既卒の就活方法を紹介!採用してくれる企業や内定を得るコツも徹底解説
既卒の主な就活方法を3つ紹介し、それぞれについて徹底解説します。また、既卒者を採用している企業やおすすめの職種、就職活動の進め方、始める時期なども説明します。
さらに面接対策についても紹介するので、内定を獲得したい人必見です。
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既卒の定義
既卒とは、明確に定義されておらず、企業などによって条件が異なります。そこですべらない転職では既卒を以下のように定義しています。
- 大学卒業後に就職をしなかった人
- 大学卒業後に1度就職したけど1年未満で退職した人
既卒の主な就活方法
既卒で就活を考えている人の多くは、具体的な方法が分からずに困っていることがよくあります。
大学などの学校を卒業した後に就職しなかった人、新卒で就職したものの1年未満で退職してしまった人は職歴に自信がなく、取れる就活の方法がないと思われがちですが、そのようなことはありません。
そんな職歴に自信がない既卒に取れる就活方法は主に以下の3つです。
この中で筆者が1番おすすめするのは既卒の就活に強い就職エージェントを活用する方法です。
なぜなら、既卒者は新卒者と年齢が近いので、求人サイトやハローワークを利用して就活をするよりも就職エージェントを活用したほうが内定を獲得しやすいといった理由があるからです。
3つの就活方法について、以下で順番にやり方の説明をしていきますね。
既卒の就活に強いエージェントを活用する
既卒者のほとんどが20代であるため、自分で直接応募をしたり、ハローワークを利用するよりも就職エージェントを使用することをおすすめします。
なぜなら、就職エージェントを利用しない既卒者の就職率が45%であるのに対し、筆者がおすすめする既卒の就職に強いエージェントだと80%を超えています。具体的な数字を出すと、UZUZの就職率は86%、ハタラクティブの就職率は80.4%にもなっています。
UZUZとハタラクティブの就職率が高い理由としては、時間をかけて手厚いサポートをおこなっているからです。
実際にどのようなサポートをおこなっているのか、以下で簡単に紹介しますね。
- 時間をかけたキャリアカウンセリング
- 希望に合う求人の提案
- ブラック企業を徹底排除した求人のみ取り扱い
- 履歴書・職務経歴書の作成アドバイス
- 応募企業に合わせた面接対策
- 社会人に必要なビジネスマナー講座の開催
- 入社後のアフターフォロー
- 面接などのスケジュール調整
利用する就職エージェントによって細かいところは違いますが、基本的には上記のサポートを無料で受けることができます。
就職エージェントを利用しないと、上記のことはすべて自分でやらなければなりません。これは想像以上に大変なことです。
また、就職に対する不安を誰にも相談できないのは、相当のストレスにもなります。就職エージェントは正社員になる不安を受け止め、将来のキャリアに対するアドバイスを真摯におこなってくれるので、利用して損はありません。
そこで、既卒におすすめの就職エージェントを2社紹介します。これらのエージェントを活用するコツとしては、最初に2社すべてに登録することです。
それぞれのサポート内容やキャリアアドバイザーを比較しながら、自分と相性の合うところで就活を進めていったほうが納得のいく就職ができます!
正社員経験が少ない人におすすめエージェント
既卒におすすめの就職エージェントについて、さらに詳しく知りたい人は以下の記事もチェックしてみてください。
求人サイトや採用ページから直接応募する
リクナビNEXTといった求人サイトや企業の採用ページから、自分で直接応募する方法です。
どちらも好きな時間に求人を検索でき、閲覧・応募することができるので、自由度が高い方法だと言えます。
ただ、応募企業の人事担当と直接自分で日程調整のやりとりをしないといけません。また、選考の準備として企業研究や面接対策も自力でやる必要があります。
さらに正社員を経験し、スキルや経験を重ねた中途採用者と同じ土俵で戦うことになるので、既卒者はお見送りになってしまう可能性が高いです。
既卒が利用できる求人サイトについて、さらに詳しく知りたい人は以下の記事もおすすめです。
ハローワークを利用する
公的就労支援サービスのハローワークを使って就職する方法です。
ハローワークでは相談員が就活の相談や求人の紹介をしてくれます。また、インターネットからでも求人の検索ができるので、わざわざ事業所まで出向いて求人を探す必要はありません。
地方都市においては「会社を辞めてから失業手当をもらいにハローワークに登録して、そこで次の転職先を探す」という考え方がきわめて自然なため、良い求人が集まりやすく、地場産業・製造業などの優良企業に出会える可能性があります。
しかし、ハローワークは求人を出すのにコストがかからないため、東京や名古屋、大阪などの大都市においては、採用にコストをかけたくないという企業が求人しやすく、応募者を精査しないような求人が集まりがちなので、あまりオススメはしません。
また、ハローワークの相談員は転職のノウハウを持っているわけではないので、自己分析や面接対策など、しっかりサポートしてほしいという人には転職エージェントがオススメです。
ハローワークについて詳しく知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてください。
既卒を採用している企業・職種
既卒は正社員としての就労経験がない、あっても1年未満で職歴に自信がない場合が多く、既卒では採用してもらえないのではないか?と不安に思う人が多いです。しかし、既卒を積極的に採用している企業もあり、とくにおすすめなのが中小企業です。
というのも近年、新卒の就職市場は売り手市場と言われており、多くの企業が思ったように新卒を採用できていないのです。とくに中小企業は大手企業以上に、新卒採用に苦戦をしています。
また、新型コロナウイルスの感染拡大により、新卒の採用充足率が0割の企業が36.6%にも上ると、マイナビが「2021年卒企業新卒採用活動調査」で発表しました。
そんな状況下の中でも大手企業や有名企業といった知名度の高い企業には新卒が集まりやすく、若手人材が十分に確保できています。一方で知名度の低い企業や中小企業は思ったように新卒人材を確保できていません。
このような新卒採用状況を踏まえた上で、既卒を採用している企業について中小企業・大手企業と分けて解説していきます。
既卒には中小企業がおすすめ
知名度の低い中小企業や零細企業は、若手人材を思うように採用できていない場合が多く、既卒は新卒と同じ採用目線で見てもらえるため、採用されやすいです。
とくにおすすめはBtoB、企業が企業に対してモノやサービスを提供するビジネスモデルの会社です。
BtoBの企業がおすすめな理由としては、大きな資本を持つ企業を相手にするので、受注単価が大きく、信頼を獲得できれば継続した収益が見込め、経営の安定している優良企業が多いからです。
そのBtoBの企業でとくに既卒におすすめの職種が、ビジネスの基本スキルが身に付く営業職です。営業は顧客企業の業績や成長に関わる戦略を立てたり、企画を提案したりなど、業務的には難しい面もあります。しかし、戦略スキルや企画提案スキルなどをしっかり身につければ、将来的にはどの業種でも通用する人材に成長できます。
つまり、営業を経験することで人事や経営企画などワンランク上の職種へ転職することも可能になるわけです。
大手企業は難易度が高い
大手企業は上手く新卒を採用できているケースが多く、既卒で挑戦するのが難しい場合があります。
この場合は中途者と同じキャリア採用枠で応募することになるため、実務経験があり即戦力として活躍できる人材がライバルになるので、内定獲得難易度は高くなります。
ただ、企業によっては既卒も新卒採用で応募できる場合もありますが、大手企業へ就職・転職できるのは「経歴が綺麗(高学歴)でやむ得ない理由で就職活動をしなかった人」に限定されます。
ちなみに大手企業の中で、新卒採用の応募資格において既卒でも応募できると認めている会社には以下のようなものがあります。
上記の大手企業以外で、既卒でも新卒採用から応募できる企業や転職・就職する方法について知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
既卒の就活の進め方
既卒の就活が実際にどのように進んで行くのか、実際の流れをイメージしやすいように表にまとめてみました。
STEP1 | 自己分析をおこなう |
---|---|
STEP2 | 転職活動のスケジュールを立てる |
STEP3 | 業界・企業の研究をする |
STEP4 | 希望を整理・求人を探す |
STEP5 | 履歴書・職務経歴書・ESの作成 |
STEP6 | エントリー・書類選考 |
STEP7 | 選考対策・面接・筆記試験 |
STEP8 | 内定・入社 |
既卒の就活の進め方ですが、基本的には上記のように進んでいきます。ハタラクティブ・UZUZといった既卒の就活支援に特化したエージェントを利用すると、この流れに沿ってサポートをしてもらえるので便利です。
ただ、求人サイト(就職サイト)や企業の採用ページ、ハローワークを利用する場合は、これらはすべて自分でやらなければなりません。
初めての就活・転職でしっかり準備・対策できる自信がない人は、就職エージェントを頼ったほうが安心して進められるのでおすすめです。
基本的な流れについて、さらに詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
既卒が就活を始める時期
既卒が就活を始める時期ですが、3月・4月は避けたほうが良いです。なぜなら、4月に新卒が一気に入社するため、この時期は第二新卒・既卒、未経験歓迎の求人が少なくなってしまうからです。
減ってしまった求人はだいたい6月から増えてくる傾向です。ただ、求人は急激に減ったり増えたりするのではなく、微増微減なのでそこまで気にしなくても大丈夫です。
それならいつでも良いのか?と言われるとそうではありません。既卒は新卒と年齢が近いので、就活・転職をするのならなるべく早いほうが良いです。
若ければ若いほど良く、年齢を重ねてしまうと難易度が高まってしまうので、ぶっちゃけですがこの瞬間からでも始めたほうが良いです。
求人企業も新卒と年齢が近い若い人材が欲しいと考えており、既卒の年齢22歳〜25歳であれば希望する業界・職種に就職しやすいです。
早く就職して、そこでスキルや経験を積めば、その後の転職でワンランク上のキャリアに挑戦することも可能です。
既卒の就活では面接対策が重要
既卒の就活では面接対策が何よりも重要です。とくに自己分析は徹底しておこなうようにしましょう。
とくに面接では「なぜ新卒で就職をせずに、既卒になったのか」を質問されるので、事前にしっかりと答えを用意しておきましょう。
このときに気をつけたいのは、ただなった理由を答えるのではなく「どのように反省し、どのように今後を変えていきたいのか」も一緒に話せるようにしておくと良いです。
さらに、志望企業で将来どうなりたいのかも合わせて話せると、面接官に対して熱意や意欲のアピールにもなります。
大切なのは既卒になった理由を他責にせずに、客観的に自分の現状を受け入れ、変わる努力を見せられるかどうかです。
そのためには自己分析を徹底的におこない、将来自分がどうなりたいのか、そのためにはどうすれば良いのかキャリアプランを考えるようにしましょう。
既卒の面接対策について、さらに詳しく知りたい人は以下の記事も読んでみてください。
既卒におすすめしない就活方法
最初から正社員を目指して就活する方法以外に以下の2つの方法がありますが、ぶっちゃけこれらの方法は既卒にはおすすめできません。
- アルバイトから正社員登用制度を利用して就職する方法
- 派遣社員から正社員を目指す方法
おすすめしない理由としては、両方とも必ず正社員になれるとは限らないからです。
アルバイトや派遣社員として頑張って、ゆくゆくは正社員に!と思っていたのに、30歳近くで正社員になれないと分かったとき、そこから就職活動をするのは年齢的にも不利だからです。
たとえ、正社員になれたとしても企業や職種を選ぶ余裕はありません。就職先をある程度選べる既卒のうちに優良企業へ就職したほうが良いというわけです。
事実として、未経験を積極的に採用している企業はポテンシャルや今後の伸び代に期待できる20代を好む傾向にあります。
30代以上を採用する場合は即戦力となるスキルや経験、マネジメントスキルなどが求められます。また、選考ではこれらのスキルを持ち合わせた転職者と同じ土俵で戦うため、難易度が非常に高いです。
既卒の就活でよくあるQ&A
既卒の就活・転職でよくある悩みをまとめてみました。就活で悩んでいる既卒者はぜひ参考にしてみてください。
Q:既卒は新卒よりもチャンスが少ない?
新卒と比べ、既卒は確かにチャンスは減ってしまいますが、正社員になれないということはありません。
大手の新卒至上主義の会社は、新卒以外の採用をほとんどおこなっていないのですが、それ以外の会社であれば、既卒でも新卒枠から応募できたり、20代未経験歓迎の求人から応募することが可能です。
一部の企業には応募できなくなるだけで、正社員になるチャンスがまったくなくなるわけではないので安心してください。
ただ、チャンスは自分から動かなければ手に入りません。行動量を増やし、1社でも多くエントリーし、内定を獲得できる可能性を引き上げられるように意識するようにしましょう。
Q:職業訓練をしてから正社員を目指すべき?
職歴がないから、ハローワークなどで職業訓練を受けてから正社員を目指したほうが良いのか?と悩む既卒者がいますが、筆者としては職業訓練を受けるよりも「すぐに就活して、実務経験を積む」ことをおすすめします。
この記事でも散々説明しましたが、既卒は新卒に年齢が近い人材です。ポテンシャルで採用してくれるうちに就職して、そこで実務経験を積んだほうが思い描くキャリアプランに早く到達できます。
しかも既卒は学校を卒業して3年以内という制限があるため、職業訓練を受けているうちにその年齢を超えてしまう可能性があります。そうなると一定の実務経験がある中途採用者と同じ土俵で選考を受けることになり、採用目線が上がってしまうのです。
未経験採用は若さが重視されるため、ポテンシャルで採用してくれるうちに就活をしたほうが良いです。
既卒の就活に役立つ関連記事
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