記事を参考にしてください。

転職エージェントの選び方！プロが見分け方の秘訣を伝授します！

転職エージェントおすすめ比較ランキング｜2024年最新の51社を徹底紹介！

転職意欲がないと思われている

転職エージェントに「この人からは転職への意欲を感じられないな」と判断されると、相手にされなくなることがあります。

冒頭でお伝えした通り、転職エージェントは転職者が入社した際に企業側からエージェントに成功報酬が支払われる仕組みになっています。

なのでキャリアアドバイザーは1人でも多くの転職者を内定に導きたいと考えています。

アドバイザー1人の時間や工数が限られているなかで、意欲がないとされる人に時間を割こうとは思いません。

こうして、意欲がない人は転職エージェントから相手にされなくなります。

転職希望時期が半年以上先

転職希望時期が半年以上先だと、転職エージェントからサポートを断られる可能性があります。

転職エージェントは転職希望者を内定獲得に導いて売上にしたいので、直近で転職したい人を優先してサポートします。

また、転職希望時期が半年以上先である場合、そもそも転職意欲があまり高くないケースが散見されます。

上記で述べた通り転職意欲が低いこともサポートの減退につながるので、転職エージェントから相手にされなくなります。

求人の選り好みが激しい

求人の希望条件を細かく定めて妥協しない人や、明確な理由なく雰囲気で選考を辞退するような人も転職エージェントから相手にされなくなります。

なぜなら、よほど優秀な人材でない限り、求人の選り好みをされると一定期間での内定獲得が困難になるからです。

にもかかわらず選り好みが激しいと、転職活動を長引かせるタイプと判断され相手にされなくなります。

面接に行ける日が少ない

面接日程のすり合わせや日程確保の姿勢が乏しいと、転職エージェントから相手にされなくなっていきます。

面接日程の調整をしない＝転職活動へのコミットが低いということになり、こちらもまた転職意欲が低いものと判断されます。

コミュニケーション能力が低い

コミュニケーション能力が低いと判断された場合も、転職エージェントから門前払いをされたりします。

どんな仕事でもコミュニケーション能力は最低限の必須スキルです。

にもかかわらずそれが欠落していると、面接通過が望めないとして門前払いされます。

転職エージェントに相手にされない時の対処法

転職エージェントに相手にされない時、まずはあなた自身に改善できる余地がないか確認しましょう。

というのも転職エージェントから、あなたに転職意欲がないものと誤解されており、内定に繋がらないと判断されている可能性があるからです。

まずは電話やメールで積極的に連絡を取り、本気で転職したいアピールを再度してみましょう。

意欲をアピールすることができれば、エージェントにとってのあなたの印象が良くなり、状況が好転する可能性が高まります。

以降も面接日程や求人の希望条件の擦り合わせは積極的に行っていきましょう。その際、レスポンスは遅くても翌日までにすることがポイントです。

これらの対応をとっても相手にされない場合、下記の手段を試しましょう。

担当者を変更する
他のエージェントを利用する

以下でそれぞれ詳しく解説していきます。

担当者を変更する

転職エージェントに相手にされなかった場合、まずは担当者を変更するのがおすすめです。

というのも、どの転職エージェントを選んでも結局は担当者次第になるからです。

キャリアアドバイザーの経験や能力、サポートの密度には差があり、自分がどの人にサポートしてもらえるかは運次第です。

なので、担当者を変更すればその人はあなたに親身になってくれるという可能性は十分にあるのです。

一旦、現時点で登録している転職エージェント内で担当者を変えて、様子をみてみましょう。

担当者の見極め方を知りたい！という人は以下の記事を参考にしてください

転職エージェントが使えないのはウソ？使い手次第で成功率UP！

他のエージェントを利用する

あまりにも転職エージェントに相手にされないなら、思い切ってほかのエージェントを試してみるのも手です。

転職エージェント末永末永

その際ポイントとして、2〜3社複数登録してみることをおすすめしています。

先述した通り、転職エージェントはそれぞれが得意とする領域に特化しています。ですがサービス内容は各社とも基本的に変わりません。

では何が異なるのかというと、アドバイザー個人のサポート力やスキル、そして相性です。

サービスとしての評判が良くても、パートナーであるアドバイザーとの相性が悪ければ転職活動は難航しがちです。

なので複数登録して複数名のアドバイザーから話を聞いて比較検討するのがベストなのです。

相手にされなかった経緯や弱みをキャッチアップして、伴走してくれるアドバイザーと転職活動をすすめましょう。

他の転職エージェントの検討にリアルな口コミを参考にしたいという方は、以下の記事を参考にしてください。

転職エージェントの評判｜プロが裏事情や特徴を大暴露【最新口コミあり】

転職エージェントに相手にされない人へ

これを読んでいるあなたは転職エージェントに相手にされず、門前払いされ、落ち込んでいるかもしれません。

転職エージェント末永末永

ここまで、転職エージェントに相手にされなくなる理由などをお伝えしてきましたが、あまりピンときていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そういった方には、転職エージェントの力を借りることをおすすめしています。

以下で紹介するエージェントの力を借りれば、あなたの課題や今後の改善点を洗い出すことができます。そしてそれらを上手に説明できるようになります。

加えて、職務経歴書の添削をしてくれたり、弱みのカバーとして応募企業に好意的に紹介してくれたりなどの恩恵を受けることができます。

そうすればもう、門前払いをされて悩むことは無くなります。

以下で私がおすすめする転職エージェントを紹介します。ぜひ一度相談してみてくださいね。

大手総合型
年代・属性特化型

大手総合型

	特徴
リクルートエージェント	全世代女性第二新卒求人が豊富全業界・職種
doda	全世代女性第二新卒求人が豊富全業界・職種
マイナビエージェント	20代〜30代正社員向け求人が豊富全業界・職種

大手総合型の最大の強みといえば、やはり求人数の多さでしょう。

前業界・職種を網羅の上での圧倒的求人保有数を誇るので、紹介される求人で自分のスキルを確かめるのも一つの手です。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは業界No.1の求人数を誇る、業界最大手の転職エージェントです。

圧倒的な求人数のなかで、業界や職種の網羅もずば抜けています。よって職歴や転職回数などで多少ハンデがあっても、求人が紹介されない心配はありません。

また、丁寧なヒアリングにも定評があり、転職希望者の要望を汲んだ提案を受けられるのが魅力です。

転職エージェント末永末永

リクルートエージェントは、過去45万人以上の転職事例のデータに基づいたアドバイスなど、サポートの質に定評があり安心して利用できます。

・業界最大手のサービスを使いたい
・たくさんの求人の中から選びたい
・年齢を気にせずサポートを受けたい

登録はこちら(公式サイト)

【元社員が暴露】リクルートエージェントの評判・口コミがひどいってホント？

doda

dodaは電通バズサーチ調べで顧客満足度No.1の転職エージェントです。

求人数はリクルートエージェントと引けを取りませんが、dodaの最大の特徴は転職サイトと転職エージェントのサービスが一体化しているところです。

転職エージェント末永末永

転職サイトの求人検索とアドバイザーへの相談、それぞれのサービスを自分のバランスで利用することができるのが魅力ですね。

また、リクルートエージェントと比較すると首都圏や若手向けの求人が多いのも特徴です。

・自分に合う仕事がわからない
・転職サイトと転職エージェント両方を使ってみたい
・顧客満足度No.1のサービスを使ってみたい

登録はこちら(公式サイト)

doda(デューダ)のひどいって評判・口コミはホント？現役エージェントが徹底解説

マイナビエージェント

マイナビエージェントは新卒領域でNo.1の実績があります。

そのため、若手を積極的に受け入れる企業との取引が最多のエージェントということです。

このことから、マイナビは若手を採用したい企業と強いコネクションを持っているため、20代~30代向けの求人を数多く保有しています。

そして、リクルートやdodaに比べ登録者数が少ないので、早いレスポンスや密な連絡などの求職者1人1人に寄り添った手厚いサポートを受けることができます。

転職エージェント末永末永

マイナビは、サポートの手厚さから高い転職成功実績を誇ります。書類選考通過率も50%と、業界内で高水準に位置しています。

・20代〜30代で転職を考えている
・手厚いサポートを受けたい
・転職活動はスピーディーに進めたい

登録はこちら(公式サイト)

マイナビエージェントの評判がひどいって本当？口コミを転職のプロが徹底解説！

年代・属性特化型

	特徴
UZUZ	20代女性フリーター既卒第二新卒ニート未経験OK
ハタラクティブ	20代女性フリーター既卒第二新卒ニート未経験OK