IT業界の転職難易度を業種別・職種別・年齢別でプロが徹底解説
本記事ではIT業界の業種・職種・年齢別で転職する時の難易度を紹介しています。
20代・30代・40代が未経験からIT業界に転職する方法や転職時のポイント、おすすめの転職エージェントも紹介するので参考にしてみてください。
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IT業界の転職は難しい?業種・年齢・職種で変わる理由を解説
IT業界は未経験からでも挑戦しやすい業界ですが、就職・転職難易度は業種・年齢・職種によって変わってきます。
とはいえ、転職難易度には明確な基準がないため、本記事ではその目安として、企業や職種の年収水準をもとに解説していきます。
一般的に、年収が高い職種ほど専門性や実務経験が求められる傾向があり、難易度の高さにもつながると考えられます。
それでは、業種別・年齢別・職種別に、未経験からIT業界に転職する際の難易度について紹介していきますね。
【業種別】IT業界の就職・転職難易度
IT業界は「インターネット・Web業界」「情報処理サービス業界」「ソフトウェア業界」「ハードウェア業界」「通信業界」で構成されています。
そして、業種によって就職難易度・転職難易度には違いがあるので解説していきます。
インターネット・Web業界
インターネット・Web業界は、インターネットを介してサービスを提供する企業が集まった業界で、主に以下のようなサービスが存在しています。
インターネット・Web業界のサービス
-
検索エンジン
Google・Yahoo!JAPAN・Bing -
ECサイト
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング -
ポータルサイト
食べログ・SUUMO・価格.com -
SNSサービス
Instagram・TikTok・LINE -
マッチングサービス
メルカリ・ココナラ・ランサーズ -
Webアプリ
YouTube・Gmail・Skype -
Webコンテンツ
U-NEXT・コミックシーモア・Kindle -
E-ラーニング
Udemy・STUDYing・タレントパレット
他にも、Webサイト制作やWebサービスの開発・支援をおこなう会社があり、営業や開発職、デザイナーやマーケターまで幅広い職種の人材がいます。
インターネット・Web業界は、私たちの生活に関連するサービスも多く、未経験からの転職者も多いので、IT業界の中では就職難易度・転職難易度は低めの分類に入りますね。
もちろん、未経験者だとハードルが高い職種もありますが、認知度の高い企業も多いため、未経験から転職するならおすすめの業種となっています。
出典:Google、アマゾンジャパンは「エンゲージ会社の評判」、その他3社は各社有価証券報告書より。
情報処理サービス(SI)業界
情報処理サービス(SI)業界とは、IT技術を活用したシステムの開発をおこない、企業の課題解決をする企業(SIer)が集まった業界で、主に以下のような種類の企業が存在します。
SIerの種類
-
ユーザー系
商社や金融機関などを親会社に持つSIerで、親会社からの依頼をこなすため、特定業界・業種の開発に携わることができる。 -
メーカー系
製造メーカーを親会社に持つSIerで、自社製品を活用したプロジェクトの開発経験を積みやすい。 -
コンサル系
コンサル系企業のSIerで、コンサルの延長でシステム開発に携わるので、元請けとして働く機会も多い。 -
外資系
グローバル展開をするSIerで、海外案件やグローバル開発の経験を積みやすい。 -
独立系
特定の親会社・グループ会社を持たない独立したSIerで、会社によって特徴は異なる。
情報処理サービス業界は、自社で製品開発をするのではなく、他社の製品開発やシステム開発の支援をおこなう業界なので、DX化が推進されている業界への貢献度が高いのが特徴です。
また、この業界は、多重下請け構造になっていて、商流が浅い(元請け・二次請け)ほど年収の水準は上がります。
DX化の推進とともに需要も伸びている一方で人材不足が続いているため、未経験者でもIT・開発に関する知識・技術を習得すれば転職できる可能性は十分にありますよ。
出典:日立システムズは「エンゲージ会社の評判」、その他4社は各社有価証券報告書より。
ソフトウェア業界
ソフトウェア業界では、PCやスマートフォン、家電や自動車といったハードウェアに内蔵されるアプリケーションソフトウェアの開発をおこなう企業が集まった業界です。
ソフトウェアの種類
-
OS(オペレーティングシステム)
Windows・iOS・Androidなど、アプリケーションを動作させるための基盤となるソフトウェア
-
アプリケーションソフトウェア
Microsoft Officeのようなコンピューター上で特定の作業をするためのソフトウェア
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デバイスドライバ
コンピューターの内部装置や外部接続された機器など、ハードウェア全般を制御するためのソフトウェア
-
ミドルウェア
OSとアプリケーションソフトウェアの仲介してスムーズに動作させるために必要なソフトウェア
-
ファームウェア
IT機器に組み込まれているシステムを制御するためのソフトウェア
ソフトウェア業界では「Microsoft Office」「Adobe Creative Cloud」をはじめとして、BIツールやMAツールなど様々な分野の業務効率化のためのソフトウェアも多く開発されています。
また、AI(人工知能)やIoT技術の発展で、AI搭載のソフトウェアは注目されており、IT業界の中でも利便性向上や業務効率化への期待値も高いので、将来性のある業種となっています。
転職難易度は希望する職種と企業で変わりますが、メーカーや製品の開発・販売をおこなうことになるため、IT業界や開発に関する知識があれば転職はしやすいですよ。
ソフトウェア業界の有名企業
出典:Microsoft、セールスフォースは「エンゲージ会社の評判」、その他3社は各社有価証券報告書より。
ハードウェア業界
ハードウェア業界では、パソコンやスマートフォン、家電、自動車機器、医療機器をはじめとしたハードウェアやデバイスの製造・販売をおこなう企業が集まった業界です。
他の業種では、Webサービスやソフトウェアの開発をおこないますが、ハードウェア業界では開発に必要な機器の製造をする役割を担っているため、IT業界では必要不可欠な業種となっています。
就職・転職難易度は、営業・販売職であれば未経験者でも転職しやすいですが、技術職だと機器の製造のために工学系の知識や技術が必要なため、他の業界よりも転職難易度は上がります。
出典:Appleジャパンは「エンゲージ会社の評判」、その他4社は各社有価証券報告書より。
ハードウェア業界では、店舗勤務・工場勤務・本社勤務で年収の水準は変わります。
ですが、本社勤務だと年収の水準は上がり、年収1,000万円を超えるケースもあるようですね。
通信業界
通信業界では、電話やインターネットをはじめとした通信サービスを提供をする企業が集まった業界で、携帯電話やWi-Fiの販売、ネットワーク技術の研究などがおこなわれています。
通信業界はIT業界をはじめとした私たちの生活インフラにもなるネットワークに携わる業界で将来性は高いため、未経験でも転職して経験を積むことで安定して働き続けることも可能です。
また、通信業界への就職・転職では、希望職種によって転職難易度は変わりますが、総合職や一般職であれば未経験からでも転職できる可能性は十分にあります。
通信業界の有名企業
- KDDI 年収:986万円
- NTTドコモ 年収:733万円
- ソフトバンク 年収:810万円
- 楽天 年収:820万円
- GMOインターネット 年収:693万円
出典:NTTドコモは「エンゲージ会社の評判」、その他4社は各社有価証券報告書より。
上記の企業は代表的な大手通信会社ですが、年収の水準は職種によって大きく変わります。
また、グループ会社としてサービスを展開しているため、グループ会社によって偏差値や平均年収には違いがあるようですね。
【年齢別】IT業界の就職・転職難易度
IT業界への転職では、年齢で転職難易度は変わるため、未経験から転職する際には注意が必要です。
本項では、年齢別で未経験からIT業界へ転職する際の難易度を紹介していきますね。
20代がIT業界に就職・転職する場合の難易度
IT業界では、20代前半の採用において、実務経験よりもポテンシャルや意欲の高さが重視される傾向があります。
未経験であっても、将来性を感じられる人材であれば十分に採用の対象となります。
一方、20代後半になると、ポテンシャルだけではなく、前職での業務経験や実績、リーダー経験の有無なども重視されます。
希望職種と関連性の高い経験を持っている人のほうが、選考で優位になりますよ。
未経験からIT業界に転職するなら、20代の方が採用してもらいやすいので、興味がある人は早めに行動するのがおすすめです。
年齢を重ねると前職での経験や実績も転職難易度に影響しますが、まずは転職に必要なことについて調べてみると良いですよ。
30代でIT業界に転職する場合の難易度
30代になると、IT業界でも実務経験や特定分野の専門性、リーダーやマネジメント経験の有無が重視されるようになります。
同年代には、すでに豊富な実績を持つ人材が増えているため、業界未経験者の転職難易度は上がります。
ただし、営業職については、他業界での営業経験を評価し、IT業界未経験者でも受け入れる企業はあります。
業界を問わず通用するスキルや実績があれば、採用の対象となることも十分に考えられますよ。
40代でIT業界に転職する場合の難易度
40代未経験からIT業界に転職する場合は、前職で顕著な実績があるか、関連する経験を活かして採用メリットを示せないと、転職は難しくなります。
企業側では、若手を採用した方が長期的な戦力になると判断する場合も少なくありません。
特に技術職では実務経験が重視されるため、個人で案件を受託して実績を積んでいるか、即戦力として活躍できるスキルを証明できないと、書類選考で不採用になることも多いです。
ですが、営業職やバックオフィス職では豊富な経験が評価され、IT業界が未経験であっても採用される場合があります。
転職活動を始める際には、まず転職エージェントに相談し、自分自身の市場価値を客観的に把握することをおすすめしますよ。
【年収別】IT業界に転職するのにおすすめの職種
IT職種にも平均年収には違いがあるため、将来的に高年収を実現したいなら、年収の高さを軸に職種を選んでキャリアアップを目指すことが大切です。
下記では、IT職種の中でも年収の観点でおすすめの職種を紹介するので、年収アップやキャリアアップを目指したい人は参考にしてみてくださいね。
開発・エンジニア系
- システムエンジニア(SE)|489万円
- サーバーサイドエンジニア|446万円
- インフラエンジニア|447万円〜477万円
クリエイティブ系
- Webデザイナー|378万円
- Web/開発ディレクター|447万円
- クリエイティブディレクター|490万円
企画・戦略・マーケティング系
- Webマーケター|469万円
- Webプランナー|447万円
- データサイエンティスト|556万円
マネジメント・コンサルタント系
- ITアーキテクト|606万円
- プロジェクトマネージャー(PM)|693万円
- ITコンサルタント|598万円
上記の職種の年収は参考値ですが、IT業界の専門職や管理職の中には、経験と実績次第で年収1,000万円を実現できる職種も多いです。
そのため、もっと詳しい職種の年収について知りたい人は、以下の記事も参考にして、具体的なキャリアプランを考えてみるのも良いですよ。
IT業界で年収アップ・キャリアアップを目指したいなら、IT転職に精通した転職エージェントの活用もおすすめです。
特に、以下の転職エージェントはIT転職に特化しているので、年収アップ・キャリアアップが目指せる求人も探しやすいですよ。
エンジニアにおすすめ転職エージェント
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マイナビIT AGENT
マイナビのコネクションを活かした、人気企業求人や社内SEなどの求人が多数 -
リクルートエージェント(IT)
国内最大の定番エージェント!エンジニアやIT業界の求人も多数保有 -
Geekly(ギークリー)
IT・WEB・ゲーム業界特化の転職エージェント!IT求人数は業界最大級を誇り、一都三県・関西圏に強い! -
レバテックキャリア
ITエンジニア経験者向けのハイクラスIT求人が多数!キャリアUPを狙うエンジニア定番のエージェント
【未経験者向け】IT業界に転職するのにおすすめの職種
未経験からIT業界に転職するなら、未経験でも転職しやすい職種を選ぶことが大切です。
IT業界には未経験でも挑戦しやすい職種は数多くありますが、その中でも以下の職種は特におすすめなので参考にしてみてくださいね。
営業系・バックオフィス系でおすすめの職種
営業系の職種
- IT営業
- SIer営業
- SES営業
- IT人材営業(人材紹介)
- カスタマーサポート
営業系の職種には、ITサービスの営業からシステム開発の営業まで種類がありますが、未経験からでも比較的転職はしやすいため、IT業界未経験の人にもおすすめの職種です。
また、バックオフィス系の職種も基本的に未経験者でも転職はしやすく、事務や関連業務の経験があれば、業界・業種関係なく活躍できるので安定して働きたい人にも人気があります。
経理・財務や法務などの専門的な知識が求められる職種だと、特定分野の知識や業務経験が求められますが、関連資格を取得すれば未経験者でも転職のチャンスはあるので挑戦してみると良いですよ。
開発・エンジニア系でおすすめの職種
開発系エンジニア
- プログラマー(PG)
- システムエンジニア(SE)
- コーダー/マークアップエンジニア
- フロントエンジニア
- サーバーサイドエンジニア
- スマホアプリエンジニア
インフラ系エンジニア
その他エンジニア
- 社内SE
- ハードウェアエンジニア
- テストエンジニア
- QAエンジニア(品質管理)
開発・エンジニア系の職種は未経験からの転職者も多いですが、基本的に知識やスキルの習得が求められることがほとんどです。
ですが、エンジニアは高年収を目指せる職種が多く、経験と実績を積めば年収1,000万円を実現できる可能性もあるため、未経験からチャレンジする価値は十分にあります。
ITエンジニアに興味がある人は、まずはプログラミングスキルの習得からスタートし、転職に向けて動きだしてみると良いですよ。
未経験からプログラミングスキルを身につけるなら、スクールの活用もおすすめです。
特に、以下のスクールは実績が豊富で手厚いサポートが受けられるので、興味がある人はチェックしてみてくださいね。
おすすめのプログラミングスクール
クリエイティブ系でおすすめの職種
グラフィック系のクリエイティブ職
- イラストレーター
- DTPデザイナー
- グラフィックデザイナー
Web系のクリエイティブ職
メディア系のクリエイティブ職
- Webライター
- 動画クリエイター
ゲーム系のクリエイティブ職
- シナリオライター
- ゲームデザイナー
クリエイティブ系の職種には、デザインやメディアコンテンツ、ゲームに関連する職種があり、特定の知識やスキルの習得が求められる職種も多いです。
特に、デザイナー職はデザインスキルも求められますし、WebデザイナーはWebサイト制作のためのコーディングスキルが求められることもありますが、未経験から転職を目指す人は多いですね。
また、Webライターや動画クリエイターのように未経験者でも転職しやすい職種もありますが、クリエイティブな仕事では地道な作業も多いため、転職する際には職種理解を深めることが大切です。
未経験からデザイナーに転職したいならスクールで勉強した方がスキルの習得はしやすいです。
そのため、デザイナーに興味がある人は、以下の関連記事でスクールを探してスキル習得を目指してみると良いですよ。
企画・戦略・マーケティング系でおすすめの職種
企画系の職種
- Webプランナー
- コンテンツプランナー
- ゲームプランナー
マーケティング系の職種
- リサーチャー
- SNSマーケター
- 広告運用マーケター
- コンテンツマーケター
- Webマーケター
IT業界の職種の中には、製品やサービス、Webサイトの企画をしたり、マーケティングやデータを分析した戦略立案をおこなう職種も多いです。
企画職は未経験でも転職できる可能性はありますが、商品知識や現場理解を深めるために、最初は現場で働かなければいけないケースもありますね。
また、マーケティングも未経験から転職できますが、専門知識が求められることも多いため、マーケティングの知識や関連ツールの利用経験があった方が転職はしやすいですよ。
IT業界の企画職・マーケティング職・データ関連職へ転職する際には 総合型の転職エージェントで求人を探すのもおすすめ です。
特に以下のエージェントは全職種の求人を取り扱っているので、希望に合う求人を効率的に探すことができますよ。
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-
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未経験からIT業界に転職する方法
IT業界への転職では年齢で転職難易度には違いがあるため、年齢によって意識することは変わります。
そこで、本項では未経験からIT業界に転職する方法を年齢別で解説していきますね。
20代未経験でIT業界に転職する場合
20代未経験からIT業界に転職する際には、キャリアの軸を整理した上で「その職種へ転職することで、今後のキャリアにどのような影響があるのか」を考慮して職種を選ぶことが大切です。
特に、IT業界ではキャリアパスの選択肢が広く、20代の内に知識やスキルを身につければキャリアの選択肢が広がるため、将来のキャリアを見据えた仕事選びが重要になってきます。
また、20代であれば未経験でも転職意欲とポテンシャルを示せれば転職できる可能性は十分にあるので、自己分析をしてキャリアプランや転職の軸を明確にしておきましょう。
20代後半になると、前職との親和性や業務実績、転職後に貢献できる能力があるのかも重視されますが、20代なら未経験でも転職はできるので積極的にチャレンジすると良いですよ。
30代未経験でIT業界に転職する場合
30代未経験でIT業界に転職する場合には、将来のキャリア設計をしっかりと考えた上で転職するべきかどうか判断しましょう。
特に、未経験の職種に転職する場合、面接では「30代で未経験分野に挑戦しようと思ったのか」を聞かれますし、30代の転職では意欲よりも実務能力や貢献度がどれくらいあるのかが重視されます。
また、30代後半になると前職との親和性がないと未経験からの転職は難しいので、転職を検討するならキャリアプランを明確にして、本当にIT業界に転職しても良いのか検討することも大切です。
その上で、30代未経験からIT業界に転職したいなら、転職市場の動向や希望にマッチする求人の有無を把握しておく必要もあるので、転職エージェントを活用して情報収集にも力を入れることをおすすめします。
40代未経験でIT業界に転職する場合
40代未経験でIT業界に転職する場合、関連する職種の経験や実績がないと未経験から転職するのは難しいです。
もちろん、仕事を選ばなければ未経験からでも転職はできますが、誰でもできる作業だとアルバイトや派遣を活用する会社もあるため正社員で募集をする企業は少ないですね。
また、40代で正社員として働いている場合、未経験の業界・職種へ転職すると年収が下がる可能性もあるため、転職をする際にはデメリットも把握した上で転職するか判断しましょう。
それでもIT業界へ転職したいなら、中長期的な目線で知識やスキルを習得して転職活動を進めたり、業務経験を積むためにアルバイトや派遣社員として働くことを視野に入れることも大切です。
未経験からIT業界へ転職する際のポイント
未経験からIT業界に転職する際には、希望する業種・職種に関する情報収集や研究を通して転職難易度を正確に把握することが大切です。
希望職種の情報収集・研究を入念にすること
未経験からIT業界に転職する際には、希望職種に関する情報収集と研究を入念にした上で、転職に必要なことを整理して計画を立てることが大切です。
特に、仕事内容や年収、転職難易度や求められるスキルなど、未経験から転職する際にミスマッチが起きないように、職種に関する情報はできる限り集めた方が良いですね。
職種に関する情報はネットで調べればある程度の情報はわかりますが、より詳しい情報を知りたい人は、jobtagや転職サービスが公開している職種情報をチェックするのもおすすめです。
また、未経験から転職した後にどのような経験を積むことになるのか、未経験者と経験者での仕事内容の違いなども事前に確認しておくと転職後のミスマッチを防ぐことにつながりますよ。
転職市場や企業の特徴を把握しておくこと
未経験からIT業界に転職するなら、ミスマッチを防ぐためにIT業界の転職市場や気になる企業の情報も集めて、特徴を把握しておくことも大切です。
転職市場について調べるなら、転職エージェントのキャリアアドバイザーが詳しいので、幅広い業界の求人を扱うマイナビエージェント・リクルートエージェント・dodaで話を聞くのがおすすめです。
また、企業情報について調べるなら、IR資料、就活四季報を活用して、事業内容や競合サービスとの違い、今後の動向や成長性を調べたり、企業HPやSNSなどで活動実績も調べておくと良いですね。
未経験からIT業界へ転職した人の中には、転職先企業でのミスマッチが理由で辞めてしまう人も多いので、希望にマッチした求人を見つけるためにも企業の特徴は正確に把握しておきましょう。
未経験から技術職に転職する場合には、一定レベルのスキルがないと転職は難しいですね。
また、未経験から転職できても最初は簡単な作業で経験を積むケースも多いため、転職後にどのような業務を任せられるのかも確認しておくことが大切です。
転職先の希望条件は高望みしすぎないこと
未経験からIT業界へ転職する際には、希望条件を軸に求人を探していきますが、転職先に求める条件は高望みしすぎないように注意が必要です。
というのも、未経験から転職する場合、第二新卒か関連職種の経験がある人でないと年収が下がる可能性があり、年齢を重ねて元々の年収が上がるほどその差は顕著になってきます。
そして、未経験転職で希望条件を絞りすぎると求人探しの幅が狭くなってしまうので、少しでも良い求人を探したいなら、転職状況に応じて希望条件を緩和することも視野に入れておきましょう。
また、未経験からの転職では長期的な目線で見たときに安心して働ける環境かどうかを重視した方がミスマッチを防ぐことにもつながるので、教育体制の有無や離職率も確認しておくことが大切です。
転職エージェントを積極的に活用すること
未経験からIT業界に転職する際には、積極的に転職エージェントを活用した方が希望に合う求人を効率的に探すことができます。
特に、未経験職種へ転職する場合には、求人サイトだと書類選考で落ちてしまう可能性もありますし、転職活動の求人探しや情報収集、応募先との連絡まで全て一人で対応しなければいけません。
ですが、転職エージェントであれば、希望を伝えれば求人を紹介してもらえるだけではなく、IT業界の転職に精通したキャリアアドバイザーから手厚い転職支援を受けることもできます。
未経験からの転職では、プロからの転職支援が受けられるかどうかが転職の成功に大きく影響するため、転職の成功率を上げたい人は積極的に転職エージェントを活用していくと良いですよ。
IT業界の転職におすすめの転職エージェント
IT業界へ転職をしたいなら、転職エージェントの活用がおすすめですが、転職時には目的に応じて利用するサービスを使い分けることが大切です。
特に、未経験者だとサービスによっては求人紹介が難しいケースもあるため、以下の内容を参考に登録するサービスを選ぶと良いですよ。
全年齢・職種の転職でおすすめしたいIT業界の転職エージェント
IT業界へ転職を考えているなら、全ての業界・業種の求人を取り扱っていて、年齢に関係なく応募できる求人もある大手転職エージェントの活用がおすすめですね。
特に、マイナビエージェントは第二新卒向けの求人も多いですし、リクルートエージェントも業界最大級の求人を取り扱っているため、幅広い選択肢の中から求人を探すことができます。
また、dodaも幅広いニーズに応えられる求人が豊富なだけでなく、直接応募できる求人も取り扱っているので、自分のペースで転職活動が進めやすいのが特徴ですね。
IT業界に転職するなら、大手転職エージェントには登録しておいて損はないので、経験者・未経験者関係なく、求人探しの幅を広げたい人は活用すると良いですよ。
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- 企業から直接スカウトを受けることも可能
IT業界の転職に関するよくある質問
最後に、IT業界への転職に関するよくある質問を紹介していきますね。
IT業界は将来性のある業界ですか?
IT業界は日本でも市場規模が拡大していて将来性のある業界です。
特に、AI(人工知能)やIoT(モノとインターネット)の技術は世界的にも重要な技術で注目度も高いため、将来性のある分野と言えますね。
IT業界の将来性に関する情報は以下の記事で紹介しているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
IT業界は文系大学出身でも転職できますか?
IT業界は文系大学出身でも転職している人は多いです。
もちろん、理系大学出身者の方が専門職への転職はしやすいですが、文系でもIT業界の専門職に転職して活躍しているので安心してくださいね。
IT業界は新卒採用と中途採用だとどちらが就職・転職しやすいですか?
IT業界は新卒採用の方がハードルは低いですが、中途採用でも未経験から転職している人はたくさんいます。
そのため、第二新卒や中途採用で未経験からIT業界に転職したい人も積極的にチャレンジしていくと良いですよ。
IT業界は30代・40代の未経験者でも転職できますか?
IT業界は30代・40代の人でも未経験から転職することは可能です。
ですが、20代の転職よりも転職難易度は上がるので、中長期的な転職活動が必要になると考えておきましょう。
IT業界の転職では資格は取得した方が良いですか
IT業界へ転職する際には、資格を取得した方がアピールにつながることもあるため取得して損はありません。
ですが、希望職種によっておすすめの資格は変わるので、資格取得を目指す際には希望職種に合わせて選ぶことが大切です。
IT業界に転職する時の志望動機はどう書けば良いですか?
IT業界に転職する時の志望動機では、企業への入社意欲や貢献できることをアピールしていきましょう。
また、志望動機では具体的なエピソードもあると説得力が増し、意欲が伝わりやすくなるので意識してみてくださいね。
IT業界の転職でおすすめの転職サイト・エージェントはありますか?
未経験からIT業界に転職するなら、ユニゾンキャリア・ウィルオブテック・ワークポートがおすすめですね。
また、マイナビエージェント・リクルートエージェント・dodaも幅広い求人を取り扱っているので併せて登録しておくと良いですね。
その他にも、転職目的によっておすすめの転職サービスは変わるので、興味がある人は以下の記事も参考にしてみてください。
未経験からITエンジニアを目指す場合には、SIerへ転職して経験を積む人も多いです。
そのため、未経験からエンジニアを目指したい人は情報処理サービス業界への転職もおすすめです。